2月のOpamに続いて今年2回目の大分市
大分駅前には!
これはアーティストの作品で
どうも日本各地巡回中だそうです。
バスに乗ると!
なんと、都心循環バスの名前が「きゃんバス」
バスをキャンバスにしてカラフル!
到着したのは大分市美術館のレストラン「いろのわ」
ここで早めのランチ、ご当地名物「とり天定食」
とり天といいながら、前回のOpamでもそうだったけど
カラフルな県産野菜のサラダ山盛りに
とり以外にも野菜やしいたけの天ぷらも!
美味しいし、ボリュームもほどよく
水はセルフサーヴィスでレモン水とハーヴ水
福岡の美術館のレストランは大分に比べると色んな意味で負けてる。。。
実はここは展望レストランで外テラス席があり
晴れてたらテラスでも頂けるのでした。
でも室内にもクリスタルピアノ!
今日の美術展はこちら
特別展「ロートレックとベル・エポックの巴里-1900年」
ロートレックはじめ、PARISで活躍したベル・エポックのアーティストの作品が
300点以上!
週末というのにこの静けさよ。。。
じっくり一点一点鑑賞できます。
でも今回の目的は、ワークショップ
ロートレックがリトグラフでポスターを印刷するときにつかった色を
自分で再現して作って、塗ってみよう!というモノ
顔料の水干えのぐをアラビアゴムで溶き、ペインティングナイフで混ぜて
下絵に塗ります。
顔料は細かい粉末もあれば塊になってる色もあるので
注意深くつぶしながら練ります。
なんか、ちょっと映画の”真珠の耳飾りの少女”で
フェルメールが少女と一緒に絵具を作るワンシーン思い出しつつ作業。
完成!(塗り残しあります)
このワークショップには大勢のボランティアさんからサポート頂きました。
(顔料を揃える、なんてのがそもそもタイヘン!)
残った絵具はちゃんと絵具ケースに詰め、パレットや水筆、
仕上がった作品も無事に持って帰れるように細やかな準備がなされていて
参加費500円でコレ!という贅沢さでした=
しかも、ワークショップ後、キュレーターさんによる解説付きで
再度美術展を鑑賞することができ(つまり、2度見しました)
興味深いお話が
ロートレックのリトグラフは、彼のお気に入りの4色が基本
黒、オリーヴグリーン、赤、黄色
”リトグラフのポスターはだいたいこの4色を上手く使って刷っています”
さらに、
”ロートレックは赤毛の女性がお気に入りで”
たしかに!
”この女性はホントは赤毛じゃありませんが、赤毛で刷られています”
当時のパリ社交界の中心人物にして、このポスターが宣伝している雑誌の
主宰者の一人の夫人だったタデ・ミシア。なるほど=
凄いのは、サーカスをテーマにしたロートレックの小品がたくさん展示してあるコーナー
晩年アルコール中毒で精神病院に入れられたロートレックが
自分が”精神的にまともである”ことを証明するために
画材を持ち込ませて、精神病院内で
自分の記憶だけを頼りに描いた作品群!でした。
動きが速く、しかも複雑な馬の曲芸等、観ても描けないような絵ばかり!
”でも、かなり切羽詰まってたのか、サーカスなのに観客がいないんですよね”
たしかに・・・・
これらは全て記憶を頼りに描かれ、無事に退院できたそうです。
が、その後まもなく亡くなったわけです。
こちらは日本女性が描かれてますが、実際こういう女性を見たことはなくて
絵や写真で見た記憶だけで描いたのだそう。凄すぎ・・・
他にも詳しく色々解説して頂きました。
やっぱり、オーディオガイドとかよりイイですね♪
大分の美術館、県美も市美も、鑑賞者にはウレシイ!
行列作って並んで見ることもないので、ゆっくりじっくり過ごせます。
そして美術館そのものが(人が多くないからっていうのもあり)オシャレな感じなのだ。。。
(しかも、入場料もお安い!)
なぜか最近福岡にはあんまり和多志好みの美術展が来ないので
また良い展示があれば行こう~
https://www.facebook.com/esmeralda.fukuoka/
https://ameblo.jp/cotedazure
https://www.instagram.com/esmeralda_chanoyu_kimono/