西津軽郡深浦町 

 

国道101号線を北上し、往路では最短距離の山中県道を利用したため通らなかった海岸沿いを走ります。

途中でまた海沿いの大間越街道(旧道)に入っていきます。

 

 

いきなりテーマパークのようなものが現れ、ノーマークだったので驚きました。

かつて営業していた「ウエスパ椿山」というリゾート施設の跡地のようでした。

 

 

ここにJRのウエスパ椿山駅という2001年開業の駅があり、いまも現役ですが、降りる人はいるのでしょうか?

まだ物産店は残っていますが、集落などはない完全に観光客利用のみの駅です。

 

 

こういうのを見ると1993年の世界遺産登録で地域は相当盛り上がったのだろうと想像できます。

世界遺産の白神山地は自然好きな人以外は興味をそそられないうえに、写真映えするスポットもあまりない感じでした。

観光拠点となる先ほど訪れた十二湖周辺の施設には観光客も少なく、外国人もあまり見かけませんでした。

おまけに現地まで行くのに時間がかかる。

人が来ないから自然が守られたことで世界遺産に認定され、その後も人が来ない状態が続いているという皮肉な現象です。

 

 

椿島に来ました。

島ではなく、陸続きの小さな半島です。

 

 

 

 

遊歩道があって島まで行けるようでしたが、雨が降り出して時間もないので先を急ぎます。

 

 

五能線全通記念碑がありました。

線路とは若干離れた場所にあります。

 

昭和11年、戦争前夜の建立のようです。

国鉄五能線ができたことで青森県西部と秋田県が繋がり、人や物流の往来が活発になったことが想像されます。

五所川原と能代を結ぶ路線というのが路線名の由来です。

 

 

再び車は国道101号線を北上し、深浦町の中心部に来ました。

 

 

「風待ち館」という資料館です。

資料館に入らなければ無料の観光情報発信拠点です。

トイレ、無料wifiがあります。

 

私以外に客は無く、スタッフさんに地元の観光スポットなどを教えていただきました。

 

 

車がぜんぜん深浦町から出ないと思っていたら、面積が凄く大きな町らしい。

 

 

 

 

「風待ち館」の隣には円覚寺があります。

 

9世紀の建立とのこと。

 

 

再び海岸線に戻り、風待ち館で聞いたスポットを回ります。

 

 

この「港の一本杭」はどれかわかりませんでした。

 

 

弁天島です。

上まで登れます。

 

青森県の海の神として祀られているのは弁財天が多い気がします。

 

頂上からの眺め。海鳥がいっぱい。

 

 

 

右がマグロ岩です。

天を向いたマグロの顔に見えるらしい。

 

「大岩」が見えてきました。

陸続きで渡れます。

 

「海辺になぜカラス?」と思ったら、海鳥の卵を餌にしているようで、食われた卵がありました。

 

 

大岩へ行く途中にある恵比須神社。

えべっさんは海の神様なのでこれは納得。

 

見えてきました。

 

近づいていきます。

 

大岩の根元に穴が。

コンクリートで足元を固められています。

 

屈みながら入っていきます。

 

穴を抜けると人工的に掘られた岩階段が。

あがってみます。

 

つかまる物がなく怖い。

 

上の方まで登って行くと手すりが。

 

大岩の頂上に来ました。

 

先端まで行けるようですが、雨も降っているのでやめておきます。

 

引き返します。

 

 

ファミリーマート深浦駅前店でコーヒーを買って車内休憩。

時刻は17時前。

 

 

青森のコンビニは風が強いので風除室がある二重扉です。

この建物は海向きに建っており、風除室へは正面ではなく両サイドから入ります。

 

 

日没まであとどれくらい回れるでしょうか。

 

 

行合崎という岬に来ました。

 

写真では伝わりにくいですが壮大な景色です。

 

 

 

 

 

ミスチルのMVを思い出しました。

 

 

 
 

千畳敷海岸の駐車場に来ました。

ここには様々な奇岩があります。

時間的に全部は無理ですが近くのものだけ見ていきます。

 

鎧岩。

どのへんが鎧に見えるか不明。

 

千畳敷海岸。

 

