セラピストだけでなく、いろんな業界でもいえることですが...
独立するときって色々ありますよねぇ。
今日は当時のことをお話します。
わたしは患者あがりの鍼灸師。
業界では案外めずらしくないタイプです。
漢方とわたし⑥~自分が鍼灸師になる
漢方とわたし⑦~邪気との戦い
鍼灸の専門学校に通っていた当時の同級生にも割と多くて、
スポーツのけがからの治療家希望の子が2割くらいいた気がします。
30代突入とともに、
自分のカラダのために東洋医学を勉強しはじめ、
ただただ目の前のコトをこなしていた、という日々が続いていました。
そんなある日、
勉強先の治療室の入口で、患者さんから声をかけられたんです。
「先生は出張治療やってますか?」
出張治療を頼まれた
その方はわたしより少し年下、
出産のトラブルで脳梗塞を発症し手足に麻痺が残った方でした。
歳が近いこと、
度々担当していたこともあり、
ものすごく打ち解けて頂いてました。
その日、彼女は切々と訴えてきました。
・治療室に来るだけで家族に負担をかけていることが心苦しい。
・鍼灸治療に手応えを感じている
・もっと頻繁にうけたいと思っている
「先生が自宅に来てくれたらものすごく嬉しい」
と、言われて。
信頼して頂けて嬉しいと思う反面、
正直「困ったなぁ...」と思ったんですよね。
個人的にリクエストを受けることが治療室のルール的にNGでしたから。
その時も、
受付担当の女性がじっと耳をそばだてて
わたしたちの会話を聞いていました。
患者さん自身に打診してもらった
勤務セラピストさんや鍼灸師さんなら、
同じような体験されている方も多いと思います。
隠れてリクエストをお受けすることもできますが、
もめるのも本当に面倒。
争うエネルギーも闘うエネルギーもないわたしは、苦し紛れに患者さんにお願いしました
「出張治療、わたしじゃなく院長に来てもらうよう頼んでみてはどうかな」
ここで院長がうければそれはそれでHappyですから。
そのとき「院長のOKがとれたら私、家に行くよ」という返事をしたように記憶しています。
諸々の経緯を経て、結局その方のところに行くことはありませんでした。
※後日談
日本橋で店舗開業してからご家族でかよってくださいました。
最初の出張治療
組織に所属しているといろいろルール、ありますよね。
初めての出張依頼の希望に応えることはできなかったけど....
そのときは突然やってきた!
ある日出かけた料理屋さんで、
膝のわるい女将さんにちょっと施術をしたことから毎週そのお店に鍼灸治療に通うこととなったんです。
決まるときはあっさりと
ものごとって動き始めますね。
これがわたしの
0→1体験
まさに背中をドンッと押されたようでした。
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