丁稚烏龍帳 -35ページ目

丁稚烏龍帳

today,detch stood live on the earth,too…


富士屋入り口
 黄葉を満喫すること二時間半。日も翳ってきたし、ぼちぼちと足を表参道方面に向けます。
 表参道ヒルズってどこにあるんだろうなぁ…と探す気はあれど、関心はなく。さらっと過ぎ行き、青山学院前も越えて、いたるは渋谷駅。
 今夜の口開けは、また迷ったよ、富士屋本店でございます。いつも、東急の前からぐるぐる迷っちゃって目印の上州屋がみつけられないのよね。


 それはともかく、地下一階の階段を下りると、来ました地下に広がる広大な空間、私達のオアシス。今日も左奥の定位置に陣取ってと、そういえば初めてきた時から、この位置以外で飲んだことないなあ。初めての一人酒のときも、シェフと二人、指しで飲んだときも、四、五人でお邪魔したときも。こういう全方位飲み屋の場合、立ち位置によって見える風景がガラッと変わりますし、またスタッフも変わってきますからね、自然と慣れた位置に足が向いてしまうのかな。 
 湯豆腐
まずは生ビールをお願いします。それと、湯豆腐はじめました(200円)の黒い紙が目に入ります。まずは暖を取らないと…って、生ビールなのに(苦笑)。湯豆腐もお願いしますね。
 さて、出てきた中ジョッキを煽って乾杯!寒い季節もとりあえず生、足がズキッと…いや、最近身の危険を覚えなくはないんですよね、周りにも発症されてる方が何人もおいでですし。それはともかく、グビッとうまいねどうも。程なくして、あつあつの湯気立つ湯豆腐登場。ノーマル湯豆腐は、奥丹のも我が家のもあまり好まない私ですが、こちらのだったり、立石鳥久のだったりは好物なんでございます。というのも、こちらの湯は出汁のしっかり効いたスープなんでございます。いやあ、温まりますねえ、ほくほく。


ハムキャベツ
 さて、先ほどの続きで、定番メニューの黒板を見回すと、あれごぼう天がない。品切れかな?まあ、食べきれないから注文するつもりはないけど、あの大人の頭部(顔じゃないよ)大のごぼう天もパリパリでおいしいのよね。今回はもう一つの定番、ハムキャベツとおすすめのさんまの開きをいただきましょう。

 立ち位置正面の厨房で、おかみさんが冷蔵庫から取り出したのは大袋一杯のハムの切り落とし。キャベツをごそっ、マヨをニュニュッと、そして出てまいりましたこの一品。まさに、ハムの造山運動や~!(c)某レポーター。これがまた、厚切りのハムがうまいんだわ。どうもあのペラペラのは食べた感じがしないというか、ハムは断然厚切り派のあたくしでございます。実際フレッシュなキャベツとハムの旨味にマヨネーズがこくを添えて、おいしいんだなあ。これで350円はお得だなぁ。

さんまちゃん
 続いてロースターの扉がオープン、そのまま焼き網を取り出してと…って、ああ扉からなんか出てるなと思ったら、焼き網をロースターにそのまま突っ込む構造なんだ。皿までは運びやすいけど、熱は逃げないのかね…なんて余計な心配をしつつ、大根おろしを添えられて出てまいりましたさんまの開きちゃん。これまたパリッとした焼き加減がいいですねぇ。添えられた大根おろしも甘みが強いし、これから大根が美味しい季節になりますね。余談ですが、ついに買っちゃいました、大根おろし器(苦笑)。いや、前のおろし器があまりに鈍くて、引越しの時にお役ごめんにしてからこっち、買わなきゃと思いつつ、つい情にほだされて、ここまで…。おいしい季節に間に合ってよかった。ちなみに、さらに余談を重ねますが、のどもとにチクッと一本、お土産もいただきました(^-^;渋谷夜景


 さてさて、ほどよく小腹も満ちてきたし、そろそろ次に移りましょうか。カウンターの上のおつりを回収して、1350円でこれだけ食べられるとは、それは秀治感激なわけですよね。渋谷にもほっとできるお店がある…そんな悦びを感じながら階段を上り、クリスマスのイルミネーションに彩られた街の雑踏のなかに足を踏み出します。さて、次はどちらに参りますかな…。

 今日は大阪からの使者、やなちゃんの歓迎会が銀座で開かれます。

やなちゃんは、こちらのサイト を主宰されています。これまで関西地区を精力的に飲み歩いてこられましたが、先ごろ職場異動に伴って関東進出されたのでした。あたしも幾度か一緒に飲んでいただいた…一番最近は、新春最長乗り越しの時ですけど(苦笑)…んですが、その度にゆれるやなちゃんになられていて、今度こそは顔を売り込むで~という覚悟で出かけたのでした。



歌舞伎座  会社をつらつらと定時ですり抜けて東銀座駅で下車。階段を上がれば、変わらずの歌舞伎座の威容。ジャパニーズギンザに来た気分が高まりますね。

 今日の会場は銀座二丁目のひろし。飲み放題込みの4000円のコースです。会場に至るまでに、前を歩いてるシェフを捕まえ、階段のうえでは幹事の親分としんちゃんが話しこんでいる輪に入るや、コンビニから今日の主役のやなちゃん、続いてご無沙汰のいけちゃんと続々とメンバーが集まります。

