女将タイムス -18ページ目

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22Apr
- 笛と太鼓の生演奏
  捨てたと思った自分のゴミを誰かが再利用していたとき、人はどう反応するべきなのか。私の人生においてそれは２度ある。１度目は東京に住んでいた時。捨てたはずのコートを次の週、近所で評判のゴミ屋敷のオヤジが着ていた。私のゴミなのに、まるで自分が買ったような態度に一瞬かっとし、ここは怒ってコートを引っぺがすべきかと迷った覚えがある。（通勤途中だったので、くれてやった）そして２度目は今日起きた。マンションの地下に、２か月ほど前に捨てたはずのスーツケースがあったのだ。軽量プラスティックで出来たそのスーツケースは何か所もヒビが入り、ガムテープで補強し、ごまかしごまかし使っていたが、次の旅で恐らく崩壊するだろうと捨てた。それがなぜか、管理人が使うモップやバケツと共に現役面して鎮座している。しかも捨てた時よりさらに使い込まれ、新たな泥が付着していた。どう見ても「何かの運搬」に一役買っている。これを見た時の私はコートを着たオヤジを見た時と同様、ここは怒るべきか、それとも頭を抱えて「あーーー」とうめくべきか判断に迷った。だが捨てた時点で既に私の所有物ではないことも重々分かっているので、結局黙ってそのまま放置した。スーツケースにはぜひとも天寿を全うしてもらいたい、ただそれだけを願う。さて本題だが、今度の土曜日、２３日はトルコの祝日である。何の日かは良く分からないが（すみません）お隣の小学校では連日、お披露目用のお遊戯の練習に余念がない。「でも去年と全く同じ演目だよね」と瞬時に分かってしまう私は、ある意味地域に密着していると言えよう。この小学校は低学年のみっぽく、しょっちゅう休校だし、開いていると思ったらお遊戯の稽古ばかりしている印象。でもお遊戯している子供は可愛いので許す。私自身は小学校で組体操とかやらされ、一挙一動決められた通りにやらないのは謀反レベルと思ってしまう古い考えなので、「お遊戯」と「自己流に踊る」という相反する２つの動作を、笑顔でこなすトルコ児童に羨望を覚える。もし私がトルコ児童として育ったら、エアロビのクラスで迷いなく最前列を陣取るくらいの自信が養われたに違いない。そんな中、今日のお遊戯の稽古はいつものCDとは違って生演奏であった。「生演奏」と聞いてどのような楽器を想像されるかは人それぞれだろうが、トルコのそれはどうやら、「太鼓」と「笛」である。太鼓は鼓笛隊が使うような中太鼓。そして笛は「蛇使い」風なのがトルコ流。ピヒャーッ、ヒョロロロロロ♬妙にこぶしの効いたそれにドンドンと太鼓が重なる。この２つの楽器で意外にも多彩な音を奏でるのに驚く。奏でているのは２人のおっさん。思わずカメラを取り出して撮影した。自分で言うのもなんだけど、結構いい写真が撮れたと思う。子供たちもかわいいではないか。応援よろしくです→
20Apr
- アクティブな休日
  猫飼いのみなさん、お宅の飼い猫の抜け毛シーズンは始まっていますか？うちの猫は年に２回、ちょうど今頃と、あと夏直前にあるので、現在ブラシを持って追いかけている状態。チャはブラッシング好きなので楽だけど、問題はヤム。逃げる→捕まえてブラシでかく（高速）→腹毛を取るべくヤムの乳首をかく（高速）→さらにブラッシング嫌いにと悪循環。私の頭髪もなんとなく抜け毛が増えている気がするけど、季節なのか、歳なのか、、、。考えても暗くなるだけなので資生堂の育毛剤をふりかけて忘れることにしている。イスタンブールはこのところ絶好調なお天気続きなので、普段は穴蔵暮らしの私もスーさんの後押しもあり、先週末はノコノコ巣から出て甲羅干しをした。土曜はお気に入りのレストランへレッツゴー！だがアホみたいな渋滞にうんざりし（まだ午前中）進路を黒海沿いのSileに変えた。ここには去年見つけて以来何度も通ったレストランがある。だが着いてびっくり、冬の間にオーナーが代わって見事にリフォームされている。去年の秋までは、恐らく居抜きで買った店で細々家族経営していたのに、いまやテーブル数も２倍のニバーイ。客、来いや！のアピールすごし。前のオーナーの時は娘さんが英語が喋れたので接客してくれ、「お父さんがなかなかやる気を出してくれない」とボヤいていた。それ以来、（やる気の無い父さんがビールの栓を抜いている）とか（やる気の無い父さんが笑顔で灰皿を出している）と観察しては楽しませてもらっていた。それにやる気があろうとなかろうと、料理はおいしかったので我々としては満足していたのだ。だがオーナーが変わるとこうも違うか。レストラン経営に必要なのは「やる気」と「金」なんだなあと実感しつつ、肝心の料理のほうは「改悪」であった。チーン。しかもSileのビーチからちょっと離れた隠れ家的な位置が良かったのに、いまや海面に何本もの杭が埋め込まれており、どうやらマリーナが出来るらしい。これが決定打となり、私たちのお気に入りレストランは死んだ。夏前にそれが分かっただけ良しとしたい。翌日曜日の午前中はドルマバフチェ宮殿のシャンデリアを見るためのツアーに参加した。現在イスタンブールの観光客数はご想像の通り激減しているので、この人気スポットも恐らく閑古鳥状態だろうと足を運ぶとその通りだった。だがガイドさんの説明はなかなか面白かった。宮殿にどんな有名人が来たかの説明の際、「ブッシュ大統領のお父さん、彼も大統領でしたが、そのお父さん、トルコ語でお父さんは『ババ』ですから、『ババ・ブッシュ』が来られた際、、、、」トルコ語に直す必要無くない？とツアー内で私一人が大うけ。（私の笑いの沸点はいつもちょっとずれている））スーさんは「奥さんの名前が『バーバラ』だったからちょっと紛らわしいネ」と良く分からないリアクション。その後、歩いてシラガンパレスのブランチへ。ほーんと、ここ好きなんだわ。「私、あなたのこと覚えています」って受付嬢に言われるくらい私たち通っている。今だとテラス席が開放されているので、ボスフォラスを行き交う商船を見つつの食事ができる。「あー、あの船空っぽ」「あっちは結構入っているね」その都度スーさんは写真に撮って友人たちに送っていた。その後、膨れる腹を抱えつつフェリーとマルマラ線を乗り継いで帰宅。速攻昼寝に興じる。天気ともども、完璧な週末だった。応援よろしくです→
