英語で茶の湯あそび、フランス語で茶の湯あそび、キモノで、そしてワインと共に♪ -2ページ目

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22Oct
- リブログ記事辰年の還暦を寿ぐ～英語＆フランス語de茶の湯あそび　Version 1を開催致しました
  先週は、今年還暦を迎えられた黒門庵主、はなぴーさんの干支である”龍”をテーマに還暦のお祝いと、世界各地の龍やその文化にまつわるお話とお祝いに贈られた茶道具のお披露目の会にもなりました毎回英語の部に参加のこどもたちは、もうベテランの域茶道を習っていない友達に、ベテランの友達が点前のご指導亭主と客との茶席の会話も息ピッタリです。初めての方も毎回参加の方もお互いに一期一会一服のお茶と、まつわるお話、英語やフランス語での会話も楽しんで頂けたでしょうか？今回は、色々な流派の茶道経験者が参加されたためお点前も違っていてオモシロかったですね。茶巾の畳み方と帛紗の扱い、捌き方は、見ていてはっきりと違いが分かります。きものの方たちは、季節外れの暑さの中、それぞれにコーディネイトを工夫して実は、今回3席とも、お点前さんが途中で道具を落とされたのですが、そういう時の会話、も練習できました！この会話は、そういうことが起きた場合だけお伝えしようと思ってましたが全ての席で必然のごとく起きるべきことが起きた？！龍にまつわるお話は、英語の部とフランス語の部では内容が半分程違っていたのでお席のフンイキやイメージが英語とフランス語の部では随分違っていたかも？おめでたい還暦の茶の湯あそび一度きりではもったいない！と、はなぴーさん年内にバージョン2の開催を企画しております。バージョン2，ということはもちろん、このままではなく・・・年内ということは？？？年末？？？楽しいことが一杯？！どうバージョンアップするかお楽しみに～(^▽^)/https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
- リブログ記事辰年の還暦を寿ぐ～英語＆フランス語de茶の湯あそび　Version 1を開催致しました
  先週は、今年還暦を迎えられた黒門庵主、はなぴーさんの干支である”龍”をテーマに還暦のお祝いと、世界各地の龍やその文化にまつわるお話とお祝いに贈られた茶道具のお披露目の会にもなりました毎回英語の部に参加のこどもたちは、もうベテランの域茶道を習っていない友達に、ベテランの友達が点前のご指導亭主と客との茶席の会話も息ピッタリです。初めての方も毎回参加の方もお互いに一期一会一服のお茶と、まつわるお話、英語やフランス語での会話も楽しんで頂けたでしょうか？今回は、色々な流派の茶道経験者が参加されたためお点前も違っていてオモシロかったですね。茶巾の畳み方と帛紗の扱い、捌き方は、見ていてはっきりと違いが分かります。きものの方たちは、季節外れの暑さの中、それぞれにコーディネイトを工夫して実は、今回3席とも、お点前さんが途中で道具を落とされたのですが、そういう時の会話、も練習できました！この会話は、そういうことが起きた場合だけお伝えしようと思ってましたが全ての席で必然のごとく起きるべきことが起きた？！龍にまつわるお話は、英語の部とフランス語の部では内容が半分程違っていたのでお席のフンイキやイメージが英語とフランス語の部では随分違っていたかも？おめでたい還暦の茶の湯あそび一度きりではもったいない！と、はなぴーさん年内にバージョン2の開催を企画しております。バージョン2，ということはもちろん、このままではなく・・・年内ということは？？？年末？？？楽しいことが一杯？！どうバージョンアップするかお楽しみに～(^▽^)/https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
21Sep
- 茶碗はナゼ茶碗と呼ばれるようになったのか？？
  今日は、福岡市美術館のつきなみ講座に出かけてきました。タイトルは「桃山時代の和物茶碗は、なぜ歪んでいるのか?」ちょうど今、福岡市美術館では、福岡では有名な陶磁器コレクションである「田中丸コレクション」の展示がされているし、茶碗の話だから、ま、聞いておきましょ、くらいの軽いキモチで出かけたのですが・・・・コレが、すんごい驚きの内容！だったのでした。スピーカーは、普段なら福岡市美のキュレーターさんだけど、今回は、この田中丸コレクションのキュレーターさん。話の最初から、なぜか福岡市美のリニューアルされたロゴマークに纏わる逸話？だったりして、マニアックだったのですが、本題に入ろうという時にいきなり「皆さん、”茶碗”はナゼ”茶碗”と呼ばれるのかご存じですか？」いや、そりゃ、お茶を点てて飲むから”茶碗”でしょ？「でも、ゴハン食べる器も”ご飯茶碗”と呼びますね？」「”茶碗蒸し”って、あの器でお茶飲まないですよね？」うーん、確かにねぇ。なんで？？？ここからが、もう圧巻のお話。。なんか、今まで分からなかった？が結構ナゾ解きできました！話は、室町時代に遡り、お茶と言えば足利将軍による書院の茶全盛の時代茶道具は”唐物”と呼ばれるインポートものあの、「東山御物」に代表される超高級茶道具たちです。この時代に、茶の湯における茶碗のルール＆スタンダードが成立しておりそれが”濃茶を点てて飲む器は”→「天目」”薄茶を点てて飲む器は”→「青磁」と、決まっていたそうで「天目」つまり今でいうところの「天目茶碗」は陶器こんな感じ九州国立博物館所蔵の油滴天目薄茶を頂く器、「青磁」つまり、陶器じゃなくて磁器例としては東京国立博物館所蔵の青磁茶碗（馬蝗絆）と、言うのがお約束だったそうです。当時の文献等を調べた結果、「茶碗」というのは「磁器」を表していた！という事が分かったらしい。だから、”ご飯茶碗”だし、”茶碗蒸し”と言えるわけだわ！納得＝！この部分は序章であって、「桃山時代の和物茶碗は、なぜ歪んでいるのか?」という、講演会のメインテーマには全然到達してないのですが既にこの時点で皆さん「おおーーーー！」で、なぜ歪んでるのか？に至る前に足利将軍の東山御物時代に茶碗には、もう一つルールが適用されていたそうです。①総釉掛け（高台までしっかり釉薬が掛かっている）②無地無紋（絵付けしてない）③左右対称（ゆがみナシ）なるほどね。納得ー！そういう事情で「茶碗」というと、磁器のことを指すので現在の「天目茶碗」のことは当時は単に「天目」と呼んでいたそうです。千利休さんの時代になると天目や青磁は時代遅れな感じになりトレンドは一氣に井戸茶碗、今焼、瀬戸などに移り天目は濃茶に使われなくなり、それに代わってわび茶では、大井戸茶碗が最も格が高い扱いとなったのだとか。そして、「今焼」というのが、利休さんが瓦職人の長次郎に焼かせた「楽焼」で、半筒型にしたことで掌への馴染みが良くなります。福岡市美術館所蔵の長次郎作黒楽茶碗銘「次郎坊」それまでの薄茶に使っていた、青磁の茶碗は、平茶碗が多かったらしく”茶が点てにくく””手に持ちにくく””飲みにくく”とにかく使いにくかった。これを半筒型の楽焼にしたことでお茶は点て易く、手に馴染みよく、熱さが伝わりにくいのでお客さんも飲み易くなった、要するに、利休さんは「使いやすく」したわけですね。でも、抹茶碗のルール①総釉掛け（高台までしっかり釉薬が掛かっている）②無地無紋（絵付けしてない）③左右対称（ゆがみナシ）は、守ってます。この後、古田織部の時代になりこの抹茶碗ルールが破られて行くわけです。福岡市美術館所蔵の織部沓茶碗銘「浜千鳥」高台には釉薬がしっかりかからず絵付けがあり沓形などゆがんだものが出て来ます。が、、、実は、初期の頃に造られたゆがんだお茶盌（織部が監修したモノなど初期のモノということでしょう）というものは掌にすっぽりと納まりがよく、正面がきちんと決まっており、それを90°回した時に、お客さんの口に馴染みの良い部分が来るように出来ているんだそうです。実際、美術館の展示品で試してみたところすっぽりと馴染んだそうです。後年造られた、コピーもの？なんかはそこまで考えられてないものもあったようで単に「へうげ」ていた訳ではないのだと。さらに！！！なのは今でこそ、茶を喫む時は茶碗の正面を避けてetc.,右や左に廻して頂きますが、利休さんの時代までは茶碗を廻して正面を避けることはしなかったんだそうです。