勉強はどこでする?
「勉強は机に座らなくてもできる」
という内容です。
息子の時は 年中の春から公文を習っていたので、私は毎日の公文の宿題が勉強だと思っていました。
だから、これさえ毎日やらせれば 息子は賢くなる、と 思っていました。
今 思うと、なんと浅はかな考えでしょう。。。
よく 小学校のお受験問題に「卵を水をはったボールの中に入れると 次のうちのどれになりますか?」という問題がありますよね。
これは 家でお手伝いしている子は 答えられると言われています。
そうなんです!
学びは、机の上でするだけでなく、お料理のお手伝い、お庭の花の手入れや、公園での遊びなどなど、机以外で学ぶことができる事の方が圧倒的に多いです!
幼児が机に座って勉強できる時間は、せいぜい30分から1時間でしょう。
でも、起きている時間は その何十倍もあります。
その時間をどうやって過ごすかによって、子供の成長は変わっていきます。
特に幼稚園に通うまでの未就園児は、ママとの時間がとても長いです。
未就園児にお勉強?そんなの必要???と思いますよね。
でも、今のうちから、絵本に描かれた人参しか知らない子供、小さく切られたお皿にのってる人参しか知らない子供と、ママと一緒に買い物をして 人参を手で触って 感触を知っている子とでは 後々 大きな差が出てきます。
以前、野菜をリトミックレッスンに持っていき、触ったり、香りを嗅いでもらったりしましたが、子供たちは、興味津々でかぶりついて見ていましたよ。詳しくはこちら
そこから 絵本やできれば実体験を通して 野菜がどうやってできるのか、小さい頃から 知ることもできます。
また公園で 季節のお花を見たり、香りをかいだりすることも「学び」ですよ!
虫を探したり、採ったり、観察したり。
これも立派な「学び」です。
虫に興味があるな、と思ったら 虫の絵本や それに関するテレビなども見せてあげるといいですよね。
歌を歌うことも、実は 「学び」です。
脳科学者の久保田競先生がおっしゃっていました。詳しくはこちら
子どもというのは、好奇心がたくさんありますよね!
その好奇心が満たされた時、それは全て「学ぶ」につながっているのだと思います。
ぜひ 机に座らなくてできる勉強をたくさんしてくださいね

バンビクラスの様子
バンビクラスは、2歳になる年のお子さんたちが対象なクラスで、歩き始めから プレに行く前の学年のため、最も人気なクラスです

会場によっては 空き待ちになります。
さて この前のセンター北会場。
かなえ先生の野菜カードでは、みんな真剣に手を動かしていました。
そして3人とも ママから離れて座れていますね

これが母子分離の第一歩です

そしてフープでリトミック。
音楽に合わせてお散歩していると、あれ?雨が降ってきたよ〜。
傘をささなくちゃ





フープの傘が1つしかないから、ママも入れてあげてね〜、と言うと
その後 音楽に合わせてトントンしたり、ママとフープでゆ〜らゆ〜らしたり。
あっ
穴ぼこに落ちちゃった。どし〜ん。


4月の頃は 穴ぼこに落ちる音楽が聴こえると

って顔して 立っているだけだったのに、いつの間にか、3人ともママよりも反応よく この落っこちたポーズをしてくれるようになりました








そしてつぎは動物列車。
途中「カーンカーン」と踏切の音が聴こえたら、ママが踏切を下ろします。
最後は 船にも乗っちゃおー!
途中で波がきたよ〜。
あっという間の40分。
バンビクラスは とにかく動きたい時期なので、「動」の活動を多く取り入れますが、その中にも座って活動する「静」の活動も 合間に挟んでいます。
そうすることによって、動くときは動く、静かに座る時は座る。という区別が 子どもの中でもきちんとできるようになります。
初めての体験の時は、みんなが座っている中 うろちょろするお子さんもいます。
それは当然です。
でもそんなお子さんも2〜3ヶ月もすると 一緒にお友達のとなりに座って集中できるようになっていくんですよ





