東海林 順の一人旅 -12ページ目

不機嫌なR1!?

車検から帰ってきた我がYZF-R1 ですが、

どうもエンジンのかかりがおかしい。

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最終的にはエンジンがかかるのですが、

最初の二、三回、セルボタンを押した際に何の反応もしません。

イグニッションキーを回して自己診断を走らせて、

診断異常なしを確認した後セルボタンを押すと

一旦、カチッと音だするだけで何も起こりません。

要はセルモーターが回らない。

で、何回か試すと何事もなかったように元気にセルが回ってエンジンが掛かります。

吹け上がりも問題なし。

一体何なのか。






どうにも気になったので、一旦バイク屋さんに診てもらうことにしたのですが、

工場では症状が出ない。

再現性のないエラーって一番厄介なんですよ!

で、もう100%一発始動できるみたいなので、そのまま引き取りに行ってきました。

なんだろうな。

機嫌が悪かったのかな。

単純な接触不良だったんでしょうか。

ちなみに、似たような症状をブログで見たことがあるのですが、

そちらではスターターリレーを交換して無事に治ったそうです。

バイク屋さんもヤマハバイクの可能性として、そこが怪しい的なことを言っていました。

が、いかんせん、異常が出ていないからどうにも手の出しようがありません。

今の所、エンジンは一発で掛かるので、しばらく様子見です。


























2019年スタートです

ものすご~~く今更なのですが、

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。






と、新年の挨拶を今更したところで、

年明けからのことでも振り返ってみようかと思います。

さて、何から振り返ったものか・・・

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ひとまず、例年通り、実家の二階から初日の出を拝みました。

今年を無事に迎えることができてよかったです。

どうにもここ数年は心身に不調をきたして年越しすることが多かったので、

今年は何事もなく、平常心で新年を迎えられたことが喜ばしい。

生きてるだけでぼろ儲け、とはこういうことを言うのでしょう。






で、今年は元旦から初売りというお店が少なくなってきたように思います。

これでいいと思う。

私が小学生くらいの時は三賀日はお店なんて開いてなかったですし、

新年挨拶の親戚まわりでした。

いつのころからか、「元旦から営業」が当たり前になり、

果てには24時間、365日年中無休まで。

オーバーワークで身体を壊した経験から言わせてもらえば、

日本の働き方は異常。

某氏の「日本人の自己家畜化」とはよく言ったものだと思います。

ストレスに弱い気質の日本人が構成する社会ほどストレスフルだという皮肉。

個人的意見では、収入は今の5分の3になっていいから週三日勤務でいい。

週五日フルタイムか非正規雇用かの二択しかないという労働形態はおかしいと思います。







話がそれましたが、今年は近所のお店の初売りに行ってきました。

で、戦利品がこちら。

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外付けHDDとBD-R の50枚バルク。

なかなかいい買い物だったと思います。

実用的で。

んで、初売りに釣られて勢いで人生初のMacPC を導入しました!!

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今の所問題なく、電池もしっかり充電できるし、それなりに稼働時間もあるようなので

大丈夫かなと思います。

今後はどうなるか分かりませんが。






ところでまたしても話が変わりますが、二日の朝、

バイク初めしようと思って外に出てみたら・・・

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どうやら明け方に雨で降ったらしく、一面アイスバーン!

あえなく路面コンディションにより中止となりました。











大晦日

2018年の大晦日です。

今年もまぁ、いろいろ思うところはありましたが、

ひとまずここまで無事に生きてこられたので、良しとしましょうか。







個人的スケジュールとして、12月はバイクとクルマの点検と車検がいっぺんに来ます。

一般的に、在庫の動かないこの時期を狙って値切り交渉のしやす(ゲフンゲフン

なんだかんだで、冬にクルマやバイクを購入しているからです。

で、一足先にクルマの12ヶ月点検と、スタッドレスタイヤへの換装を済ませました。

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オイル交換をしばらくサボっていて、13000km超えるまで引っ張ってしまったので、

スタッドレスタイヤに換装して若干燃費が悪くなるはずが、ほぼ維持しているという皮肉。

やっぱり半年もしくは5000km毎のオイル交換しておいた方が良さそうです。

点検の結果、少々心配していたバッテリーも問題なしと判明し、一安心です。







で、次にやってくるのはバイク(YZF-R1)の車検です。

今回も早目にバイク屋さんに依頼します。

で、この際に油脂類とバッテリーの交換を合わせて依頼しました。

そして、今回の代車は「THE バイク」の呼び声高い?CB400SF です!

