仏法の五味は

 

 乳味【にゅうみ】

 酪味【らくみ】

 生酥味【しょうそみ】

 熟酥味【じゅくそみ】

 醍醐味【だいごみ】

 

 となっています。

 

 乳味は「牛乳」、酪味は「ヨーグルト」の意味で、酥は「チーズ」ですので、生酥味は「フレッシュチーズ」、熟酥味は「セミハードチーズ」、醍醐味は「牛乳を加工した、濃厚な味わいとほのかな甘味を持った液汁」とだけ伝わっており、カルピスみたいなものなんでしょうかね。

 

 私はわかりやすく説明するのに、ブルーチーズと説明していますが、これはあくまでわかりやすく説明するための例えです。

 

 熟成させたチーズはカビ系のブルーチーズ(セミハードチーズ)やホワイトチーズ(こちらはナチュラルチーズですが)で、ホワイトチーズで有名なものはカマンベールです。

 

 セミハードでカビ系じゃないのはゴーダチーズ。

 

 さらに熟成させるとハードチーズという部類になります。

 

 こちらはチェダーやパルジャミーノ、レッジャーノといったものがあります。

 

 チーズは熟成すればするほど甘みがなくなっていく気がするので、醍醐とは方向性が違うのかもしれません。

 

 

 でも、簡単に言えば

 

 乳味【にゅうみ】 → ミルク

 酪味【らくみ】  → ヨーグルト

 生酥味【しょうそみ】 → クリームチーズ

 熟酥味【じゅくそみ】 → カマンベールチーズ

 醍醐味【だいごみ】  → ブルーチーズ

 

 ってことで良いように思います。

 

 ブルーチーズにはちみつ掛けると美味しいですよ♪

 最近、料理番組なんかで使われている言葉の内、どうしても馴染めない言葉が「塩味」を【えんみ】と読むこと。

 

 正しくは鹹味【かんみ】といいます。

 

 鹹は【しおから-い】【しょっぱ-い】と読み、鹹味を訓読みするなら【しょっぱみ】になるでしょうか。

 

 鹹は「鹵(ろ)」+「咸(かん)」から成り立っています。鹵(ろ)は塩を意味し、咸(かん)は「みな、ことごとく」という意味を表します。この二つが組み合わさることで、「塩辛い」という意味を持つ「鹹」という字となっています。

 

 塩は「鹽」が本字で、「塩」は新字体です。ここでも「鹵」という字が使われており、共通の部首となっているんです。

 

 鹽は「臣(しかり見ひらいた目)」+「人」+「鹵」+「皿」からできており、これは君主が塩(岩塩)を袋に入れ皿の上に載せて管理をしている様子で、どうして「塩」という略字になったのかは分かっていません。

 

 ただし、鹵は天然の塩(岩塩)、塩は人造の塩であるともいい、岩塩を水に溶かして、皿の上で再結晶化させる様子が「鹽」であるとも言われています。

 

 

 この鹹味というのは、五味から来ています。五味というのは前にも書いてるのですが……

 

 

 

 


甘味【あまみ】 甜味(てんみ)

苦味【にがみ】 苦味(くみ)

辛味【からみ】 辣味(らつみ)

酸味【さんみ】 酸味(さんみ)

鹹味【かんみ】 鹹味(かんみ)

 

 です。ちなみに、酸味は【すっぱみ】、鹹味は【しょっぱみ】とも読めます。

 

 【えんみ】という誤読、大分市民権を得ているようですけど、絶対に使いたくないですね。

 茶道教室ってどんなところだろう?って思ったあなた!

 

 まずは見学してみませんか?

 

 どの教室でも見学ってできるんです(お弟子さんを募集していればですが)よ。

 

 先ずは連絡。平日やっていらっしゃるところはいきなり電話でも大丈夫。特定の曜日だけのところは、その日以外は不在なこともありますので、先ずはメールが無難です。

 

 月桑庵だと darkpent@gmail.com にご連絡いただければ大丈夫です。

 

 これはなんでかというと、茶道教室だけで食べている人が少ないからですね。家庭の主婦だったり、サラリーマンをしながらだったり、自営業だったりするからです。

 

 なので、連絡が取りにくい可能性があります。

 

 連絡が取れたら、次は「場所の確認」ですね。

 月桑庵だと、Google Map で検索していただければ、でてきます。

 

 最寄りの駅は? バス? 徒歩だとどこから?

 

 こういうことは、最初のメールで聞いてしまうのがいいですよ。特にバスは、わかりにくいですからね!

 

 教室の雰囲気というのは先生によって変わります。

 

 私はなんかblogの雰囲気とリアルでお会いした雰囲気が違うとよく言われます。

 

 blogは物凄い堅物に見えるんだそうで、多くの人から「気難しい先生かと思った」と言われましたw

 

 Twitter(X)のスペースで話している人たちからは「話しやすい」と言われるんですが、文面だとどうしても堅く見えてしまうようです。

 

 丁寧に書くようにしているだけなんですけどねー。

 

 さて、この時「お礼のようなものを持っていくべきか?」ということなんですが、私は「要らない」と思っています。

 

 そういうものは「入門するときに必要なもの」です。

 

 

 束脩といいますが、これは「私はちゃんと自分の衣食住を賄えるので、大丈夫です」という意味があり、一ヶ月分の月謝が相場なんですが、「途中で辞めません」という意思表示を兼ねています。

 

 現在は入門料とか入会金という言い方をしますが、これは「簡単に辞めない覚悟をさせるためのお金」なんですね。

 

