舞台写真その3~駒門パーキング→東名高速~
みなさま、こんにちは
今日は朝からいいお天気でしたが、夕方から雨。
変わりやすいお天気が続いていますね。
週末は各地で様々なイベントがあるようですし、
お天気が続いてくれたらいいなと思います。
* * * * * * *
さてさて、舞台写真の続きをご紹介して行きますね。
(ネタバレ注意!)
の続きです。
* * * * * * *
舞台写真その3
時は1987年。
舞台は、東京発大阪行きの最新型高速バス「ドリームエクスプレス1号」。
原因不明のスピードダウンも、様子を見てみようということになり
駒門パーキングを出発。再び東名高速を走り始めます。
車内では「五木」がバッグの中をガサゴソ。
「これ食べますアメ」
起きている乗客にアメを配り始めました。
五木「そちらの…(ハッ!)」
松崎「……」
五木「…おじょうさんもいかが?」
松崎「!(ガーン)」
年齢トークで盛り上がる女子二人。
(司会の男女2人とゲストのようですね)
「まあお若いわね」「ウホホホホ…」
孫のお見合いと、ご主人のお骨を
自分の実家へ持っていくのだという「川上」。
首から下げている風呂敷の中身は、ご主人のお骨だったのでした。
そして、戦時中に書かれたという
亡くなったご主人からの最後の手紙…。
沖縄戦でご主人は処罰されたとのこと。
家の恥だとお墓に入れてもらえず、今度やっと
「川上」の実家のお墓に入れてもらえることになったのだとか。
それぞれが様々な事情を抱えているのですね。
「清水」も静かに聞き入っていました。いい子だなぁ。
かたわらでは、「松崎」が「ティム」に猫なで声で時間を聞いています。
「ニホンのオトコのヒト、やさしいけどきをつけないとね」
そっけない「ティム」。
そして手紙を読んでいる「五木」にアメをねだり…
まるで子どものようです
人生について考えることもできるんだよな」
さきほどからの「木村」や「川上」の話を聞いていたのか、
バブル景気の恩恵を受けているであろう「松崎」は
持論を語ります。
どこ吹く風で眠っている「森下」をつねった「五木」!
「イタッ!!」完全に尻に敷かれています。
「川上善治」の手紙に書いてあったのは…
ぶうげんびりあの咲く島に来ていること、
子どもの頃の運動会など色々なことを考えてしまうこと、
はいびすかすの花のこと、
めずらしい星の形をした砂のこと…
戦地にいる夫から妻への、
愛情がこもった優しい言葉の数々でした。
その中の「星の砂」がひっかかり、
特攻隊が全滅したのは情報が漏れたからだと
「川上善治」は処刑されてしまったそうです。
「川上義治」の手紙を聞いて、
それぞれ想いを馳せる乗客たちでした。
「舞台写真その4」へ続きます。
明日のブログは「公演総括①」の様子をご紹介します
(くまはち)
舞台写真その2~東京料金所→駒門パーキング~
みなさま、おはようございます
今朝は、窓にたたきつける雨音で目が覚めました。
雨が降ったり青空が顔をのぞかせたり、
不安定なお天気ですね。
みなさまの周りではいかがですか?
* * * * * * *
さてさて、舞台写真の続きをご紹介して行きますね。
(ネタバレ注意!)