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バイク屋さんから20km程度乗ってきただけでしたが、乗り易いですね。

必要充分というか、本当に日本の道にジャストフィットしている感じ。

そして回せばそこそこ早いという。

日頃乗っているSS とはまったく違うキャラクターです。

中でもSS との一番の違いは、やはり寒さです。

まずは、R1をはじめ、SS には空力が優れたカウルがありますが、

CB400SF はいわゆるネイキッド。

風を防ぐ機構がほぼ無いため、ライダーに直接風が当たります。

夏はそれが快適なのかもしれませんが、真冬はきつい。

SSと違って、信号待ちで直接エンジンを触って暖を取れるという利点はありますが、

走行中の寒風を防ぐ手立てが無いので徐々に身体が動かなくなっていく・・・

真冬のSS用装備にもう一枚着込みが必要な感じでした。

あと、改めてR1の熱に助けられていたことに気付きました。

真冬の時期でも信号で二回止まればラジエターファンが回りだす素敵仕様で、

真夏は意識が遠のくくらいの熱さを発揮するYZF-R1 ですが、

この熱が真冬は嬉しい装備になります。

SS独特のエンジンを抱えて走るようなポジションで、比較的身体が熱源近くにあることで

冷えの進行具合が全く違います。

そして空力最優先のカウルのおかげで風が直接当たる面積が小さく、

真冬でもR1ならメッシュグローブで乗れます!

CBでは革グローブとジャケットの袖を絞って風が入ってこないようにしておかないと

長時間の運転ができません。

これは乗車姿勢と腕の角度の影響だと思いますが、

R1のときは特に袖を絞らなくても寒風が入ってこなかったのですが、

乗車姿勢が比較的立っているCBでは袖の隙間から寒風がダイレクトに入ってきて

せっかくの防風ジャケットを内側から殺しに来ます。

・・・やっぱりSS が性に合っているんだろうな。

さて、寒さ一つとってもずいぶんな違いがあるわけですが、

この日は困ったことになりました。

なんと、代車のCB400SFがバッテリー上がり!!

これまでキャブ式のGPX250をはじめ、バッテリー上がりというものを経験せずに

過ごしてきたのですが、今回初めて経験しました。

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症状はインターネットや経験者の話で知っていたのですが、

本当にセルの回りが遅くなっていって、最後にはジジジジジジ・・・

何とも悲しい感じがしていました。

で、代車が動かないので車検上がりのR1 を取りにいけないな~とお店に連絡したところ、

R1は自宅まで持ってきてくれることになりました。

で、R1を降ろしたらCB400SF を積んでいくと。

ありがたいことです。

ちなみに、車検代は到着時に清算して、配送料はかかりませんでした。

で、自宅まで届けてもらって、ひとまずテスト走行。

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全体的に綺麗になって帰って来ました。

前から美人さんですが、さらに磨きがかかったというか・・・

ちゃんと掃除してあげないとな。

で、車検上がりたてですが、始動が気になる。

一言で言うと、セルが回らないことがある。

セルボタンを押すと「カチ」という音がしてエンジン警告等が点灯する

(セルが回っている間点灯するのがデフォ)けど、セル自体は回らない。

何回かやってみると突如元気にセルが回って、嘘のように元気に始動します。

なんだろうな。

接触不良なのか、どこか配線が抜けかけているのか、はたまた断線か?

