西目屋村を出てからはノンストップで弘前市に到着です。
弘前市
イオンタウンがありその中にマックスバリュがあったので、ご当地パンを買おうと立ち寄ったのですが、大手パンメーカーの商品ばかり。
イオンは取扱商品は多いのですが、PBやメジャーブランドが多く、ほしいものがないイメージがあります。
なにも買わずにすぐ退散。
禅林街という寺町にやって来ました。
歴史のある街には寺院が密集している寺町があり、弘前市にもそのエリアがあります。
寺につきものの石材店もあります。
栄螺堂(さざえどう)です。
栄螺堂は内部が一方通行の回廊になった独特の造りの建物で、会津若松のものが有名です。
会津若松と違ってここのは一般開放されていないので、面白みはありません。
道の両サイドが全部寺の通りです。
弘前城ができたときにこの寺町もできたとのこと。
寺町が造られた実際の理由は、僧侶が反乱を起こさないよう1ヶ所に固めて管理したかったこと、城下町の防御(バリケード)の役割と聞いたことがありますが、ここもそうなのでしょうか?
門を車で入っていきます。
通りを進むと突き当たりに一番立派な山門を持つ長勝寺があります。
山門の名前は「三門」で、1629年建立です。
ガイドブックのアップルパイ店特集で見つけた「しかないせんべい」さんです。
商店街からは離れた場所にありますが人気店です。
アップルパイが見当たらなかったのですが、店員さんによると「アップルパイは作っておらずアップルクーヘンがそれに近い商品」とのことだったのでそれを購入。
VISAタッチ決済が使えました。
店の隣に稲荷神社があります。
稲荷神社って千本鳥居がありがちですね。
商売の神様はパトロンが派手好きで金持ちだから鳥居を奉納したがるからなのでしょうか?
狛犬ではなく一対の狐像でした。
時刻は14:30ですが、今日はまだ何も食べておらずお腹がペコペコなので買った商品をいただきます。
りんごの洋風饅頭「らぷる」は1個から買えるのでそちらも購入。
らぷる(120円)と比較するとわかりやすいですが、アップルクーヘン(680円)はアップルパイのように切って食べるサイズです。
パウンドケーキのようなずっしりとしたスポンジで、アップルパイと違って中身がぎっしり詰まっているうえに、バターかシロップかの何かで生地がしっとり湿っているためずっしり重いです。
クーヘンという名前ですが、バームクーヘンのような穴や年輪層はありません。
切る物を持ってないのでこれをまるかじりしました。
どちらも美味です。
アップルパイは食べたこともあるし、今回の旅行中に他で食べる機会もありそうですが、これらはここにしかないので買えてよかったです。
これにて寺町を後にしたのですが、近くにある最勝院五重塔に行くのを忘れてあとで後悔。
さくらまつりの期間は市内数カ所に無料の臨時大駐車場が設けられます。
どの駐車場も弘前城までの距離に大差はありません。
私が駐車したのは城の西にある河原を利用した駐車場で、城まで徒歩20分でした。
城まで徒歩移動中にコンビニで飲み物を購入。
コンビニにはPBパンしかないのですが、例外的にイギリストーストだけはあります。
お腹にまだ余裕があったので購入。
弘前城の周辺には武家屋敷もいくつか残っています。
無料で開放されているので、一番近い1軒に寄ってみました。
弘前城の堀が見えてきました。
花筏ぽいものも見えます。
城の北側にある亀甲橋、亀甲門から入城。
場内に入ると屋台が並んでいます。
城内には護国神社があり、その大鳥居も見えます。
桜は散り始めてはいますが、まだまだ鑑賞できます。
花筏がありました。
現在、弘前城の石垣は大規模改修工事中です。
そのため、天守を曳家で近くに移動させたうえで公開しています。
一時的に晴れ間がのぞく時間もありましたが、やはり青空の方が桜が映えます。
八重桜が綺麗です。
ソメイヨシノより花びらが大きいので散りにくいため残ってる感じでした。
春らしくチューリップが咲いているエリアも。
人気の名物ジャンボおでんを買ってみました。
具はこんにゃくの1種類しかありません。
全国でここにしかないそうです。
味は普通です。この色は何なのか気になりました。
城内にある案内所で花筏が綺麗に見える場所を尋ね、何ヶ所か教えていただきました。
お堀は外にあるので一旦場外に出て回っていきます。
アップにすると何かわからないので、少し引きの構図にして周囲の景色も入れた方がいいですね。
ガイドブックなどにある堀全面がピンクという場所は無く、これくらいが最大でした。
花筏は花びらが水流で流れて一箇所に固まっているのではなく、風で流れて行ったものが固まっています。
そのため、こういう片側に固まった場所もあります。
堀の流れは止めているそうです。
流れて来た時期による色のグラデーションが綺麗です。
弘前城の南には「弘前市立観光館」があります。
中に入るとねぷたが展示されていました。
青森が「ねぶた」、弘前は「ねぷた」です。
観光館と同じブロックにある「旧弘前市立図書館」です。
1897年に建てられた洋風建築で、現在は資料館として無料公開されています。
靴を脱いでスリッパに履き替え、内部を見学しました。
女性専用車両の先駆けですが、その目的は現代とは異なります。
閲覧室を性別で分ける意味はあったのでしょうか?