の続きです。
* * * * * * *
舞台写真その2
時は1987年。
最新型高速バス「ドリームエクスプレス1号」は
東京を出発して大阪に向かっていました。
間に合わないと思って東京料金所までタクシーを飛ばし、
そこでバスを待っていた「川上」。
「途中でお客さんは乗せられない」という「安川」に、
「いつも乗っているから乗せてよ」とがんばる「川上」。
この方、「田辺」とは顔見知りの常連さんでした。
規則より情を優先する「田辺」と、
あくまで規則を優先する「安川」。
平行線です。
イライラと口をはさみます。
泣き落としにかかる「川上」。「ティム」も騒ぎに気が付きます。
結局「安川」が譲歩し、「川上」は8人目の乗客として
乗車できることになりました。
座席指定料金込みで料金を請求する「安川」へ
横から率直な疑問をぶつける「ティム」。
そして再びバスは走り出します。
バスの車内。「田辺」に感謝の意を伝え、
謎のフロシキ包みを見せる「川上」。
大阪に住む寅年の孫に会いに行くことや、
その孫にお見合いをさせようと思っていること…
帰りに京都の鞍馬さん、泉涌寺さんへ寄ろうと思っていること、
そして高野山、虎の話、竜の話へ広がります。
バスに乗るなり、延々と話し続ける「川上」。
ろくに口もはさめない「田辺」はタジタジです。
そんな「川上」も、「松崎」に拝まれすごまれ
ようやくストップしました。
バスに乗れたうれしさで、はしゃいでしまったんですね
転換の中、「スモールワールド」が聞こえてきます。
「博史」を抱っこしたままフラフラと歩く「木村」。
自分の世界の中で、風船が1つ飛んでいくのを目で追っています。
ヘリとジェット機の通過音。
アクセルペダルの異常に気が付いた「安川」。
駒門パーキングに臨時停車しました。
後部座席で眠る「田辺」を起こし車外に連れ出します。
めいいっぱいアクセルを踏みこんでも、スピードが
50しか出ないことを報告する「安川」。
「何が最新式のオートマチックだ」「本当に」
お客さんを不安がらせぬよう、パーキング内の公衆電話から
営業所へ連絡を取るよう指示を出す「田辺」。
一方車内では、「川上」が「木村」に話しかけます。
亭主に死なれ何もかもみじめだったこと、
気がついたら二人の子どもと線路を歩いていたこと、
子どもの「お母ちゃん怖いよ」という声のおかげで我に返ったこと、
子どものために生きようと思い、死んだ気になってがんばったこと…
自身の体験を語る「川上」。
「木村」もまた揺れ動いていたのでした。
何もかもイヤになり、せめて息子の「博史」に
ディズニーランドのひとつも見せてやりたい。
そう思って大阪から出て来たこと、
ディズニーランドで「博史」が笑ったり泣いたり、
まさに「生きている」姿を見て決意が揺らいだこと、
抱えていた思いを吐露します。
「縁あってこの世にいるのよ」「人生は宝探しよ」
「困ったらこの子の目の中のぞくのよ」
「川上」は深く沈みこんでいた「木村」の心を引っ張り上げ
やさしく光を当ててくれました。
エールを送るかのように、「大福」を
「木村」の手にそっと乗せます。
何が宝か気づかせてくれた「川上」にお礼を伝える「木村」。
ヘリの通過音が鳴り響きます。
ヘリの爆音で目を覚ました「松崎」。
「安川」の不在に気が付きます。
「松崎」に「安川」のことを教えてあげる「清水」。
全体の状況を把握しているスゴイ子です。
「安川」が戻ってきました。
公衆電話は故障や使用中のため
結局、営業所に連絡を取ることができなかったとのこと。
「何ともないようだけどな」
道路のワダチになっているところを走って
フワっついただけだと「田辺」は判断。
何も見えない上空を見上げると、二人は車に戻って行きます。
今度は「田辺」がハンドルを握ることになりました。
「舞台写真その3」へ続きます。
(くまはち)
舞台写真その1~東京発大阪着の夜行特急バス、発車~
みなさま、おはようございます
昨日13:40頃の地震、地鳴りがすごかったですね
震度3だったとのことで、棚の上のものが落ちました。
午前中、縦にのびる雲を見かけましたが
飛行機雲かなと思っていました。
地震雲だったのかもしれません。
なんだか久々にヒヤリとしました
* * * * * * *
(ネタバレ注意!)
『ドリームエクスプレスAT』
時は1987年。
最新型高速バス「ドリームエクスプレス1号」は
まもなく東京を出発して大阪に向かいます。
ジェット機の爆音をバックに、ニュース番組が聞こえてきました。
運転席の電話機が鳴り、新人運転手「安川」が出ます。
ベテラン運転手「田辺」の娘からでした。
実は「田辺」はこれが左遷前最後の乗務。
一方の「安川」は研修最終日。
対照的な二人がハンドルを握ることになったのです。
ベテランとして「安川」にアドバイスする「田辺」。
点検に行った「安川」。
一人運転席に座ったままの「田辺」。哀愁が漂います。
そして下手側の2階ギャラリーを照らすスポットライト。
浜松のヤクザ「松崎」が、公衆電話で「おやっさん」と話しています。
「例のブツ」を「おやっさん」の好きな草加せんべいの
底に入れて、浜名湖のサービスエリアで渡すとのこと。
「おやっさん」からの信頼を取り戻し、「あねさん」と
何もなかったと分かってもらうため、必死な「松崎」。
今度は上手側の舞台を照らす照明。
フィリピンから日本の農家に嫁いだ「ティム」。
公衆電話で若妻会の「タミエ」さんと話しています。
嫁ぎ先に我慢できなくなり、
離婚して大阪の友達のところで働くとのこと。
いつの間にかバス停には行列ができています。
次に下手側の舞台を照らす照明。
ビジネスマンである「森下」が、公衆電話で
「部長」と製品についてやり合っています。
(ドリンク剤のCM曲が頭の中で回るくまはち…)
そこへ現れるは…
「森下」と道ならぬ恋に落ちている「五木」!