ライオン岩。

これはすぐわかりました。

言われなくてもライオンに見えます。

 

 

 

 

これで事前にチェックした日本海側の観光スポットは全部見終わりました。

時刻は17:45。

宿泊地の青森駅近辺まで移動します。

 

 

 

つがる市 

 

深浦町から鯵ヶ沢町を過ぎ、つがる市に入りました。

ここで1つ見ておきたかったものがあるのでJR木造駅を目指します。

 

 

JR木造駅の駅舎は大きな土偶です。

以前、ナニコレ珍百景でも紹介されました。

 

列車の到着が近づくと土偶の細い眼が光って知らせてくれます。

この日は時間帯的に見れませんでした。

 

 

 

つがる市、五所川原市を過ぎ東進すると、途中からすごく走りやすい自動車専用道になりました。

近年造られた道路のようで、一般道なのに高速道路のような道で、交通案内表示も緑色です。

後で調べたところ地図上は「津軽自動車道」という高速道路ですが、無料共用中とのことでした。

五所川原市と青森市の間には梵珠山があるため、それをよけてのU字型ルートとなりますが、すいすい帰れました。

 

 

 

青森市 

 

青森市に入ると徐々に民家や大型店が増えだします。

大きなスーパーがあったので寄ってみました。

「カブセンター」というメガストアで、ここは昨日も別の店舗を見かけて気になっていました。

 

 

弘前市に本部がある紅屋商事という会社が経営しているようです。

 

 

 

 

桜餅は東日本と西日本で違い、関西の桜餅は東日本で「道明寺」と呼ぶという、ケンミンショーでやってたネタを売場で発見。


 

多分、関西人が想像する「道明寺」は「花より男子」の松潤のほう?

嵐 松本潤 公式写真 花より男子 道明寺司 - タレントグッズ

 

 

1日中運転と観光でクタクタ、旅館チェックイン後に再度外出する気力はないので、ここで地元飯を買って帰ることにしました。

鮮魚売り場の印象としてはマグロ切り身とイカ(姿の状態)が充実していました。

店員さんによると名物のイカメンチ(カツ)は人気のため売り切れたとのこと

 

 

 

青森駅近くの旅館に20:50到着。

無料駐車場付きですが、駅東口の繁華街からは少し距離があり、夕食を買っておいて正解でした。

 

チェックインして3泊分13500円をペイペイ払い。

平成築のようで比較的新しい。

 

 

北海道の旅館もそうでしたが、部屋にエアコンがありません。

この時期にしては温暖だったのでストーブは使わずにすみました。

 

このキーホルダーは久々に見た。

 

北海道の局が入るため、テレビはテレ東系列以外の民放が全部見れます。

wifiについて記載がないですが、廊下にパスワードが掲示されていて使えます。

 
共用スペース。
無料冷蔵庫、電子レンジ、温水洗浄トイレあり。
 
風呂は洗い場3か所の小さい風呂で、温泉ではありません。
3泊しましたが、旅館内で誰とも会いませんでした。
 
 
入浴後、マグロ率高めの夕食。

 

鉄火太巻のマグロ面積が異常。太巻きなのにこの量です。
刺身はマグロと何かの貝(赤貝?)。
ニシンと数の子の親子押しずしは、ニシンの下に数の子と大葉が挟まれています。
これは初めて食べました。
焼魚はホッケ。
 
青森はマグロの漁獲高が多く、特に今日訪れた深浦町は青森のマグロ漁獲高の半分弱を占めます。
下北半島の先端の大間町のマグロの方が知名度はありますが、それは一本釣りをしているからだと「風待ち館」のスタッフに伺いました。

 

 

締めに五目チャーハン。

海老が大きいですが、なぜか総菜コーナーにある海老料理も多かったです。

 

 

昨夜買えなかったオリジナル味のイギリストーストも買いました。

これは翌日に持ち越し。

 

 

1日目の夜に走行距離をカウントし忘れましたが、この日の降車時に確認したところ2日間で丁度500kmでした。

グーグルマップの軌跡を見ると、概算で1日目200km,2日目300kmという感じでしょうか。

 

 

車の運転は凄く疲れます。

明日に向けて早めに就寝しました。