2階にも上がれます。
3階には上がれません。
2階へ上がる階段と比べて3階へは階段の幅が狭く、当時から一般開放されているフロアではなかったようです。
隣にある「旧東奥義塾外人教師館」です。
外国人教師の住宅だった建物が無料公開されており、1階はカフェに使用されています。
1階入ってすぐにカフェがあります。
壁紙などは張り替えられているようでした。
子供部屋です。
子供用に部屋を用意するという概念自体が日本人にはなかった頃に、子供専用室を設けて造りつけのブランコや小さな椅子を用意するといった考え方が先進的です。
日本で最初に西洋リンゴが食べられたのはこの建物とのこと。
同じブロック内に、弘前市にかつて存在した建築物をミニチュアで再現した場所があります。
最初はこのような装飾性の薄い山車だったそうです。
少し歩くと「青森銀行記念館」があります。
ここだけは青森銀行の経営で有料公開です。
少し内部を覗いただけで退散。
夜桜を見に、再び弘前城内へ向かいます。
変形のお堀がある場所は花筏も変形的。
ここが一番撮影人気があるスポットで、報道カメラマンも来ていました。
自分的にはこれがベストショットでしょうか。
今度は南側の追手門から。
これが本来の位置である石垣の上に建つ弘前城です。
天守エリアは有料なのでここで320円(安い!)を払いチケットを購入。
現金払いのみで、一度買えばエリア入退場自由です。
天守が見えてきました。
天守前に撮影用の2階建てやぐらが組まれており、これはその2階から撮影したショットです。
石垣ではなく芝生の上に建ってるのが違和感。
弘前城は津軽為信が1611年に完成させた初代城が1627年に落雷により焼失。
その後は城がない時代が続きましたが、1810年に櫓(やぐら)造営の目的で幕府の許可を得て再建されました。
ここの八重桜は白め。
普賢象という品種。
城の中に入ります。
城を名乗っていますが、実際はやぐらなので城としてはかなり小さく感じます。
特に石垣に乗っていない状態だと高さがないので迫力を感じません。
籠がありました。
昔の人の体格に合わせて作られており、かなり小さい。
上に上がってみます。
窓からは桜が綺麗です。
再び撮影櫓に戻ってきました。
日もだんだんと暮れてライトアップも始まっています。
夜桜を見ながら弘前城を後にします。
城を出て歩いていると昔の派出所兼消防署がありました。
駐車場まで戻り、青森市の旅館へ帰りました。
翌日に備え、弘前市内でガソリンを満タン給油。
15.57Lで2600円をdポイントで払いました。
青森市内に入り、昨日と同じカブセンターで夕食を買い物しました。
売り場で目立つのがマグロ、イカ。
総菜売り場では納豆巻でした。
旅館到着は20:45、本日の走行距離197km。
風呂に入って夕食です。
今日も郷土料理中心に購入しました。
納豆巻だけのパックは初めて見ました。これの倍の大きさのものもありました。
具だくさんの玉子豆腐は青森の名物で、少し甘い生地が特徴です。
たしかケンミンショーでも紹介されていたと思います。
にしんの菜の花和え、にしんのすし(なれずし)はどちらかで良かったと後悔。
すしは身欠きにしん(干物)を使用しています。
ビーフン、イカの唐揚げも買いました。