19Apr
- ACCAの結果
  ３月に受けたF8 Audit&Assurance、なんとか合格することができた。合格のボーダーが５０点、私の点数５５点。覚えている方がいらっしゃるが分からないが、この時の試験会場が我が受験人生において史上最悪な環境だったので、自分よくやったと抱きしめたい。いやもうすでに何度も抱きしめた。試験の最中に教室を移動、という不運に見舞われたもののそれでも全問回答したのが功を奏したのか。スーさんからいつも「分からなくても何か書け」と怖い顔して忠告されているので、あのような状況でもとりあえず書きなぐった。この先私のような状況に陥るかもしれない不幸なACCAの受験生にアドバイスしておきたいことがある。ACCAの自分アカウント（My ACCA)にログインすると、Exam Centre Complaintsとかいうセクションがあるので、試験会場で何かしらの不備があったらとりあえずそこで思いのたけをぶつけろ。（字数制限あり。私かなり削った笑）送信後に自動メッセージで、「試験会場の試験管は毎試験後にフィードバックすることになっている。それと合わせあなたのメールも採点前に考慮されます」てな返信が来ます。文句言ったもん勝ちなので、言っておけ。泣き寝入りしちゃだめ、絶対！何点おまけが貰えたか不明だが、私自身F8の受験はこれが３回目だったので、どんな経緯だろうと合格さえもぎ取ればこっちのもの。（「資格試験は３回落ちたらあきらめろ」が定説って聞いたことがあるし。ちなみに前回は１点足りずの４９点だった。心臓に悪いったら）合格を知り今日早速F8のテキストとノートを他の「もう使わない勉強道具」エリアに移動させた。あばよっ。そしてこの合格を受けたことで９科目を制覇し、とうとうPart-qualified Accountantになることができた。これだとアシマネレベルなら余裕で応募できるのでさっさと就職活動を開始したいところだけど、ここはトルコ。駐在員家族の就労が許されない国。なので引き続き勉強の日々です。１１月の日商簿記に焦点をあてつつ、次のProfessional Levelの５科目も始めます。あと試験の２週間後に会場からほんの１分離れたところで自爆テロがあったので、「会場の再考を願う」旨のメールをACCAに出したが、いまだ無反応。オートレスポンスでは「３営業日以内に返答します」て言っていたけど（あれー）。恐らく答えようがないんだなってことで納得している。私の次のACCAの受験は９月か１２月。出来たらイギリスで受験したい。試験中の場所移動は本当に心臓に悪いから。応援よろしくです→
12Apr
- 乾燥とパン
  昨日の夜に幾分まとまった雨が降ったとはいえ、ここのところお天気続きで乾燥がすごい。洗ったタオルがあっちゅー間にパリパリに乾く。同時に私の肌もパリパリ、クリスピー。自慢じゃないけど学生の時、「顔でテンプラが揚がる」と言われたほどオイリー肌だった。昼休みに油とり紙４枚消費ですから。テラッテラ。だから乾燥対策って実は良く分かっていなくて現在試行錯誤中。とりあえず棚にあったBio-Oilを塗り塗り。「今のあたし、顔に油塗ってるよ！」あの時の私に言いたい。そんな中、週末にスーさんは黒海のパンを買いに出かけた。黒海の街Riva近くに自分の家の窯で焼いたパンを軒先で売っている集落がある。その中の一件をスーさんはひいきにしていてストックが無くなると買いに行くのだ。トルコのパンと言えばフランスパン風のバゲットが有名だし、私も焼きたては好きだけど、自分ち用に買うことはない。というのも乾燥しやすく、すぐカラッカラになるから。今の私の肌同様。トルコ人は乾く前に余裕で１本消費するから問題ないだろうが、我が家で普段パンを食べるのはスーさんだけ。そして乾いたパンは美味くない。（私の肌同様）黒海のパンはバケットと違い、しっとり重くてブドウの葉が巻かれているのが香りのアクセントになっている。サワードウ・ブレッドが好きならまず気に入ると思う。スーさんがいい例。スーさんがいつもの奥さんのところに買いに行くと、「焼きたてだから」と新聞紙に包んでくれた。うー、ホカホカ。いい匂い。今すぐ食べたい！そう思ったスーさんは、早速近くの安レストランに行き、「ハムシのフライと、すみませんがこのパンを切っていただけないでしょうか」マイ・ブレッドを持ち込みと、大胆なことをしでかした。だが厨房担当のスカーフおばさんは、この一見ロシアともアメリカとも見えるガイジンが、地元のパンを持って来たことに、すごく喜んだらしい。おばさんはパンを切るために台所に持って行った。そのすぐあとに「ヤバンジ（外人）！ヤバンジ！」の怒鳴り声が厨房から上がった。トルコ語は分からないが、この単語だけは分かるスーさんが心配になって台所に目をやると、ちょっと頭が弱そうに見える青年が、スーさんのパンをむしゃむしゃ齧りながら、こっちに近寄ってきた。「これはあなたのパンだから、謝ってこいと言われました」いいよ、地元の人ですら食べたいパンなら本望だよ。スーさんはそれしか言えなかったそうだ。　応援よろしくです→
08Apr
- 旅行用の詰め替え容器
