昨日の夜に幾分まとまった雨が降ったとはいえ、
ここのところお天気続きで乾燥がすごい。
洗ったタオルがあっちゅー間にパリパリに乾く。
同時に私の肌もパリパリ、クリスピー。
自慢じゃないけど学生の時、
「顔でテンプラが揚がる」と言われたほどオイリー肌だった。
昼休みに油とり紙4枚消費ですから。テラッテラ。
だから乾燥対策って実は良く分かっていなくて現在試行錯誤中。
とりあえず棚にあったBio-Oilを塗り塗り。
「今のあたし、顔に油塗ってるよ!」
あの時の私に言いたい。
そんな中、週末にスーさんは黒海のパンを買いに出かけた。
黒海の街Riva近くに
自分の家の窯で焼いたパンを軒先で売っている集落がある。
その中の一件をスーさんはひいきにしていて
ストックが無くなると買いに行くのだ。
トルコのパンと言えばフランスパン風のバゲットが有名だし、
私も焼きたては好きだけど、自分ち用に買うことはない。
というのも乾燥しやすく、すぐカラッカラになるから。
今の私の肌同様。
トルコ人は乾く前に余裕で1本消費するから問題ないだろうが、
我が家で普段パンを食べるのはスーさんだけ。
そして乾いたパンは美味くない。(私の肌同様)
黒海のパンはバケットと違い、しっとり重くて
ブドウの葉が巻かれているのが香りのアクセントになっている。
サワードウ・ブレッドが好きならまず気に入ると思う。
スーさんがいい例。
スーさんがいつもの奥さんのところに買いに行くと、
「焼きたてだから」と新聞紙に包んでくれた。
うー、ホカホカ。いい匂い。今すぐ食べたい!
そう思ったスーさんは、早速近くの安レストランに行き、
「ハムシのフライと、すみませんがこのパンを切っていただけないでしょうか」
マイ・ブレッドを持ち込みと、大胆なことをしでかした。
だが厨房担当のスカーフおばさんは、
この一見ロシアともアメリカとも見えるガイジンが、
地元のパンを持って来たことに、すごく喜んだらしい。
おばさんはパンを切るために台所に持って行った。
そのすぐあとに
「ヤバンジ(外人)!ヤバンジ!」
の怒鳴り声が厨房から上がった。
トルコ語は分からないが、
この単語だけは分かるスーさんが心配になって台所に目をやると、
ちょっと頭が弱そうに見える青年が、
スーさんのパンをむしゃむしゃ齧りながら、こっちに近寄ってきた。
「これはあなたのパンだから、謝ってこいと言われました」
いいよ、地元の人ですら食べたいパンなら本望だよ。
スーさんはそれしか言えなかったそうだ。
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ここのところお天気続きで乾燥がすごい。
洗ったタオルがあっちゅー間にパリパリに乾く。
同時に私の肌もパリパリ、クリスピー。
自慢じゃないけど学生の時、
「顔でテンプラが揚がる」と言われたほどオイリー肌だった。
昼休みに油とり紙4枚消費ですから。テラッテラ。
だから乾燥対策って実は良く分かっていなくて現在試行錯誤中。
とりあえず棚にあったBio-Oilを塗り塗り。
「今のあたし、顔に油塗ってるよ!」
あの時の私に言いたい。
そんな中、週末にスーさんは黒海のパンを買いに出かけた。
黒海の街Riva近くに
自分の家の窯で焼いたパンを軒先で売っている集落がある。
その中の一件をスーさんはひいきにしていて
ストックが無くなると買いに行くのだ。
トルコのパンと言えばフランスパン風のバゲットが有名だし、
私も焼きたては好きだけど、自分ち用に買うことはない。
というのも乾燥しやすく、すぐカラッカラになるから。
今の私の肌同様。
トルコ人は乾く前に余裕で1本消費するから問題ないだろうが、
我が家で普段パンを食べるのはスーさんだけ。
そして乾いたパンは美味くない。(私の肌同様)
黒海のパンはバケットと違い、しっとり重くて
ブドウの葉が巻かれているのが香りのアクセントになっている。
サワードウ・ブレッドが好きならまず気に入ると思う。
スーさんがいい例。
スーさんがいつもの奥さんのところに買いに行くと、
「焼きたてだから」と新聞紙に包んでくれた。
うー、ホカホカ。いい匂い。今すぐ食べたい!
そう思ったスーさんは、早速近くの安レストランに行き、
「ハムシのフライと、すみませんがこのパンを切っていただけないでしょうか」
マイ・ブレッドを持ち込みと、大胆なことをしでかした。
だが厨房担当のスカーフおばさんは、
この一見ロシアともアメリカとも見えるガイジンが、
地元のパンを持って来たことに、すごく喜んだらしい。
おばさんはパンを切るために台所に持って行った。
そのすぐあとに
「ヤバンジ(外人)!ヤバンジ!」
の怒鳴り声が厨房から上がった。
トルコ語は分からないが、
この単語だけは分かるスーさんが心配になって台所に目をやると、
ちょっと頭が弱そうに見える青年が、
スーさんのパンをむしゃむしゃ齧りながら、こっちに近寄ってきた。
「これはあなたのパンだから、謝ってこいと言われました」
いいよ、地元の人ですら食べたいパンなら本望だよ。
スーさんはそれしか言えなかったそうだ。