 会場は地下一階、漁小屋風のディスプレイに明るい店内、奥の幅広のテーブルに通されます。今日の参加者は11名、やなちゃんを真ん中に思い思いの席につきながら、最初は昨日の話から、「昨日は酒も持たんと寝てました~」という人、「気づいたらテレビ付けっぱなしで三時だったよ」と笑う人ひとり、そして、「気づいたら成田でしたー」というこの私(苦笑)酒だらけのテーブルに

 そんなオープニングではじまった今日の宴会。ビールを注ぎあいお料理もドカドカっと出てきて、久々の女性陣ともご挨拶。ラストは腹黒い叔父貴が満を持して登場です。全員そろったところで、今日のもう一つのイベント、親分のサイトのオール4の切り番ゲットのお祝い、いけちゃんに心づくしのプレゼント。この頃には、月・火限定サービスの五人に一本の地酒四合もペロリと平らげ、空いた熱燗のとっくりがゴロゴロ、ついにはウーロンハイをつくってもらうのではなくて、自前でやっちゃえとボトルを取り始めます。あいかわらず、すごいねぇ(苦笑)


  

 でまあ、予想通りの展開ですよ、一次会で納まってる俺たちじゃぁない…と、ジョン・スミス大佐ばりに二次会、
中落ちうま 築地のたぬきに突入です。やっぱり日本酒は回るわねぇ、カウンターで面白い大将と板さんにいろいろ突っ込みいれたり、中落ちうまうまと食べてた記憶も断片的に少なくなって、いつしかブラックアウト。



 ふと、気がついて下車すれば…、し、し、新浦安ぅ!?新浦安ってあれですよね、千葉の海っぺりを走ってて、横須賀線と並んで東京駅の乗り換え困難路線NO,1っていう京葉線(沿線住民のかた、ごめんなさい)。二日連続でやるかねぇ、しかし。おいらも好きねぇ…なんて冗談言ってる場合じゃない。

終着駅
まだ朦朧とした頭が弾き出した今日の答え。とりあえず、浦安まで行ってから考えよう。そういうことで、深夜の北帰行。湾岸道路を乗り越えて、ずんずんずかずか4kmあまりの道のりを、途中寒くなったといやぁコンビニで暖を取り、住宅地の只中で現在地がわからなくなれば、道端の新聞販売店のおじさんに道を教えてもらい、人の心の温かさにこっそり涙の夜更け道。



東西線の浦安駅にたどり着いた頃には、既に四時を回っていましたとさ。電車の中の暖かさに、一度家に戻る途中、目が覚めたらお花茶屋の扉がしまるところ、と堀切菖蒲園まで再度の乗り越し。一日に二回、二日で三回も乗り越す阿呆が、ここにひとり。家に帰って30分の仮眠が本当に貴重な朝でした。ふとんのぬくもりに包まれて。

ホイル焼き外観
 島といえば、島大輔。ツッパることが男のたったひとつの勲章と歌い上げた、今では一大コメディアン、かつては超獣戦隊の一俳優…ではなくて、それは山鳥だっちゅうねん。島大介ね、あの緑色の人ですよ、往年の宇宙戦艦ヤマトフリークの皆さん。え、ヤマト知らない?そうでしょうねぇ、調べたら完結編から26年も経ってるのね。ともかく、ワープといえば島さんなの(断定)

 ワープ理論が現実になる日は来るんでしょうか。宇宙を四次元的に折り紙したり、進行方向の空間を圧縮する分、後背の空間を超膨張させたり、いろんな手をつくして時間と空間を飛び越える交通手段ですが、本当にあったらいいなと思いますよね。ふと掲示板を見るとおいしそうな絵が載っていて、僕もカウンターに座っていた~い、でも現実は千葉の片田舎~(T-T)というときとか。だって、都内まで一時間かかるんですもの(苦笑)ゲソホイル内観
 さて、月曜日。月曜日と言えば田端でしょう。本日はご友人の卑弥呼さんのお誕生日。お祝い会をささやかに開こうというシェフにお誘いいただいきました。会場は主役のご希望を踏まえて田端初恋屋さん。僕自身もご無沙汰だから楽しみ楽しみ。

 時間ちょっと前に着いたら、店内は満席満タン。予約の電話は入れておいたから、それまででもというお客さんも入っているんですね。ネクタイ族が楽しそうに杯を交わしています。さすがは下町の社交場。

 様子を見ていると、定刻に親分ご登場。じゃ、入りますかとおかみさんに顔を出したら、予想通りに予約席につかれていたお客さんと入れ替わりに、店内に入れていただきます。最初は二人で乾杯の予行演習を。

 僕自身の近況、遅れてしまった親分へのご挨拶、おっとこ前Hさんやらとかげさんやら最近の知り合いの話などなど、ビールをはさんでつもる話を交わしていると、少し赤い顔のシェフがご登場、池袋でホッピーをやっつけてきたそうです。では、主役は少し遅れるそうですから、何品かいれますかねぇ。