  春の行楽シーズン、なんて言葉が頭に浮かぶほど毎日いいお天気が続いている。ここ最近、旅行に出ることが多く、中にはリュックだけで飛行機に乗るものもあった。その場合、全ての液体が既定のビニール袋１つに収まらなくてはいけないので、いろいろ工夫が必要だった。私の場合の必須液体は、コンタクトの洗浄液歯磨き粉、化粧水に乳液、夜用濃厚クリーム洗顔料クレンジングオイルアイメイク落としシャンプーとリンス（ホテルによくある「コンディショニングシャンプー」が大嫌い）ボディソープ（安ホテルだと石鹸1個しかないことがあるので）ヘアオイル（これがないと硬水の場合バサバサになる）ハンドクリーム（これも硬水の国ではマスト）コンタクト用の目薬そして化粧下地とファンデーション。こう書くと結構あるな。これら全てをあのビニールに詰め込まなくてはならないので、当然容器は小さければ小さいほどいい。そこで愛用しているのが100均で買った「旅行用」ではなく「お弁当用」の容器。ファンデと下地。化粧ポーチにも楽々。最近の化粧品は伸びがいいのでこれで1週間はもつし、無くなったら捨てればいいし、なんたって液体用なのでキャップがギュッと閉まってモレ無し！夜用濃厚クリームはカプセルをクリーム用の容器に入れている。アイメーク用のクレンジングは無印の化粧水の空き容器。さすが無印というか、ずっと使い続けているが液漏れせず優秀。旅行用の化粧水を使い終わったらぜひ再利用を。わざわざ旅行用のを買う必要なし。次の挑戦は歯磨き粉かな。旅行用のって割高な感じがしてあまり使いたくないのだ。ライオンの粉歯磨きなんてどうだろうと思うが、このご時世、セキュリティに怪しまれるかな？応援よろしくです→
06Apr
- お、驚いた、、、
  外出しようと玄関を出たら、２つあるエレベーターのうちの片方が開いていた。うちの玄関からの位置だと中までははっきり見えないが、そこにあるはずのエレベーターの床が無く、代わりにむき出しの機械部分がチラりと見える。どうやらちゃんと上まで上がりきれず、中途半端な位置で止まっているようだ。まさか故障？とエレベーターに近づくと、吊り下げロープをつかむようにして男が座っていた。「おわ！！」相手の男は私が覗きに来るのを待っていたのか、間髪を入れずものすっごい笑顔で「メルハバ♬（こんにちは）」その両手はロープをつかんだままである。えー、この状況でこの笑顔ー？良く見るとエレベーターの定期点検に来ていた作業員だった。「なんだーびっくりさせないでよ」すると男がなぜか英語で言った。「Do you want to try? (乗ってみる？）」いいえ、結構でございます。応援よろしくです→
05Apr
- 炒め玉ねぎ（caramelised onions）
  最近いい天気が続いているイスタンブール。洗濯物が乾く乾く。洗濯機大車輪で回しまくり。とはいえ警戒態勢は続いているわけで。今日も突然空から爆音が聞こえたのでバルコニーから首を突き出して覗くと、ヘリコプター15機が隊列をなして東方面に飛んで行った。なんだったんだ、あれは。この週末も天気が良くて、どうしても外に出たいと駄々をこねたスーさんは自転車を倉庫から引っ張り出して久々のサイクリングに出た。「昼過ぎには戻る」とか言って全然帰って来ないので心配していたところ、「今帰り道～。自転車がパンクしてタクシーで帰ります」と電話あり。だから言わんこっちゃない。なんでこのオヤジは家で大人しく留まってられんのか。自転車を積めるトランクが大きめのタクシーを待つべく道路に立っていたところ、キッと目の前に止まったのはふっつーのタクシーだったそうで。「いや、僕、自転車があるので多分あなたのタクシーじゃ無理だと思います」「大丈夫、大丈夫」自転車の3分の１が飛び出た格好でタクシーは走り出したそう。こういうトルコのタクシー運転手のポジティブなところは好きだ。スーさんを待つ間、私は炒め玉ねぎを作って時間をつぶした。炒め玉ねぎは1月、南アフリカのダーバンに行って以来好きになった一品で、なんとなく手間がかかるイメージがあるが実際はそうでもない。まず玉ねぎ３－４個をスライスして油をひいたフライパンでしんなりするまで炒める（３分ほど）。玉ねぎをフライパンに広げ、火を弱火にして5分ほどそのまま放置。その後、底の玉ねぎをひっくり返す。これを５、６回繰り返すといつのまにか茶色の炒め玉ねぎが出来ている。放置している5分は別のことをしていてOK。トイレにいったり、ハンドクリーム塗ったり、猫と遊んだり。焦げがついてもお愛嬌。それもいいアクセントになるので気にしない。タッパーに入れて保存が効くので（冷凍も可）、色々なものに使える。うちで一番使うのはチーズトースト。チーズと炒め玉ねぎを挟んだホットサンド。ソーセージの付け合わせ。ハンバーガーに挟む。オムレツオニオンスープにももちろん。やったことないけど、これがあれば本格カレーもすぐ始められる。やたら出かけたがり、なおかつスムーズに行かない旦那を持つ奥さんに、おすすめの一品。応援よろしくです→
31Mar
- イースターホリデー2016
  ヨークシャーの羊牧場でイースターを過ごしてきた。（羊は一度に生まれるのが普通２匹なのでお母さん、「あたし、やりましたよー」とちょっと誇らしげ）ここ10年近く毎年お世話になっているものの、実際何年なのかは私もスーさんもB&Bの女主人サラにも分からず。いつもは私たちを含めて3組の常連でイースター期間をがっちり固めるが、今年は2組が追加。計5組の満員御礼となった。新顔の一組は卵＆牛乳もダメなヴィーガンで、もう一組は湖水地方でB&Bを営んでいるという、いわゆる同業者。「全テーブルをちゃんとさばけるか心配」とサラはかなり緊張していた。私たちのイースターホリデーは連日怒涛のパブ＆レストラン巡りなので、大抵私は朝食をパスするが、「みんなが女将は大丈夫かと心配している」と１日目の朝食後にスーさんに言われたので、次の日から顔を出すようにした。と言ってもさすがにフル・イングリッシュは無理なのでゆで卵とトーストとコーヒーだけ。サラのゆで卵はトロットロの半熟で、"soldier"と呼ぶトーストしたパンを細長く切ったものを黄身に突っ込んで食べる。