高濃度ダイオキシン浚渫除去
田子の浦港で、1月25日から汚染土の除去作業が行われました。
この作業は、当社が受注した
「田子の浦港公害防止対策事業 高濃度ダイオキシン類無害化処理に伴う浚渫工法検討業務委託」
による浚渫計画に基づいて行われました。
場所は富士市和田川の河口部で、3600Ppg-TEQ/gという
全国的にみても極めて高濃度のダイオキシンを含む汚染土1,000立方メートルを
浚渫除去して無害化処理をします。
特に慎重に検討したのは、浚渫時の水質汚濁防止。
つまり周辺海域を汚染しないことでした。
浚渫箇所は感潮河川のため、干潮の時は川底が出てしまうほど水位変動があり、
水質汚濁防止には厳しい条件で、全国的に見てもあまり例がないようなケースです。
干潮時に丘になってしまうので、ユニフロート台船の上に浚渫船と掘削機・鉄箱を設置した土運船を使って、
潮の干満に対応できる作業船団にしました。
次に高濃度ダイオキシンを含む底質を、周囲に流出させて海域を汚染しないよう、
安全に浚渫を行うため、周辺水域と遮断した中で作業を行う工法を選びました。
まず、浚渫箇所には、水位の変化に連動する浮状式の汚濁防止枠を設置し、
次にこの外側に汚濁防止膜を二重に張る三段構えの工法を計画しました。
作業は上げ潮の二時間程度の短時間に制限し、
下げ潮までには汚濁防止枠の内側に発生した濁度を沈降させることにしました。
さらに、下流部では水質を監視して、汚濁の流出を感知するようにしました。
土運船に積み込まれた土砂は、陸上機械で陸揚げし、貯泥槽に入れられます。
ここから密閉ダンプで中間処理施設に搬入され、濃度低下を図り、残量は溶融処理にて無害化します。
作業中の様子
土木設計部 SUZUKI
大井川護岸設計事例紹介
土木設計部で設計を行った、大井川中河工区の護岸工事が現在行われています。
東名高速道路上り線から瀬替えの様子を見ることが出来ます。
施工現場の責任者の了解を頂き、施工中の写真を撮らせていただきました。
環境や周囲の景観に配慮し、自然石による護岸としています。
水衝部による洗掘を防止するため、護床工を設置しています。
基礎ブロックはプレキャストで施工性の向上を図っています。
島田球場付近の大井川横井工区護岸法面においては、
特定外来生物のオオキンケイギクの除去設計を行い、工事を完了しました。
外来生物の問題は、国際的にも重要な問題とされ、
『新・生物多様性国家戦略』においても、我が国の生物多様性の危機のひとつとして位置づけられており、
外来生物対策の重要性はさまざまな場面で指摘されています。
今回除去の対象となったオオキンケイギクについて紹介します。
分 類 : 合弁花類、キク科、ハルシャギク属
学 名 : Coreopsis Lanceolata
英 名 : Lance-leaved tickseed
和 名 : オオキンケイギク
別名・流通名 : ハルシャギク属の学名であるコレオプシスで流通するものには、本種意外も含まれる。
原産地 : 北アメリカ(ミシガン~フロリリダ、ニューメキシコ)原産である。
花 : 開花期は5~7月。頭状花は直径5~7cm、舌状花は黄橙色で花冠の先は不同に4~5裂する。
筒状花も同じ色で花床に細長い鱗片がある。総苞片は2列につく。
茎 : 高さ30~70cmで、束生する。
葉 : 茎葉は対生または時に一部互生し、狭倒披針形。
根生葉は花時にも残り、長い柄があり、3~5小葉に分裂する。両面とも粗い毛がある。
特記事項 : ワイルドフラワー緑化で多用され、路傍、河川敷、線路際、海岸などで野生化した。
ハルシャギク属では、本種以外にキンケイギク、ハルシャギクが野生化しているほか、
観賞用に育成された様々な園芸品種が流通している。
現地に生息していたオオキンケイギク
土木設計部 SUZUKI
■河川愛護会 第9回活動報告
今年3回目の河川愛護活動を11月20日に行いました。
参加者は、11名。朝9:00ごろから作業を始めました。
風もなく、少し動くと汗ばむぐらいの小春日和でした。
さて 今年度の活動はこれでおしまい。
来年度も春すぎに1回目の活動を行なう予定です。
その頃には木道が全部完成しているはずなので楽しみです。
以上 河川愛護会第9回目活動報告
中部綜合コンサルタント河川愛護会事務局
■河川愛護会 第8回活動報告
今年2回目の河川愛護活動を9月25日に行いました。
参加者は、18名。
朝8:00から作業を始めました。
平成21年度に完成した木道の周りを中心に行いました。
セイタカアワダチソウなど外来の雑草を中心に取り除きました。
佐鳴湖は浜名湖の干満に影響されて水位が変わります。
満潮のころだったようで上の写真のいちばん右の者の足元付近まで佐鳴湖の水が来ていました。
ゴミは、空き缶、ペットボトル、お菓子の包みのほか、発泡スチロールがありました。
保全していたヒトモトススキの群落も大きくなりました。
佐鳴湖側のヒトモトススキは倍になりました。\(゜∀゜)/
今回の参加者。
おまけ
アカテガニ?
スズムシ
オンブバッタ(上が♂)
次回の活動は11月20日9:00~の予定です。
以上 河川愛護会第8回目活動報告
中部綜合コンサルタント河川愛護会事務局
上下水道フェスタ2010
日 時:平成22年8月1日(日曜日) 10:00~16:00
主催者:浜松市上下水道部
場 所:浜松市上下水道部(住吉庁舎)
今年度も浜松市上下水道部(住吉庁舎)にて上下水道フェスタが行われました。
静岡県西部地区下水道研究会(西部地区設計会社9社)も例年通り出展させて頂き、
当日スタッフとして参加してきました。
最後に、多く市民の方々に当研究会コーナーに、立ち寄って頂きありがとうございました。
また、スタッフの皆さん、暑い中ご苦労さまでした。
来年も宜しくお願い致します。
Lagoon@Water





















