 お刺身はあとで盛りあわせてもらうとして、まずはホイル焼きをもらいましょうか、時節もので牡蠣と茸のホイル焼きなんておいしそうじゃないですか。げその方ももらいましょうかね。それに、ここに来たらと親分と目配せ。やっぱりまぐろのかま焼きでしょう~。ちなみにかま「煮」もありますよ。定番かま焼


 出てきたお魚型の鉄板の上にしっかりつつまれたホイルちゃん。固形燃料に火をつけて、としているうちに美女ご登場~。本日の主役、卑弥呼さんです。迷わずにようこそと、シェフと僕のメール案内をあわせてたどり着けたそうです。キーワードは「大きなスロープ」です、初めての方は大きなスロープを目印に探してみてください~。

 ということで、改めまして乾杯!おめでとうございます!ワインとカステラというアンバランスなプレゼントでしたが…事前の打ち合わせしなかったので(苦笑)…喜んでいただけたようで何よりです。では、食べよう!飲もう!

 ちょうどホイル焼きも湯気が出て頃合のようですよ。ホイルを開くと、ふわっとごろの香りが立ち上ります。手前はげそホイルだったのね、まずは一箸。げそが柔らかくて、絡んだわたが素晴らしい!苦味は強くなく、口の中をさわやかにしてくれます。親分と二人目を交わして、ごろが濃すぎないのがいいねぇとにんまり。ではではかきの方はと、こちらは茸の香りがいいですねぇ、出汁が少し甘めなんですね。これもまたいいなぁ。


 そして、かまのご登場。当然、卑弥呼さんは目を白黒。さ、お初の方にはクイズです。これでいくらだと思いますかぁ?スーパーで買っても、500円とかするから焼き代もかかるし…としばし思案顔。でもディスカウントして600円くらい…ブブー。正解は280円なんだな、これが。本当、通っている僕らとしても信じられない価格です。しかも、脂もジューシィな身がたんまり付いているんだもの。幸せ幸せ。

 お酒は初恋屋ボトルに切り替えてと。このあと、美女もう一方らーさんがお越しになったのですが、それまでの時間で三人でボトルが空いて、さらにもう一本…思えば、これがすべての始まりだったのです。


 そんな述懐は無視して、満を持しての刺身の盛り合わせちゃん。タイミングよろしく、らーさんもご登場!角皿にぎっしりとお魚が、そして今日のごはんは、なんとさんま寿司になってるじゃあありませんか!少しだけごはんを食べて、酔いが回らないようにしてくださいね、という大将の親心。でも、もう遅かった(苦笑)…いや、さんまの甘みも味わえて、極上だったのですよ。つぶも甘くて、トロもとろけて、だから加速しちゃったっていうか…ねえ。


〆のうどん
 〆の一品はみんなが大好き稲庭うどん。つるつるの絹のようにすべらかな口当たり。かみしめれば小麦の美味しさがつけ汁の旨みと渾然となって、のど越しも最高。つるつるつるつる、いくらでも入っちゃいます。事実、春先に座敷で十人程度の小宴会をしたそのときには、みんなでむさぼりお代わりまでして、店中のうどんを食べつくしたという我々ですから(苦笑)

 いやあ、本当に満腹満足。お会計もものすごくやさしくて…ああ、ここで今日が終わっていれば! 


 ここから、もう一つの物語が始まります。いや、みなさんの予想通りですが(苦笑)…。

刺盛

sora 週の頭に二日も飲みますと、その後はだらだらながら仕事が続くわけでありまして、後半三日はお仕事に専念灸…えぐえぐ、時間があったら偶然を装って(笑)、武蔵屋に先回りとかしたかったのに(T-T)。

で、課題山積のまま、休日に突入。でも、休日出勤はしないもんね。仕事道具をもって帰ってきてるから←負け犬。


でも、こんなにいいお天気なんですよ、部屋のなかにこもっているなんて、もったいないじゃないですか。明日は曇りがちなんですよ~だ。

出かけるなら今日だ~、今日しかないんじゃ~。

貴重な一日、まして秋晴れ、これからどんどん寒くなってきますからね。出かけるタイミングを逃してはなりませんわ。

と、おでかけ心を思いっきりそそられています。んー、野宿しに行きたーい。余談ですが、今年は少し都内の紅葉、遅れ気味だそうですね。12月上旬までたっぷり楽しめるみたいです。

さて、週末の義務、洗濯機回しながらゴロゴロと…も終わったし、どっちが義務かっていうと、後者の方が…zzz。まずは花川戸に靴でものぞきに行ってこようかな。でもって、紅葉の具合を覗きに、百花園でも帰りしなのぞいてみますかね。お散歩日和万歳!