トロトロ卵は室温の卵を沸騰したお湯に入れて３分茹でる！そう。レストラン巡りのほうだが、今回すごいところを見つけてしまった。それがここHouse of Tydesランチ神！！！あんなに美味しいポークテリーヌ食べたことない。今でもたまに思い出してうっとりしている。ランチは比較的予約取りやすいそうなので、行けそうならぜひ行け！！既に命令。コストもパフォーマンスもサービスすべてスーさんと「今年一番」で一致している。Raby HuntHouse of Tydesの興奮をぜひこちらのヘッド・ウェイターに伝えねば！と出かけたらどうやら辞めた模様。チーン。このレストランは毎年行っていて、ウェイターの彼、気さくですごく良かったのに。去年もThe Man Behind The Curtainがすごく良かった！って話したら、「うちのシェフとあっちのシェフで今度コラボするんですよー」て。あのキョーレツ個性なシェフとこちらのシェフが？「前売りチケット、速攻で売り切れました」でしょうなあ。ウェイターが去ったせいか「少々方向転換しました」というランチメニューは私たちが好きだったレイザークラムも魚の皮のフライも無くなっていてなのにテイスティングメニューだからデザートが含まれていた。「チョコはいらないから魚の皮をくれ！」が私の感想。そして最後にThe Star Inn紆余曲折あったがミシュラン奪回。ここは野菜料理が秀逸。今回メインの付け合わせはブロッコリー、スナップエンドウ、ケール、ニンジン、リーク。野菜自体の味が濃く、塩だけでいくらでもいける。ウェイターが「お料理の方、いかがでしょうか？」と来たので、「野菜がビューティフル！」メインの感想すっ飛ばしてこう言うと、「でしたらもうひと盛りいかがです？」「いただきます！」言ってみるもんだ。本当に美味しい野菜だった。以上３つのレストランが今回印象に残ったところだった。全てミシュラン☆がついているので高級レストラン自慢になりかねないかもしれないけど、思いの丈をぶつけさせてもらった。トルコはミシュランレストランないから、こういう時でもないと。あと「イギリス料理はまずい」って通説に反論したいのもある。大体「まずい」って言っている人は何を食べて言っているのか。そう言うのがポーズみたいなところも若干感じるし、一部だけを見て全てを切り捨てるのってかなり乱暴。私は普段ゆかりのおむすびか塩昆布のおかゆがあればご機嫌だが、舌の機能は衰えちゃいない。「ミシュランなんだから美味しくて当たり前」なら、ぜひHouse of Tydesのランチに行ってほしい。３コース＋コンプリメント（無料の料理）が４種。これでトータル30ポンド。普通のパブの3コースの値段とほぼ変わらないと思う。もちろん普通のパブでも美味しいところはいっぱいある。私たちは基本的にトルコでもそうだけどチェーン店は支持しないので、チェーンが不味い、ならその意見は受け入れる。応援よろしくです→
20Mar
- タクシムで自爆テロ
  今朝、チヤ（猫）が窓辺をじっと凝視しているので気になって近づくと、窓べりに止まった鷹が鳩を足の爪で掴んでおり、ぐっさぐっさと羽をむしっていた。鷹にとってはグッドスタート、鳩にとってはバッドスタートな日。さてトルコ在の私たちにはどんな日になるのか。（今日明日、テロ声明が出されているようでほぼ軟禁生活を強いられている）ニュースでご存知のように昨日朝方、タクシムのイスティクラル通りで自爆テロがあった。私たちは近所の眼鏡屋でそのニュースを知った。といってもテレビの速報を見てもトルコ語なので店員さんに翻訳してもらう。画面を見れば見るほど、２週間前に私がACCAを受験した試験会場のすぐ近くでびっくりした。歩いて１分くらい？家に帰って早速ACCAの本部にメールを打つ。私自身は次回６月の試験を受ける予定はないけど、私が言わないで誰が言うっていう使命感で。タクシム会場のスタッフが自らACCAに連絡すると思えない。第一彼らにそんな責任感があったら今回の試験だってタクシム避けただろう。「会場のアドレスはタクシムじゃないので一見分かりづらいですが、グーグルマップでテロ現場と会場をチェックした上で、今後の会場変更をお願いします。タクシムは常にテロの危険性が高いエリアとされており、実際３月の試験の際も、テロの危険性を回避すべく別ルートを使って試験会場に赴かざるを得ませんでした」ビル工事の音でも文句付けたし、もしかしたらイスタンブール受験自体が廃止されるかもな。それも致し方ない。不穏なニュースばかりが流れているが、現在イスタンブールは快晴。一見非常に穏やかである。嵐の前の静けさでないことを祈る。なんとなくネットを見るのが憂鬱で昨日今日と本ばかり読んでいる。１００均で買った折り紙がいっぱいあるし、テロ撲滅の祈りを込めて鶴でも折ろうか。応援よろしくです→
19Mar
- あーやだやだ。軽く自己嫌悪。
  本題の前に。最近ブログの画面表示にゆがみが出ることが多いので、何年ぶりかでブログスキンを変更した。恐らく携帯からアクセスしている方にはなんのこっちゃでしょうが、PC及びタブレットからこのブログをご覧の皆さん、新しいスキンで戸惑うかもしれませんがご了承ください。さてさて、ここ最近悪い方向でイスタンブールの緊張も高まっており特に今週末20日に「トルコを血の海に変える」計画があるとかないとかで、総領事館からも注意喚起を促す通達が出ている。せっかくなんで一体どんな感じで通達が来るのか、この機会にご紹介する。- QT- 総領事館からのお知らせです。報道によりますと、トルコ警察本部は全国の県警に対し、「PKK/PYD/左翼系グループが、3月20日（日）に、トルコを血の海に変える大きな攻撃を準備している」として警告する通達を出しました。