4月24日水曜日。天候は曇り。
早朝5時前に起床、5時15分頃に宿を出発しました。
前夜のチェックイン時に「早朝に出発したいので、裏から出てもいいか」と尋ねたら「5時頃起床しているので表を開けておきます」とのご配慮をいただいたので、早朝より動き出すことができました。
出発前に敷地内を散策。
昭和24年に建てられ平成5年に閉校になった中学校を改築した宿です。
開校当時は「一本木村立 袰月(ほろづき)中学校」だったそうで、ロマンチックな名前。
この石碑は廃校後に建てられたものです。
今日のメイン観光地は世界遺産の白神山地をはじめとする津軽半島の西側の南半分です。
北半分(竜飛埼から十三湖の北側まで)は昨日制覇しました。
五所川原市
今日は昨夜今別町の宿に来た道を逆方向に戻ります。
最初に県道14号線を南下、次に県道12号線を西進し日本海側へ行くという、逆L字型ルートです。
昨夜は真っ暗で走りにくかった道も、明るいと走りやすい。
6時前に最初の目的地である五所川原市の大沼公園に到着しました。
遠くに岩木山が見えます。
早朝のため公園には誰一人いませんが、散策しました。
「東日流館橋」という立派な橋がありますが、経年劣化で痛んでいました。
水鳥は全くいません。
橋の途中には櫓があって登れます。
そこまで車で移動しました。
この橋を渡ると中島です。
長山洋子さんの「恋の津軽十三湖」の歌碑が。
まったく知らんなあ。
この歩行者専用橋の先が中島です。
島には民俗資料館やキャンプ施設がありましたが、この日は無人のようでした。
歩行者専用橋しかないこの島に、物資はどうやって運ぶんだろう?
本当は車も通れる橋なのでしょうか?
車は県道12号線を南下します。
この道は通称「メロンロード」と呼ばれています。
つがる市
車はつがる市に入りました。
湊明神社がありました。
この辺りは、鎌倉時代から室町時代にかけて、当時の日本十大港湾の一つとして栄えた、「十三湊」という港があり栄えていたそうです。
境内には遺跡もあるらしいですが、急ぐのでスルー。
南下する車の右手(西側)には南北に長い沼がいくつも点在しています。
県道228号線にあたる交差点を西進し、高山稲荷神社に到着しました。
大鳥居があり、思っていたより大きな神社です。
この鳥居の先にある丘を越えます。
丘を越えて降りていくと神社が見えました。
伏見稲荷のような千本鳥居が。
千本鳥居をくぐって登っていくと、展望台に到着しました。
これは絶景。
インスタ映えするスポットです。
鳥居は令和3~5年にかけて寄贈され建立されたもので、新しいものです。
鳥居の逆側の柱には寄贈者の居住地(〇〇市)、氏名が記載されており、個人寄贈も多かったです。
境内には池も。
稲荷のほかに水神も祀っているようです。
狐と龍の欲張りセット。
「鳥居一本寄贈するのにいくらくらいかかるんだろう?」と考えていたら、その答えが。
1基15万円也。
この金額で名前が残せるなら寄贈者が多いだろうなと思いました。
なお応募は既に締め切られています。
神社の駐車場の八重桜が綺麗でした。
車はメロンロードに戻り、さらに南下。
平滝沼公園にやって来ました。
ここも桜の名所です。
ここには昔、平滝という集落があったそうですが、江戸時代に廃村になったそうです。
その経緯が書かれた看板を読んで悲しい気持ちになりました。
強風、砂地、湿地帯で農業も生活もできない。
そんな場所だから公園にするしかなかったのでしょう。
ベンセ湿原にやって来ました。
展望台があります。
展望台からの眺め。
夏だともっときれいな眺めだと思います。
再び車で南下。
岩木山が近づいてきたのがわかります。
車はつがる市を過ぎて県道から国道101号線に替わり、日本海に面した海沿いの街、西津軽郡鰺ヶ沢町に入りました。
鯵ヶ沢は以前「ブサかわ犬」として有名になった犬「わさお」がいたことで有名です。
(画像は拝借しました。)
2011年には薬師丸ひろ子さん主演で映画化もされました。
JR鯵ヶ沢駅の観光駅長をしたり、死後に道の駅に銅像が建てられたりしたそうですが、今回はスルーし先を急ぎます。
8:55、ローソン鯵ヶ沢店でいろはす桃購入、クオカード払い。
本日最初の飲食は水分補給のみ。
西津軽郡深浦町
鯵ヶ沢町を通過し、同じ西津軽郡の深浦町に入りました。
今日のメインは白神山地なので、往路は寄り道せず急ぎます。
と思ったら、かぶと岩と呼ばれる岩があったので撮影。
国道と並走するJR五能線は海と凄く近い。
車体やレールに及ぼす塩害は大丈夫なのでしょうか?
海側のスポットは帰りに見るとして、白神山地まで急ぎます。
燃料残目盛が3になったので10時前に今旅初のガソリン給油。
ガソリンスタンドがめったにないため、早目に給油しておくことにします。
17.00リットルで3043円をクレジットカード払い。
このまま国道をずっと走るのかと思ったら、カーナビで山に入る県道へ行くよう指示がありました。
確認したところ確かに距離は山道の方が短いので、信じて従いました。
山の集落内には道路の上を通る五能線の高架橋がいくつもあります。
昔は田舎の鉄道橋の下部はこのように素通しで、列車の底が見えました。
鉄道橋の高さが低いのもよくある光景でした。
都会では見られなくなった光景です。
カーブミラーとの比較で低さがわかります。
緑や青など橋の色が違うのはなぜだろう?
車は山道を通り、白神山地の観光拠点である十二湖周辺へ向かって急ぎます。