そして、今週末も仕事の本は開かれることがないのでありました~。

あ、わかっちゃいるけど辞められない♪、な小市民的心理ですねぇ。

では、いってきます。

green white brus trippa 10月21日の土曜日。

去年、山梨に訪れてから一年目のその日。


 東京は生憎の曇天、京王線に乗って高尾に向かうと、着いた頃には小雨までパラつく始末。さすが雨男、エッヘン(T-T)。

 しかし、そんな心配もなんのその、力関係もはっきりと山を越える旅に天気は回復傾向、甲府盆地に入る頃には透き通るような青い空。


 高尾からはボックスシートに乗り換えて、車窓から外を見ながらプライムタイムをプハァ~ッと。これが旅よ、旅。25駅二時間半ほどかけて、到着しました長坂駅。


 ここから歩いて30分弱、駅から離れるとすぐに広がる緑の景色。途中のアップダウンが…と嘆く同行者m蔵さんを「予約まであと30分だよ~」と背中を押しつつ、緑の中を歩きます。僕にとっては食事前の軽い運動にちょうどいいくらいですけど、まあ、居酒屋散歩スキーなんで、人には強く言えませんわな(苦笑)…。


 ということで、上り坂途中のカーブを幾度か曲がった先、緑の斜面の中腹にウッドデッキがあらわれます。

 ここが目的地、トラットリア・イル・ポルトローネです。


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 お店までのもう一頑張り。

 斜面を上ると奥様がお出迎え。「お待ちしていました~」、「いつもすいませーん」なんて話をして、厨房の中にいるシェフにも一言御挨拶。

 そして、予約をお願いしたデッキに案内してもらいます。天気がよくて良かった~、一山越えればもう長野も近いこの長坂、昨日はストーブを炊かなきゃ表に出られなかったそうで。

 天候に恵まれて感謝。間違いなく、僕の日頃の行いのせいではないので(苦笑)。


 さて、席に着いて、お飲み物は…いつもワインリストを見るたび思うのです。んー、ワインわかる人ってすごい~。日本酒わかる人もすごいと思いますけどね。ひとしきり眺めて、一人でボトルは空かないだろうなぁということで、ハウスワインの白をカラフェでいただきます。


 そして、景色を眺めながら待つことしばし、ワインと定番の前菜、ブルスケッタが参ります。これを見ると、ああ、長坂に来た~って感じがします。オリーブペーストの塩気、モッツァレラのトロふわ~っとした食感が、カリッとしたおフランスパンとベストマッチ。

 続いての前菜は、たこの溺れ煮にトリッパ。どちらもやらか~い。蛸は冷製で味がしっかりと染みて、トリッパは温かくてとろけるようなハチノスの食感が心地よいですねぇ。加えてもういっちょ、これ(中央下)ドルチェじゃないんですよ。鮭と白子のゼリー寄せ。綺麗な赤色は、裏手の畑で栽培している何とか草の色素だそうで、白子がとろとろ、鮭の身の旨味が濃いと鮭好きのm蔵さん、いたくお気に入りの御様子です。

sirako spa


ここまででも結構なボリュームなんですよ。このお店のなんと言ってもすごいのは、コースそれぞれの料理がおいしくて、かつ本当にはちきれるばかりにおなか一杯に食べられることにあるんです。

さて、炭水化物党垂涎の二品が運ばれてきます。まずは貝柱のクリームパスタ、こちらの淡いカレー風味のクリームパスタは、一度食べた人は忘れられないんじゃないでしょうかね。それほどに濃厚で後をひくお味。パスタ半分ほどで、半年ほど前に導入された石窯で焼かれたピッツァが運ばれてきます。

ウォォッ、生地がパリッとしてバジルソースも効いてて、いやん思い出して今唾液が滴りますがな(^-^;。

まあ、普通の人ならここで十分でしょうが。このあと、来るんです、メインが(笑)。
pizza
お魚は鮪ほほ肉の香草パン粉焼き。…こればっかりですけど、うめ~!!!

フォークでカリッと揚がった身を割れば、なかから滴る肉汁!ご、ご、ごはん~!

お肉は鴨のもも肉のローストですか~、いやーん、鳥房を思い出すー(苦笑)。この添え物のあけびのような代物、ジャガイモなんです。ほくほくしていて、これまたうまい!

最後のデザート、パンナコッタのキャラメルソースに舌鼓を打って、本日のお食事終了とあいなりました。いや、企みとしてはせっかくの中央本線日帰り旅行なので、帰り際に中野なり野方なりに立ち寄って、キンミヤ一杯~なんて考えていたのですが、とてもそんな余力はございませんでした。翌日の午前中まで十分、満腹でしたから。いやぁ、シェフ、本当にごちそうさまでした。

お料理を堪能し終えてから、テラスでくmaguro つろぐ時間も贅沢に…。


そして、まもなく二年目の冬を迎える…。

二回目の大忘年会はどうなるのかなぁ。また、お邪魔しま~す。kamo panna

bluesky kai niku imo tiri 10月15日の日曜日。

徳多和良若手ジョーレンズ三銃士、やまぞさん、サークルk氏、zeroさんが音頭を取ってくれた芋煮会&バーベキュー。

秋の高くて青い空の下、埼玉県のみさと公園でわ催されました。


大将お手製、先生灰汁取りの芋煮。

おいもがほっくり、お肉とお醤油ベースのお出汁のあじわいも深くておいしい!だって、80cm級の鍋でっせ。たっぷりつくると美味しさも増しますね。

最後の南国さんお持ちよりうどんもおいしかった~。


バーベキューコーナーでは、たっぷりの野菜、肉、肉、肉にパリッと焼けたソーセージ、それらに続いては魚介の応酬。的鯛、海老、白貝…etc、挙句は秘伝町屋もんじゃが団子屋さんのお手製で。