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とりあえず、エンジンはかかったので2018年の走り収めに行ってきました。

場所はいつもの火力発電所。

早朝の時間帯で、かなり寒かったですが、車がほとんど走っていない時間帯だったので

非常に快適でした。

あの脳みそが置いていかれるような加速感も、やっぱりクセになります。

で、帰宅してエンジンを切って再始動してみると、

さっきのセルが回らない症状が発生します。

正月明けたら電話してみようか。

しかし、シートレールとシート本体を留めているネジがえらく硬く締められていて

バッテリー回りの点検ができなかった・・・

一口にバイク屋といっても色々あるんだなぁ。

こちらもいろいろ考えてみないと。







とまぁ、最後までいろいろ考える2018年となりましたが、

ひとまず無事に過ごすことができたということで、

・・・来年はもう少し更新頻度が上がるといいなぁ~

























二度目のチェコ旅(その4)

二度目のチェコ旅(その4)です。


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この日は通称スメタナ城(Zamek v Litomysli)を見て、友人の実家へ行き挨拶した後、

ペンションを予約してくれていたので、そちらに泊まることになっています。

で、朝イチでこの村唯一のお店に行き、ハムを買うお使いに同行・・・

その帰路にて、家の前にたむろしていた地元猫と触れ合うことができました。

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友人曰く、ちょっと気性が荒く、喧嘩っ早い猫なので、耳が千切れて短くなっているとか。

そういえば確かに。

しかし、基本的に人に慣れているのでフレンドリーだよ、と。

確かにそうでした。

異国から来た妙なおっさんにも撫でられてくれましたし。

そんなこんなで、朝からホッコリした後にお出かけ。

本日最初の目的地はリトミシュル城。

あの作曲家のスメタナの生まれ故郷にあるお城です。

スペル的には Litomysli と書きます。

日本語的に無理やり発音すると、リトミシュル・・・が近いのかなぁ・・・

ちなみに、検索すると日本語の解説ページも出てくるので、

ツアー旅行とかの行程にるのかもしれません。









で、さっそく車に乗り込んで出発!

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・・・右側通行なんだよねぇ。

慣れてくると、気にならなくなります。

それよか、この日も快晴。

言葉通り、雲一つないいい天気。

そんな道中、珍しい光景に出くわしました。

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チェコの自動車メーカーシュコダ(SKODA)の・・・開発車両の走行実験かな?

オクタビアとかが有名ですが、見た感じ、この車両はSUVタイプ。

ナンバープレートの「F」というのがテスト車両の証拠だそうです。

よく、新型車のスパイショットが雑誌なんかに載っていますが、

ホンモノのテスト車両は初めて見ました。

なんだか得した気分です。

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そして、車窓から眺める風景も、普通の町中にこういった

日本人からしたら物々しい教会があるというのが異国情緒というか・・・

それと、今回の旅で印象に残っているのがチェコの交通事情。

大体日本と似たり寄ったりw

日本ほど道が複雑怪奇ではない。

首都高とかホント、迷路だよな。

名古屋のインターとかも。

それと、速度取り締まりがものすごく具体的。

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「あなたのクルマは今時速○kmです」ってバッチリ示してくれる。

分かりやすいです。

日本の掲示板も「速度落とせ」とかぼんやりした表示にしないで、

「お前の時速は○kmだ!」って具体的に示した方が効果がある気がします。

速度落とせ、とだけ言われても、

どんだけ落とせばいいねん!?

