過去数回に亘ってネタにしてきたALL-FIT。
その1(紹介編)
その2(センターずれ編)
その3(パチもん遭遇編)
その4(センターずれ確定編)

センターずれが不可避なコトとウッド絶不調の波が来てしまったので放置気味だったのですが、メーカー不問で取り付けられるシャフトを組みたい需要が発生したので久々に取り寄せました。

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・・・あれ?

デザイン変わってる!?

左:過去入手したモノ/右:今回取り寄せたモノ
取り寄せ先の業者さんは同じです。

Tip径(0.335)の記述があったりアップライト/フェースアングルの度数表示があったり賑やかになってました。

製品名に添えられた商標マークも ™ から ® になっています。
ちゃんと商標登録したんですね。

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反対側の様子。

誇らしげなPATENTED(特許取得済み)の刻印がされていました。
スリーブ自体に特許(個人が持っているとドコカの記事で見た)があったはずですが、メーカを問わず取り付けられるコトに対する特許でしょうか。

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側面その1。

LOW・HIGHの刻印が逆になっています。

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側面その2

過去モノはLOWの反対側がUPになっていて、よくよく考えるとおかしいw
今回モノは順にSTD/HIGH/UP/LOWとテーラー純正スリーブと比べても正しそうです。
ただしどう観察しても偏芯させている構造には見えないので数字どおりの調整ができるのかは不明です。


さて、肝心のセンターずれはどうなっているのか・・・?

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おー!(歓喜)

いいですね。センター出てます。
若干左に寄っている気がしないでもないですが、過去モノと比べたら雲泥の差です。
似たような苦情が溜まって仕様変更に伴い改善されたんでしょうか?

とりあえず買い足して手持ちのシャフトを片っ端からスリーブ交換してみたいと思います。

追記:
いちおう今回モノを取り寄せた業者さん紹介しておきます。
ALL-FITはAmazon上でも取り扱っている業者は複数あり、その全てで新スリーブに変わっているとは言えないので。
わかえゴルフ(Amazon)
メーカー別フィットパーツの有無と種類でお値段が異なります。
注文お間違えなきよう。

注意事項:
私が今回紹介した個体を手に入れられたのはたまたまかもしれません。
本記事と同じ個体を取り寄せられる保証は出来かねますのでご了承ください。

みんなだいすき日本シャフトのN.S.PRO 950GH。

発売から20年経つ今でもアイアンの純正シャフトとして流通しているのは大したモノです。
(40年経って未だ現役のダイナミックゴールドって化け物もいますが)

重量帯のモーダス、軽量帯のゼロスという新たなブランドはありますが、N.S.PROシリーズ単体でも重量別に堂々のラインナップを誇ります。
・N.S.PRO 750GH
・N.S.PRO 850GH
・N.S.PRO 950GH(WF、HT、UTILITYの派生あり)
・N.S.PRO 1050GH
・N.S.PRO 1150GH TOUR

750GHのカーボン繊維を巻きつける手法は後のMODUS3 HYBRIDのヒントになったりしてる?
1050GHくらいまでならゴルフ工房系ブログで目にしたことはありますが、1150GHなんてのもあるんですね。
950GH以外あまり話題に上らないのは新しい設計の(そして利益率も高い?)ゼロスやモーダスを推していきたいからでしょうか。

で、これらの製品名の末尾に必ずついてる「GH」の文字。
ゴルフ記事なんかでもさらっと「950GH」と書かれますが、

そもそもGHって何なんだ?

と気になったので日本シャフトさんに問い合わせてみました。

①N.S.PROシリーズの末尾の「GH」ってどういう意味ですか?
②同様にモーダスってどういう意味ですか?
③モーダス3の数字はなぜ階乗表記なんですか?
④読み方は「モーダススリー」でいいんですか?

日曜日にメールで質問を投げて、翌営業日の月曜日午前には回答をいただけました。
こんな質問に答えていただきありがとうございました>対応窓口担当様

①N.S.PROシリーズの末につく「GH」の意味→ Great Hit

②MODUS3の由来→ 2020年版だとP21に記載ございます。以下、抜粋。

アイアンシャフトに求められる弾道の「高低/左右・距離・方向性」という3要素の完璧なコントロールを可能にしたことから、この3要素(MODUS=ラテン語で要素)から成り立つシャフトという意味で「MODUS³」と名付けました。

③MODUS3はなぜ階乗表記なのか→ ②の要素を3次元的にコントロールするという意味を込めて、通常の「3」ではなく階乗表記としています。

④正式な読み方は?→ 「モーダススリー」


グレートヒット!

