いやあ、あついピーカンです。
9月2日の土曜日。この日はちょうど立石サンバカーニバル。
前日ご近所のもつ屋さんで、下町の中将と偶然出会い、気づけばお付き合いすること四軒、最後のカムジャタンまでがっつり飲み食いした結果、頭が少し重いかなあ。
目覚めたのは早かったものの、洗濯しなきゃなあと思いつつ、だるさに負けてゴロゴロと。
えぇいと意を決して起き出したのは、午前九時二十分。まもなく、滝口順平アワーでございます。洗濯物をたたんでネットに入れながら、やはり見るでしょうぶらり途中下車の旅。お、今日は京成ですか、押上からスタートね、どこ行くんだろう…最初は曳舟、ほうほう。
で、次はって、なんですと舞の海関、「立石ってはじめて聞きますね」だぁ(笑)?
ってことは、あ、やっぱり下車するんだ。どこ行くんだろう、お、仲見世じゃない方行くんだね。見たことある路地だね…あ、あの建物は、引越し候補地No.1(笑)。
なに、こんな奥に鍛冶屋さんがあるんだ、へぇ、自分も勉強不足です。
で、鍛冶屋さんつながりで、なんと栄寿司ッスかぁ。
板さんちょっと照れてるのが、かわいい。
最近、ちょいと御無沙汰ですし、そのうち時間をみつけてのぞいてみましょう。
と、もう一軒立石で知らないお店を紹介してもらい、今回のぶらりはお役立ち度高いぞよ~。
ということで、洗濯終えてお布団干して、更にそのお布団の表裏をひっくり返したところで、時刻はお昼時。ほんだば、お昼にでかけましょうかね。
しかし、ベランダで干し物しててもあちいッス。こんな日は、そうねおうどんつるりと行って見ましょう。立石だとついつい昼酒しちゃうから、普通のお料理屋さん、全然知らないの、テヘ。
うどん屋だとすると、立石駅から仲見世側に出て四つ木よりに三分、けんけんの先の斜めの道を入ったところの新しいお店か、それともそこそこあちこちのメディアでとりあげられている…例:葛飾ケーブルネット(笑)…、あの店にしようかな。
仲見世前をとおりがかると折りよく、踊り手の一団が。黒装束に身を包み、手には…ん、これってよさこいでないの?まあ、ジャンルはなんでもいいのか、みんなで揃って楽しく踊ってればね、よしごはん行こうっと振り返ると、そこに巨大な山のような人影。なんて偶然なんでしょう、Hじゃないやまちゃんです(笑)。
確かにこの御夫妻とは、以前も旅行帰りに仲見世ですれ違ったり、街中で見かけたりってことも多々あるんですが、いやあ、最近偶然遭遇率高いなあ。ひとしきり御挨拶をして、足を仲見世に向けると黒山の人だかり。まさかまさかの、そう栄寿司に行列がぁぁぁぁ。そんなバカなと重いながら、テレビの効果ってすごいんだなぁとまざまざと見せつけられてしまいました。
ま、それはともかく、うどんうどんっと♪。
目指すは東四つ木。立石駅からは徒歩15分ほど、わかる人にわかりやすくいいますと、善ちゃんから平和橋通りに斜めに向かって五分くらいの立地でございます。目的のお店は↑こちら、賞讃さんです。
六席ほどのカウンターに、奥は六人がけと四人がけのテーブルが二組ずつ。計26席の店内はあいにく満席。平和橋通り側の入り口で、並ぶことにします。といっても、そこはファストフードうどん、待つこと5分ほどで回転です。
メニューには写真つきで15種類ほどのうどんさんが。ん~、カレーうどんって気分じゃないんだけど、温かい肉汁うどんで汗をかくのも気持ちよさそうだなあ。でも、やっぱり涼やかに冷やしにしましょう。冷やし元気玉をお願いします。ちなみに聞いたところ、卵入りは元気玉とたまごがあるんですが、元気玉は温泉卵なんだそうです。
オーダーから待つこと3分、来ました来ました、おー、つやつやのうどんちゃんじゃないですかぁ、目にも涼やかですねえ。それにこの揚げ玉の凛と立っているところが素晴らしく食欲をそそります。あたし、揚げ玉がフニャッとする前にサクサクッとした状態で冷たい汁に絡めて食べるそばもうどんも大好きなんです。
うどんを口に含めば、むふ~歯ごたえよろし、でも噛み切れないほどではなく、口の中でうどんと汁がダンスしているようですよ。汁の味付けもぼく好み、やや甘めでいながら甘すぎず、ピタッと来ますねぇいいですよ、美味しいですよ。口の中にいつまでもうどんが入っていてほしい感覚っていうんでしょうかね、すすっては噛み締め、のど越しを楽しみ、でも息継がず次の一箸を付けてしまう感覚。
いやあ、うまいうまい…しかも、この盛で500円、この味付けならもしかしたら特盛(200円増し)も行けそうかも…と思いつつ、ふとカウンターに目をやれば、なにやら小ぶりの壷一つ。なんじゃら?とふたを取ってみると、これがメニューの裏に書いてあった味を広げる魔法のスパイスですね。
では、さっそく一つまみ。うほっ、辛味はあるんだけど、辛くない、むしろ美味い!ただでも美味しいと思ったうどんが、これを入れるとさらに味わいが膨らむ感じです。いやあ、いかん、本当にとまらな~い。ズルズルッ、ズルズルッと、ついに最後までたぐりきってしまいました。こらあ、温かいのも含めて、いろいろ試してみるしかないッスねぇ。うちから歩いて25分、それだけ歩く価値は十分にありますね。ああ、幸せ…思わずもう一杯~とオーダーしたくなる味わいでした。(この日は五時から堀切ののんきに行く約束があったので、なんとか自制できました)。
表の暑さもまた一つのスパイス、暑い中ですすりあげるうどんの一口一口に、確かな涼しさを感じた昼下がりでした。ご馳走様でした、また来ます~。