ってなりますからね。心情的には。

近年特にそうですが、他人の良心に期待するだけ無駄だし、不毛な気がします。

世知辛いですが。









で、そんなしょうもないことを考えているうちに目的地であるリトミシュルに到着。

観光地らしく、駐車場が整備されています。

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駐車場のすぐ近くにこんな歴史的建造物が。

よく見るとBSアンテナとかがあって、実際に人が住んでいるようです。

白川郷の合掌造りみたいな感じです。形的にも。

で、お城までちょっと歩きます。


と、ここまで来て、この日(月曜日)はお城の休館日であることが発覚。

仕方ないので、お城の隣にあった礼拝堂?だったかな、

こちらの屋上に登れることが分かって、そちらに向かうことに。

これがまた絵に描いたようならせん階段で、なかなか急角度。

普段は観光客で埋まって入場制限がかかったりするようですが、

この日はほぼ貸し切り状態。

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いやはや、綺麗な街並みですこと。

高い位置から見るヨーロッパの街の風景の典型例みたいです。

で、しばらく感動しながら眺めていると、丁度お城がいい感じでみえることに気づきました。

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普段なら観光客がいっぱいいるらしいです。

いっぱいとは言っても、コミケ会場のような混雑ではないです。

あれは異常なんだということに最近気づきました。

チェコでのすし詰め状態は、昨年のプラハ城で体験しましたが、

コミケ会場に比べれば、混雑の「こ」にもなってないと思うはずw

あの混雑に耐えられるならば、世界中どこに行っても平気だと思う。

割と本気で。

途上国の列車は分からないけど。










で、ちょっと目的を外し気味だったので、

近場にある通称「小さなベルサイユ宮殿」と呼ばれているお城へ行くことに。

そのお城の名前は「Zamek Nove Hrady」 と言います。

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例によって、こちらの結構広い駐車場があります。

駐車場からお城の一部が見えていますね。

正面から見るとわかりますが、とてもきれいに維持されているお城です。

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お城の手前には結構大きな池?お堀?があって、大きな鯉が泳いでいました。

ついでに水鳥も少々。

のどかですねぇ…

で、正面に来てみるとこんな光景・・・

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この日は本当にいい天気で、このまま絵葉書に使えそうな写真が多かったです。

本当に綺麗なお城ですねぇ・・・

そして、この日はあまり観光客がいなかった。

お昼時だったからかな。

で、例によって内部の見学ツアーに参加します。

ここでは、観光客向けに英語のパンフレットを貸してくれました。

案内はチェコ語オンリーなのですが、このパンフレットのおかげで理解が進みました。


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なんか、アニメのOP が流れてきそうな雰囲気を感じたのは自分だけではないはず・・・

で、このお城の案内をしてくれたのは、なんと、現・オーナー!!

誰よりもこの城に詳しいせいで案内役に駆り出されているんだとか。

そりゃぁ、オーナーだもんなぁ。

で、内部の撮影OKだったので、いろいろ写真を撮ってみました。

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なんというか、中世の世界そのままな感じ。

MTBで通り過ぎていく人がいなければ完璧ww

とはいえ、現代的な部分も。

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チェコ式のライトのスイッチww

まぁね。維持管理のうちだよね。

そしてこのテの西洋のお城にありがちな、間違ったジャポニズム的作品も健在でした。

お城に行くと大体日本的な装飾品というか、芸術品として城主が収集した品が

必ず一つはあるようです。

見学ツアーが終わって、再びお庭に出てみると、

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めっちゃ鮮やかに薔薇が咲いていました。

緑とのコントラストが見事。

それにしても、全体的に綺麗だった。

これまで見てきたお城は、綺麗な所は綺麗だけど、歴史を感じさせる佇まいとか

全体的には歴史的な感じでしたが、ここはただただ綺麗な所だな~と。

しかし私は俗な人間なので、風景で腹は膨れません。

と、いうことで、少々遅めのお昼。









お城の近くにあったレストランへ。

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なんか、那須とかにありそうな佇まい。

ここでは裏に公園というか、池というかがあって、

登山道の入り口となっているレストランでした。

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チェコの水辺ではお約束の妖精(妖怪?)ヴォドニークもいますよ!

んで、チェコ料理ではお約束のスープに始まり、

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クルトンをこれでもかと入れるガーリックスープ。

なんとなく、学生時代に適当に作っていた野菜たっぷりコンソメスープに味が凄く似ていた。

これまでに食べたチェコの料理、全体的に日本で食べている

いわゆる洋食と言われるものの典型的な味に似ている気がします。

特徴的なのはやはりクネドリーキと、各種スパイス。

スパイスの組み合わせにはチェコ独特のものがある気がします。

で、私が注文したのはいわゆるスペアリブ。

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メニュー(英語版あり!)には600gと書いてありましたが、

案外簡単に完食できました。

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パンでもあればこのソースを綺麗にできたんですが・・・

なんて考えるのは私が貧乏性なのか。

母はお約束のシュビチュコヴァー。

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クネドリーキ少な目で、と注文していましたが、

しっかり二枚入ってるぜ!