シャフト用のネーミングとしてはちょっとイケてない(90年代センス?)感もありますが、発売当時スチールシャフトの人気はなかったそうで、そんな状況からの起死回生の願いも込められていると解釈するとプロジェクトX的な熱いモノがあります。

モーダスの由来はオンラインカタログに載っているレベルのものでした。
よく調べてから質問すべきでした。反省。
3次元的に云々もどこかの記事で見た気がします。
読み方はゴルフ系動画で「モーダス3乗」って読んでいる人をたまに見かけてモヤモヤしていたのでスッキリしました。
間違って読んでる人はあらためたほうがいいぞ!


「950 Great Hit」でググってもヒットしないのでもしかしたらトリビア的なネタになるかもしれません。

ぜひゴルフ仲間に披露してマウントとってください。

ショートコースなどでよくあるカッチカチのティ用にこんなモノを作ったりしてました。
使用していたシリコンOリングがちぎれてしまい、代替品で良さげなものが見つけられなかったので改善を試みます。

タコ糸は細すぎてポケットの中で絡みやすかったので紐にはコチラを利用。
 

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事務用品の書類のつづりヒモですね。
以前は100均でカラーの数量適量のモノがあったように思うのですが、改めて探しても黒の地味なモノしかなかったのでAmazonでお取り寄せしました。
つづりヒモには一生困らない。

コレを投げ輪のようにして利用することにします。
プットティーの利用が前提です。

あらかじめ先端を結んで抜け防止用のお団子を作っておきます。


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写真のようにヒモをくぐらせて投げ輪を作ります。


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最初に作ったお団子と投げ輪の結びの間には余白がないほうが使い勝手が良いです。

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先端のセル部分をカットします。

そのままだと切り口がほつれてきますのでライターで炙りました。

火の扱いと火傷にご注意。


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プットティーに投げ輪を引っ掛けてヒモの長い方を引っ張って固定。

片側にも同じように投げ輪を作って完成です。

 

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一緒にラウンドしてくれるゴル友にも配りましたがなかなか好評です。


とても便利、なのですがちょっと気になる点が一つ。

 

ヒモで直線を作ることができるため、飛球方向やスタンスのアライメント補正用具とみなされ、ルール的には違反になってしまうかも知れません。


ルールの記述はこんなカンジ。

1. ティー(規則6.2)

ティーとは球を地面から高く置くためにデザインされた機器である。

ティーは下記のようなものであってはならない。

• 4インチ(101.6ミリメートル)を超えるもの。

• プレーの線を示すことができるようにデザイン・製造されているもの。

• 球の動きに不当に影響を与えるもの。

• その他、ストロークをしたりプレーする上でプレーヤーの援助となるもの。

注:プレーヤーがプレーの線を示したり、その他の方法でプレーヤーのストロークを援助するような方法でティーとティーを並べたり、紐でつなげないことを条件として、芝の状態が厳しい場合の例外として、紐でつないだティーや紐でつないで地面に固定したティーをラウンド中に使うことができる。

飛球方向を指すように直線を作ってしまうとアウトっぽいですね。
また「芝の状態が厳しい場合の例外」なのでカチカチマットならセーフだけどティが刺さるならそっち使えってコトでしょうか。

公式競技で使うのは控えたほうが良いですね。

ご利用は自己責任で!

ウッドが振れない症候群、継続中です。

42インチの短尺にしてみたらバランスが軽すぎて左巻きの球しか出ない。

ならば重シャフトならどうだとDG300(当然Rフレックス)を挿してみてもなんだかしっくり来ず。

コースで活用できないウッドから目を背けアイアン型UT&ロングアイアンへ傾倒しています。

現在の試行錯誤状態がコチラ。
 

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キャロのUTはテンセイ青(Aフレックス)にリシャフト。

80g台のモデルですが軟フレックス+カットで最終的に68gになっています。

シャフトの重さ&振り感は良いのですがヘッドがバリバリの弾く系で芯を食っても「パシャッ」という打感が全然キモチよくない。弾くというよりはボールに当たり負けしている感触。

 

タイトのT-MBはプロも単品で使っていたりと興味があったので入手。
挿さっていた硬いスチールは試打もせずに抜き、別途入手したMCIブラック(80R)にリシャフト。
打感はキャロUTよりマシなものの、やはり弾く感じは残ります。
中空ヘッドのアイアン型UTはこういうものなのかもしれません。