そうなると、幼稚園にいっても お友達と遊ぶ時は元気よく遊び





先生のお話しを聞くときは座って集中して聞けるので、安心ですね

自分から宿題をやる子にかわりました!
今年度は年中クラスには、年長さんが1人います。
去年は、年長さん2人の中に1人年中さんだったK君でした。
今年度は 年長クラスは作れなかったので、継続するか悩まれていたようですが、K君がリトミックを好きなので、とりあえずもう1年年中クラスを継続して様子を見てみます!とのことで 継続されていました。
4月から1つ下の学年の年中さんとのリトミック。
K君はどうかと言うと。。。
ものすごく生き生きとしています









レッスン内容は、復習となる部分も多いです。
なので、常にみんなのお手本。
これがK君の自信をパワーアップさせていると言ってもいいと思います。
でも、それだけでは ないんです。
ピアニカでは、新曲の課題にもかかわらず、すぐに弾けるようになっちゃうし、もちろんドレミもスラスラ歌えちゃう

ママさんに「K君、楽譜を読むのが 早くなりましたね」と伝えると
ママさん
「前は ピアニカがリトミックレッスンまでずっとバックに入っていたこともあったんですが、最近は 楽譜を壁に貼るようにしたら、自分で楽譜見て歌うようになって ピアニカでも弾くようになったんです。今まで宿題やらなかったのは、私のせいでした。」
との返答が。
ママさん、ナイスアイディアです

















そう!子供なのですから、目に入らなければ、まず宿題があることを忘れてます。きっと大人もね。
そして バックから宿題のプリントを出す、ピアニカを出すって、実は 面倒なんです。毎回片付けなきゃもいけないし。。
そのワンクッションが、宿題をすることから遠ざけてしまってます。
だから、


これが大切なんです





お子さんの目線の高さに貼ること、お子さんがよく目にするところに貼るのもポイントですよ。
トイレに貼るの おススメですよー。笑
トイレって、ハッキリ言って暇ですよね?!!
それで 目線は限られた壁ですよね!!
そこに貼れば 嫌でも毎日 目に入っちゃいます





ピアニカも、すぐ吹ける状態にしておくといいですね。
トイレで歌ったら ピアニカで弾きたくなりますからね。
楽譜をもう1枚コピーして、ピアニカにセットしてあるといいですよ。(自宅練習する分には 楽譜のコピーは認められています
)

わざわざ毎回 ケースあけてー
ホースさしてー
楽譜出してー
あー。面倒ですね。。。
ケースあけてホースさした状態で 置いておいてあげたら、きっとピアニカに触る回数が増えますよ

我が家は、ピアノの隣に譜面台を置いてるのですが、そこに娘のリトミックの楽譜、娘が弾けるレベルのピアノの楽譜を常に置いてあります。
なので宿題の曲を弾きたくなったら、隣にある楽譜をピアノの譜面立てに置くだけ。
モンテッソーリ教育も、たくさんの教具を使いますが、全ての教具が子供の目線の高さの棚に置いてあり、子供が大人の手助けすることなく、1人で取り出したり 片付けたりできる環境になっています。
環境が整わなければ、子供はやりたくてもできないのです。
K君のママのナイスアイディアで、去年は 宿題で出した範囲をなんとかやってきたK君が、今年度は、宿題以上のことをやってくる子に変わりました





そうなると、プラスのスパイラルへ突入します。
レッスンを自信をもってのぞめる。
↓
先生に褒められる
↓
益々やる気になる
↓
自宅練習にも熱が入る
↓
どんどん上達する
↓
もっともっと好きになる
となります。
そしてこれは リトミックだけでなく 他のことにもつながるんですよ





これは、今までのピアノの生徒さん、リトミックの生徒さんで実証済みです。
ぜひ 「うちの子 宿題やってくれなーい」
「宿題、私もついつい忘れちゃう」
と思ってるママさん、お子さんがすぐに練習できる環境を作ってみてくださいね
