舞台裏 -238ページ目

公演総括①

みなさま、こんばんはニコニコ


今朝はあまりの寒さに二度寝して、

飛び起きたくまはちです。


一発で布団から出られる、強靭な意志が欲しいです。




* * * * * * *



長く続いた舞台写真も昨日でラストを迎えました。

写真の枚数も文字数も、普段の内容に輪をかけて多かったですねあせる

読んでいただきありがとうございました。



会場の雰囲気、光、音、装置、小道具の存在感、

役者の息遣い、客席との一体感…などなど

生(なま)でなければ味わえないものもありますが、

お芝居の空気を少しでもお伝えすることができれば幸いです虹




* * * * * * *




さてさて、昨夜の総括の様子をお伝えしますね。




久々に中田生涯学習センター教室2に集合。

「ただいまぁ!」




人が増えて、机の形がペンタゴンに。




みなさまからいただいたアンケートを読んでいるところ。




私たちの何よりのエネルギー源ですアップ




アルバムも完成しましたビックリマークこちらでご紹介した写真がほとんどです。

(ブログをやっていて良かった…)




ページをめくると、あの瞬間がよみがえります。




まずは、いただいたご意見を共有します。



きちんと手帳にまとめてきたN也さん。




そして「お頭」役をつとめたN氏の公演総括です。


「お頭」なのに、なぜか皆に「おやかた」と言い間違えられていました。

この日は本人まで「おやかた」と言っていました。




皆から感想や今後の課題などをもらうN氏。

「お百姓チーム」の真ん中で、親しみやすい「お頭」でした。




制作としても、ポスター掲示の依頼など走り回ってくれました。


ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました!




続いて…




衣裳・小道具チームのチーフ、M子さんの公演総括です。


役者の数も多く、しかも時代劇ということで、様々な衣裳・小道具・

カツラ・わらじなど今回は大変な量でした。





「ネットで見つけて取り寄せたり、塗ったり貼ったり作ったり、楽しかった」

とのこと!

(後日、小道具写真のご紹介も行いますね)





稽古や公演の度に、手作りのおにぎりを用意してくれたM子さん。

本当にありがたかったですおにぎりごちそうさまでした!





衣裳・小道具チームのM子さん&Y子さん&C子さんは

お弁当の注文&受け取り、着付け&メイク&小道具の転換など

縁の下で公演を支えてくれました。


M子さんは公演前後のアナウンスも担当していますカラオケ




* * * * * * *




ビデオ上映会の日程や、今後の活動についても

話し合いました音譜




土曜日も公演総括の続きを行います。




(くまはち)

舞台写真その6

みなさま、こんにちはニコニコ



今朝、屋根がうっすらと白くなったのを見て

「雪だ―」とうれしい気持ちよりも、「ついにこの季節がやってきた!」と

ゲンナリしたくまはちです。


ついに昨日から雪が降りましたね雪の結晶



* * * * * * *




それでは、舞台写真の続きをご紹介していきます。

(ネタバレ注意)



舞台写真その1

舞台写真その2

舞台写真その3

舞台写真その4

舞台写真その5


の続きです。




『ゆはずの涙』



舞台写真その6


(いよいよ今回でラストです)




「和尚様、悪いがのんびり話する気分じゃねえんだよ」


深い悲しみの中、「和尚様」に拒絶の態度を見せる「政吉」。




「まあそう言うな。会わせたい人がおってな」





「和尚様」が外に向かって声をかけると、

顔を隠した人物がやって来ました。



「もうよかろう」


「和尚様」の合図で、その人物は布を外します。




それは、「人柱」になったはずの「はる」でした。




「はる!…これは夢か……」

「お父!」




「政吉」は「はる」へ駆け寄り抱き合います。




「はる!どこに行ってたんだ。探したんだぞ。

お前がおらんで、おら飯も食わされなんだよ…」



「ばあちゃん…」


優しく抱きしめる「はる」。



「ばあちゃん」もうれしそうです。



「和尚様、こりゃあ夢でねえんだな。いったい何があったんだ」


何が何だか分からず戸惑う「政吉」。

「和尚様」が再び外に向かって声をかけます。



「政吉さん、心配かけてしまって本当にすまなかった」


「彦一」「三之助」「太郎」が姿を見せました。




実はこの一連の顛末は、「彦一」の考えによるものだったのです。



「次忠」に切り付けられた後、「和尚様」と「三之助」と相談し

人柱が成功したフリをしようと決めたこと、


村の衆みんなで人柱の穴をひと通り掘ったあと

「三之助」と二人でその穴へ通ずる横穴を掘ったこと、


雨も降って来て首尾よくことを進められたこと。



…これまでの経緯を語る「彦一」でした。




穴の中へ落とされ、もうダメかと思った時

「彦一」に縄がほどかれ横穴に押し込まれたこと、


そこから無我夢中で逃げたこと、


…「はる」もその時のことを語ります。




「なんで俺を仲間に入れてくれなかったんだよ!