同通達では、警察情報部がPKK/KCK、PYD/YPGのテロリストが“自動車爆弾”として使用しようとしている20台の車両（別添1枚目右側参照）を特定したとして、AKP関連施設、国会、軍施設、外交使節、観光地、空港、ショッピングモール、集会会場、礼拝所、地下鉄の駅、公共機関、警察、軍の駐留地へのあり得べき攻撃に備えるよう各県警に対して注意を促しています。（略）また、大都市部において、地下鉄・メトロバス等への攻撃や自動車爆弾等によるテロが発生する危険性が指摘されていることから、人が多く集まる場所や上記１（２）の各所には可能な限り近づかないよう、これまで以上に注意をお願いします。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝在イスタンブール日本総領事館-UQT-こんなのをしょっちゅう受け取っている身からすると、日本のショーンKのニュースとか本当平和でいいなあ、と思うわけだ。嫌味じゃなくて。加えて、先月起きたアンカラでの自動車テロの首謀者の一人が、若干24歳の女性だったというニュース。これを聞いての第一印象は（こりゃどんな人間でもテロリストになり得る）であった。そんな中、アパート地下のジムに行ったら、高校生くらいの女の子がむっつりした顔で携帯の画面を見つめたまま、壊れたバイクマシーンに腰かけていた。格好も運動着ではなく、いかにも学校帰りというかリュックをしょっている。リュ、リュック？！私と目が会っても何も言わずすぐに携帯画面に目を戻す。完全無視。他の住民とはいつも挨拶を交わすので彼女の態度は感じが悪いというか異様で、それでも彼女が背後にいる状態でジョギングを開始したが、なんかもう、落ち着かない。ぶっちゃけ、彼女がここで自爆する可能性とか考えちゃいました普通に考えたら、彼女カギを忘れて閉め出されて、親が帰ってくるまでふてくされてここで待っていて、実際そうだったんだけど、あの15分、緊張したーーー。カギ無いなら地下のジムじゃなくてセキュリティ詰所で待ってよ。紛らわしいんだよ。このことをスーさんに話したら、「同じアパートの住人を自爆犯だなんて、失礼にもほどがある！」って私が叱られた。確かにごめんだけどさ。こんな自己嫌悪に陥る生活、一体いつまで続くのかね。応援よろしくです→
18Mar
- 万歩計、復活
  6年ほど前、今のようにイギリスで専業主婦をしていた時に、万歩計にはまった時期があった。毎日積み上げたトータル数に一喜一憂。数字に完全に繰られていたと言っても過言ではない。就職が決まり、車通勤が始まったことで万歩計も引き出しに仕舞われてしまったが、このたび色々思うことあって復活してもらった。やはり専業主婦に万歩計は必要だ。「今日はこれだけ動いたから」って今まで満足していたけど、実際全然足りていない。私の目標は1日1万歩で、単純計算だと10分で1,000歩稼げるから、1万行きたかったら100分歩かないといけない。これが引きこもり主婦にとってどれだけ難しいか。試しに万歩計着けて普段通りに動き回ったところ、3000歩、っておい。全身で突っ込むわ。おい！！（これで⒑歩くらいのエネルギー使った）だったらもっと歩けと言われても、今住むところはウォーキング意欲がゴホゴホ、湧かなくてねえ。前にいたフロルヤはマルマラ海沿いに伸びる遊歩道が気持ちよくて、1時間半くらい歩くのへっちゃらだったけど、今いるエリアは坂が多いし、それ以前に歩道のコンディション自体がクエスチョンマーク？ガタガタで狭く、たまに幅が広がったと思うや中央に樹齢何十年の木がデンッ。歩行者と木、どっちが主役か分かりゃしない。仕方がないのでハムスターのようにジムのランニングマシーンでえっちらほっちら歩数を稼ぐ。退屈過ぎてSPA!でも読みつつ歩くかと思ったが、あれって突然あらわなグラビアページが飛び出すんで、ここトルコだし、トルコ男子刺激したくないし。なら情報やや古めのパチンコ雑誌でも、って情報細かすぎて読んでてて酔うわ。でも数字で示されるのはかなり説得力があるので、しばらく万歩計生活を続けてみようと思う。応援よろしくです→
17Mar
- 片づけブーム、イギリス上陸？！
  私のイギリスの友人に自他共に認める汚部屋住人がいる。イギリスの片付け番組に出演した位なのでかなりのレベルだ。彼女は買い物依存気味で、幸か不幸か買い続けられるだけの資金とそれを納めるスペースがあったことが汚部屋化に拍車をかけたと推察される。会うたびに「片づけたい」と言い続けているが５年前と比較してもあまり変わらず。多少は片づけているのだろうが、買い物をし続けているので結局プラマイゼロで第三者の目には成果が見えづらい。私も何度か片づけの手伝いを依頼されたが、友人を失いたくない、と理由づけて断っている。このたび久々に彼女の家を訪れ、前に欲しがっていたトルコ家庭に良くある棚に敷く滑り止めのシートをプレゼントしたら、「女将、この本知ってる？」見せられたのがMarie Kondo、日本では「こんまり」で有名な彼女の著書の英訳版。２冊見せられたうちの片方のタイトルが「Spark Joy」で（『ときめきのなんたら』を訳すとこうなるか、うまいな）などと思いつつ、「あー、知ってる日本の片づけのカリスマでしょ。日本ですごい人気なんだよ」「洋服は四角くたたむ、ってその方法がもう目から鱗」「そうなんだ。私必要無いから読んだことないけど」嫌な感じですみません。「友達のXXがすごくいいって教えてくれて。彼女もこの本読んで家を片づけたのよ」「なるほど」「棚の中味を全部出して分類しなくちゃいけないのよね」「ときめくか、ときめかないかで分けるんでしょ」「でも私の服ってすごい量じゃない？全部出せるかどうか、、、」「あのさー、日本人はあなたの家より狭い家に住んでいて、その中でタンスの中味を全部ぶちまけて分類しているんだよ」「（無視して）女将もちょっと読んでみなさいよ～」それで本を手に取ると、興奮して人に勧める割にまだ読み途中らしく栞が挟んである。栞の先のチャプターに目を通していたら、こんまり嬢が言った。「収納グッズは買うな」。でも私の友人、この30分前にTKマックスで「5ポンドで安かった！」ってでっかい、おもちゃ箱サイズのイレモノを買っていましたが。そんで家に戻ってから「なに入れよう～？」ってこれ、読んだことないけど、こんまり的にやっちゃいけないことなんじゃないの？友人は今すごくやる気を出しているので、そのやる気の炎を消して欲しくない。だが言いたい。こんまり本をまずは最後まで読め。行動はそれからだ。あともし、英語の読解力を付けたいのなら、こんまりの英訳本をあえて読むのもいいかもしれない。つまらない小説よりずっと頭に入ってくると思う。（アマゾンUKに売っています）応援よろしくです→