わっくんの手元に口出しするすーさんの声、んー、やっぱり徳多和良だ(笑)。







でまぁ、表題ですが、今回は前回と違ってみなさんの集まりのいいこと、いいこと。

定刻に着いたらほとんど最後。その遅れを取り戻すためではないのですが、漁師さんと一所懸命に火起こし。

うちわで扇いでたりもしたのですが、漁師さんの「やっぱり、口が一番(送る風の方向、量の)調節できていいんだよね」のお言葉に、真似してみようと思いまして、がんばったさ。恵比寿ビール片手に、熱いナァと思いつつも。

で、見事に着火に成功、よーし次の一杯はシャリシャリホッピーだ~!と意気揚々と引き上げましたら、m蔵さんに笑われまして。


「なぁにぃ、髪の毛どうしたの?」

「なにってなに?」とまるで気づいていないワタクシ。

「パーマかかってるよ」。徳のおかみさんも一緒になって笑い出される始末。

なんですとー!それってもしかして…鏡を見に行く間もおしく、デジカメでとってもらったら、あーあチリヂリでやんの。

思えばこれが私の人生初のパーマ体験でありました。


人はいう、これを「前髪バーベキュー」と…。

どうも眉毛とまつげも一部焼けてたみたいなのよね。酔い子のみんなも、火の取り扱いには、十分注意しようね!


チャンチャン♪

九月の最後のお話です。遅く来た夏休み。午後からお休みをいただきました。

さて、どこに行こうかな。ひさしぶりにあのまちに足を向けますか。
京成電鉄どんどこどんどこ、日暮里で山手線に乗り換えてずんずんずかずか、うっかり
田端で乗り換え忘れて大塚まで行って引き返し…まだ、飲んでないのに(T-T。
ということで、京浜東北線で四駅。来ましたよ、東京の北の関所、赤羽。


時刻は午後二時過ぎ。少し出遅れましたかね。赤羽は、都下でも貴重な朝酒スポット。
ということで、ランチ代わりに足を向けたのは、北口左手のピンク街。パチンコ屋の角を
曲がって、おお、この時間から赤提灯が煌々と灯っています。ikoi それはそうですよね、朝
の七時からやっていてくれるのですから。
赤羽巡り一軒目は、立ち飲みいこいです。


こんにちはとのれんをくぐると、目の前に先輩方がずらりと取り囲むコの字のカウンター。カウンター左手の中ほど、惣菜メニューのよく見える位置に滑り込みます。
「はい、おにいちゃんいらっしゃい、何にする?」親父さんの元気な塩辛声が響きます。
まずはチューハイと、目の前に並んだ茶色い高峰、うの花をいただきます。
「あい、ありがとうね、290円になります」やすいね、どうも…ボールが180円にうの花は110円だもの。うの花に限りません、まぐろブツや煮込みなどの基本メニューは110円、もつ焼き、豚バラなどの串焼きメニューは220円というシンプルな構成が潔く。

290 では、一人乾杯、中ジョッキをぐびりと煽ります。んー、すっきりドライハイ。
いいねぃぃね、お休み気分が盛り上がってきます。さてと、卯の花は…と、これまた僕好みのするお味だなあ。甘くしっとりと煮込まれたおからが、口にほどけて行きます。ああ、幸せなお味。
コの字のカウンターの奥のテーブル席では、サラリーマン四人が会議中。お店の中では違和感感じなかったけど、いまにして思えばいいのか、この時間から(笑)?
向かって左側の厨房では女性陣が串うちしたり、大なべを回したり、しこみの真っ最中。
そしてお父さんが元気でよく動く。キビキビと足元の灰皿を片付けたり…宇ち多、100円ショップなどと同じく、吸殻と灰は足元へのスタイルになんです…、割り箸の補充をしたり。そのさなかにお客さんからの注文を受けて、カウンターの中に戻ってはお皿を出して…そして精算されるお客さんに、ありがとう、また来てねと声をかける。清清しさを感じました。

カウンターに並んでる大皿に、とろとろに煮込まれたナスの煮付けがありまして、これは行くしかないでしょう。おなすください、「あ、なす味噌ね」。なす味噌なんだね、これ。nasu


とろとろのなすの上にはゴマがパラりと。まずは一口…あま~、そしてうま~。こういう田舎風というのでしょうかね、強い味付け大好きなんですよ、あたし。これでごはんがあったら、相当進むなぁ…なんて考えてしまうのは某党派の面目躍如。
この味付けだと、サトイモの煮っ転がしもいいんじゃないですか…んー、濃茶色の色味がすばらしい。一口かじれば表面に味がしみて、中身は比較的白いまま。このバランスがいいんでしょうか、塩辛いばかりじゃなくて、お芋の味わいが秋を感じさせますね。


sora んー、もう一杯行きたいところだけど、飲酒六杯制限の中、昼から二杯はいかんでしょう。
と泣く泣く我慢の子でありました。ハイボール一杯に三皿で530円の豪勢なランチになりました。ここはセンベロ(千円でベロベロになること、なれる店の意)どころか、500ベロができますねぇ。ほてった頬に、お父さんの「ありがとう、また来てね」の声も心地よく。