歪んだ沓形茶碗が出て来て、初めて正面をずらして回して、飲み易い場所から飲むようにしたということで歪んだ茶碗の時のみ、限定だったらしく、丸い茶碗、シンメトリーなお茶盌は、回さなかった！全てのお茶盌を回して正面を避けて飲むようになったのは江戸後期この辺まで聞いてると、よく言われる”濃茶の茶碗は無地のもので、絵付けしたものは使わない”理由がなんとなくわかります。（いわゆる茶道関係者に理由を尋ねても？？？と、的確な答えが返って来ることはなかったのです）当初の茶碗のスタンダードに沿ってるからでしょう。しかも、その昔は濃茶と薄茶、同じ茶碗を使っていたそうなのです。絵付け茶碗が流行って来るのは宗旦の頃だったようで、”利休さんの頃は絵付け茶碗で抹茶は飲まれなかった”と、織部の流行を嘆いていた文書が残っているそうです。田中丸コレクションの《絵唐津菖蒲文茶碗》とかなんとか、内容盛りだくさんなのに、この講演、資料も適切、話も簡潔に分かりやすく、なんと規定の時間より大幅に早く終わってしまいました。「オリベの歪んだ茶碗を時代遅れにしてしまった」のが、次代に出てくる小堀遠州と言う予告編？だったのでこのヘンのお話も是非次回伺いたい！◆辰年の還暦を寿ぐ～洋の東西の「龍」パワーを楽しむ茶の湯あそび～https://www.facebook.com/events/518178920568542/2024年10月14日（月・祝）会場：黒門庵（福岡県福岡市中央区）https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
14Sep
- 北九州の至宝ー切られた絵画と日本人の感性
  以前TVで取り上げられていて、前代未聞の曰くつきの絵！ということは知っていたエドガー・ドガの《マネとマネ夫人像》この絵が実は北九州市立美術館の所蔵品で、9月のコレクション展で展示される、ということで北九州まで行って来ました。「北九州市立美術館開館50周年記念大コレクション展 ―あの時、この場所で。―」「草上の昼食」、「オランピア」などなどスキャンダラスな絵画で有名なエドゥアール・マネと奥さんをモデルに、「バレエのレッスン」などでおなじみエドガー・ドガが油絵を描いてプレゼントした、という絵。今回もキュレーターさんの解説を聞いて来ました。そもそも、この絵は、ドガの「油絵」であることがまず珍しいらしい。あんまり氣にしてませんでしたが、ドガの絵はパステルが多いのだそう。（これも調べてみると経済的事情がからんでいたり）”マネが奥さんの顔が氣にいらなくて、そこを切ってしまった””それを見つけたドガが怒って、折角贈ったプレゼントの絵を持ち帰った”と、いう話も確たる証拠はないんだそう。この切られた奥さんの描かれた部分、どうも奥さんはピアノを弾いていたらしいのですが。。。諸説あるものの、顔が切られてる理由はナゾのままなんですと。。50年前、1970年代まだまだ地方都市の公立美術館は少なく、北九州に美術館が出来たのは、地方としてはかなり早い方だったようです。そんな時代に、この絵の購入費は当時としては破格の1億超えだったそうで、いくら描いた方も描かれた方も？有名な印象派の画家だからって「こんなキズものの絵」を美術館の開館記念に購入するなんて！実は、晩年のドガのアトリエの写真に、この切られた状態のままの絵が額装されて飾られていることが確認されているそう。ドガ本人は「いつか修復しよう」と思っていたのかいなかったのか？切られた絵をそのままにしてたのをドガが亡くなった後画商が、元のサイズ（推定？）に戻べく、キャンバスを貼って繋ぎ、さらにアトリエ・サインを入れて修復ちょっと、普通美術館で見ない、中途半端な状態の絵になってしまった。しかも、この絵、美術館の開館記念の目玉というには意外と小さい。修復した状態でもせいぜい数十センチ四方といった感じ。当然、北九州市議会では激しい攻防が繰り広げられたらしい。でも、結局3年分割払いで！！購入することに。今や「北九州らしい、北九州にしかない、ユニークさ」の象徴！となっているそうです。最初に開館の目玉をコレにしよう！と決めた人（たち）スゴいですね。この絵は元々、今の国立西洋美術館のモトになった「松方コレクション」の一枚だったということなので、そもそも、日本人が買い付けてたモノ。この、一般的な観点からは”キズもの”、の作品を買っちゃうのは、金継された古美術品、茶道具を求めるような、日本人独特の感覚かもしれません？カンペキではないところに味わいを見出し復された見えないところに想像力（妄想？）でストーリーを膨らませ、て価値を見出すのは日本人ならでは？この「北九州市立美術館開館50周年記念大コレクション展 ―あの時、この場所で。―」を見てみると、やっぱり福岡市美術館とは違ってちょっとセレクションが渋いというか通好みな感じ？写真が撮れなかった作品の中には地元福岡や北九州のエッジの効いた作家さんたちの作品もまた、これも写真×でしたが最近コレクションに収蔵されたインスタレーションやオブジェもナニか一ひねり効いてます。写真OKだった巨匠作品の一例モネの睡蓮「睡蓮、柳の反射」カラフルな作品が多い「睡蓮」敢えて暗い睡蓮を選んでいる？？ところが流石？実は北九州出身でPARISで留学中に亡くなった画学生”楠目成照”がボナールに師事していた、ことにちなんでのボナール作品「パリの朝」ボナールが病気入院中の楠目にお見舞いに贈ったの作品そもそもの美術館のロケーションもふらりと簡単に立ち寄る感じではなく目的意識を持ってわざわざ行かないと辿り着けない丘の上！公共交通機関も直通は一時間に一本のバスのみなので、本当に好きな人しか見に行かないかな？それで、同じ福岡県でも福岡市美術館はどうなのか？と思って見てみるとこちらは天下の王道的な”間違いない”（と、思われる）巨匠の普通？な作品を収集したようです。福岡市美術館コレクション・ハイライトちょっと尖った！北九州市万民向けの福岡市それぞれ良いとこ取りで楽しみましょう～久々に英語＆フランス語de茶の湯あそびを開催致します。10月ともなれば、少しは？キモノを着て楽しめるようになっているかしら？と期待を込めて開催致します(^▽^)/◆辰年の還暦を寿ぐ～洋の東西の「龍」パワーを楽しむ茶の湯あそび～https://www.facebook.com/events/518178920568542/2024年10月14日（月・祝）会場：黒門庵（福岡県福岡市中央区）https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
19Aug
- 2024年10月14日（月・祝）◆辰年の還暦を寿ぐ～洋の東西の「龍」パワーを楽しむ茶の湯あそび～
  久々に英語＆フランス語de茶の湯あそびを開催致します。10月ともなれば、少しは？キモノを着て楽しめるようになっているかしら？と期待を込めて開催致します(^▽^)/◆辰年の還暦を寿ぐ～洋の東西の「龍」パワーを楽しむ茶の湯あそび～https://www.facebook.com/events/518178920568542/本年は、黒門庵の庵主、はなぴーさんがめでたく還暦を迎えられました。このおめでたい年の干支は「甲辰」、十二支の中で唯一、想像上の生き物にして最強のパワーを持つ「龍」実在しない生き物ながら世界中で大活躍の「龍」、世界各地の龍たちについて、英語、フランス語の茶の湯あそびで楽しみつつ、そのパワーを取り入れましょう♪英語、フランス語どちらもカンタン、世界各地の龍にまつわる単語や、茶席での会話などもご紹介します。外国語はできない、ニガテ、茶道未経験の方、経験はあるけれど、あんまり自信はない方も大丈夫！お子さんや、「そういうフンイキでお茶を飲んでみたい」とか「ちょっとやってみたい」方まで、ご興味ある方大歓迎です♪ご希望の方はお茶を頂くだけでなく、お点前も体験してみましょう。龍という架空の存在に対する日本、アジア、西洋での捉え方の違いや意味、背景についてもちょっぴり知識を深めることができる茶の湯あそびです。今回、英語の部二席、フランス語一席開催いたします。お道具組は英語・フランス語の部とも同じですが、一部解説内容が変わります。もちろん同じ内容でも発音が違うのでフンイキが違います。両方参加も可能です。◆英語de茶の湯あそび主催：エスメラルダ。