15Mar
- またイギリス行ってた
  （最近WiFiの接続が悪くて、いつ切断されるかドキドキしながら打っている）サイアクだったACCAの試験を忘れるべく（前記事参照）イギリスに行っていた。というのは嘘で、スーさんのイギリス研修にノコノコくっついて行った。スーさんが研修中、私はサザンプトンのショッピングセンターで買い物。良く行っていた中華料理屋と中華食材店が無くなっていてショックだったが、美味しい四川料理レストランで激辛マーボー豆腐と激辛キャベツ炒めが食べられてご機嫌だった。今回の滞在でこの日のランチがベストだったな。（一方のスーさんのランチはサンドイッチだったらしい。気の毒に）イギリスに行く日、朝早い便だったので６時の始発電車に乗るつもりが、なんと私もスーさんも目覚ましをセットし忘れてしまい、「にゃあ」「なに？っておーい！！６時１５分ですけど！！」ヤム（猫）に起こされ九死に一生を得た。お礼のキャットフードを買ったのは言うまでもない。ヒースローに着いたその足で飲茶レストランへゴー。隣のテーブルにはザ・駐妻と思われる日本人女性グループが座っており、人の噂話と「どうやったら英語がうまくなるか」について語り合っていた。誰も自分自身の話をしないところが不気味だったが、ボスママと思われる女性が会話のほとんどをリードしていたから、多分彼女にいろいろ知られたくなくて黙っているのだろう。これぞ処世術。お疲れ様です。でも本気で英語を上達させたいのならイギリス人とランチに出かけるのが一番手っ取り早いと思う。今回英国靴のメッカ、Northamptonにも久々に行ったら、Edward Greenのファクトリーショップがセールをやっていて、スーさん大喜び。私も女性用の黒の靴を通勤用に使っていたが（エレガントなのよー）、今回のセールでは残念ながら女性用は無かった。セールには中国人と日本人もいっぱいいたが、私、日本語の文庫本を読んでいたにもかかわらず、日本人に英語で話しかけられた。その日はちゃんと化粧していたのに、、。化粧、もうやめようかな。そのあと今度はドクターマーチンのファクトリーショップに行くとエドワードグリーンとは異なる客層でギュウギュウ。タトゥーとピアス率、高し！私はそちらでショートブーツを買った。あとはお決まりのTKマックス。今マークbyマークジェイコブスとケイトスペードのピアスがいっぱい入っていて、値段もビスタービレッジより安い！私かなり買い占めたので、イギリス在のみなさん、もう買いに行ってもいいですよ（笑）。応援よろしくです→
08Mar
- 史上最悪の試験会場
  前記事に書いたがACCAを受験してきた。試験の手ごたえ以前に、試験会場が最悪だった。会場はいつものタクシムにあるビル。多分ブリティッシュカウンシルの系列？語学レッスンや留学斡旋もしているっぽい。いつもそこの教室を借りて試験が行われる。今回の受験生は私を含め６人だった。私が受けるF8が４人、P７が２人。トルコじゃマイナーなACCAを勉強している者同士、受験生とはすぐ仲良くなる。みんな英語話すし。今何教科終わってる？どうやって勉強してる？どこから来たの？などたいてい試験前はおしゃべりしている。今回出会ったトルコ人女性はこのP7が最後の科目だそうで、妊娠２回を経つつトータル７年の勉強もそろそろゴール、と嬉しそう。リビアから来た男性もいた。彼は先週の金曜からトルコ入りし、明日のF７も同じ会場で受けるそう。イタリアから来たっていうトルコ人もいたな。そんなメンバーで12時から試験が開始。と同時に、隣のビルで工事が開始。壁一枚隔てた隣で工事が開始。ドンガ‐‐‐‐‐‐ガガガガガガガガガガガガドリルがうなりまくる。わざとこのタイミング狙ったでしょって言うくらい見事にこっちとシンクロしていた。でももう試験始まってますから、騒音にイライラしてエネルギーをそっちに使いたくないわけ、こっちも。なんたって試験は3時間15分の長丁場。でも隣でドリルがうなっている横で集中出来るはずもなく。出来たら逆にすごい。（こりゃ終わった。この試験落ちた）と早くも確信した。試験管が慌てて工事を停めようとほうぼうに電話をかけまくり、それが更にうるさい。30分経ってもドリル音が止まず、リビアの彼が「なんとかしてくれ」と懇願した。他の生徒たちからも怒りと呆れの声が上がる（当然私も）。「すみません、今別の教室を手配していますから」てことは試験中に移動？？？ええしましたよ、移動。問題用紙抱えて全員で5階から２階に移動。途中「こんなの生まれて初めて」とトルコ人女性。トルコ人でもそうなんだ。こんなんトルコじゃしょっちゅう、じゃないのね。誤解するところだった。彼女この科目で最後なのに、運が悪すぎる。2つ目の教室がこれまた狭くて、6人がぎゅうぎゅうに詰め込まれた。試験管が私と１メートルも離れないところでこっち向いて座っており落ち着かないったら。しかもドリル音もしっかり聞こえたまま。でも文句言うエネルギーなんて誰も残ってないので試験はすぐに再開された。本当最悪だった。サイアク！！今日はこれからACCAに文句のメールを送る。受験料返してほしいくらい。多分他のみんなも書いているだろうな。いや、リビアの彼は今日もあの会場で試験なんだ。心の底から検討を祈る。応援よろしくです→
