キャンピングカーのサブバッテリーはソーラーからの充電なら満充電に出来る? | 空飛ぶわんこ

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キャンピングカーのサブバッテリーは〇〇〇シリーズの第3回

 

第1回目でバッテリーの充電状態、メンテナンス充電に関して

キャンピングカーのサブバッテリーは満充電になってるの? パルス充電って効果あるの?

 

第2回目では走行充電に関して書きました。

キャンピングカーのサブバッテリーは走行充電で満充電になっているのか?

 

 

良くある情報として、「走行充電では満充電出来ないよ、ソーラー充電なら満充電出来るよ」という事が書かれているのを目にします。

うちのキャンピングカーではどうなのでしょうか?

 

サブバッテリーは24V380Ah (パワーソニックの12V190Ahを4基使って2直2並に接続)。

パワーソニックのディープサイクルバッテリーはAGMバッテリーで、満充電させるためには28.8V~29.4V(12V相当では14.4V~14.7V)が必要と書かれている。

 

その他の電装関係の情報に関しては「キャンピングカーのサブバッテリーは走行充電で満充電になっているのか?をご覧ください。

 

 

<ソーラー充電システム>

 

うちのキャンピングカー(日本特種ボディー NTB サクラ)でのソーラー発電による充電システムは、ルーフに載せた155Wのパネル4枚を直列に接続し、MPPTコントローラーによりサブバッテリーに充電しています。

SAKURAの標準車両では24V200Ah(12V100Ah×4)のサブバッテリーと、465W(155W×3枚)のソーラーパネルです

 

ソーラーパネルのSPEC

Next Energy オフグリッドソーラーの製品、HA-155-12

最大出力155W、解放電圧22.4V、短絡電流8.87A、最大動作電圧18.4V、最大動作電流8.42A

 

ソーラーコントローラーのSPEC

MORNINGSTAR製 トライスター TS-MPPT-30

最大電流30Aで24Vシステムへの充電時はmax800w

MPPTコントローラーはお高いですねぇ(^_^;)

 

5月6月には公称値である620Wを頻繁に超えて発電していました。

その他の時期でも400W越えはしょっちゅうの事で、真冬や雨の日でもそれなりに発電しており、外に停めておけば走行充電や外部充電をすることなくても充電容量は100%となっていました。

 

今までの発電状況、充電できた容量などは下記リンクをご覧ください

キャンピングカーサクラのソーラーパネル 5月の発電状況

公称値を超えて発電中\(^o^)/

キャンピングカー 走行充電、ソーラー充電でどれくらい充電してるのか?

 

 

今回は、あらためてコントローラーの設定を確認してみます。

(今まで見てなかったのかよっ! だって100%になってるし、普通に電気使えるし・・・)

 

TV下の電装BOXにソーラーコントローラーと走行充電器が設置されてます。

 

 

ウチのサクラではサブバッテリーやDCACインバーター、DCDCコンバーターは固定式にしたセカンドシート下に設置したので電装系の配置には余裕があります。

きっと発熱には有利でしょう(^o^)

 

ソーラーコントローラーのマニュアル(英語マニュアルなので辛い・・・)を見てみると、このコントローラーではディップSWの設定で各種のバッテリーにあわせた設定(バルク充電の電圧)などを設定できるようです。

 

設定の中にはもちろんAGMバッテリー用にバルク電圧28.8V(12V相当で14.4V)の設定もあるので、そうなってるんだろうな~と思いながらマニュアルを確認すると

 

Gelバッテリー用の設定でバルク電圧は28.0V(12V相当で14.0V)になってます?あれれ~?

設定はユーザー設定のCustomを除くと7つあり、それぞれでバルク電圧が徐々に異なっているのですが、その中で一番低い充電電圧の設定になっていました。

なぜだろう?

 

 

走行充電での27.7V~27.9V電圧よりはちょっとだけ高いけど、パワーソニックの充電電圧28.8Vよりは低いですね。

 

実際に外部充電器でフル充電した後にソーラー充電(エンジンは停止)をさせてみると

28.1Vで1.9Aとなっていて、走行充電の電圧よりちょっと高いかなぁくらい。

ちなみにソーラーコントローラーでのフロート電圧の設定は27.4V(12V相当では13.7V)となっています。

 

 

★結論

ソーラー充電によるバルク電圧の設定28.0V程度(12V相当では14.0V)ではパワーソニックを満充電するのに求められる電圧28.8V(12V相当では14.4V)に足りておらず、満充電まで充電できるとは言えない様である。

 

しかしフロート充電(トリクル充電)による維持充電に必要な電圧26.8V~27.4V(12V相当では13.4V~13.7V)の上限なのでほぼほぼ満充電に近いといえる状態だと思われる。

 

と、前回の走行充電での結論とほぼ同じ内容になりました(^_^;)

走行充電中の電圧27.7V~27.9Vよりはちょっとだけど、ソーラーの方がちょっと電圧が高いのでより満充電に近いと思われます。

 

 

新たな疑問

バルク電圧の設定を28.8Vではなく、28.0Vにしているのは何故なのか?という新たな疑問が出てきてしまいました。

おそらくは過充電の防止なんだろうな~とは思いますが、ソーラーが発電するのは一日24hのうちの3~5hくらいなので大丈夫な気もします。

 

それとも、毎日のように28.8Vかかって充電することがサブバッテリーの負担になるからでしょうか?

 

または、通常ソーラーで発電する状況ではメインSWを入れて、冷蔵庫などを使いながら充電する場合が多くなるかと思うんだけど、負荷を使いながらの充電では充電電圧を抑えたほうが良いのかな?

 

NTBに行くこともあるだろうから、その時に忘れてなかったら聞いてみたいと思います。

 

 

ネットにはよく「ソーラー充電と走行充電の併用はダメですよー」と書かれていますが、サクラの場合は特にSWやリレーで制限はされておらず併用となっています。

実際に使いながら充電状況を確認してみても、併用となっているようで、走行中にトンネルや日陰に入ったりすると電圧や充電電流が変わることがあります。

MPPTコントローラーの仕様もしくは充電電圧の設定により大丈夫になっているんでしょうかね?

だれかわかる人いたら教えてくださいね~(^o^)

こちらの疑問もNTBに行った時に忘れてなかったら聞いてみよう~

 

 

ってきり、「ソーラーでの充電はバッチリ満充電になるぜ!」という結論になるかと思っていたのですが、予想外な結果となりました~(^_^;)

 

さて今回も長くなったのでいったん切り次回に続きます。

 

 


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