で、以前入手していたのを思い出して引っ張り出してきたのがキャロのX-12アイアンの#1。
ゴルフを始めた(ダンロップが取り扱っていた)頃#3~9PASセットを入手し、その後ヤフオクで#1,2を使うアテもなく揃えたもの。
びっくりするのは20年以上前の品なのにオリジナルグリップの劣化が感じられないトコロ。
それほど保存状態に気を配っていたわけではないのですが。
日本仕様のアッセンブルはダンロップみたいなのでグリップにいいゴムを使ってたんでしょうか。

打感はコレが一番よいというオチ。

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ココだけ見るとどんなハイアマチュアだよ!ってクラブ構成。
 


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試行錯誤は続きます。

太グリップ化してからアイアンが大好きになりました。

DGのR400という重量級シャフトを使っていますがぜんぜん振りにくさを感じません。
しっかり握れるようになった要因が大きいものの、総重量を維持したまま軽くなったクラブバランスの影響もあると思っています。

現状クラブバランスは軒並みCに突入。
Cバランスなんて市販品ではレディース・シニア向けクラブとかじゃないと見ない値です。

世の中のクラブはだいたい同じ重量のヘッド、だいたい同じ重量のグリップで、シャフトでのみ重量の選択肢がある状態で組み上げられていて、クラブバランスもシャフト重量に連動しているものがほとんどです。
よって軽いバランスは軽い総重量となり、振りやすくはなるもののクラブ自体のパワーが小さいのでそれを補うために速く振る必要があったり、また操作しやすくなる=腕がいろいろ悪さをしやすくなります。
総重量を重くすればボールを叩くパワーは増しますが、バランスも重くなりクラブに振り回されることに。
総重量(=ボールを叩くパワー)を維持したままバランスを軽くすることができれば非力な人間でも扱いやすいクラブになる?

テンセイがもてはやされているのはカウンターバランス化でその領域に切り込めたからではないかと。

注:カウンターバランス設計なのはオレンジのみのようです。

ゼクシオ11なんかもグリップエンドにウェイト(アイデア自体はヨネックスが先駆)を仕込んできてますね。ただ総重量が軽いままなのが残念です。


これまで試した限りでは、太(重)グリップによるバランス変化は重いシャフトのクラブほど効いてくるみたいです。
ウェッジ(160g台シャフト)がD3→C6
アイアン(DGR400)がD2→C9
いずれも標準グリップからの交換のみで実現できています。

ドライバー(オリジナルワンミニ)でも試みていますが、グリップのみではDバランスを突破できず、なにかしらの細工をしないとCに突入できなさそうです。

だらだら書き連ねましたがナニがいいたいのかというと

試行錯誤めっちゃ楽しいですぅw

アイアン型ユーティリティに傾いたのはドライバーでコース攻略できる自信が打ち砕かれたからです。

 

どうにも右に左にとっちらかって毎ホールのティショットでボールが確実に無くなってゆくのは悲しいものです。

これは太グリップにしても改善できませんでした。

 

アダムスDHyで芯を食えば200ヤードは稼げることがわかったのでドライバー無しでラウンドに臨みました。

 

結果ロストボールは1個のみ。

 

アイアン型ユーティリティだと打ち出し方向のミスはあっても、そこからの大曲がりがないのでボールがなくなる事態は起こりにくい。

スコアも開幕OBが減らせたせいで若干良くなり、プレイング4を使う機会もぐっと減ったので道中のコース攻略を楽しむことができました。

 

 

たまたまカモしれませんがアイアンの調子もよかったです。

これは長いウッドを使わないことで同じスイングを維持できたからなのかもしれません。

すべてのクラブを同じスイングにできればいいのでしょうがソレはなかなか難しく、ウッドの打ち方とアイアンの打ち方の切り替えもうまくできないのでスイングリズムがギクシャクしてしまっているのかなぁ。

 

そのせいではないとは思いますが、アゴの高いバンカーからのチップインなんかもでちゃったりして。

 

 

ってことでティショット専用のユーティリティがあってもいいなと。

 

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結果は如何に!?

テンセイのアダムスいいカンジです。

 

太グリップのおかげでしっかり握れるようになったのか、スイングが力強くなりました(当者比)

グリップとシャフトの相乗効果で加速したCバランスは軽い振り抜きを実現しています。

RED EYESで測るとかろうじて200yの飛距離が出せてました。
 

練習場でですが。

 

ただちょっと・・・総重量が軽すぎる?