そんなこんなで、お墓も膨れたところで、友人の実家へ向かいます。

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蔦の葉に覆われた緑色の建物だと聞いていたのですが、

これは想像より緑色だ!

で、色々と挨拶したりしていたところで、トマスという友人の妹の旦那が到着。

何やら自分の犬とバイクを見せてくれるということで彼のお家へ。

道中、カワサキのW650に乗っていること、

バイクを3台持っていること。

犬はかわいいしでかいぞ!といったことを紹介してくれました。

自分も日本でYZF-R1に乗って走り回っていること、BrnoへMotoGPを観に行ったこと、

昔飼っていたた犬のことなど結構いろいろ話しました。

で、彼のお家に到着すると、本当に大きな犬が出迎えてくれました。

毛が短めで、体調は1.5mほどあって、しっぽはムチのよう・・・

まぁ、でかいですが、人懐っこく、割と次ぐ慣れてくれたようでした。

で、彼のガレージにお邪魔してみると・・・

VOLVO車といっしょにW650と、よく分かりませんでしたが

250ccのバイク(もしかしたらJAWAだったかも)が。

みんなメッキ部分が輝いていました!

大事にされていることが伝わってきます。

いですねぇ。

で、別の場所に保管しているというレーサーの50ccバイクを見せてもらいます。

・・・よく見るとJAWAのダートラレーサーでした。

なかなかの強者です。

帰路でも日本のバイクの話やら、安全運転で頼むよ~といったことを話しつつ、

戻ってくるとそろそろ日暮れ時。

ディナーパーティーもお開きとなり、

我々は今日の宿へ。

チェックインの際にちょっとあれこれありましたが、支払いをクレジットカードで済ませて

お部屋へ。

そういえば、チェコに来て初めてテレビを見ました。

天気予報とかニュース番組でしたが、当たり前ですが、日本のとあまり変わりませんね。

たまに編集されたニュースがBS辺りで見られるかも。

で。さすがに疲れていたか、シャワー浴びたら知らない間に寝落ちていました。





































二度目のチェコ旅(その3)

企画連載:二度目のチェコ旅(その3)です。

この日は2018年8月6日(日)、オートバイロードレースの世界選手権、

MotoGPのチェコGP、決勝レースの日です!

と、いうことで、昨年に引き続き、観戦に行ってきました。

昨日までの天気予報では、午後からStorm(つまり、嵐になる)という予報でしたが、

蓋を開けてみればほぼ快晴。

時折雲で日差しが遮られ、寒冷前線のおかげでで風が涼しく、むしろ快適なくらいでした。

少々風が強かったかもしれませんが。








で、例によって始発電車で出撃します。

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朝の5:30くらいの電車です。

まさに日の出とともに旅立ちます。

日本ではこの時期になると午前4時くらいから日差しがギラギラしていますが、

チェコでは日の出も日の入りも日本より1時間くらい遅いのかも。
そして電車はこれまたお馴染みのCity Elefant さんです。

と、ここでハプニング。

どうやらわたくし、昼食用に用意していたサンドイッチを忘れてきたみたい。

仕方ないので乗換駅のKollin駅で食糧を調達することに。

で、無事食料を調達して、乗り換えの電車(ブタペスト行き)に乗り換えました。

その電車の席に設置されていた時刻表というか、カタログ的なものに掲載さえていた漫画。

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要約すると、目の悪い人でも電車の運転手になれるよう、技術革新があったんだよ

という内容らしいです。

そういや、日本で電車の運転手になるには視力要件があった気がする。

なるほどね。

今の所は運転手になりたい人が結構いるようなのですが、

将来本格的に担い手がいなくなってきたら

こういう、今まで母集団に入れなかった人に門戸を開いていく必要があるんだろうな。

これは人口減少を抱える国共通の課題でしょう。

外国から移民を受け入れたからといって、即解決する問題ではない。

話がそれましたが、大体2時間ほどでBrno に到着。
今年は路線工事が完了していたので、何事もなくBrno駅に到着しました。

去年は仮設ホームみたいなところに降りたんですが、

ホンモノはこういう感じなのね。

チェコ第二の都市ということで、日本でいうと大阪に当たるのですが、

コンパクトにほどよくまとまっている感じ。

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で、駅前からトラムに乗り換えて、サーキット行きのバスが出ている

