舞台写真その3~駒門パーキング→東名高速~
みなさま、こんにちは
今日は朝からいいお天気でしたが、夕方から雨。
変わりやすいお天気が続いていますね。
週末は各地で様々なイベントがあるようですし、
お天気が続いてくれたらいいなと思います。
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さてさて、舞台写真の続きをご紹介して行きますね。
(ネタバレ注意!)
の続きです。
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舞台写真その3
時は1987年。
舞台は、東京発大阪行きの最新型高速バス「ドリームエクスプレス1号」。
原因不明のスピードダウンも、様子を見てみようということになり
駒門パーキングを出発。再び東名高速を走り始めます。
車内では「五木」がバッグの中をガサゴソ。
「これ食べますアメ」
起きている乗客にアメを配り始めました。
五木「そちらの…(ハッ!)」
松崎「……」
五木「…おじょうさんもいかが?」
松崎「!(ガーン)」
年齢トークで盛り上がる女子二人。
(司会の男女2人とゲストのようですね)
「まあお若いわね」「ウホホホホ…」
孫のお見合いと、ご主人のお骨を
自分の実家へ持っていくのだという「川上」。
首から下げている風呂敷の中身は、ご主人のお骨だったのでした。
そして、戦時中に書かれたという
亡くなったご主人からの最後の手紙…。
沖縄戦でご主人は処罰されたとのこと。
家の恥だとお墓に入れてもらえず、今度やっと
「川上」の実家のお墓に入れてもらえることになったのだとか。
それぞれが様々な事情を抱えているのですね。
「清水」も静かに聞き入っていました。いい子だなぁ。
かたわらでは、「松崎」が「ティム」に猫なで声で時間を聞いています。
「ニホンのオトコのヒト、やさしいけどきをつけないとね」
そっけない「ティム」。
そして手紙を読んでいる「五木」にアメをねだり…
まるで子どものようです
人生について考えることもできるんだよな」
さきほどからの「木村」や「川上」の話を聞いていたのか、
バブル景気の恩恵を受けているであろう「松崎」は
持論を語ります。
どこ吹く風で眠っている「森下」をつねった「五木」!
「イタッ!!」完全に尻に敷かれています。
「川上善治」の手紙に書いてあったのは…
ぶうげんびりあの咲く島に来ていること、
子どもの頃の運動会など色々なことを考えてしまうこと、
はいびすかすの花のこと、
めずらしい星の形をした砂のこと…
戦地にいる夫から妻への、
愛情がこもった優しい言葉の数々でした。
その中の「星の砂」がひっかかり、
特攻隊が全滅したのは情報が漏れたからだと
「川上善治」は処刑されてしまったそうです。
「川上義治」の手紙を聞いて、
それぞれ想いを馳せる乗客たちでした。
「舞台写真その4」へ続きます。
明日のブログは「公演総括①」の様子をご紹介します
(くまはち)