あん時ははる姉が殺されると思って必死だったんだぞ!」


怒りをぶつける「太郎」に対し…



「太郎がこの大芝居を壊しやしないかと、ヒヤヒヤもんじゃった」


と言いつつも、結果的に「太郎」の必死な姿が

「はる」を助ける事になったと語る「和尚様」。





そういうわけで、この二ヶ月の間、「はる」は顔を隠して

「和尚様」の寺に隠れていたのです。





「何と礼を言っても言い尽くせねえだ。ありがとう」

「はる、酒の用意をしてくれ」


感謝の気持ちを伝える「政吉」。




…とそこに響く「ばあちゃん」の一声。


「はる。おらの飯はまだかの」



「そうだ、ばあちゃん忘れとった」




平和な笑いに包まれます。


。。。。。。。。。。。。。。。。




翌日の夕方。



「和尚様」と「彦一」は共に「政吉」の家へ向かいます。



「昨夜すぐに、あの話を切り出した方が良かったんじゃないかの」

何やら案じている「彦一」に対し、


「ここは政吉と婆とはるの再会を見守ることも大事なことじゃ」

と喩す「和尚様」でした。





「三之助」「太郎」は先に着いており、皆が見守る中

「和尚様」は「政吉」に「実は大事な話がもう一つある」と言います。




「待って、和尚様!おらが言うだ。」

「今日は…お別れを言わねばなんねえだ」




今まで通り皆とこの家で暮らしたい、

しかし一度死んだ人間がまた元に戻ったら

今度こそ何をされるか分からないこと、


だから村を出ることにしたと「はる」は言います。




「おらは出て行くことでしかみんなを守れねえだ」

「はる、おらが守ってやるから行くな」


突然のことに激しく動揺しながらも、

「政吉」は必死に思いとどまらせようとします。


「政吉さん、はるちゃんはおらが必ず守る!」


突然キッパリと言い放つ「彦一」。



「一緒に行かせてくれ」

「だれも知らない土地で、自分たちの力だけで生きてみます。

いや、生きぬいてみせます!」


まっすぐな想いをぶつけます。



「なんでおら達が別れ別れにならなきゃなんねえだ」

「なあ和尚様、教えてくれよ」




「源流で生まれた一滴のしずくも、おのずと流れるところに流れ

小川となり大河となるのじゃ。

その一滴のしずくも荒れ狂えば洪水になり『悲しみの涙』となるが

彦一やはる、そしてみんなが力を合わせて作った土手のお陰で

今や田や畑を潤す『めぐみの一滴』となったんじゃ」


「定めを受け入れ、定めの中でより良い道を作るのじゃ」


「若い者達が『どんなことがあっても生きたい、生きぬくんだ』と

必死に考えて出した答えじゃ。辛いだろうが、その想いに答えてやれ」



「和尚様」は想いをこめて、穏やかに語りかけます。



「はるはそれでいいのか…」


「政吉」を見つめ、静かに頷く「はる」。



自らの「はる」への想いを封じ込め、

「三之助」も泣きながら「彦一」に託します。





「ところで太郎はどうする?彦一たちに付いていくか?」





「付いて行ったって、はる姉を守るどころか足手まといになっちまう」

「おれ、もっと強くなりてえ」



「太郎ちゃん、お父に田んぼや畑を教えてもらったらどうだ」

「いっそ政吉の子どもになったらどうじゃ」


「はる」や「和尚様」の提案に対し、ギョッとする「太郎」。


「おれはこれからも、おれの好きなように生きていくさ。一人でたくましくな」

「まあ、ばあさんや政吉が死んだ時には花ぐらい供えてやるよ」

「だから、はる!安心して出て行きやがれ…!」


様々な想いを飲み込んで、「はる」を送り出そうと決心した「太郎」。

成長した「太郎」を皆優しく見守ります。


「さあ!彦一、はる、もう行くがよい」




「それじゃ、行くから…お父」


静かに頷く「政吉」。



旅立つ前に…



皆の想いを受けて、深々と首を垂れる二人。



「彦一!」


政吉が呼び止めます。





「はるはよぉ、はるはよぉ!

大飯ぐらいで泣き虫で顔は黒くてお転婆で雷が怖くて

ネズミが怖くて蛇が怖くて、

それから…それから…

とってもとっても心根の優しい子じゃ。

ほんとに、めんこいやつじゃ!」


「よろしく頼むぞ、彦一!」




「はる、どこかに行くんか?いつもどるんだ?

