見切り発車で書き始めたこのテーマ。
夫の飲酒問題のあれこれと、話し合いの結果までを綴っていきます。
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⑪はここから。
2年前に断酒を決意した夫を待っていたのは、新しい職場での激務と、冷ややかな私との暮らし。
そんな状況下で、夫は仕事と家族サービスをひたすら頑張り、
東京へ来てからの2年間は飲酒トラブルなく過ごせていた。
ところが。
つい2か月前、このテーマで書くきっかけになる出来事が起こった。
夕食後にリビングでのんびりしていると。
自身の健康診断の結果を夫が見せてきた。
「ここは経過観察って書いてあるけど、この数値なら問題ないらしい。これは○○でね…」
夫の解説を聞きながらページをめくると。
飲酒習慣の欄に、夫がしたであろう「月に1~3回飲む」との回答が目に入った。
その瞬間、ズシンと胸に衝撃が走り、体が固まってしまった![]()
……実は私は、夫が飲酒していることを知っていた。
夫は学生時代からの友人と、1~2か月に1度、彼が東京出張で来るたびに会っていて。
おそらくそのときと、会社の飲み会でも多少飲んでいる気配があった。
泥酔しない程度に気を付けられているようだったし、頻度も少なかったので、目をつぶっていた。
本当は「なんで飲んじゃったの?」って言いたかった。
でも、
「飲酒を責めるとその罪悪感から逃げるためにアルコールへの依存を強めてしまう」
とアルコール依存症関連のサイトに書いてあったから、
「責めてはいけないんだ」と自分に言い聞かせ、見て見ぬフリをしていた。
なぜ外で飲んでいるのが分かるかというと。
匂いです。
わたしの嗅覚が敏感なせいもあるかもしれないけど、飲んで帰ってきた翌日の夫の部屋はすごく臭い。
開いたドアから独特の異臭が流れ出てるからすぐ分かる。
…健診結果を見たときの話に戻ると。
夫は私が飲酒習慣のところを見て固まっているのに気づいて「やばい!」と思ったのか、
自ら見せてきといてアホ
慌てて私から冊子をもぎ取り、
「ちょっと見せて!ここはね…
」と、他のページを開いて説明しはじめた。
こういうときの男性って誤魔化すのがすごく下手だ。上手くても嫌だけど。
滑稽な夫を目にして、またしても私は咄嗟にひらめいた。
天才かもしれない
夫が飲酒習慣のところを見せないようにしているのかを確かめるため、
「もう一回見せて!」と言って冊子を奪い取り、その辺りを読むフリをしてみた。
すると夫はさらに焦った様子で、「あ、そこはね…
」と言いながら、再び私から冊子をもぎ取り、別の項目の話をしはじめた。
これは、確定だ
隠そうとしている![]()
その後は夫の顔を直視することができなくなり、バクバクと高鳴る心臓を落ち着かせるため、自室へ行った。
夫が飲酒していることは知っていたのに、なぜこんなにも私は動揺しているのか?
その理由を布団の中でじっくり内省した。
次に続きます。こちら
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