 

アイアンがDGR400なのでその重量フローからみると50gは外れてるコトになります。

ヘッドやグリップエンドへのナマリングでは対応できない質量です。

アイアンの重量フローとは切り離さなきゃダメかなーって考えていたら、過去に組んだコレを思い出しました。

 

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TOURSTAGE X-BLADE AIRMUSCLE

 

2003年発売のモデル。

 

アイアンをTour B X-BLADEに新調してその流れで入手したクラブ。

当たり前に硬いシャフトが挿さっていたのでR200にリシャフト・・・したものの、無印ツアベルを挿したのでグリップがえらく細く仕上がってイマイチ使い続ける気にならずお蔵入りにしてました。

 

で、コレに太グリップを挿したらどうなんだろうと。


 

このモデルは海外向けも存在します。

ちょっと前にヤフオクに工房の人が調整したモノが出品されてたコトがあるのですが、その出品者説明に興味を惹かれました。

 

曰く、

・ヘッドは遠藤製作所製で素性はいい。

・国内モデルはナゼかライ角設定がフラット過ぎて扱いにくく評価されなかった。

・出品のブツはそのへんバッチリ調整してあるぜ!だから入札して!

って内容。

 

スペック比べると確かにライ角に差異があります。

(カーボンシャフトでの比較)

国内モデル(ロフト/ライ角/クラブ長)

#2:18/58.0/40.0

#3:21/58.5/39.5

 

海外モデル(ロフト/ライ角/クラブ長)

#2:19/60.0/40.25

#3:21/60.5/39.75

 

直近の後継モデルと比べても異質。

Tour B X-HI(シャフトはモーダス)

H2:17/59.5/39.5

H3:20/60.0/39.0

H4:23/60.5/38.5

 

アイアンのライ角は1番手でだいたい0.5°変わります。

クラブ長が短いにもかかわらず、ライ角が3〜4番手分フラットという、設計値を取り違えたんじゃないかと思うほどの差。

もちろん自前クラブはリシャフトの際にライ角を調整してもらいました。

 

さて、遠藤製作所といえばEPONブランドですがこんなモデルがあります。

 

AF-903

 

・・・ソックリなんだよなぁw

中空ヘッド、軟鉄ボディにバネ鋼のフェース。

 

発売年こそ違いますが(2003年→2018年)トンデモライ角で評価されなかったブリのモデルで終わらせるには忍びなく、自前ブランドのロゴを付けてリバイバルさせた、みたいな事情があったり?

 

なーんて当時妄想してたものでした。

ちなみに海外モデルは今も地味に人気があるのだそう。


 

閑話休題


 

グリップはツアベルジャンボにしました。

DGは細いシャフトなのでミッドサイズではあまり太さの恩恵がなさそうだったもので。

 

かろうじてバランスはC9に突入。

 

はたして名器復活なるか!?

以前から興味はあったものの人前で振り回すものだし、と手を出していなかったリシャフトですが、試打クラブ作成でいろいろ吹っ切れたのでスリーブ装着などもやるようになりました。

いろいろ失敗事例とかも揃ってきたのでネタにしていきたい所存。

 

おやくそく

本記事は個人の感想であり、ゴルフクラブ加工を指南するものではありません。

本記事内容を真似た結果不具合に遭遇してもブログ主は一切の責任を負いかねますので自己責任でお願いいたします。

 


さて導入でリシャフトに触れましたが
 

まずはグリップ交換から

 

よくゴルフ用品店にテープと溶剤がセットになったものが販売されています。
入門用には良いですが容量も少ないので慣れてきたら、というか最初から個別買いがオススメです。

 

溶剤はコレをずいぶん前に購入して愛用しています。
ちょっとお高かったですが、最近はリーズナブルな製品もあるみたい。
グリップ交換でよく使われるのは石油系溶剤のものですが臭いんですよね。
作業スピードが求められる工房には適しているのかもしれませんが、時間に余裕があり一発でグリップの挿しが決まらない素人作業には向きません。
モジモジしてる間に揮発してグリップが動かなくなっちゃったりして。

あとセット品の溶剤&テープを使わなくなった一番の理由でもあるんですが、石油系溶剤は下巻きテープの粘着剤も溶かすのでグリップを挿した際に削ぎ落とされた粘着剤でグリップが汚くなるんですよね。
非石油系溶剤のデメリットとしては揮発しにくいのでじゅうぶんな乾燥時間を置く必要があります。
揮発というより蒸発に頼るので冬場などは作業後は暖かい部屋に置いておくのがいいカモ。