07Mar
- ACCA週間
  明日からACCAの３月期試験が始まり、１週間に渡ってイギリス時間の午前１０時から世界各地で死闘が繰り広げられる。私も明日のF8 Audit and Accuranceに参戦（ライブ風）。トルコは２時間の時差があるから12時開始である。日本は3月だと冬時間なので午後7時に開始。終了は午後10時半。お、お疲れ様です。会場がタクシム広場の近くなのでテロのリスクを回避するべく、明日は地下鉄は極力避けてフェリーと徒歩で行くぜ。自分トルコで受験って感じがするぜ。F８は再々試、3回目の挑戦なので余裕しゃくしゃくと言いたいところだが、いやいや全然。前回はわずか1点足りずで不合格だったけど、なんでそこまで点が取れたのか？と首かしげつつ復習して終わった。去年12月に受けて合格したF9も、もし不合格だったら金曜日に再受験するつもりだった。その場合、水曜からイギリスに行くので月曜にトルコでF8受けて金曜にイギリスでF9を受けようと。イスタンブール会場っていつも同じ科目の受験生が一ケタだし、たまには100人単位のイギリスの会場で受けるのも今後のモチベーション維持にはいいかなと思っていたのだが、運良くF９は受かったんでそれもなくなり。金曜は思いっきりハイストリートでショッピング。AccessorizeとH&MとTopshopでピアスをチェック。TK Maxxを舐めるように見回り、ランチは飲茶＆ビールそれを励みに明日がんばります。応援よろしくです→
06Mar
- 濃霧な日
  私のブログって写真が全然無くてつまんないだろうなあと、これでもちょっとは心苦しく思っていたりする。それで、この前ものすごい濃霧の日があったので撮影してみた。我が家（16階。日本式に言うと17階）から見た景色。奥の真っ白に霧が漂っているところがボスフォラス海峡です。（カディキョイ・モダ方面）普段はヨーロッパ側のトプカム宮殿やブルーモスク、アタトゥルク空港に降り立つ飛行機、アジア側とヨーロッパ側をつなぐフェリーや黒海に向かう貨物船でかなりにぎわっているんだけど、全く見えない。この日はほぼ終日、船が汽笛を鳴らしていた。衝突するかもしれないからね。それに車のクラクションが重なり（こちらはいつものこと）、幻想的な見た目と違い、かなりうるさい一日だった。元船乗りのスーさんに言わせると、「こんなの全然大したこと」無いらしいが。どんだけー（古）応援よろしくです→
05Mar
- 歯の治療が終了
  朝から女性テロリスト２名の立てこもり＠バイラムパシャで幕を開けた昨日（約２時間後に射殺）、オスマンベイの歯医者に行ってきた。こういう物騒な事件が起きた直後ってつい地下鉄を使うのをためらうが、天気が悪くてフェリーとバスを乗り継ぐとどれだけ時間がかかるか分からないので地下鉄にした。全然いつも通りの運行だった。私の歯医者なんてバイラムパシャのニュース知らなかったし。受付嬢に慌てて聞いて知る始末。暮らしている人間はそんなもんかもしれない。私も日本領事館からのお知らせメールが無かったらまず把握していなかっただろう。歯医者では前歯のセラミックの接着を仮のものから半永久の強力セメント（？）にしてもらった。装着具合を確かめるために１か月試用してみてのGoサイン。これにて１年半に渡る治療が終わった。「それじゃ次は一般検診ってことで年末にでも予約入れますね」「悪いけどそれ僕じゃなくて僕の同僚に連絡してもらっていいかな」「なんで？」「知らなかった？僕２週間後にカルフォニアに移住するんだ」「聞いてない」「急に決まってさ。とりあえず１年くらい、でも向こうで開業出来たらもっとかな」どおりでさっきまで「本当に今のトルコにはうんざりだ。仏教の方が全然平和だと思わないかい、女将」随分と熱く語ると思っていたら、そういうことか。トルコ出るってか。この歯医者さんが気に入っていたから残念だけど、新境地での成功をお祈りして別れた。そのあとスーさんのオフィスに行くとトルコ人スタッフがインドのスタッフと電話で会話をしていた。（スピーカーを使っていたので丸聞こえ）「すみません、恐れ入りますが英語を話す方いっしゃいますか？」ってトルコ人スタッフがお願いするのが聞こえたが、そのインド人スタッフ、最初から英語を話していますよ。たーしーかーにアクセントきつくて超早口だけど。私は部外者なんで知らん顔するべきなんだけど、たまらず爆笑してしまった。インドにアウトソーシングしている会社あるあるですな。メアド見てもどっちが苗字でどっちが名前か、それどころか男性か女性かすら実際に話すまで分からない。あとムンバイの最終電車は夜中の12時らしく、ギリギリの時間にコンタクトすると彼らさらに早口になります。そのあとスーさんとHozierのコンサートに行ってその日は終わった。テロがあろうとなかろうといつも通りの生活だ。応援よろしくです→
29Feb
- トルコで眼鏡を新調する
  スーさんが眼鏡を作ることになり、家の近所の眼鏡屋５件を渡り歩いて見積もりを取った。普段チェックしないが、意外と眼鏡屋が多いことに気づく。最終的に一番見積もりが安かったところに決めたのだが、そこの女性従業員がなんと私と同じ語学学校（ブリストルのELC)に通っていたことが判明！世間は狭し。一気に親近感が沸く。だからというわけじゃないが、ついでに私の眼鏡も２つ新調することにした。フレームはTKマックスで買っていたマークBYとプッチがあったのでそれで。マークBYの方をその女性従業員がえらく気に入り、「これ欲しい、私が欲しい」を連発、つけたままどっかに行きそうになったので慌てて止める。定価の１０分の１の激安品だけど、あげません。意外とレンズが安くて、普通と薄めのにして４枚全部で約12,000円。もし高かったからイギリスで作ろうと思っていたから助かった。ちなみにレンズの度数は今使っている眼鏡で良ければそっからデータを取ってもらえるみたいだけど、トルコでは眼鏡屋での視力チェックが禁止されているので、眼科医に赴き検眼し、そのデータを眼鏡屋に持参して眼鏡を作ってもらうのが正しいプロセスです。この女性従業員とは語学学校のことも色々話した。「学校には日本人の生徒さんもいっぱいいましたよ」「私が通った時はトルコ人も結構いた。出来たトルコ人の友達は1人だけだけど。今アンカラにいるんだ」「なら私はあなたの2人目のトルコ人の友達ですね（はにかむ）」どうしよう、私惚れられてるかも。隣にいるスーさん完全に無視されてる！来週の仕上がりが楽しみだ。応援よろしくです→