楽しいみやげ話待ってるぞ!」


「ばあちゃん」も見送ります。



「彦一」と「はる」、二人は旅立っていきました。




「はるは良い娘じゃから、ちゃんと帰ってくる、のう」


ニコニコと語る「ばあちゃん」。



「ああ…そうだ…はるは帰ってくるだ」

「はるが帰ってきたら、旨い物食わせて、いっぱい遊ばせて

暖けえ布団で眠らせて」

「婆さま、長生きしなきゃなんねえぞ。おら達ははるが戻るまで

生きねばなんねえだ」

「なあ、はるよ…」



「はる」が旅立って行った方を見ながら

力強くも優しく語りかける「政吉」でした。





…幕…  



* * * * * * *





またも大変長くなってしまいました。

読んでいただき、ありがとうございました。



稽古中のブログではモザイクをかけて

ご紹介できなかったところを公開できてうれしいですニコニコ

(特にカツラ)



次回からは、



◆アンケートでいただいたご感想など

◆仕込み風景

◆舞台装置や小道具

◆楽屋&打ち上げの様子



などをご紹介して行く予定です音譜



そして今週の水土は公演総括が行われます。

そちらの様子もご紹介させていただきますね。



もう少し続きます虹





(くまはち)

舞台写真その5

みなさま、おはようございますニコニコ


ついにお天気予報で雪マークがつきましたね雪

夕方から降るとか。

ゆっくり運転で気を付けたいと思います!


あたたかくしてお過ごしください。



* * * * * * *




それでは、舞台写真の続きをご紹介していきます。

(ネタバレ注意)