日本語の表記が全くありませんが、Google先生によれば、
・非毒性

・無臭

・不燃性

・すべてのテープで効果的
・含まれるもの:イソパラフィン、水、界面活性剤、軟化剤

だそうです。
使う前は振って中身をよく混ぜたほうがいいとのコト。
あらためて確認するまでやってなかったな。。。

 

下巻きテープはバッファローのコレを使っています。

ライト(ゴルフ用品会社)が取り扱うようになってからは普通のゴルフショップでも見かけるようになりました。
幅広のテープでぐるっと巻けるので楽です。
シャフトの太さ次第で若干重なる部分ができますが、そういった部分はバックライン側になるようにしています。
気になる人は細目のテープで縦巻きにすればいいんじゃないでしょうか。
下巻きテープの役目は接着ではなくグリップ挿入が楽になるよう滑らせることなのでシャフトとグリップが直に接するような装着でも何ら問題は有りません。


古いグリップの除去には定番のコレが便利です。
普通のカッターでも代用できなくはないですが、シャフトに傷をつけてしまいそうで気を使います。
ただしこれも万能ではなく、パッケージのような使い方ではカッター刃の背でシャフトを傷つけるおそれはあります。
下巻きテープがどんな貼られ方をしているかわかりませんからね。
グリップをめくりあげながら徐々に切り込みを入れてゆくのが時間はかかりますが確実です。

 

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コレまで何十本とグリップ交換をしてきましたが、いつも悩むのはフェースに対しスクエアにグリップを挿すことです。

アイアンなんかはリーディングエッジで比較的フェース向きを合わせやすいですが、ウッド系だとバルジ(フェースの丸み)があるしそもそも塗装次第でオープンにもクローズにも見えたりするので難しい。

ラウンドグリップであればメーカーロゴがちょっと左右にずれてモジモジする位ですが、バックライン付きのグリップだともろフェースの向きに直結します。

 

ゴルフ動画で「アマチュアは意外とオープンに構えてしまっている(結果、打つべくしてスライスを打っている)」みたいな解説もあったりして、フェースの向きを確実に把握できる方法はないものかと試行錯誤しました。

 

用意するもの

・反りのない真っ直ぐな棒(長さは20センチもあれば)

・セロテープ(テープならなんでもいいですが視覚をさえぎらない透明なモノがよさそう)

 

テープで棒をフェースに貼ります。

 

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アイアンは高さ合わせだけで良いですが、ウッド系はフェースが平坦ではないのでスイートスポットの頂点に貼るようにします。

 

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部屋の中の棚のような垂直と水平の線を持つものに合わせて、棒を垂直方向に、グリップエンドのロゴを水平方向に揃えながらグリップのねじれを修正していきます。

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もしかしたら本来のスクエアとは異なっているかもしれませんが、感覚によらない基準で作業できるのでグリップやシャフトの挿しはこの方法でやっています。
あとヘッドのスクエアが把握できるので、構え方(=フェースの向け方)の改善もできるのがうれしい。

グリップエンドに水平方向の指針にできるロゴがなかったら・・・?

気合で(だいなし)

重カーボンシャフト&太グリップで仕上げたウェッジが好調なので、ロフト違いでもう1本リシャフトしました。
 

52度の下はバンカー用にと56度バウンス14のウェッジを使っていましたが、よく行くショートコースは大した手入れのされていないカッチカチバンカーでバウンスがあり過ぎるとかえって使いづらいんじゃないかと思って使っていなかった58度をリシャフト。

(56度はDGのR400にリシャフトした品なのでモッタイなかった)

 

グリップはコレにしてみました。

 

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ツアーベルベット プラス4 ミッド

 

気分はバッバ・ワトソン。

右手の安定感がハンパない。

画像ではそれほどでもないですが実物はかなり存在感のある太さで、アプローチなどで短く握るコトも多いウェッジには最適なのではないでしょうか。

52度もそのうちコレに替えるかも。

 

愛用の楕円グリップもそうですが右手が欲していたのは太さだったようです。

これは自分が4スタンス理論(最近耳にしないな)のB2タイプで、パームグリップを好むタイプなので太グリップとの親和性が高いからかも。


 