26Feb
- 猫エサ問題
  最近うちの猫たちがネコ缶を食べてくれなくて困っていた。トルコに来た当初は同じものを喜んで食べていたので飽きたと思われる。「なら食べんでいい、この贅沢ネコめ」「おねがーい、食べてー」を毎日交互に繰り返し、シカトされ、まだ大量にある缶詰ストックの前で途方に暮れていた。こういう時イギリスだとスーパーに良く置いてあるペットフード寄付用のカートに持って行くのだが、もちろんトルコにそんなものはない。野良猫は至るところにいるけど私が餌を与えに行かずとも他の住民がたらふく与えているし、実際、野良猫の方がうちの猫たちより太っている。しょうがないので別の種類の猫缶を探すが、トルコのスーパーは種類が少なく（既に全種類試した）専門のペットショップはお値段が張るから日常的に与えるのに抵抗がある。でもそうも言ってられないかも、と思い始めたところで、うちの近所のちょっと変わったペットショップを思い出した。貸店舗だったそのスペースに半年ほど前から大量のペット商品を運び入れるばかりで、いつまでたっても開店した様子の無い店。窓からこっそり覗くと見たことのないネコ缶がいくつか置いてある。良く分からない店だけどこりゃ突撃するしかない、とスーさんが意を決して従業員らしき男性に声をかけた。「この店、いつ開店するんです？」意外にも英語が堪能なその男性は意外なことを言った。「ここは卸だから小売りはしないよ」ええええええ。「ここで買ったのを横流しするトルコ人が多過ぎるから、小売りは一切やらないことにしているんだ」がっかりである。「それは残念。うちの猫たちがネコ缶食べてくれなくて困っていて」「どこのを与えてるの？」「GｘｘｘY」「あれはダメだよー笑。うちの猫も食べないもん。お宅には売ってもいいよ」「え？」「お宅になら売ってもいいよ。この缶試してみなよ、うちの猫たちもこれだから」てことで２缶持って帰って来たスーさん。早速猫たちに食べさせたら食いつく食いつく！！しかも卸だからお値段も激安。こりゃ買いだ、あの従業員がいるうちに買った方がいい。そのままUターンで店に引き返し、計２３キロの猫缶をスーさん、我が家まで担いで帰って来た。これで当分我が家も安泰である。応援よろしくです→
24Feb
- 朝食ビュッフェ
  「安かったから」とスーさんが卵を30個も買ってきてしまい、その処理に頭を悩ませている。もともとあった6個と合わせ計36個。一瞬自分B&Bを経営している錯覚に陥った。茶碗蒸しとか卵豆腐とかを考えたがダイエッター必須事項の「卵は1日1人1個」がよぎり勇気が出ない。とりあえずおでん用に5個ゆで、スーさんには卵3個使ってオムレツを焼いた（自己責任）。来週は染み卵かな。卵は大好きなんだけどなぁ。買い物メモに卵と書いて渡した私のミスなのか？そんな中久しぶりに朝食ビュッフェに行ってきた。トルコで人気の朝食ビュッフェは色々なレストランが提供していて、すごいところだと「200種！」を売りにしているところも。興味があって行ってみたが、そのうちの５割がオリーブとチーズだった。朝食ビュッフェは私たちのような外人夫婦、普段は納豆ご飯とマーマイト付きトーストの夫婦がたまにはトルコの朝食でも～、なんてときに重宝する。逆にいつも不思議なんだが、来ているトルコ人たち、普段も絶対家で同じものを食べているのになぜわざわざビュッフェ？って思う。でもたいてい２家族単位とかで食べているから中国人の週末飲茶みたいに、食べるというより家族や友人と一緒に食べるのことに意義があるのだろう。私たちが行く朝食ビュッフェもそういうトルコ人達に人気のところでいつ行っても外人は私たちだけ、少なくともアジア人は私だけのところである。なのにホスピタリティに溢れたウェイターが日の丸の卓上旗（国連の日本代表席においてあるようなヤツ）をわざわざ我々のテーブルに乗せてくれたもんだから、私としては「アジア人」くくりで十分なところ、全力で「日本人です」を店内にアピールすることに。（しかもトルコ国旗と交差させ、今からここで友好条約の調印式でも行われるようだった）案の定、食事後にデザートカウンターに行った私の背後で、従業員たちが「ジャポン（日本）」「ジャポン」「ジャポン」と連呼。私がここで日本人であることをアピールするメリットってなに。するとスーツ姿の女性従業員（ウェイトレスではない）がつつつーーっと私に近寄り英語でデザートの説明を始めた。「こちらはお米とミルクのプディングです」「ストラチですか？」「え？」「ストラチじゃないのかな。私好きなんだけど」「ごめんなさい、あなたの言ってる事分かりません」「ストラチじゃないならトルコ語でなんて言うの？」「ストラチ」「って言ってんじゃん！」「（無視して）私これ絶対おすすめ、食べた方がいいです」同じ物見て話してんだから少しは想像力働かしてくれよ、と思いつつストラチ食べました。好きなんで。ここのビュッフェは飲み物込々で45リラ（2,000円くらい？今のリラ値が分からん）。これを高いか安いかは個人の判断に任せるが私の場合、その日はビュッフェ以外何も食べなかった。ビュッフェではもちろんゆで卵には手を出さず。家に２８個あるから！応援よろしくです→