バスターミナルへ。

ほどなく到着して、二両連結したようなバスでピストン輸送。

写真は撮れませんでしたが、バスの行き先は「Grand Prix」 ってなってるw

そしてお約束の黄色い人がどのバスにも3割くらい乗っているww

で、Brno サーキットに到着し、二度目ともなるともはや慣れたもので、

けもの道の近道を通って観戦ゲートへ。









で、チケットをチェックしていざ入場!

チケットチェック直後にイケメンが販売していた公式プログラムをゲット!

お値段は10€/300Kc。

つまり、日本GPの公式プログラム1500円と殆ど変わりませんw

日本円からのレートで比較すると€の方が若干お得。

ついでにお釣りが無いようにちょうど支払ったらそのイケメンが「Excellent!」と

褒めて?くれました。

ちょっと気分が良くなりますね。

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で、プログラムを開いてみると、中身は基本的に日本GPの公式プログラム内容とほぼ変わらず。

違っているのは、各ライダーの夏休みの様子特集コーナーとかがあること。

あと、多言語対応。各記事がチェコ語、ドイツ語、英語で印刷されています。

サーキット地図とかお役立ち観戦ガイドとしても使えます。

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そして今回は付録?に各ライダーたちの顔写真とバイクのシールが!!

これは地味に嬉しいですよ!

海外では余程のことがないとこういうサービス的なものは無いと思っていた。

で、日本GPのと大きく違うのは、サーキットグルメ情報とか記念グッツ情報が無いこと。

どれがいくらでどこで売ってるよ~とかいう情報が全くない。

商品カタログではないんですね。

レース観戦用のガイドブックです。

レース用部品だったり、ライダーグッツメーカーの全面広告が出ているのは日本のと変わらず。

そんなプログラムをゲットして良い気になっていたところでまたもやハプニング発生。

リュックなどを持った人に対して行われている手荷物検査で

「食べ物・飲み物持ち込み禁止」

ということで、先ほど駅で調達した食料と水を没収されてしまいました。

それがルールということなら仕方ない。

仕方ないので、観戦席を確保してからサーキット内で水と食料を調達することにします。

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今回も昨年に引き続き、Silverチケットを購入していたので、

陣取ったのは最終コーナー進入前のバックストレート後端部分。

もうちょっとストレート入口寄りに行くとサーキットビジョンがあるんですが、

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そこはさすがに混雑し過ぎで子連れでは行き難い。

でも昨年よりは少し高い位置から観戦できます。

で、各クラスWUPセッションをのんびりと眺めます。

ついでにのんびりと眺めながら、水と食料の調達に向かいます。

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食べ物販売コーナーはこんな感じで大盛況。

メニューはハンバーガー(110Kc)とちょっと高級なハンバーガー(130Kc)、

BIGホットドッグ(90Kc)にWURSTE(ドイツ式ソーセージ:110Kc)と単純明快。

日本GPは屋台出過ぎだよ。どないせいっちゅうねん。

で、今回はすれ違った恰幅のいいおっちゃんが美味しそうに食べていたホットドッグを注文。

2018

ホットドッグの前にBig と付いていたのが気になったんですが、

このように、軽く30cmはあるホットドッグが出てきました!

ケチャップとマスタードはセルフ。

で、これがまた旨かった。

たっぷりとザワークラウト(キャベツのピクルス的なもの)がはさんであって、

なんというか、スーパーでよく買うソーセージと同じような味の長いソーセージと

意外とよく合う。

で、一つ食べたらお腹いっぱい。

余談ですが、友人曰く、このお値段はお祭り価格だと。

普段なら20~30Kcで買えると言っていました。

安っ!!