(トサカ前髪と自前のスーツ!
「五木」を見て80年代を感じた方も多かったようです)
思いがけない相手の登場にうろたえる「森下」。
お休みを取ったという「五木」は、「森下」について来る気満々です
「新婚さんに見えちゃうかも」
グイグイ来てます。
アメとムチを使い分け、押しまくる「五木」に対し
「妻」のことを気にしつつ、完全に及び腰の「森下」
バスの出発時刻が迫り…
次々にバスへ乗り込んでいきます。
切符を確認する「運転手」。
バスマニヤの「清水」、カメラをかまえると
バスに乗り込んでくる乗客に向かってフラッシュ一発
「松崎」「森下」「五木」「ティム」が一斉にどなりつけます
どこ吹く風の「清水」。
「田辺」によると、
「清水」は保護者に内緒で、度々このバスに乗っているとのこと。
と、とんでもない子だ…。
東京発22:20、大阪着明朝7:40。
エンジン音が上がり、「安川」の運転するバスが動き出しました
運転手席後部の車内電話を使って、
東京営業所へ定刻発車を報告している「安川」にからむ「松崎」。
停車予定のない、浜名湖のサービスエリアに寄れとすごみます
車内公衆電話を使って、再び「部長」とやり合う「森下」。
(この電話は100円玉専用でどこへでもかけらます)
うまく「部長」を言いくるめ、関西への出張にかこつけて、
ここで突然音楽が変わり、一人一人に照明が当たって
高速バスの利用者増加についてその理由が語られます。
「キシュー」という音と共にバスが停まります。
そこへ一人の老婆が近づいてきました。
「川上」登場です。
「舞台写真その2」へ続きます。
(くまはち)
打ち上げの様子
みなさま、こんばんは
11月もいよいよ今日で終わり。
あっという間に12月ですね。
というより、週の初めだからかもう今日が
「12月1日」に思えてしまう瞬間が多かったです
* * * * * * *
さてさて、11月28日(土)登米市加賀野小学校様にて
PTA親子研修会の一環として「おこんじょうるり」を
上演させていただきました!
怒涛の片付け終了後…
第55回公演&第56回公演合同打ち上げのため、
18:30頃「すし処 いなせ」さんへ集合。
「博史」と「おこん」も参加。
博 史『おこん先輩、小学校公演お疲れさまっす』
おこん『博史も2時間近くよくがんばったな!』
第55回公演のアンケートを
大切に読ませていただいているところ。
私たちの何よりのエネルギー源です
たくさんの声をお寄せいただき、ありがとうございました!
「あねさん 、どうぞ」「あら、ありがと」
グラスにビールを注ぎ…
N也さんが音頭を取り…
「カンパーイ!」
怒涛の2公演、お疲れ様でしたー!
おいしいお寿司どーん。
大根がとっても柔らかくておいしかったです
おいしいお料理をいただきながら
「おこんじょうるり」について振り返ったり、
来るべき30周年について語り合いました。
そして始まりました。N田元総理N元さんのトークショー
C子さんとのかけあいや、
Y子さんとのかけあいがおもしろすぎて、
間に座るH恵さん笑い疲れています
いつも打ち上げは22:00頃開始ということもあり、
体感時間はすでに深夜0:00~1:00。
…あれでも実際はまだ20:00過ぎ?
途中、2015年NHK杯フィギュアに出場する
羽生結弦選手を応援し始めた「ユズリスト」達。
史上初の300点台突破&世界最高得点を更新&優勝、
おめでとうございます圧巻でした!
真央ちゃんも宮原知子選手もがんばれー
そしてM香ちゃん合流。「川上」役お疲れ様でしたー!
体感時間がすでに深夜2:00頃の一同。
「マニヤ」がお芝居中遊んでいたミニカーを
突然走らせ始めたK則さん。見守るK子さん。
楽しいことになっているY子さん&N元さん。
◆「ドリーム…エ…エキスプレス…エキス…パイダー」Y子さん、言えてない
◆森下と五木の関係について分析
◆「セーター半分にちょん切っちゃったの?」N元さん、K子さんからつっこまれる
◆納豆に砂糖をかけて食べるなど、地域ごとのちょっと変わった食べ方自慢
などなど、話題は多方面に飛びました。
N也さん「何か飲み物…それソース!」
すかさず横から何かを渡す「あねさん」。
N也さん「だから飲み物を…それは醤油!」
反対側のY子さん、ニヤリ。
N也さん「もういいってば!いい加減にしろ―」
周囲の人、ニヤリ。
いじられ役のN也さんでした。
博 史『おこん先輩…もう眠いっす…』
おこん『そうか…おらもだよ』
仙台四郎さん『はやくおかえり』
というわけで、
2週連続公演が無事に終了したことに感謝しつつ
22:30頃解散!