× 花田宗克（黒門庵主）日時：2024年10月14日（月・祝）一席目：10：30～（残席1名）二席目：12：30～（残席1名）会場：黒門庵（福岡市中央区黒門4-26レジデンス濱中201）　連絡先（090-3191-5291）会費（税込）：3300円（小学生までのお子様連れ：4950円）各席定員：5名内容：カンタンな英語の解説付きでお茶席を楽しみましょう。　　　会場は和室ですが、イス席となります。　　　お茶、お菓子、日本語/英語のテキスト付持ちもの：筆記用具◇フランス語de茶の湯あそび主催：エスメラルダ。× 花田宗克（黒門庵主）日時：2024年10月14日（月・祝）三席目：14：30～（残席2名）会場：黒門庵（福岡市中央区黒門4-26レジデンス濱中201）　　　連絡先（090-3191-5291）会費（税込）：3300円（小学生までのお子様連れ：4950円）定員：5名内容：カンタンなフランス語の解説付きでお茶席を楽しみましょう。会場は和室ですが、イス席も数席ございます。　　　お茶、お菓子、日本語/フランス語のテキスト付持ちもの：筆記用具お申込みはコチラから↓https://www.facebook.com/events/518178920568542/*お子様連れの金額は”受講される小学生までのお子様がいらっしゃる場合、保護者と一緒に参加される際”の大人1名+小人1名の金額です。*ご参加の際は、参加希望の講座名をメッセンジャーまたは電話にてお知らせ下さい。（両方参加も可能です）*当日体調が悪い方、発熱された方は参加をお控え下さいますようおねがいいたします。*状況によっては開催を中止・延期する場合がございますので予めご了承ください。*本インベトにはfacebook外からも参加申し込みを頂いておりますので、参加ご希望の方はfacebookイベントの参加ボタンを押して頂いた後、参加希望の部についてメッセンジャーまたはコメント欄にてお知らせください。https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
16Aug
- 黄金の茶室と福岡のお茶～石臼抹茶挽き体験
  お盆前、久々に黄金の茶室が近場に来るというので行ってみました♪これは唐津の名護屋城にある黄金の茶室を貸出してるようです。福岡市ではなく、大野城市で9月8日まで絶賛開催中の展示会「黄金の茶室と福岡のお茶」芦屋釜のコラボ出品などなど直接触ったり持ち上げたりできる釜も展示があります。芦屋釜の里で実際に鋳込み作業を見たことがありますが、そこに辿り着くまでの行程もとても手が掛かる上、鋳込みが上手く行ったかどうかは型が冷えて取り出して見ないとわからない！と、言う芦屋釜の製造工程の動画も上映中。釜を造るのはこんなに大変なんだ、しかも成功したかどうかは神のみぞ知る・・とかなんとか思いつつ、今回ここに来たのは一日限定、”石臼抹茶挽き体験”のため早めに行ったつもりが、結構マチました。通常は八女の茶の文化館でやってるワークショップだそうです。体験で挽くのは2g、つまり2人分にしかならない碾茶挽くのに10分！石臼は手挽き専用のものと言う事ですが結構タイヘン・・・重いし、暑いし。これは、口切の茶事で懐石中に石臼挽くなんて相当タイヘン！きもの着て、となると(;^_^A(;^_^A(;^_^Aスタッフさんによると、「抹茶の値段が高いのはこの作業をやってみると納得して頂けますね」だそうです＝和多志が体験してる時、もう一つの臼では中高校生らしき男の子が奮闘中待ってる友達もいて、茶道部員だそうです。おお、茶道男子、増えて来てるのね。良かった良かった！約10分間で挽けた2gの抹茶を丁寧に掃き集めて篩にかけ、それを持ち帰り容器に移す、という作業がまた手間暇がかかる。芦屋釜制作の動画、碾茶の手挽き体験と茶の湯で、お茶を頂く前に礼をするのは一杯のお茶に携わる全ての人とモノ、労力etc.,に感謝と言う事がしみじみと体感できましたその後、このお茶を、能古島で自作した能古焼のお茶盌で自服してみました。お菓子は、頂いた「六瓢息災」挽いたお茶は、八女抹茶の「池の白」やはり挽きたては香り良い八女抹茶は京都のものほど苦みはなく飲みやすいんですよね～六瓢息災はビスケット、ナッツ、ドライフルーツと、ちょっと硬め素材なので、こちらは手で頂くお菓子ですね。猛暑を乗り切る一服！https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
25Jul
- ”文芸”の街～北九州　竹久夢二と松本清張
  先日北九州市まで「竹久夢二展」を見に行きました。九州で夢二展は珍しい！今まで見たのは、伊香保の竹久夢二記念館東京の弥生美術館などなど、夢二というと関東エリアなイメージですがなぜ北九州で、、、しかも会場が美術館ではない。文芸館？？？？北九州と言えばあの松本零士センセイで有名なマンガミュージアムがあるのは知ってますが文芸館？？？？？竹久夢二展福岡市では聞いたこともないので、文芸館？？？という感じ。たまたま、この”文芸館”の近くのバス停が”松本清張記念館前”だったので、降りてすぐの松本清張記念館のカフェでランチ超隠れ家なこのカフェ表通りからは見えません。小倉城の石垣に隠れるように、ひっそり、すてきな感じで佇んでます。メニューも、（清張の好みなのか？）ちょっと昔懐かし洋食がメインで和食がすこし、といった感じで種類豊富ですが、こだわりが感じられます。このフンイキの良いカフェでいい氣分になったところで目指す”文芸館”は、ここから道路を渡ったところ不思議なみどりのドームの建物が、”文芸館”大正浪漫の画家・詩人　竹久夢二の生誕140年を記念した展覧会だそう。”展覧会では、木版画、日本画、水彩画、ペン画をはじめ、表紙や挿絵を手がけた雑誌・書籍・楽譜、画集・画文集などを展示”なるほど、マルチクリエイターだった竹久夢二、しっかりと文芸との関りが。からの～”文芸館”だったわけですね。キモノのコーディネイトなど、色、柄の使い方が実にうまい！ヨーロッパともアメリカとも、伝統的な所謂”和”とも違う夢二のセンスはユニークかつ斬新で参考になります♪いや～良かった良かった(*^▽^)/★*☆では終わりませんでした。この展示がなんで北九州で開かれてるのか？と言うと”実は竹久夢二は北九州で若かりし頃を過ごしていた”これは、松本清張も同じく、で二人とも若い頃を北九州市で過ごたことがあり、さらに、八幡製鉄所で働いたことがある、ということまで一緒！やはり、かつての八幡製鉄は、日本各地から職を求める人びとを引き寄せていたということ松本清張は小倉城の敷地内に記念館が、そして、竹久夢二は、、、、、夢二まつりが開かれるようになり、、、JR枝光駅の駅名標に夢二の女性の絵が使われているということだそうです。ふむふむ～と思いつつ、文芸館の常設スペースもいちおう見て回ります。すてきなステンドグラスが印象的です。すると、、、、さすが文芸館、こんな案内発見第108回千代女全国俳句大会募集の案内や第16回山寺芭蕉記念館英語俳句大会和多志の周りには、俳句を詠む人たちがいるのでチラシをもらって帰りました。和多志は、詠みませんが(;^_^A結構いらっしゃるのです。それで、この俳句大会のことや文芸館のことなども伝えたところ、、、”北九州はゆかりの俳人、作家、漫画家などが多いことをちゃんと活用して、市の事業として力を入れているんです”なるほど、確かに、福岡市で真っ先に思いつくのは芸能人ばっかり(;^_^Aあとはスポーツ界？が多いのかなぁ？”千代女の方は、選者が有名な方ばかりお揃い”おお、そんな凄い大会？！”英語の方はアナタ出したら？”いやいや、日本語でも詠めないわ。。。文芸館とは、北九州市立図書館に隣接する建物でした。図書館のカフェが、絶賛コラボメニュー展開中！ご興味ある方は是非覗いてみてください～https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
16Jul
- 一期一会、すてきな黒門庵の七夕還暦祝茶会