 ですから、見学だけなら無料。

 お菓子も持ってこなくていい(気持ちで持っていきたければ止めません)ものであると考えてください。

 

 それよりは「白靴下」の持参が大事です。

 

 それと、見学は「次の用事があるので何時まで」と先に決めて置くのがいいでしょう。決めておかないと、先生の方も最後まで居るつもりだと思ったり、途中抜けすると妙な空気が流れたりしますので。ただし、稽古を遮るようなことがないような配慮があると良いと思います。

 

 一人終わったら帰るとか、二人終わったら帰るとか。

 

 月桑庵も何度か見学の方に来ていただいたことがありますが、他の流派の見学もなさって、そちらにお決めになられたようですねー。

 

 ウチは稽古場の掃除から始まり、道具の準備も全部お弟子さんにしていただいてますので、それが嫌だったのかも。

 

 これから習うかどうか決めるにも、いろんな教室の見学、してみると良いと思いますよ♪

 横山宗顕の茶杓に『竹帛』という銘を付けています。

 

横山宗顕の茶杓の詳細はこちら。

 

 竹帛とは古く、中国で紙の発明される以前、竹簡や布帛に文字を記したところから、書物のことを言います。

 

 ここから「名を竹帛に垂る(鄧禹伝)」という言葉が生まれます。歴史書に名を残す、歴史に名を残すことをいうようになりました。

 

 垂名竹帛。

 

 これの語源はどこにあるかというと、実は、春秋戦国時代の功績者は、城壁から懸垂幕(白帛)を垂らして称えられたことから、垂名という言葉が生まれているんです。

 

 こうしたことはあまり知られていませんが、介子推の故事を知っていると、事実であることが分かります。卿と呼ばれる大臣になることが垂名の条件です。

 

 漢詩の一句「白雲抱幽石」の解釈は禅語的にとらえるか、自分で解釈を加えるかで大きく異なります。

 

【禅語】白雲抱幽石

 

 私は幽石は「大志」、白雲はその大志を抱いて昇る様という風に読み解いています。

 

 ですから、竹帛という茶杓が相応しい訳です。

 

 そのためにも、武野紹鴎好の鬼桶水指がほしいところです。

 昨日は、100回記念のお茶会へ行こうでした。


 暫くお見えになられていなかった常連のOさんが久々にお見えになるとのことでしたが、金曜日に体調を崩されたとのことで、不参加。最近ちょこちょこ見えて居た雪枝くんが来るはずだったのですが、熱中症気味とのことで、欠席。


 常連のWAさんと、Aさん、茶友のO先生のお弟子さんKさんとSさんがお見えになりました。


 7/10を過ぎますと梅雨明けが一般的なので、梅雨が明けたら桑小卓!霙点前!!


 今年は平水指にかき氷を山盛りにしての霙点前です。この時期は卓下建水の稽古がよく行われますが、今回は桑小卓。この月にもう一つくらい棚物を用意したいですねぇ〜。


 残念ながら今回は支度が間に合わず、御目怠い所をお見せしてしまいまして、申し訳ありませんでした。


 いざ席が始まってしまえば、なんのことはないのですが、やはり支度が間に合わないのはいかんなーと。水屋が出来たらもう少し動線も良くなりますし、ワタワタすることもないですねー。


 来月は8月17日(日)になります。


 9月・10月はお茶会へ行こうをお休みします。


令和七年六月十九日


 床 軸   白雲抱幽石 翠山景正筆    花入 蝉籠 

  花  季のもの

釜 真形釜 一ノ瀬宗辰作

  唐銅 長泉庵好 畠春斎作

   敷板 真塗 小板大

  水指  信楽 平 西尾照幸(卯山窯)作

  茶器  丹波 文琳茶入 市野信水作 銘『不易』

   仕覆 蕎麦縞唐草金襴 京仕立て

  茶盌 主 飴釉 馬盥 吉田多年作
      芦葉庵井沢宗達彫字
       長嘯庵横山宗顯 銘 竹葉

     次 白楽 馬盥 彭寿文 島荷平作

     替 黒楽 馬盥 佐々木松楽作

     替 赤楽 馬盥 小西平内作

  茶杓  横山宗顕作 大塲鎮之竹 拙銘『竹帛』

   蓋置 根竹 銘 空蝉

   建水 曲 面桶 高木誠二郎作
 菓子器 織部 四方喰籠 加藤隆倫作

 菓子司 薯蕷饅頭 江戸日本橋 塩瀬総本店

 御 茶 神楽殿 山政小山園詰

 


棚 桑小卓 仙叟好

  水指  紅毛写 長 吉村楽入作
  茶器  甲赤棗 裏千家不休斎好
  茶盌 主 今高麗 金三竜作 先代家元銘「黒潮」

     次 瀬戸 黄瀬戸緋襷 加藤釥作

     替 朝鮮唐津 片口 藤井謙次作

     替 美濃 金結晶釉 加藤藤山作

     替 大阪萩 遠山 味舌隆司作・寄贈

  茶杓  横山宗樹 銘「蝉しぐれ」

   建水 唐銅 鉄盥 中川浄益作

   蓋置 志野 墨台 川本晴雲作

 菓子器  南鐐仕立盛器

 菓子司  いろどり 羽州山形 杵屋

      和三盆  洛中烏丸 亀屋則克

      竹流し  奥州弘前 大坂屋

 御 茶 四方の薫 山政小山園詰

以上