見上げればピンク街にも高い空

syozan

いやあ、あついピーカンです。

9月2日の土曜日。この日はちょうど立石サンバカーニバル。

前日ご近所のもつ屋さんで、下町の中将と偶然出会い、気づけばお付き合いすること四軒、最後のカムジャタンまでがっつり飲み食いした結果、頭が少し重いかなあ。


目覚めたのは早かったものの、洗濯しなきゃなあと思いつつ、だるさに負けてゴロゴロと。

えぇいと意を決して起き出したのは、午前九時二十分。まもなく、滝口順平アワーでございます。洗濯物をたたんでネットに入れながら、やはり見るでしょうぶらり途中下車の旅。お、今日は京成ですか、押上からスタートね、どこ行くんだろう…最初は曳舟、ほうほう。

で、次はって、なんですと舞の海関、「立石ってはじめて聞きますね」だぁ(笑)?

ってことは、あ、やっぱり下車するんだ。どこ行くんだろう、お、仲見世じゃない方行くんだね。見たことある路地だね…あ、あの建物は、引越し候補地No.1(笑)。

なに、こんな奥に鍛冶屋さんがあるんだ、へぇ、自分も勉強不足です。


で、鍛冶屋さんつながりで、なんと栄寿司ッスかぁ。

板さんちょっと照れてるのが、かわいい。

最近、ちょいと御無沙汰ですし、そのうち時間をみつけてのぞいてみましょう。

と、もう一軒立石で知らないお店を紹介してもらい、今回のぶらりはお役立ち度高いぞよ~。


menu

ということで、洗濯終えてお布団干して、更にそのお布団の表裏をひっくり返したところで、時刻はお昼時。ほんだば、お昼にでかけましょうかね。

しかし、ベランダで干し物しててもあちいッス。こんな日は、そうねおうどんつるりと行って見ましょう。立石だとついつい昼酒しちゃうから、普通のお料理屋さん、全然知らないの、テヘ。

うどん屋だとすると、立石駅から仲見世側に出て四つ木よりに三分、けんけんの先の斜めの道を入ったところの新しいお店か、それともそこそこあちこちのメディアでとりあげられている…例:葛飾ケーブルネット(笑)…、あの店にしようかな。


仲見世前をとおりがかると折りよく、踊り手の一団が。黒装束に身を包み、手には…ん、これってよさこいでないの?まあ、ジャンルはなんでもいいのか、みんなで揃って楽しく踊ってればね、よしごはん行こうっと振り返ると、そこに巨大な山のような人影。なんて偶然なんでしょう、Hじゃないやまちゃんです(笑)。

確かにこの御夫妻とは、以前も旅行帰りに仲見世ですれ違ったり、街中で見かけたりってことも多々あるんですが、いやあ、最近偶然遭遇率高いなあ。ひとしきり御挨拶をして、足を仲見世に向けると黒山の人だかり。まさかまさかの、そう栄寿司に行列がぁぁぁぁ。そんなバカなと重いながら、テレビの効果ってすごいんだなぁとまざまざと見せつけられてしまいました。


ま、それはともかく、うどんうどんっと♪。

目指すは東四つ木。立石駅からは徒歩15分ほど、わかる人にわかりやすくいいますと、善ちゃんから平和橋通りに斜めに向かって五分くらいの立地でございます。目的のお店は↑こちら、賞讃さんです。

六席ほどのカウンターに、奥は六人がけと四人がけのテーブルが二組ずつ。計26席の店内はあいにく満席。平和橋通り側の入り口で、並ぶことにします。といっても、そこはファストフードうどん、待つこと5分ほどで回転です。


メニューには写真つきで15種類ほどのうどんさんが。ん~、カレーうどんって気分じゃないんだけど、温かい肉汁うどんで汗をかくのも気持ちよさそうだなあ。でも、やっぱり涼やかに冷やしにしましょう。冷やし元気玉をお願いします。ちなみに聞いたところ、卵入りは元気玉とたまごがあるんですが、元気玉は温泉卵なんだそうです。genki

オーダーから待つこと3分、来ました来ました、おー、つやつやのうどんちゃんじゃないですかぁ、目にも涼やかですねえ。それにこの揚げ玉の凛と立っているところが素晴らしく食欲をそそります。あたし、揚げ玉がフニャッとする前にサクサクッとした状態で冷たい汁に絡めて食べるそばもうどんも大好きなんです。


うどんを口に含めば、むふ~歯ごたえよろし、でも噛み切れないほどではなく、口の中でうどんと汁がダンスしているようですよ。汁の味付けもぼく好み、やや甘めでいながら甘すぎず、ピタッと来ますねぇいいですよ、美味しいですよ。口の中にいつまでもうどんが入っていてほしい感覚っていうんでしょうかね、すすっては噛み締め、のど越しを楽しみ、でも息継がず次の一箸を付けてしまう感覚。tubo


