以前から興味はあったものの人前で振り回すものだし、と手を出していなかったリシャフトですが、試打クラブ作成でいろいろ吹っ切れたのでスリーブ装着などもやるようになりました。
いろいろ失敗事例とかも揃ってきたのでネタにしていきたい所存。
おやくそく
本記事は個人の感想であり、ゴルフクラブ加工を指南するものではありません。
本記事内容を真似た結果不具合に遭遇してもブログ主は一切の責任を負いかねますので自己責任でお願いいたします。
さて導入でリシャフトに触れましたが
まずはグリップ交換から
よくゴルフ用品店にテープと溶剤がセットになったものが販売されています。
入門用には良いですが容量も少ないので慣れてきたら、というか最初から個別買いがオススメです。
溶剤はコレをずいぶん前に購入して愛用しています。
ちょっとお高かったですが、最近はリーズナブルな製品もあるみたい。
グリップ交換でよく使われるのは石油系溶剤のものですが臭いんですよね。
作業スピードが求められる工房には適しているのかもしれませんが、時間に余裕があり一発でグリップの挿しが決まらない素人作業には向きません。
モジモジしてる間に揮発してグリップが動かなくなっちゃったりして。
あとセット品の溶剤&テープを使わなくなった一番の理由でもあるんですが、石油系溶剤は下巻きテープの粘着剤も溶かすのでグリップを挿した際に削ぎ落とされた粘着剤でグリップが汚くなるんですよね。
非石油系溶剤のデメリットとしては揮発しにくいのでじゅうぶんな乾燥時間を置く必要があります。
揮発というより蒸発に頼るので冬場などは作業後は暖かい部屋に置いておくのがいいカモ。
日本語の表記が全くありませんが、Google先生によれば、
・非毒性
・無臭
・不燃性
・すべてのテープで効果的
・含まれるもの:イソパラフィン、水、界面活性剤、軟化剤
だそうです。
使う前は振って中身をよく混ぜたほうがいいとのコト。
あらためて確認するまでやってなかったな。。。
下巻きテープはバッファローのコレを使っています。
ライト(ゴルフ用品会社)が取り扱うようになってからは普通のゴルフショップでも見かけるようになりました。
幅広のテープでぐるっと巻けるので楽です。
シャフトの太さ次第で若干重なる部分ができますが、そういった部分はバックライン側になるようにしています。
気になる人は細目のテープで縦巻きにすればいいんじゃないでしょうか。
下巻きテープの役目は接着ではなくグリップ挿入が楽になるよう滑らせることなのでシャフトとグリップが直に接するような装着でも何ら問題は有りません。
古いグリップの除去には定番のコレが便利です。
普通のカッターでも代用できなくはないですが、シャフトに傷をつけてしまいそうで気を使います。
ただしこれも万能ではなく、パッケージのような使い方ではカッター刃の背でシャフトを傷つけるおそれはあります。
下巻きテープがどんな貼られ方をしているかわかりませんからね。
グリップをめくりあげながら徐々に切り込みを入れてゆくのが時間はかかりますが確実です。
コレまで何十本とグリップ交換をしてきましたが、いつも悩むのはフェースに対しスクエアにグリップを挿すことです。
アイアンなんかはリーディングエッジで比較的フェース向きを合わせやすいですが、ウッド系だとバルジ(フェースの丸み)があるしそもそも塗装次第でオープンにもクローズにも見えたりするので難しい。
ラウンドグリップであればメーカーロゴがちょっと左右にずれてモジモジする位ですが、バックライン付きのグリップだともろフェースの向きに直結します。
ゴルフ動画で「アマチュアは意外とオープンに構えてしまっている(結果、打つべくしてスライスを打っている)」みたいな解説もあったりして、フェースの向きを確実に把握できる方法はないものかと試行錯誤しました。
用意するもの
・反りのない真っ直ぐな棒(長さは20センチもあれば)
・セロテープ(テープならなんでもいいですが視覚をさえぎらない透明なモノがよさそう)
テープで棒をフェースに貼ります。
アイアンは高さ合わせだけで良いですが、ウッド系はフェースが平坦ではないのでスイートスポットの頂点に貼るようにします。
部屋の中の棚のような垂直と水平の線を持つものに合わせて、棒を垂直方向に、グリップエンドのロゴを水平方向に揃えながらグリップのねじれを修正していきます。
もしかしたら本来のスクエアとは異なっているかもしれませんが、感覚によらない基準で作業できるのでグリップやシャフトの挿しはこの方法でやっています。
あとヘッドのスクエアが把握できるので、構え方(=フェースの向け方)の改善もできるのがうれしい。
グリップエンドに水平方向の指針にできるロゴがなかったら・・・?
気合で(だいなし)