  7月7日、七夕の日はお友達で、いつも茶の湯あそびをご一緒させて頂いている黒門庵のはなぴーさんの還暦お祝い茶会でした♪七夕の短冊も赤、参加者の皆さんからのお祝いメッセージが！一年前から念入りに企画された初めてのお弟子さんたち主催でのお茶会、お友達やお弟子さんにクリエイティブな方たちが多いので素晴らしくも心憎い演出がいっぱい心に残るお茶会となりました。待合や本席のお軸は、画家＆書家の李惠さん作お花は、60本の赤バラ和歌をたしなまれるお弟子さんは京都の由緒あるお家から梶の葉を。。。点心席では唐津焼の作家、熊本象さん作の盃に7つの赤い星！柄杓のカタチは、お茶の先生にはピッタリ濃茶席では、先生への一杯は年齢と茶歴がほぼ一緒の若きお弟子さんが貴人点で濃茶席、薄茶席とお弟子さんたちが次々とお点前水屋、お点前、後見、お運びと全てお弟子さんたちで素晴らしい還暦茶会、おめでとうございます！ここで、和多志は、実は1ゲスト、ではなかったのでした。ご案内を頂く前から、ある密命？を帯び「はなぴーさんにはナイショで」（とは言え、ばりばりバレてたようですが）お祝いの謡いを、とリクエスト頂いておりお茶会の最初に、なんと、点前座で謡うことに。点前座を挟んで、イス席組と畳組に分かれるというすべての参加者に優しい席青竹の結界なのですべての席から点前座がよく見えます。一生に一度のお目出度い席でのスタートを切る重要なお役目和多志も、この場に参加されてる皆さまの健康と幸せを祈念しつつ能「高砂」より「四海波」を謡わせて頂きました！この素晴らしい青竹の結界もお弟子さんがご自身の地所から切って来られて作られたそうです。素晴らしい！お弟子さんたちが、ちゃんと詞章とイミも印刷したものをご用意くだって和多志も正式なお謡い用の鎮扇を持って謡いました。四海波、謡ってしまえば短い曲ですが今回ソロで謡ったため最初の部分、シテとワキのリードなしで、いきなり地謡パートから入る。謡だしの音を自分で決めないといけない。所作ともども結構事前練習しました(;^_^A無事、謡い終えて、お茶会もスムーズな進行ああ、良かった～！おめでとうございます！と、思っていたのですが、数日経ってから何か、氣になる、引っかかる点が・・・・何か足らなかったような？？？・何かなぁ？？と考えてみて、氣づいたのが、、、お茶会のおわりに、〆の謡いをすればよかったなということ。能の発表会の最後に、高砂バージョンの「附け祝言」、先生が謡っていた！もともとは”一日の演能をめでたく舞いおさめる”ということではじめられた附け祝言、短い謡でおめでたく一日を締めくくるわけです。高砂の附け祝言の音声データも持っているし、これは和多志も謡えます。謡でなくても、ここ、福岡（市）の場合行事のおわりには「博多手一本」「よーお」（パン・パン）「も一つ（もひとつ）」（パン・パン）「祝うて三度（いおうてさんど）」（パパン・パン）を、やって、きちっと最後を〆るのでした。最初に、お謡いのリクエスト頂いた時に、ここまで考えておくべきだったわ＝！と後で、氣づきました。次回、こういう機会を頂くことがある際にはちゃんと「附け祝言」まで謡ってキチンと〆させて頂きたいと思います＝お茶会の後の二次会ではワイン会主宰者さんからBOLLINGERのマグナムボトルの差し入れが！皆で🥂Santé！ Santé！お誕生日のはなぴーさんには🥂 Bon Anniversaire!素晴らしい一期一会にMerci beaucoup!皆さんお疲れ様でした～https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
01Jul
- リブログ記事”スペイン”　の中世から現代まで、のアートを鑑賞～長崎県美術館・三重県立美術館コレクション展へ　
  梅雨の合間を縫って、長崎へスペインに特化した、というちょっと珍しい美術展に行って来ました。長崎県美術館・三重県立美術館コレクション　果てなきスペイン美術―拓かれる表現の地平 | 企画展 | 長崎県美術館中世・現代のスペイン美術や長崎ゆかりの美術のほか、魅力的な企画展・催しを行っています。www.nagasaki-museum.jp中世の板絵の宗教画から、ムリーリョ、ピカソやダリ、ミロ、ゴヤ等に代表される巨匠たちの絵画、さらに現代のインスタレーションまでを、基本国内の2美術館の所蔵品でやってしまおうというコンセプトです。（とは言え、写真は全部の出品物を撮れるわけではなく、インスタレーションやダリ、ミロ等は×でした）わざわざ福岡から出かけたのはこの日がキュレーターさんによるギャラリートークがあるから。ここのとこ、大分の美術館などでギャラリートークに参加して分かったのが音声ガイドや、事前のセミナーよりも作品を目の前にして、人がしゃべってくれる方がすごく分かりやすい！ということ。大分も、この長崎も、だけど、週末でも人はまばらギャラリートークの時に、20人くらいがゆる＝く一緒に歩きながら解説を聞きつつ、鑑賞で、これが鑑賞中の人の9割以上？？？な感じなので別に展示室が押し合い圧し合いになることもなく平和な感じで鑑賞できます。その前後に自分でもゆるゆる鑑賞それでも、そもそもの来館者が少ないからどんな巨匠の作品でも、ゆっくりと見ることができる。既に福岡くらいの街でも、これはムリな話で企画展で週末にギャラリートークなんて、行列が出来ているから、まず作品が見えない！物理的に人が多すぎて、こういうゆるい事ができない。そして、こういうのがいいなと思ったのはキュレーターさんの小ネタ話が聞けることで必ずしも図録に載ってないようなこともあるので貴重なのだわ。。。今回、福岡に関するちょっとしたお話も。このムリーリョの聖カタリナの絵は、そもそもルーヴル美術館にあったものだそう。フランス最後の王、ルイ・フィリップが買い込んだ数百点ものスペイン絵画の一つだったんだそうです。ルーヴルには19世紀に既にスペイン絵画の部屋があったわけですが、、2月革命でルイ・フィリップは失脚、イギリスに亡命します。その時に、スペイン絵画コレクションも一緒に持ち出され（全部かどうかはわかりませんが）クリスティーズで競売にかけられ、散逸してしまいます。その後、、、、20世紀になり、この絵は、福岡の画商によって日本へ。なんと、この一枚の絵だけを飾った展示会が福岡で開かれていたそうです。そして、三重県立美術館へ納まったというわけ。さらに、さらに、その絵が、今長崎県に来ているんですね。隠れキリシタンの里、原爆に遭った長崎に殉教者、聖カタリナの絵、というのも何か深いものを感じられる。。。さらに、さらに、さらに？実はこの美術館の常設展に、あの、ピカソの二人目の妻、ジャックリーヌをモデルにしたすてきな版画が！タイトルは「女の顔」なんと、この絵は、長崎出身で、福岡市在住だった芸術家菊畑茂久馬の死後、寄贈されたものだそう。つまり、菊畑さん旧蔵だったんですね～すごい！ジャックリーヌ、しあわせそうな表情なのです。和多志の愛読書？【中古】ムッシュー・コクトーママとコクトーと私／キャロルヴェズヴェレール(著者),花岡敬造(訳者)楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT} 楽天市場で詳細を見る ${EVENT_LABEL_02_TEXT} Amazon（アマゾン）で詳細を見るに出てくるコクトーや、ユダヤ人富豪のヴェズヴェレール一家との交流のあったすてきな南仏での時代にと思うと、これまた感慨深い・・・この、長崎県美術館、カフェもすてき。長崎名物、豚の角煮のプレートランチ♬水路の上！に客席があり、雰囲気抜群！メニューは数少ないものの、丁寧につくられた美味しいひとさら（これは、新地中華街が近いからなのかも？？？色々食べたい人は中華街へ～）屋上デッキからは港が見晴らせる素晴らしいロケーションこの展示会は今週いっぱい長崎で開催されて、その後、作品を出品してくれた三重県の美術館に巡回するそうです。https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
31May
- リブログ記事地球一周MATCHA、世界を漫遊