いやあ、うまいうまい…しかも、この盛で500円、この味付けならもしかしたら特盛(200円増し)も行けそうかも…と思いつつ、ふとカウンターに目をやれば、なにやら小ぶりの壷一つ。なんじゃら?とふたを取ってみると、これがメニューの裏に書いてあった味を広げる魔法のスパイスですね。

 では、さっそく一つまみ。うほっ、辛味はあるんだけど、辛くない、むしろ美味い!ただでも美味しいと思ったうどんが、これを入れるとさらに味わいが膨らむ感じです。いやあ、いかん、本当にとまらな~い。ズルズルッ、ズルズルッと、ついに最後までたぐりきってしまいました。こらあ、温かいのも含めて、いろいろ試してみるしかないッスねぇ。うちから歩いて25分、それだけ歩く価値は十分にありますね。ああ、幸せ…思わずもう一杯~とオーダーしたくなる味わいでした。(この日は五時から堀切ののんきに行く約束があったので、なんとか自制できました)。

 表の暑さもまた一つのスパイス、暑い中ですすりあげるうどんの一口一口に、確かな涼しさを感じた昼下がりでした。ご馳走様でした、また来ます~。



こんばんわ、と暖簾をくぐる。店内、カウンターは満席。仕方もなく、手前に一棹残されたテーブル

に着く。一人で四人席を占める、ゆったりと飲めるのだが、あとからグループの方が来たらどうしよう、

そう思うと気ばかり急いてしまう。

もちろん、お店の方はゆっくりしていってとスマイルで歓迎してくれている。おかみさんは、申し訳なさ

そうに「そこでいい?」と言ってくれる。だからこそ、辛いのだ。飲みたいものを飲んで、乾きを癒して

サッと出よう。


カウンターの最前線で微笑みかけてくれる先代のおかみさんに、「ハイボールをください」とお願いす

る。ほどなく出てくる琥珀色の液体と、一びんの炭酸。

グッと瓶を逆さまにグラスにつきこむのも方法だが、今日はゆったりとグラスに炭酸を注いでいく。ち

ょうどすりきりの手前で炭酸が注ぎおわる。淡い二酸化炭素の泡沫がグラスの中を踊る。まずはグッ

と一杯。

ああ、川向こうから歩いてきた渇きが癒される。お通しを持ってきてくれたお嬢さんに、「すいません、

ハムカツをお願いします」。「はい、わかりました」と丁寧に答えてくれる。


ham 店内は左手に14人ほど掛けられるL字カウンター、右手に四人がけが三棹。これがすべて埋まっている。もちろん、僕のテーブルだけは別だが。

そして、それぞれの人が生き生きと、まわりの人たちと語り合っている。全員が顔見知りではないのだろうが、常連さん方を中心に居合わせた人たち同士が打ち解けて、とても活気がある。今日のおつまみは皆さんのお話としよう。


ぐびりとボールを煽る。「お互いもう若くないなぁ」なんて、白髪交じりの職人風のお父さんが、60代だろうか年輪がうかがえる御老体と話し込んでいる。「誰それが嫁に来たのは、30年前で、あんときゃここで飲んでて、今会ってももうおぼえてないだろうなぁ」…僕が生まれた頃から飲んでらっしゃる、そして変わらずにこのお店を愛してる。

大衆酒場はかくあるべきなんだろう、ご近所の心のオアシス。


「はい、できあがりましたよ」。にこやかにお嬢さんがハムカツを運んできてくれる。常連さん方とわけへだてなく、僕のような新参にもやさしい。

四つに切られたハムカツを口に運ぶ。1cmほどの厚さのハムカツ、衣は細かく、歯を当てるとシャリッという軽やかな食感で口の中にほどける。適度に油を吸った肉の旨味が口の中に広がる。なんて、やさしいハムカツなんだろう。ポールスターのソースがぴったりと来る。


ana

ボールのおかわりと穴子煮をいただきましょう。

すぐに出てきた穴子煮は肉厚の身と、にこごりなったゼリー状の汁がお皿の上に鎮座ましましている。これは見事と目で楽しんだあとは、お箸を伸ばして…やわらかい。口の中でほろりと崩れる感じ。そして、このたっぷりのにこごりが穴子の旨味を含んで、舌に還元してくれる。これで400円はお値打ちだ。