余裕があったらソーセージやハンバーガーにチャレンジしたいと思っていたのですが、無理。

で、お腹も膨れたところで飲み物・・・

2019

サーキットの屋台の裏にこんなタンク車が停まっているんですよね・・・

とまぁ、ここは誘惑に勝ちまして、

普通の水(2本)とモンスターエナジーを手に入れてきました。

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せっかくなのでと2本買ったんですが、一つはこのお約束気味の黄色。

味は日本で発売されたものとほぼ変わらず。

しかし、なんかでかい!

よく見たら容量は500mlでした。

さらに、日本では見ていないこの紫色のモンスターエナジー。

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VIOLET と書いてありました。

肝心の味は、ブドウ風味でスッキリしていました。

ぜひ、日本でも発売してほしいです。

で、やっぱり私は日本人なので、記念グッツ的なものが欲しくなり、再び屋台群へ。

2011

こんな感じでグッツ販売ブースが出ています。

2013  2012

やっぱりというか、一番でかいのはロッシグッツのブース。

お値段も他のライダーグッツより高め。

2015  2014

ほかにもSUZUKI やDUCATI Tech3 Marquez Vinales と・・・

で、MotoGP オフィシャルのブースもありまして、

チェコGPグッツはこちらで買えます。

1992 1989

で、お約束の記念キャップとラバーマグネットを購入しました。

たしか、キャップは400Kc で、マグネットは一個150Kc でした。

さらに、今回はこんなものまで。

2035 2036

チェコGP記念のポロシャツです。

写真は日本に帰ってきて洗濯した後のものです。

買い方も日本人からしたら変わっていて、

慣れている人だと、この商品のこのサイズあるかい?と聞いて、

実際に着てみてサイズ変更や買うか決めているようでした。

ということでそれに倣って試着して購入。

ちなみにこのポロシャツは700Kc /35€・・・

なん・・だと・・・

日本GPなら記念Tシャツでも5000円くらいしたし、ポロシャツとなれば7千円くらいするものも・・・

たしか、デサントのYAMAHA公式ポロシャツは1万5千円くらいだった・・・

2017 2016

ちなみにこちらがチェコGP公式ショップ。

記念Tシャツとかは600Kc~700Kc/20~25€でした。

なんだろう・・・こういうところに目を付けて個人輸入とかやったら儲かるのかな。

ちなみに、地元チェコのKarel Abraham のグッツ専門店もありました。

2022

こんな感じでグッツ展開されています。

これもいつまで買えるか分からないからな・・・何か買っておけばよかったか。










まぁ、経済の話はこれくらいにして、レース観戦に戻りましょう。

天気がいいと写真写りが比較的良くなります。

のんびりとWUP走行を見ている間にもちょっと写真を・・・

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やっぱりMotoGPクラスの音はすさまじいです。

登りのバックストレートですから、スロットル全開でしょう。

ついでに最後の勝負所だし。
セッション終了後にはこうしてライダーがファンサービスしてくれるしw

もしチェコGPを見に来るならバックストレートの辺りオススメですよ。








で、いよいよレースです。

まずはMoto3クラスから。

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地元でポールポジションを獲得したJakub Kornfeil が終盤までトップを快走。

しかしラストラップで優勝をさらったのは、これまた初優勝となるFabio Di Giananntonio でした。

1994

惜しくも初優勝は逃しましたが地元のKornfeil は三位獲得。

1995

地元ライダーの活躍に周囲も盛り上がっていました。

よかったよかった。

で、ちょっと雲が出てきてMoto2クラス。

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レース開始から縦に長い展開に。

そのうちV.Rossi の異父兄弟、Luca Marini とKTMのエースMiguel Oliveira がトップ争い。

最終的に経験の差が出たか、Miguel が勝ちました。

次はMotoGPクラスになるのですが、ここで少し気温が下がってひんやりした風が出てきました。

いよいよStorm かと警戒していたのですが、

結局なにごともなく、快適に観戦できただけでした。

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サイティングラップ中でもファンサービスしてくれたり・・・

1998

サイティングラップでも気を抜いていなかったり。

結局ロッシはこの後スタートを決めて一時TOPを走ってきます。

2000

このクラス唯一の日本人、中上も頑張っています。

で、レースは終盤、Dovi Marquez Lorenzo の三つ巴の争いに。

2003

結局最後までTOPを快走したDovi が今季開幕戦以来となる勝利!

