「漢方とわたし」 第五回。
ここで一気に畳み込んでいかないとね!
また立ち消え企画になりそうなので(旅行記のように)
同じ話題が続いて恐縮ですが・・・
(ポルトガル名物の鶏とアンドレルノートルという名の薔薇)
前回は初めて鍼をうける直前までお話ししましたね。
初めての鍼。
先生は40代の女性で視覚障害をお持ちの方でした。
ご挨拶をすませ、さっそく治療開始となりました。
ベッドに寝て右腕の肘あたりにポンっと一本鍼が入ったその瞬間
!!!!
打たれた途端に体中の血がその場所から噴き出していく感覚を覚え、
大流血している‼️
と大騒ぎしました。
天井は回るはめまいでグルグルになるわ、
幽体離脱するわ←割と子供のころから経験あり
呼吸も過呼吸になるわで
先生もびっくりですよ。
経験豊かな方でしたが、「こんな患者は初めてよ!」と絶叫 笑
連れて行ってくれた友達は恐縮しまくってましたね。
周囲の状況は理解できていたのですが、
もはや自分の身体がコントロールできなくなっていました。
嫌ですね・・・
こんな患者。
ごくノーマルなツボにごく普通に刺して速攻こんな反応されたらねぇ・・・
(この薔薇はラフランス香りがとてもよいです)
結局
当日ベットから起き上がることができず、
なんとその夜は先生のお宅に泊まることになりました。
この時、からだに起こった現象を当時は理解できませんでしたが、
どんだけ血と気が滞っていたんだよ!って今のわたしから昔のわたしに言いたいね。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
翌日、
先生の先生、わたしにとって後の師匠となる大先生のところへ車で運ばれたのでした。
先生に付き添われて治療室に入るなり、
大先生は、
「ああ、君はこの業界に入らない限り生きていけないね」と言い放ちました。
まさに言い放つって感じでした。
「治療もしてあげるから勉強に来なさいね」とも言われ、
もう何だかよくわかりませんでしたが、
とりあえず「嫌です」という選択肢は思いつかず
(何しろふらふらなので)
「はい」
と答えていました。
その日は
カイロプラクティックをうけ
帰路につきました。
で、3日間寝込みます。
しばらくはその繰り返しでした。
治療受ける⇒3日寝込む⇒治療受ける⇒3日寝込む・・・・・
周囲は余計に悪くなっているんじゃないかと、
もう治療には行くなと引き留めてきました。
傍目にはそのように映ったことでしょう。
しかしながら、
当事者のわたしは、
身体はすごくつらかったのだけど、
不思議なことに何かものすごい手ごたえを感じていました。
大先生の治療室には漢方の先生(中国の方)が常駐されていて、
治療をうけながら、お手伝いもしながら漢方を飲むという生活がその後約3年ほど続いたのでした。
いわゆる「きざみ」の漢方、煮だして作るタイプです。
一時は虫も処方されてました
(ゴキブリとは思いたくないですが、そのように思います)
まるで泥のような液体を飲みつつ、
にんにくと卵味噌を常食するように指導をうけたので、
生薬のにおいとニンニクの臭いが充満して自宅はとんでもなく臭かったです