向こうのテーブルに出てきたイカバター焼きなんて、450円で大皿にテンコ盛。ベーコンエッグも今度来たときに試してみたい。


そんなことを考えながら、カウンターのお話もおつまみに一時のくつろぎ。贅沢な時間。

二杯のボールを飲み終える。この空間にもう少しひたっていたい気もするが、あしたからしばらくお酒も続くし、これで切り上げよう。お勘定はしめて1250円。

「ごちそうさまでした」。席を立つと、店内の皆さんが目礼、さきほどの長老などは「あ、どうも」なんて声をかけてくれる。

先代のやさしい笑顔に惹かれて集まってくるご近所の方々、だからこそ僕のような新参にもやさしく。ここは、岩金酒場。

やさしいハムカツ、談笑の輪、下町のあたたかい酒場。iwakin

 あれ、ここどこだろう…?
 新居での最初の目覚め。その朝の素直な感想。なにせ天井が高い。立石の住まいは、

ロフト付ワンルーム。そのロフトの上が僕のねぐらだった。正座をすると頭が天井にすれる

高さで寝ていると、屋根が近い。手を伸ばせば、天を掴めるかのような高さである。ところが、

新しい寝床で手を伸ばしても天井に手が届かない。なんという解放感!
 そして、家を出て駅までの景色の違い。ああ、僕は新たな場所にいる…そう初めて実感し

た瞬間でした。


別れがあれば、出会いもある。
住み慣れた我が家に、さよならを告げたその日から二週間。新たなまちで新たなお酒との

出会いがありました。今日はそんなお話をしてみましょう。


さて、今日はネットの宅内工事日、それは休みを取らざるを得ないでしょう~ということで、

公然と有休申請。もちろん、目的は別なところにあるんですが(笑)。工事はさっさと午前中

に設定して、午後から飲むのが人としての道理というものです。
 予定時刻早々の九時過ぎに電話屋さんご登場。作業はものの十分で完了。午前中にも

ろもろ作業できるじゃないですか。「おっ、これは幸先いいぞな!」と小躍りするワタクシ。holiday
 ひひひ、今日は一時半から宇ち入ったるで~と、その前に時間もできたし、本棚見繕いに南船橋まで足を伸ばしますか。なにせ、我が家、本やら雑誌やらで足の踏み場がないけんね…っとその前に、宇ち多の様子はと仲見世をのぞくと違和感が。あれ、まだシャッター閉まってるよ…いやな予感。

…そして、愕然、茫然自失、自我はともかく本日の予定が崩壊した一瞬でした。なんでか休むかねえ、僕のお休みにあわせて…。後日、確認をしたところ、朋友とかげ澤氏が同じ悲哀を前日に味わっていたことが判明。お互い、ついてないねぇ(苦笑)。


その衝撃から抜け出せぬままにフラフラと、船橋競馬場(駅)。メジャー片手にホームセンターをのぞいてみても、どこか上の空。ああ、どこか昼酒スポットはなかろうか…船橋まで足を伸ばして、三時から一平か…あ、晴れ間が射してきた。一回もどってふとんを干さなきゃと、ここでも出戻り。僕はなんて計画性がないんだろう…もう予定がぐずぐずだぁと自棄になろうとしたとき、天啓が訪れたのです。


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昼に飲めなきゃ、その分、夜に飲めばいいのだ…と。edo
気分を切り替えて、新居お引越し記念、近場の飲み屋を探検しよう企画の発動です。
まずは古巣立石で一軒目。宇ち多からの流れで、当初の予定に組み込んでいた、「江戸っ子」ははずせません。
布団を干して洗濯機を回して、適宜時間をつぶして、午後四時半には店の前。すでに店内は七分の入りで、皆さん営業開始の四時半を、時計をにらみつけるようにして待っています。


 そして、天童よしみの一声、「ご注文、どうぞ」。あちこちからかかる声、その大半はやはりボール。僕もボールをひとついただきます。立石さっぱり系ボールの代表格、江戸っ子のハイボール。琥珀色の液体にレモンが一切れくるくると。羽のような軽い甘味と鼻に抜ける香り、そして爽やかなのど越しの三重奏。乾いた体に染み渡る…いぃーねっ!


nikomi そしてあて。僕が江戸っ子を訪ねるなら、唱えねばならぬ呪文があります。

「煮込み豆腐ありますか?」この時間帯なればこそ、江戸っ子名物煮込みの

大鍋にぎっしり浮かんだ大ぶりの豆腐。これが早いときは、ものの一時間で

なくなってしまうのだから恐るべし。
 江戸っ子のキーワードは、「軽さ」だと思うのです。ボールの軽やかさに加え

て、煮込みもまたしかり。宇ち多は言うに及ばず、ミツワにしてもそうですが、

江戸っ子のそれは味噌味の強い煮込みではなく、もつの旨味の効いた味噌汁

のような煮込み。飲める煮込みこそがこの店の真骨頂だと思うのです。

 それに豆腐が加わることで、さらにさっぱり感と旨さが倍加する…そんな気がします。


 焼き物はレバかしら混ぜたれで行きましょうか。通常四本で供されるもつ焼き

を、二本ずつ組み合わせるのが混ぜ。味付けは塩、たれ、そしてニンニクの効い

た辛だれの三種類からチョイスします。maze 中には混ぜられない組み合わせもありま

すので、ご注意を。標準的サイズのもつ焼き(宇ち多、ミツワ、道場は明らかに規格外でしょう。三平がその中間位かしら)は、混ぜを使えば一人でもいくつもの種類を食べられるのが江戸っ子のよいところ。レバの焼き具合も半生で、たれの濃い甘味とぴったり来ます。

肉の旨味をかしらで味わい、その根本に一切れのアブラ…二種の味わいが楽しめます。


 さて、店内もほぼ満席ですね、ボールを二つで早めに席を立つとしましょうか。ご馳走様でした。お勘定はしめて1250円でした。
 おっ、空が青いね、おひさま燦々、スタートは少し遅れたけれど、昼酒の醍醐味はやはりこの踏み出した一歩の青空でしょうね。さて、次に行こうか!