舞台写真その1

舞台写真その2

舞台写真その3

舞台写真その4


の続きです。




『ゆはずの涙』



舞台写真その5





「はる姉!何するんだ!やめろ!」


「はる」を助けるべく「太郎」が駆けつけますが、

「彦一」にあえなくはじき飛ばされてしまいます。




そこへ「政吉」も駆けつけました。




「何だこりゃあ?!はる!」


「政吉」を「お頭」と「仁平」が必死に取り押さえます。



「政吉すまねえ。清左ヱ門様の命令にゃ逆らえねえだよ」




「これ以上邪魔するようじゃと容赦せぬぞ!」


なおも「はる」のところへ駆け寄ろうとする「政吉」の前に

刀に手をかけた「次忠」が立ちはだかります。



「やめてー!!」




…あわや「政吉」が切られそうになったその瞬間、

「はる」の叫び声が響きました。


その場にいた全員が静まりかえります。




恐怖と不安、様々な葛藤の中、必死に

一つ一つの言葉をしぼりだす「はる」。


「政吉」を諭すように、穏やかな表情で語りかけます。




「おらが人柱になれば、この村が助かるだよな…」

「おら、やっとおっかあのところさいけるだから、悲しくなんかねぇだ」

「けんど、ばあちゃんには、もう一度会いたかったなぁ…」




「そんなら、みんな、おらいくで」

そして…


「彦一」と「三之助」の手により、「はる」は人柱の穴へ。

そこに二人は土を入れて行きます。



「政吉」と「三之助」の悲痛な叫び声が響くのでした。




。。。。。。。。。。。。。。。。



3日後…



「なんて事をしてしまっただ…」

「悔やんでも悔やみきれねえ」


「お頭」、「仁平」が座り込みうなだれています。



そこへ「ばあちゃん」がやって来て、腰を下ろし一休みします。


「ウチのはる見んかったかね?昨日出かけたんだがね…

ほれ、弁当届けるって…夜になっても帰ってこんのじゃよ」



「はる」を探して歩いている「ばあちゃん」。




「ばあちゃん、はるちゃん出かけたの3日前だよ…」


「立ち去っていく「ばあちゃん」の後姿に向かって

つぶやく「お頭」。




「はるちゃんの姿が目に焼き付いて眠れなくなっただ」



「お頭」「仁平」は罪の意識に苦しんでいました。




「おら達を救った明神様として祠を建てるべ」


頑丈な土手を造り、そのそばに「はる」を祀った

祠を建てることを決心する二人でした。



。。。。。。。。。。。。。。。。




2か月後…



天気に恵まれ、「お頭」を筆頭とする村の衆の働きにより

あれほど遅れていた土手の工事は、無事終了したのでした。



「政吉」の家に「次忠」がやって来ました。



「この度のはる殿の働きは見事であった」

「聞けば、村のため自ら人柱を名乗り出たとのこと」

「ここに心から礼を申す」



「清左ヱ門」から預かったという言葉を伝えます。





「何言っとるだ、あんたらが無理やり…」

「はるは清左ヱ門様に、いやあんたらにはめられたんだ!」




「少しだが、墓をたてても釣りがくるであろう」




激高していく「政吉」の傍らに、

「次忠」は小判の入った袋を投げてよこします。




「はるはどんな想いで…」

「人柱がそんなに立派なら、お前が人柱になればよかっただ!」




「次忠」につかみかかります。





「はる、はるよ…」


あえなく払いのけられ、崩れ落ちる「政吉」。



「はるが自ら望んだであろうが、貴様が娘を売ったであろうが

事実はいくらでも作られるのだ、力無きものが逆らうでない」


言い捨てて「次忠」は家を出て行きました。


「次忠」が立ち去った方に向けて、小判を投げつけます。


己の無力さに泣き崩れる「政吉」。

じっと見守っていた「ばあちゃん」が寄って来ました。




「政吉、飯はまだかの?腹が減ったぞ」


「はる」を探し回る「ばあちゃん」。

「はるはもういない」とも言えず、「政吉」は必死になだめます。




うなだれた二人。

いつの間にかうちの中に日が射しこんできました。




「政吉、一人かい?」


辺りの様子をうかがいながら、「和尚様」が訪ねて来ました。




* * * * * * *



舞台写真その6へ続きます!

いよいよ次回でラストです。



* * * * * * *




明日は久々に中田生涯学習センターに集合です。

公演総括を行い、公演をしっかり振り返ります。


舞台写真などをまとめたアルバムができたので

持っていきたいと思いますビックリマーク




(くまはち)

「シアタープロ塾人」さんの「青い鳥はどこにいる?」観劇して来ました

みなさま、おはようございますニコニコ


12月は雨降りのスタートですね。

明日からグッと寒さも増すとか。

風邪をひかないよう気を付けて行きたいと思います。




* * * * * * *



さてさて、昨日11月30日

石越公民館にて17:30の回を観劇して来ました!





劇団シアタープロ塾人さん 第6回公演

青い鳥はどこにいる?



チラシのイラストと、8名の役者さんがそっくりでした目



「シアプロが挑む初のコメディー作品」ということで、

楽しみながらも新たなチャレンジに挑む皆さんの

意気込みが感じられました!



笑いの中にもホロリとするところもあり、

回想シーンでは映像を使ったりと映画のようなところもあり、

あっという間の1時間30分でした。



映像のみ登場される役者さんもいらっしゃいましたが

キレキレの演技に圧倒されました。



観に行ってよかったです!

また次回作も楽しみにしています。




(くまはち)

舞台写真展、ご来場いただきありがとうございました

みなさま、こんばんはニコニコ



明日からはもう12月ですね。

年内のどんちょうの活動もあと数回となりました。

しっかり公演の振り返りをして、冬ごもりをしたいと思います。


* * * * * * *



さてさて、11月の間「Cafe たばごや 2F 蔵ギャラリー」さんで

開催しておりました、


劇団どんちょうの会 舞台写真展
 ~地域と共に歩んだ28年~


こちらもついに今日が最終日。



片付けと撤収のため、続々と集まりました。




ご来場下さった皆さま、ありがとうございました!!




いただいたあたたか~いメッセージに感激キラキラ




改めて会場を見て回ります。




C恵さん親子も音譜




どんちょうTシャツも販売されていました!



2,300円です!


購入して下さった皆様、ありがとうございます!!

6月公演はぜひ「どんT」を着てご来場くださいませ虹




そして、ハガキのアンケートもたくさんいただきました。

ありがとうございます!!


劇団員一同、大切に読ませていただいております。
私たちの何よりのエネルギー源ですアップ




片付け前に「Cafeたばごや」さんにて、遅めのランチをいただきます。




ホヤパスタ。



カレーうどん。



自家製 さんまのみりん干し。



手作りのおにぎり。


どれもとっても美味しかったです!

ごちそうさまでしたラブラブ



店内のショーケースにあった飾りです。



クリスマス仕様ですね。



片付けはあっという間に終了!



1ヶ月の間、お世話になりました。



撤収する一同を見送る後姿は…



「島村ジョー」さん。




お隣には巨大な「仮面ライダ―」。


※ 「石森章太郎ふるさと記念館」さんでは、

  昨日11月29日から光のページェントが開催されています。

  (2015年1月3日 までだそうです)



改めまして…


ご来場くださった皆さま、

そして、「NPO法人 故郷まちづくりナイン・タウン 」様、「Cafeたばごや」の皆さま、

本当にありがとうございました。



(くまはち)