  カナダ在住の友人が日本旅行の際に直接は会えなかったので送ってくれた”地球一周してきたMATCHA”このくたびれたMATCHA同様友人もくたびれ切って、無事にカナダに帰り着いた、というお知らせと、共にリクエストをもらいました。”くたびれ切って香りが飛んでしまったMATCHA””地球一周をテーマに色んな国のモチーフを盛りこんでみては？”と言うことだったので、ちょっと考えてみました。自由に世界を漫遊して・・・薄器は、フランスで手に入れた”むかしの中央アジアの騎馬民族”を描いたパピエ・マシェのアンティーク？茶碗は、イギリスで手に入れた恐らく中国製の”夜光杯”茶杓は、タイの水牛角製盆はモロッコの真鍮製お道具組は、あちこち色んな国に行ってますが、和多志も中央アジアやモロッコにはまだ行った事ありません。お道具組でイメージの旅ができるところが茶の湯の良いところ。そして、お菓子は友人の住むカナダのメイプル・クッキーお皿を赤にして、なんとなくカナダ国旗のイメージこれで、超軟水をふつうにヤカンで沸かして頂くことに・・・少し濃いめに点ててみたところ、、、香りはすっ飛んでいるものの、さっぱり系の、すこしほろ苦いMATCHAもしかしたら、イギリスのひとはこのMATCHAを濃いめに入れて、こういう”biscuit”と頂くのかな？メープルクリームがたっぷりサンドされたこのクッキーにはよく合いました。やはり郷に入っては郷に従え？なのかも。残りのMATCHAも、合わせるお菓子は洋風にしようかな？https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
29May
- リブログ記事仕切り直してもう一度～地球を一周してきたMATCHA
  先日頂いた、地球一周してきたMATCHAなにか、もうちょっとなんとかならないか？と思い、水をバージョンアップさせてみることに。お茶に良いとされている”超軟水”の湧き水を汲んで来て・・・実は持っていた！鉄瓶で湯を沸かしてみました元々が英国トワイニング製なのでもうすぐロイヤル・アスコット競馬の時期でもあるしウマが九頭走っている”馬九行く”棗（側面にあと8頭走ってます）茶碗は手製の、能古焼これは、博多湾に浮かぶ能古島で誰でも体験でつくることができます。茶筌はクジラのヒゲ製の組み立て式盆は、英国のアンティークまではいかないかも？ヴィンテージのパーティートレイお菓子は、塩芳軒のさざれ石と、ご近所のサクランボくず餅をウマつながりで、北欧のウマモチーフのトレイに盛ってみました。さて、お湯を注ぐと最初の香り立ちは、ちょっと水道水よりはいいかも？泡立ちはバッチリお菓子のサクランボの香りが季節感～お味は・・・・やはり、、、一度飛んじゃった香りは戻って来ませんでした(;^_^Aむしろ？鉄瓶+汲んで来た水を使ったところなんとなく後味に渋みが出てきたような？もしかしたら、ヤカンで沸かした普通の浄水器の水の方がよかったかも？？？とはいえ、わざわざカナダ在住の友人が地球一周して持って来てくれたMATCHA楽しめないわけではないのでしばし色々な組み合わせで楽しんでみたいと思います。トワイニング社には是非、アルミ蒸着中袋の使用をお勧めしたいですね♪https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
27May
- 地球を一周してきたMATCHA
  カナダ在住の友人が、昨年イギリス旅行の際に由緒ある英国紅茶のトップブランド、トワイニング本店で購入したというMATCHAを、今月彼女の日本縦断？旅行の際にお土産にもらいました。とは言え、強行軍日程？のため実際に会うことは出来ず、この抹茶缶を日本国内で郵送してくれたのでした。この抹茶をロンドンで買った、というのはイギリス旅行の後聞いて知っていたので「カナダで自分で飲んでみたら？」と、言ったのですが、どうも和多志が茶道やってるから使ってみて欲しい、というのでわざわざ日本まで持って来てくれたというわけです。賞味期限まではまだ数か月残っており、一応品質保証されている期間内です。産地は、SHIZUOKAとKAGOSHIMAいずれも、日本の抹茶のトップ産地とは言えないところがちょっと微妙・・・なのですが、参照：https://chalabo.jp/greentea/producing_area/363/少なくとも日本産の碾茶（と、思いたい）を使っている（の、かもしれない）ということで比較のため、普通の国産抹茶を頂く時と同じように浄水器の水をヤカンで沸かして点ててみることに。折角地球一周！して来た抹茶なのでお道具はトワイニングに敬意を表して薄茶器は、英国のアンティークのピューター製茶碗は、18～19世紀の英国リヴァプールで焼かれたブルー＆ホワイトの碗茶杓は手製のものを。お菓子は、梅雨のはしりのようなお天気なので爽やかに大分の柚子羊羹富士山を臨む海辺の風景が描かれたお膳静岡県、三保松原かな～と思いつつ。結果お湯を注いだ時には、ちょっと香り立つのですが、、、、、やはり、、、、、地球一周してきたためか？開けたてなのに、茶筅で点てている時に香りが立って来ない！お味は、へんな苦みなどなくまろやかなのですが、肝心の香りが。。。柚子羊羹は美味しく頂きました。が、これは缶を開けたときになんとなく予想できました。と言うのは、缶を開けたら・・・日本の抹茶は（茶の湯で使うレベルのものなら）アルミ蒸着パックの中に密封されて、さらに缶の中に、二重に密封されてますがこれは、いきなり抹茶がカンに入っている！アルミ缶なので、熱伝導は良い。と、いうことはかなり熱で変化してますね。残念ながら！やはり、イギリス、そこまで細やかではなかった＝😣ものの美味しく頂ける可能性としては、ロンドンのトワイニング本店で買ってスグ、イギリス国内で、飲む石灰のキツいイギリスの水道水に合わせてブレンド？されているかもしれない！以前、イギリスの庶民向けティーパックは、イギリスの石灰きつめの水道水を電気ポットで沸かしてマグカップで淹れてもきれいな色と美味しい香りが立つようにブレンドされてる、みたいなことを読んだことがあったのでMATCHAもそうかも？まだたくさん残っているので、汲んできた水、などでも試してみよう・・・https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
01May
- リブログ記事ロートレックの色をつくる・ぬる
  2月のOpamに続いて今年2回目の大分市大分駅前には！これはアーティストの作品でどうも日本各地巡回中だそうです。バスに乗ると！なんと、都心循環バスの名前が「きゃんバス」バスをキャンバスにしてカラフル！到着したのは大分市美術館のレストラン「いろのわ」ここで早めのランチ、ご当地名物「とり天定食」とり天といいながら、前回のOpamでもそうだったけどカラフルな県産野菜のサラダ山盛りにとり以外にも野菜やしいたけの天ぷらも！美味しいし、ボリュームもほどよく水はセルフサーヴィスでレモン水とハーヴ水福岡の美術館のレストランは大分に比べると色んな意味で負けてる。。。実はここは展望レストランで外テラス席があり晴れてたらテラスでも頂けるのでした。でも室内にもクリスタルピアノ！今日の美術展はこちら特別展「ロートレックとベル・エポックの巴里-1900年」ロートレックはじめ、PARISで活躍したベル・エポックのアーティストの作品が300点以上！PARIS万博の写真なども興味深い週末というのにこの静けさよ。。。じっくり一点一点鑑賞できます。でも今回の目的は、ワークショップロートレックがリトグラフでポスターを印刷するときにつかった色を自分で再現して作って、塗ってみよう！というモノ顔料の水干えのぐをアラビアゴムで溶き、ペインティングナイフで混ぜて下絵に塗ります。顔料は細かい粉末もあれば塊になってる色もあるので注意深くつぶしながら練ります。なんか、ちょっと映画の”真珠の耳飾りの少女”でフェルメールが少女と一緒に絵具を作るワンシーン思い出しつつ作業。完成！（塗り残しあります）このワークショップには大勢のボランティアさんからサポート頂きました。(顔料を揃える、なんてのがそもそもタイヘン！）残った絵具はちゃんと絵具ケースに詰め、パレットや水筆、仕上がった作品も無事に持って帰れるように細やかな準備がなされていて参加費500円でコレ！という贅沢さでした＝しかも、ワークショップ後、キュレーターさんによる解説付きで再度美術展を鑑賞することができ（つまり、2度見しました）興味深いお話がロートレックのリトグラフは、彼のお気に入りの4色が基本黒、オリーヴグリーン、赤、黄色”リトグラフのポスターはだいたいこの4色を上手く使って刷っています”さらに、”ロートレックは赤毛の女性がお気に入りで”たしかに！”この女性はホントは赤毛じゃありませんが、赤毛で刷られています”当時のパリ社交界の中心人物にして、このポスターが宣伝している雑誌の主宰者の一人の夫人だったタデ・ミシア。なるほど＝凄いのは、サーカスをテーマにしたロートレックの小品がたくさん展示してあるコーナー晩年アルコール中毒で精神病院に入れられたロートレックが自分が”精神的にまともである”ことを証明するために画材を持ち込ませて、精神病院内で自分の記憶だけを頼りに描いた作品群！でした。動きが速く、しかも複雑な馬の曲芸等、観ても描けないような絵ばかり！”でも、かなり切羽詰まってたのか、サーカスなのに観客がいないんですよね”たしかに・・・・これらは全て記憶を頼りに描かれ、無事に退院できたそうです。が、その後まもなく亡くなったわけです。こちらは日本女性が描かれてますが、実際こういう女性を見たことはなくて絵や写真で見た記憶だけで描いたのだそう。凄すぎ・・・他にも詳しく色々解説して頂きました。やっぱり、オーディオガイドとかよりイイですね♪大分の美術館、県美も市美も、鑑賞者にはウレシイ！行列作って並んで見ることもないので、ゆっくりじっくり過ごせます。そして美術館そのものが（人が多くないからっていうのもあり）オシャレな感じなのだ。。。（しかも、入場料もお安い！）なぜか最近福岡にはあんまり和多志好みの美術展が来ないのでまた良い展示があれば行こう～https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