探してみるとみんな大好きツアーベルベットにもミッドサイズとジャンボサイズのラインナップがあるんですね。

ツアーベルベット ラバー 1/16" ミッドサイズ

ツアーベルベット ラバー 1/8" ジャンボサイズ

 

価格も手ごろ(無印ツアベル+200えん)

 

よくスタンダードサイズの内径の違い(厚←M58/M60/M62→薄)を利用して太さを調整したりしますが、そんな小手先より最初から太いグリップを使えばいい話です。

日本の代理店はなんで取り扱わないんですかね。

単価が高価く粗利の出るALINEとかを推していきたいからでしょうか。

 

で、取り寄せた太グリップをシャフトに挿さない素の状態で測ってみました。

グリップエンド/グリップ中央/グリップ差込口の直径になります(太い順

 

プラス4ミッド (29.2/21.9/18.6)

ツアベルジャンボ(29.1/21.8/17.6)

ツアベルミッド (28.6/21.5/17.3)

プラス4ノーマル(28.1/20.1/17.3)

ツアベルM60 (27.3/19.2/16.5)

 

素人の手測定なのでご了承の程。

数字に出してみると数ミリの差なのですが、握るとかなりの違いを感じるのは人間の感覚がスゴいのか、あるいは内径にも工夫があって挿すとまた変わってくるのカモしれません。
同じシャフトに挿してみて測ればいいんでしょうが・・・気が向いたらやります。

 

不思議なことにココまで太くなるとバックライン無しでも気にならなくなります。

で、好感触だったのでアイアンのグリップをジャンボに、ユーティリティ以上をミッドにしてみました。

 

アイアンはしっかり握れて力強く振れるように。

無印と比べてグリップ重量もあるので、カウンターバランス気味になって振りやすくなったのも大きいかも。

ユーティリティ以上はまだイマイチで、いっそ自分は全部ジャンボでもいい?


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太グリップが好みだけど下巻きの調整くらいしかしていない方は思い切ってミッドサイズを試す価値は「アリ」です。

アイアン型ユーティリティのマイブームが来ています。
オークションにあまり見かけないヘッドが出ていたので入手してみました。

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ADAMS Idea SUPER DHy

2013年発売のモデル。
米国のみの展開だったので並行輸入ショップが仕入れたものでしょうか。
コレの後継モデルが2014年にカスタム受注で日本でも出ています。

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DHyはドライビングハイブリッドの略?

メーカーとしてのアダムスは好きなのですが最近は新製品も出ておらず、本国HPも探せない状態。
会社の紆余曲折はぼんやりとしか知らなかったのですがwikiを見ると、
1987年 アダムス創業
1997年 アディダスがサロモンを買収(テーラーを含む)
2005年 アディダスがサロモンを売却(テーラーは残る)
2012年 アディダスがアダムスを買収
2016年 アディダスがテーラーを売却(アダムスを含む)

テーラーにとっては自らが買収したブランドでは無いのでお荷物扱いなのかも。
ミゾの特許むしり取られて消滅するだけの運命?


閑話休題


入手時N.S.PRO950GHのアイアン用(フレックスS)が挿さっていたので以前試打クラブに挿して好感触だったアッタスFF95を取り寄せてみたのですが、

ホーゼル径がガバガバ

本来Tip径0.370のユーティリティ用シャフトを挿すヘッドのようですが、それにアイアン用Tip径0.355を接着剤マシマシで強引に取り付けていた模様。
プロの仕事じゃないと思いたい。

てことで別途取り寄せたシャフトがコチラ。
 

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三菱ケミカル TENSEI CK ブルー ハイブリッド アイアン (US仕様)

条件としては

・重めのシャフト(75g)
・軟フレックス(US品ならAフレックス以下)
・中~元調子

なんですが


ぶっちゃけ最近流行っているので選びました。

 

あとお安い(重要)

カーボン地の見えるコスメはなかなか格好良いです。
Aフレックスでもまだ硬さを感じますが三菱はこういうものらしいので割り切ります。

テンセイといえば手元側に重心を寄せたカウンターバランス設計がウリ文句ですが、組み上げた結果バランスはC6.6になりました(総重量は366.9g)
もう一つのマイブームである太グリップ(ゴルフプライド ツアーベルベット ミッドサイズ)を挿したのでヘッドに2.5gの鉛を貼ったのですが、それでもこの仕上がりです。
C8くらいまで持っていきたいのでヘッドにもう少し鉛追加してもよさそう。

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さーて、うまく打てるんでしょうか(最重要)