次回は公演を振り返る総括です。
12月5日(土)に集まります。
ブログの方は、時間を巻き戻し、
「ドリームエクスプレスAT」を振り返って行きたいと思います!
(くまはち)
特別公演~たくさんの子ども達の笑顔に会えました~
みなさま、こんにちは
時折日が射しつつ、薄い雲が広がる日曜日です。
お出かけ日和ですね
みなさま、いかがお過ごしですか?
* * * * * * *
さてさて、昨日28日(土)登米市加賀野小学校様にて
PTA親子研修会の一環として「おこんじょうるり」を
上演させていただきました!
9:00集合です。
写真下に見えるは…
本物の竹です
N也さんが私有地から早朝切り出して来ました
舞台奥に設置されたのは、穴の開いた木の箱。
あちらこちらに設置されていく竹…
どんちょうの親子劇にはかかせません。
舞台全景図です。
舞台向かって右側…「上手(かみて)」の袖の様子。
「姫様」のかつらや衣装、ほっぺなどが並んでいます。
「馬」セット、「殿様」セットなど。
M子さんが、着替えのサポートとして待機してくれました。
「ねずみ」「腰元セット」「ばばさまの家の鍋」が見えます。
こちらにはY子さんがサポートに入ってくれました。
ピンマイクを装着する2人。
J子先生の伴奏に合わせて歌の練習も行います。
学校のピアノをお借りしました。
J子先生の生演奏だから心強いです
音響のK野さん、音で舞台を盛り上げます!
体育館2階ギャラリーの「上手」側はN元さん、
「下手」側はITOさんがピンスポットを務めます。
同じく2階の放送室。
きっかけ稽古後、本番同様に通しました
声の響き具合、立ち位置など確認しつつ
本番につなげます。
昼食後のデザートは、
H紀さんの奥様K代さんからの差し入れです
別腹だと言わんばかりに、みんなでおいしくいただきました
おーし、エネルギーをチャージ
ごちそうさまでした!
Y子さんの手により、
見た目も「イタコのばばさま」になっていくK子さん。
演出にチェックしてもらいます
13:40開場。
子ども達や保護者の皆さま、先生方で会場はビッシリ!
ゆ、夢のような光景が広がっています。
校長先生のご挨拶で
「客席も舞台も一体となり、面白いと思ったところは笑いましょう」
というあたたかいお言葉があり、とてもありがたかったです。
14:00開演。
照明の灯りが落ち、どよめく子ども達。
そして最初の効果音だけで笑いが会場に響きました。
これには私達もびっくり。
舞台写真はまた後日ご紹介させていただきますね。
子ども達の反応の良さが何よりうれしかったです。
学年ごとに笑ってくれる場所が違うのも新鮮!
「ばばさま」を演じたK子さん、
「すっかり『ばば』でないと負けると思った」とのこと。
お芝居の世界に入り込み、
「侍」に向かって「うしろ!うしろ!」
「ねえ、カツラが本当にずれてる!」
と一所懸命ツッコミを入れてくれるのもかわいかったです。
初めて生のお芝居を観たという子ども達も多かったそうで
「平面でない立体の楽しさ」を一緒に共有できたことを光栄に思います。
終演後、「ばばさま」を演じたK子さんがご挨拶しました。
さっきまで聞いていた「ばばさま」という役の声と違ったからか
「あれ~」とまたもツッコミが入ります。いや~楽しい!
教室へ戻る子ども達をハイタッチしつつ見送ります。
みんないいお顔でした
子ども達も先生も、保護者の方々からも
「ありがとうございました」「おもしろかったヨ」など
あたたかい声をかけて下さり、感激しました。
楽しんでいただけて本当に良かったです。
そしてこちらこそ、ありがとうございました!
集合写真です。
そして、余韻に浸るまもなく片付け開始!
あっという間にトラックに積み込みます。
パイプ椅子は舞台の下へ。
小学校を後にします。
某所に荷物をすべて搬入し、怒涛の2週連続公演終了しました!
そしてこの後、打ち上げ会場へと移ります。
笑い疲れた打ち上げの様子はまた明日、
熱の冷めないうちにご紹介したいと思います。
(くまはち)