19Apr
- 福博の街～新たな春のお茶会二選
  この春は、桜の時期の福岡に新しいお茶会が二つ誕生！ひとつは、桜の名所「西公園」のさくらまつり色々なイベントが開催されましたが、その中の一つが、黒田官兵衛＆長政親子を祀った光雲神社でのお茶会「さくら茶会」今回初開催ということで、もちろん和多志も初めての参加です。この日はまだ桜が咲き始め、この神社は高台なので、市街地を見下ろすとこんな感じです。野点のお茶会は遠州流さんのお席くわしく解説して頂きとても楽しいお席でした♪お道具にも、色々と深い心配りが・・・お茶会の後、点前座で写真を撮って頂きました♪桜の花柄のキモノで来年以降も開催されると思うので、これは楽しみなお茶会です。2つ目は、住吉神社春祭り「住吉楽祭」の中の住吉神社能楽殿＆おとなりの日本庭園+お茶室「楽水園」とのコラボイベント「能と茶の湯」2023年秋にリニューアルされた能楽殿を使った桜の時期にピッタリな演目「鞍馬天狗」の鑑賞ととなりの日本庭園茶室でのお茶席がセットになったイベントです。S席券に自動的にお茶席がついてくる感じなのでふだんお茶をされない方も結構参加されていました。お茶席に入った後、能の公演です。こちらも遠州流のお席もともと春のお祭りは開かれていたらしいのですが今年から能と茶の湯が豪華に加わったことでこのイベントが「関所のような役割を担い」これからどんどん繁栄するようにとの願いを込めてこちらのお軸そして、能の公演。席が舞台にすごく近い！本当に近い！大濠能楽堂とは比べ物にならない臨場感あるあるまずは、狂言「茶壺」こちらは、お茶との関連を感じさせる演目でそして、「鞍馬天狗」に、ちなんで天狗を表す隠れ蓑モチーフの入った帯にしてみました。（本当は鞍馬天狗では羽根団扇だけど）和多志は初めて、しかも舞台正面の最前列で鑑賞しましたが、舞台の能楽師さんの動きによっては客席まで風が吹いて来ました！そして花見の御稚児さんたち今回は一般公募したこどもたちがプロの子方さん演じる遮那王（牛若丸）と共に登場華やかな迫力ある舞台でした。来年以降も開催されるようです。春の桜シーズン、福岡でのお茶会＆能の公演が増えてウレシイ限り！https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
09Apr
- 復活祭を寿ぐ茶の湯あそび～＠黒門庵
  先日、お釈迦様の誕生日花まつりの前日復活祭を寿ぐ茶の湯あそびを、開催致しました♪お天気にも恵まれ、参加者の皆さんは洋服の方からキモノの方まで下は中学生から上は70代かな？まで幅広い年代の方たちにご参加頂きました。キリストが磔刑に処された後三日後に”復活”したことを祝うイースター本来はキリスト教徒にとってクリスマスよりも重要な日なのだと再認識移動祝祭日のイースター欧米では3月最終日曜日の夜中に夏時間に切り替わるのでやはりイースターは本格的な生命の息吹を感じる季節の始まりでもあるんだなぁと思いました。それからの～お道具組イースターを象徴する「卵」や「ウサギ」をメインにお軸は「一花開五葉」禅語の意味と共に、春になって生命が花開くイメージもだぶります。花も、いわゆる茶花ではなく生命の息吹を感じさせるイースターにぴったりの取り合わせ生き生きとした色とカタチです。一席目はベテランのこどもたちお友達同士で教え合い、実践です。お菓子は、この日のために特注して頂いたコレ！卵にしか見えませんが。。。。ほぼ、主菓子のボリューム！キリストのハート「聖心」でお茶を一服二席目以降はオトナの皆さん茶道をされている方されていない方、流派もいろいろ、茶道の作法に外国語、だけではなくて文化的背景のお話も興味深く感じて頂けたようでそういったところも嬉しいですね～オトナの文化講座、でもあります。フランス語の部はこちらもベテラン参加者の皆さんはむずかしいフランス語の発音もバッチリ！黒門庵のはなぴーさん、こどもたちは黒門庵さんオリジナルの稽古着で和多志は、桜舞い散るキモノにデザイン化されたウサギ柄の帯古帛紗に（仔）羊柄でキリストのイメージ主催者側も和洋両方の文化を身に着けて〇〇は何ていうの？というご質問も頂いたので次回、そのお答えもお持ち致します～https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
21Mar
- ミモザの旬
  学生時代にモード雑誌の特集ページで”青空に映えるミモザ”とか”ミモザの枝を生けている花瓶”とか、南仏っぽいヴィジュアルに憧れていました。その後、ロンドンに留学していた時も真冬のどんよりした鉛色の空の下2月になると、駅の花屋さんにたくさん出てくるミモザの花！イギリスじゃなくて、これは南仏とか、とにかく南ヨーロッパから来てたんだろうと思います。春告げ花として、明るい黄色の花束が好まれたのでしょう。夏に南仏に行ってはミモザの香水を買ったりその後、ミモザ祭を南仏でやってることも知り・・・数年前は冬に南仏に行った時、「あと1ケ月もすれば満開になるんですけどねぇ」と言われた、ミモザの街、ボルム・レ・ミモザ（Bormes-les-Mimosas）見頃は2月初旬らしく。そんなこんなで、あこがれのミモザ「庭に植えよう」と思ったのは、日本でも苗をよく目にするようになってからしばらくたった数年前小さな苗が、結構なスピードで育ち昨年時点で、花瓶に生ける、くらいは出来るようになった、、、と、思ったら一氣に巨大化！今年は南仏もこんな感じ？！というくらい咲くようになりました。で、めでたし、めでたし、ではありません。実は、（品種や陽当たり、植えた環境に依るところが大きいと思いますが）花、というか、（あれは雄しべと雌しべのカタマリ？らしい）エダを切るタイミングを見極めるのが意外と難しいことが分かり来年以降の備忘録として書き残すことにしました。南仏の画像なんかでよく見るフサフサとした感じを狙って枝の上から下まで真っ黄色になるまで待ってから枝をたくさん切って、ドライフラワーやらリースetc.,造ろう、生けよう！と思って、咲き始めてから2週間くらいはあまり沢山切ってなかった。多少花瓶に生けたりして楽しんでましたが・・・3週目くらいに入ったある日、ふと見るとまだ枝の上の方は緑なのに下の方が枯れ始めている！！！咲き始めてすぐに切って生けた花をそのままドライフラワーにした（というか、勝手になった）ところ、花は全く散ることもなくちいさく丸く、出来上がりました♪が、枯れはじめたことに（実際、茶色になり始めた）氣づいて、リースを造ろうとした時、60cmくらいの長さの枝を結構切ったものの、きれいな黄色の花は上の方だけだったので、リース中サイズつくるのに相当数の枝を使いました。とは言え、探せばまだまだ使えるお花もあり小サイズのリースも余裕で。花瓶にも生けまくりました。が、リースにするため小枝を剪定していると、かなり花が散る・・・この時点の花は、満開で咲ききっているので、咲き始めに比べて”ぼわ～ん”とした感じちょっと大きいし、飛び散りやすいのでした。すごい量の花がそこら中に散らばってちょっとタイヘンなことに。。。。まだまだ庭のミモザもたくさん咲いてますが、もちろん、庭の風景を楽しむのもヨシですし切り花にしたりリースやドライにするにしても欲張らず、最初に咲き始めた花がきれいな時に切ってあげないといけないな＝と実感。来年は出遅れないようにします！🥚2024年4月7日（日）イースター　復活祭を寿ぐ茶の湯あそび～＠黒門庵（福岡市中央区）https://www.facebook.com/events/419797713832176/英語の部は残席1、フランス語の部、まだ席に余裕がございます。https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