二番手に終盤の粘り強さの加わったLorenzo が入り、

ポイントリーダーのMarquez は三位でした。

何かと注目のV.Rossiですが、終盤粘れず表彰台を逃しました。

が、やっぱり彼の人気は半端ない。

観客席では黄色い発煙筒が焚かれ、客席に黄色い煙が・・・

2001

写真で見ても若干背景が黄色っぽくなっている・・・

まぁ、観客のノリが日本と違って盛り上がりましたよ。

レース始まったら大人しく観戦席に座っていられませんって!

そんなこんなで、「本場ヨーロッパのレース」を満喫してきました。

2002

帰り道でもプチ観光できて面白かったです。

帰りもサーキットからBrno駅付近のバスターミナルまでは無料のシャトルバスで。


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写真はめっちゃ古~いトラム。

ちなみに乗降口にドアがありませんw

急いでいる人は信号待ちで止まっているトラムから勝手に降りて走っていってしまうんだとか。

おもしろいですねぇ。

で、Brno駅からは来た時と同じく電車で・・・

なんですが、ここでまたもやハプニング。

なんとプラハ方面で人が路線に落下した事故の影響で運転見合わせになっていると。

ということで、急遽、迂回ルートの列車に乗っていくことに。

友人曰く、チェコの伝統的なスタイルの客室のある列車なんだとか。

2025

列車の片方がボックスシートになっていて、進行方向向かって左側が通路。

窓も勝手に開けて外を眺められます。

ちなみに、1950年代に製造されて列車だそうで、空調はありませんでしたw

それでも走行風でとても快適で、チェコの気候がとても羨ましくなりました。

湿気は全てを駄目にする・・・

夏でもカラッとしていればまだ耐えられるのに・・・

2024

で、この超ローカル線の度を楽しみます。

多分、往路が2時間くらいで、復路は迂回したこともあり、4時間近くかかったかな。

しかしこうしてローカル線でのんびり揺られているのも悪くない。

それにしてもチェコの都市部と農村部の風景ははっきり変わりますね。

建物が密集しているところから15分も走ると

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こんな牧歌的な風景が広がります。

心が安らぐのは当然後者。

都会の喧騒も場合によっては恋しくなることもありますが、

なんとなく落ち着くのは田舎の田園風景だったりしますよね。

で、途中の乗換駅でバス輸送になっているのでバスに乗り換え。

このバスでもマッタリと走っていくのですが、そのうち電車が復旧したという情報が入り、

バスが駅に止まったところで再び電車に乗り換え。

帰り着いたころにはいい感じに日が暮れていました。

友人は「日の出とともに出かけて日の入りとともに帰ってきたね」と

何故かテンションが上がっていました。








我々がサーキットに行っている間に女性陣はボタニクス石鹸の農場?に行って

石鹸作り体験をして、いろいろショッピングをしてきたようでした。








そして一日のシメはやっぱりこれ。

2033

やっぱりねw

チェコに来てから一日500ml以上のビールを欠かしていませんww

瓶ビールにしても色々なブランドがあるんですね。

それは日本も同じか。

日本に比べて全体的に商品のバリエーションが少ないのかもしれません。

メインのブランドがどーんとあって、他は本当に細々とやっているみたいな感じ。

この日のおつまみはコレ。

2032

紐を結んだようなチーズ。

若干塩気が強い感じで、酒の肴としてびったりです。

初めて食しましたが、不思議な食感でした。

チーズというか、スルメイカっぽいというか。

2034

そして前日、マリノフカを気に入っていた我々のために買ってきてくれたらしい

Mattoni のラズベリー味。

Malina って書いてあったので、ラズベリー系はこういう名称なんでしょう。

フレーバードリンクの一種で、冷やして美味しくいただきました。

日本でもこんな感じのやつ発売されないかな・・・