27Feb
- 大分でゆったり＆じっくり楽しむ畠山記念館名品展
  以前、”心の茶の師匠”とも言うべき古美術商さんに「日本で一番の茶道具があるところ知ってる？」”畠山記念館だよ。ここ、東京に行った時に行くといいよ。”と言われて東京に行った時には和多志も行きました♪素晴らしいお屋敷中で、確か立派なお茶盌でお茶を頂いた記憶が！その畠山記念館の名品がリニューアル中だけ貸し出されるということで大分県立美術館（OPAM）での名品展に行って来ました。出来て10年くらい経つというのに初OPAM不思議なオブジェがお出迎え・・・広々とした気持ちのよい空間県産品を使ったこだわりのカフェでお食事も楽しんでから早速展示室へ週末だけど、めちゃくちゃゆっくりじっくり鑑賞できました。東京・京都などはもちろん福岡でさえ！美術館は週末ともなると結構こみこみゆっくり展示品をあらゆる角度からじっくり見るなーんてムリムリ解説も、有料のイヤホンガイドそれも、番号の書いてある作品のみなのですがここOPAMでは週末に、キュレーターさんによるひとつひとつの作品をしっかり解説してもらえるギャラリートークの時間がありここで、見どころを教えてもらいながらもう一回しっかり鑑賞できました♪こういう鑑賞の仕方は大都会の美術館ではちょっともうムリな感じ地方の美術館、しかもOPAMは都心でアクセスもよく比較的新しいので設備もいい。特に和多志が！とキタのがカフェレストランの展示会コラボレーションメニュー我がマチ福岡の美術館でもよくやってるのですが頑張り過ぎてコース料理にしてしまいハズした一皿にあたることもしばしばOPAMでは、妙にコースなどにせずお料理一皿、スイーツ一品のみそれも、むりやり展示会に結びつけるというよりイメージでいや、食べ物なんだし、そのくらいがいいでしょと、いうことで、ランチにコラボメニューのパスタを頼んだ和多志は大正解でした！何がどうだったのか？は、興味があって行ける方は是非お試し下さい。大分県産品がたっぷり使われているだけでなくインテリアや食器etc.,建物全体をゆっくりと楽しめます。展示内容は、この美術館のお向かいが某国営放送のビルで、空中回廊で繋がっているためか？大河ドラマの登場人物にもちょっと関わりのある展示品なども発見しました～国宝、利休さんや信長所縁の品々etc.,数は多くないものの見どころ多し！実は畠山記念館のリニューアル中の展示品貸出があるのは、ここ大分と、島根県立美術館での展示だけだそう。リニューアル後、今年の秋に開館するとこれらのお宝が畠山美術館を出ることはほぼなさそう、とのことなので大分、島根行けるかたは是非是非！島根は、内容がちょっと変わり展示品も大分とは違う部分があるそうです。松平不昧公も絡めた内容なのだそうでそちらも面白そう！ttps://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
14Feb
- バルセロナの奇妙な想い出
  最近では英国に続いてドイツまでもEU離脱の氣配が漂うヨーロッパですが片付けをしていたら、90年代にスペインのバルセロナ旅行で撮った写真のフィルムをデータに落としたCDが出てきました。フィルム時代は、撮れる枚数に限りがあるし食事を一皿ずつ撮るような時代ではないので食事の（料理一皿ずつ）写真がほとんどありません。そもそも写真を撮る枚数も少ないし、ずいぶん前なので記憶も、ちょっとあやふや？？な感じ。一緒に行った友人Kさんに聞いてみるとお互い覚えているところが違う！印象に残ったポイントがそれぞれ違うんだ。。。ということで色々やりとりするウチに当時だからこそ？今ではもうないかも、なコトに氣づいた＆思い出しました。バルセロナと言えばサグラダ・ファミリアをはじめとするガウディの素晴らしい建築やピカソ、ミロ、ダリなどの作品や美術館がある所縁芸術の街なのですが結局のところ印象に残っているのはそういう有名どころの話ではなく・・・1.メニューがない店があるバルセロナで最初にランチで入った大通りのカフェがコレしょうがないので、ガイドブックで見て覚えてたメニューハムサンドとチーズサンドに多分コーヒーとか紅茶を頼んだら全部でてきました！この”メニューがない店”というのは90年代の南フランスの田舎でも一回あたったことがあり・・たまーに田舎ではあるあるだったのか？でも、当時のバルセロナは’92年にオリンピックが開催された後そこそこ都会だったんだけど・・？2.いつ仕事してるのか？当時まだスペインはシエスタ（昼休憩・昼寝の時間）があり、本来ならここでフツーのスペイン人なら昼食と昼寝、のハズが・・泊まったホテルのドアマン兼フロントのおじさんと、狭い道挟んで向かいの店のおじさん、和多志達の部屋からこの二人が良く見えたのですが朝起きたら、道を挟んで既にベラベラおしゃべり中シエスタの時間は店も閉まるので、和多志達は一旦ホテルに帰って来てましたがやはり、この二人は立ったままおしゃべり中シエスタ後、出かけて、夕ご飯たべて帰って来るとやっぱり立ったままおしゃべり中・・・いったいこの二人はいつ仕事をしているのか？？食事や睡眠？？？と、滞在中ずっとナゾでした。3.通貨によって価格が違う！？あの、有名なダリ劇場美術館のあるフィゲーラス。確か電車でバルセロナから1～2時間くらいだったと思います。この町は、フランスが近いからか？カフェに入るとメニューがフランス語と多分カタロニア語？、の2ケ国語表記そして、当時はEUは出来ていたものの、通貨はまだ統合されておらずそれぞれの通貨フランとペセタで表記すると、当時の円レート換算だと、ペセタの方がフランよりめちゃくちゃ安かった？記憶があります。え、通貨違うとこんなに違うの？とビックリした記憶が。確か何倍か違ってたような？フランで払うとすごく高い！と思ったものの、もちろん当時はペセタを持ってたので（そして今のようにカード決済が進んでいなかった！）安かったな＝！という記憶4.こどものイケナイ社会科見学？フィゲーラス、もちろんダリ劇場美術館はすばらしくメイ・ウェストの部屋とか、雨降りタクシーとかも感動！したハズなのですが・・・その時めちゃくちゃ氣になったのはダリの作品そのものではなく・・そこにやってきてた小学生の集団！この、ちょっとこどもには刺激的な作品群（かなりセクシュアルな作品も多く）を先生（だけじゃなくてきっと学芸員もいたと思う）が解説しながら廻ってたこと！いったい、なんて説明してたのか氣になる・・・4.オバちゃんたちの破壊力が凄いダリ劇場美術館の印象よりもインパクト大だったのはバルセロナへの帰り道。帰りの電車、通路挟んで反対側のコンパートメントに座る4人のオバちゃんたちが、フィゲーラスからバルセロナまでずーーーーーーっと、しゃべりまくっていた！文字にするとなんてことありませんが、実際に聞くとすごい破壊力の騒音そもそもスペイン語の音に慣れてない日本人外国語の中でも発音が結構つよめで声も大きいオバちゃん4人の話し声で連れのKさんは頭がガンガンしてきてダウン氣味多分指定席だったのか移動も出来ず、ひたすらバルセロナまで耐え忍ぶ我々。。。5.バケツと柄杓でサーヴされるスイーツグッタリしてバルセロナに到着したKさんと和多志ちょっと甘いものでも食べてリフレッシュしましょうとバルセロナ名物のプリン”クレマ・カタラーナ”を食べることに。これが、カフェなどではなく乳製品専門店で出されるのがイイと言うので当時ガイドブックを見て、本当に飾り氣のない牛乳屋さんの片隅に席がある、というような店へここで、、大きめなプリン（の写真がないのが当時！残念😣）が運ばれてきて・・・さて、食べようと思ったらお店のお兄ちゃんが、なにやらアルミのバケツを持ってやってきた。中は、、、泡立てた生クリーム！それを、アルミの柄杓でたっぷり汲んでプリンの上から、ビシャっ！！と掛けてくれたのでした。これを見た時点で連れのKさんはグッタリ。。基本和食大好きなKさんにはちょっとカタロニア地方のこのサーヴの仕方で疲れが取れるどころか、ゲンナリ。プリンは美味しかったハズが・・・ホテルに帰ると熱を出して寝込んでしまいました。歩き疲れと、慣れない異国の食べ物etc.,でちょっとダウンしちゃったKさんですが翌日には復活残りの日程を楽しく過ごしました（の、はず）6.水は高い、ワインは安い最終日、ピカソが若い頃通っていたというカフェ”四匹の猫”の後に出来たという同名のレストランEls Quatre Gatsで大きなお皿一杯、下が透けるように薄く削いだハモンセラーノでカヴァを頼んだら、水よりカヴァの方が（割安）安い！と感じた記憶が。確か、店で頼んでもボトル1本円換算で1,000円？するかしないかくらい。だったのに、水は結構高くて1本で500円以上した（ような）なんならカヴァとあんまり変わらないくらいだった（ような）記憶が・・・Kさんによると、日本人の和多志たちのためにお店のピアノ奏者が”さくらさくら”を弾いてくれてたそう。Kさんは当時氣恥ずかしくてリアクション出来なかったと言う。その時の自分の写真を見ると、顔クシャクシャにしてめちゃくちゃウケてました！ずーっと、「和多志はナニにこんなに受けてたのか？」とナゾだったのですがやっと理由が分かりました。この旅行に行ったのは90年代の半ばEUはあっても、通貨のユーロがまだ出来てないみたいな時期です。今では写真はスマホで一皿ずつ撮っちゃうし。こんな珍道中にはならないでしょう。ガイドブックに載ってた名所よりもヘンなことばっかり記憶に残ったバルセロナもう、サグラダ・ファミリアの完成予定も見えている今日この頃また改めて行ってみたいようなでもオーバーツーリズムとも言われているのでやっぱり行きたくないような？https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
19Jan
- リブログ記事「美味礼賛」の作者がモデル！？贅沢で、丁寧で、美しい「食」のおはなし
  美味しそうな映画、ちょっとオモシロそう、「ポトフ」このタイトルで、最初見るのどうしようかと思ったもののやっぱり見て大正解でした！19世紀末、こんなに素晴らしい食を堪能していたのね。。。。舞台は、ちょうどジャン・コクトーが生まれた頃かなこの映画ではエスコフィエが、まだ30代ということに。その時代ならではの最先端の農業で生み出された元気な野菜たちも映画の主役農薬や肥料がまだ入っていない時代でしょう。良い自然の素材に、新しいレシピを生み出す美食家とそれをつくり上げる優秀で魅力的な料理人セリフのほとんどないシーンも多く、それが氣にならないくらいなかなか”魅せる”映画です。映画のタイトルは「ポトフ」だけど、別にポトフの映画ではなく原題"La Passion de Dodin Bouffant"の通り、ブノワ・マジメル演じる”ドダン・ブッファンの情熱”がほとばしるすてきなお話食材、下ごしらえ、調理に、盛り付け、ワインのセレクトそしてドダン氏によるうつくしいサーヴィス、etc.,ドダン氏のレシピを料理として作りあげるジュリエット・ビノシュ演じる天才料理人ビノシュが年齢を経て、自然に深いいい感じに。フランスを代表する大女優ビノシュの撮り方が、流石！「青いパパイヤの香り」の監督さんだな、と納得。ブノワ・マジメルも”古き良き時代のフランス人”この映画、見る人を選びます。BGMなし。調理する音、サーヴィスする音、会話、全編を通して聞こえる自然の中の鳥のさえずり。見た後で分かったのがドダン氏にはモデルがいて、あの「美味礼賛」の作者ジャン・アンテルム・ブリア＝サヴァランを主人公にした小説なのだと言う。そうでしょうとも！と大いに納得できる映画でした。もう終映してしまってるけど、映画館では基本、もちこみ飲食出来ないのでこれは、是非自宅で、落ち着いた空間で上質なアミューズ・ブーシュをほんの少しとこれも上質な、ブルゴーニュのグラン・ヴァンを頂きながらしずかに鑑賞するとさらに良いのでは？実はこの映画を見るのとほぼ同時期に昨年末をロンドンで過ごした友人が滞在中の日記をブログに上げてるのですがその酷い、惨憺たる「食」環境を顧みると100年前の、このドダン氏の時代は贅沢の極み。イギリス人は、今この映画を見てどう思うんだろうか？サーヴィスも、お皿の正面も、メインと副菜がバラバラに供されたりドレスコードがなくて星付レストランでもフンイキはめちゃくちゃなんてことが、友人のブログには写真入りで掲載されており19世紀末と比べて21世紀前半の今現在のロンドン、惨憺たる状況です。この映画、第96回アカデミー賞® 国際長編映画賞フランス代表とのこと。受賞はしてないみたいなので、つまり、アメリカ人にも？？？だったんだろう。。。映画を見終わった後、日本人の和多志は”一座建立”というコトバが頭に浮かびました。美食家ドダン氏だけでなく、その周囲の友人たちも「よき美食家」達なのだ。。心ある美食家に悪人なし、、、、（で、あって欲しい）https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/
12Jan
- シャンパーニュ伯爵ティボー4世とご一緒に
  年明けのワイン会一杯目（決して皆で一緒に乾杯するわけではなく来た人から順次各自でサンテ！）が、シャンパーニュ・テタンジェという会なので、コロナ禍の間作ってもらっていた帯をDEBUTさせました♪テタンジェのシンボル、シャンパーニュ伯爵ティボー4世和多志も以前テタンジェのカーヴ見学に行ったことがあります。入口の門に輝くシャンパーニュ伯爵ティボー4世のマークにおお～っと感動したものです。今回バッチリお太鼓にその伯爵様を背負って、さあ頂きましょう。今回は白、赤、デザートワインのソーテルヌまで全てボルドー白はソーヴィニヨン・ブラン主体で作られた酸味を感じるものシャトー・ロックフォールブラン’19シャトー・ベレール・ペルポンシェール’17シャトー・モン・ペラブラン ’17エール・ド・リューセック・ブラン’15この辺りになると、セミヨン多めで酸味抑え目クリームとかバターのニュアンスも赤は2級、3級、4級のもの4級のシャトー・ベイシュヴェル’172級のシャトーデュルフォールヴィヴァン’153級のシャトー・マレスコ・サン・テグジュペリ’06このサン・テグジュペリは、あの「星の王子様」でおなじみの作家さんの遠縁の方が作ってるそうです。甘口白はレ・ガロネル・ソーテルヌこれは、本当に甘いので和多志はフロマージュを合わせたいところですが、ここは皆さんとご一緒に。左上に映っている男性のネクタイこれがメゾン・テタンジェの正規かつ非売品のプロモーション品でシャトーの方が来日した際などに貰えることがあるようです。なので、この会に参加する古参の男性会員さんはこのネクタイの方が結構いらっしゃいます。昨年秋にボルドーのシャトー訪問したメンバーのおはなしをサカナに美味しく楽しく頂きました。3日で7シャトー試飲！それに加えてシャトーからのご招待ディナーもあったというので一日中ワイン漬け午前中から試飲したそうなので、倒れそうになった人もいらしたという。もちろんボルドーなので例の名物うなぎ料理も頂き・・・などなど和多志だったら、やっぱり試飲は1日1シャトーだわ。。。と、お土産話で盛り上がりました。ここのところ後半赤ワインにあわせてメインの料理がフォワグラなど重めのものが出てくると重いワイン×お料理でだんだん飲めなくなってきた＝と思ってたのですが今回はメイン料理が”藁で炙ったバベットと菊芋のピュレ　香り高い赤ワインのソース”と、脂っぽくなくコクはある一皿だったため赤3種とも美味しく合わせて頂くことができました。ムスクのような香りや樹脂のような香りの感じられるボルドーの赤ワインやっぱり、ブルゴーニュよりボルドーが好きだわ～ここで「バベットって？」調べてみると「牛サガリ」のフランス語（英語も）”牛サガリの藁あぶり焼”という表現はちょっと、某ホテルのフランス料理レストランのメニューには合わなかったかな～？https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/https://ameblo.jp/cotedazurehttps://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/