お話もいよいよ大詰めに、
クリスマスプレゼントに故郷青森へ帰省の切符をもらった鈴木オートのろくちゃんですが、浮かない顔。「手紙を出しても返事もくれない親なんで自分がいなくなって口減らしできたくらいに思ってるんだ。」とい部屋にこもってしまいます。

「ちょっといい?」とお母さんが入ってきます。
さてこれは?
Do you ( m         )?

答えは、
Do you mind?

Do you mind [ my coming in]?って言うことでしょうね。
May I come in ?でももちろんいいんでしょうが、
May I....? 
は「よろしいでしょうか?」とあらたまって、目上に尋ねる感じがするので、
これも自然な感じで使える表現ですね。


実はお母さんは鈴木オートの奥さんに毎月娘を気遣う丁寧な手紙を出していたんですが、「里心がつく」といけないと娘にはだまってて欲しいとお願いしていました。「里心がつく」は、これは日本語でも言う表現。
get (                  ).



答えは、
get homesick

ホームシックは和製英語でなく通じる英語です。

帰省なんかしないと言ってたろくちゃんが親心が分かって思い直していそいで支度。それを鈴木オートがオート三輪で駅まで送ってやろうとしますが、いっしょに送りに行こうと荷台に飛び乗った一平を見て、奥さんが
「ずるい!」と自分も乗り込みます。さて、「ずるい!」は、
No (           )!




答えは、No fair.
fairは、「公正な、公平な」って言うこと。
反対は unfair ですが、1語で言えばfoul 「汚い、卑劣な」ってこと。

「一平だけ乗せてもらって不公平!」ってことですね。
 ろくちゃんを送った鈴木オート一家が、東京タワーが完成してそれを照らすきれいな夕日を見る場面で The End です。



これで「三丁目の夕日」はひとまず終了。
次作リサーチまで、しばらくお待ちください。
ニコニコ
 

今回は淳之介くんの実の父、大会社の社長川淵が息子を引き取りにくる場面。
まず、名刺を見せて、


「わたしこういうもんです。」
これはおぼえておくと使える場面もありますね。
This is (        )(         )(        ).

答えは、「あ、そりゃそうだ。」って感じです。


" This is who I am. "
「これが私がどんな人間かです。」

なるほどその通り。
芸者だった淳之介くんの母親を囲って出来た子だと経緯をはなし、
「自分の子供をこんなみじめな暮らしをさせていては..」といったところで、


「いや、失敬。」
No ( o         ).


 答えは No offence.
offence はdefence「防御」に対する「攻撃」がもともとですが、実際には動詞、
offend は「気分を害させる」激怒ほどじゃありませんが、「むかつかせる」くらいでしょうか。だから、
No offence.
「は、気分を害さないで下さい。」ってことですね。


さらに、「自分が世間の笑いものになる。」

I'll become a ( la             ).
これは難しいですね。


答えは、
I'll become a laughing stock.
stockは、stock market(株式市場)で分かるように「株」もあらわします。
株は人気で上下するものなので、

His stock is high.(彼は評判がいい。)
と比喩的に使います。日本語でも、
「これであいつの株が上がった。」なっていうのと同じでしょう。
だから、
laughing stock は「笑いものになるような株」
→そんな評価を受けてしまう。
ということでしょう。

茶川にも、
「あなたにもそれなりのお礼はする。」
I'll reward your ( con            ) ( pro            ).


答えは、
I'll reward your consideration properly.
淳之介くんを世話してたのだから、careと言ってもいいんでしょうが、
considerationは 「人のことをよくconsider考えてあげる。」
→「思いやり、配慮」のことです。
careより、「よく考えて思いをかけて」くれた感じがでています。

 

さて、ヒロミとっしょにならないともちかけられて、
結婚指輪を買おうとした茶川ですが、まったくお金が足りない....。
ガーン


出版社に泣きつこうと電話を、




「ものは相談なんですが。」
This is a ( hyp               ) question.
これはまったく日本語とは発想が違う英語。こりゃ難しいですね。


答えは、
This is a hypothetical question.
「これは仮定の話なんですが。」
→ありえないことも十分ある「仮に」の話なんですが、。
→「ものは相談」っていうことでしょうね。

つづけて、
「来月の原稿料前借りさせてもらえないかと」          
Would you ( ad            ) me next month's payment ?
前もって in ( ad          ) と同じ語です。


答えは、
Would you advance me next month's payment ?
advance, progress は「進歩、前進」ですが、
時期を前倒しするにもadvanceは使えます。

そして、「無理は重々承知の上なんですが。」
I'm just hoping ( ag        ) hope .

前置詞、反対、逆を表すのは?

I'm just hoping  against hope.

against  は、forが「賛成」「有利」なのに対し、against は「反対」「不利」
逆風もagainst ですね。同時に、敵や逆境に向かっていくのも against
go against the strong wind  「強風に向かって行く。」と使います。

hoping against hopeは「無理」だろうけどあえてそれに向かってお願いしてるって感じなんでしょう。

今日のは英語の発想がよく出ている表現ですね。
でもagainstの予想通りお願いは通らず...。
ショボーン

 

 今回は、実の母を探して一平と吉祥寺に向かった淳之介くんが二人とも行方不明。
 大騒ぎになって夜遅くようやく帰ってきて、くたびれはてて寝てしまった淳之介くんを見てやまふじのヒロミさんが、実の母に会いたい気持ちを察して、



「無理もないわ。
Can't ( b            ) him.

この表現は他の英語字幕でも聞いたことがあり、「無理もない」の日本語としては定番なのかもしれませんが、発想はまったく違います。


答えは、
Can't blame him.

「私は(S) 彼のことを(O) 責められない(V)。」
とやっぱりSVO発想。

「無理もない。」と主語、目的語、主体、対象がまったく現れない日本語とは根本的に違います。
主体が対象をVする、SVOが英語の基本発想の文型であることがうかがわれますす。

そしてなんと、ヒロミが茶川に、
淳之介くんの面倒も見られるし、
「ね、一緒にならない?」とあっさりプロポーズ!
ラブ

 

さて、「一緒になる」は?これは素直に考えましょう。
" Let's (         )( t           )."



 

答えは,

" Let's get together. "
「なる」はついbecomeを考えがちですが、
becomeはある程度時間をかけて「結果」に重点がある感じ、

get は時間がたったあとの結果でなく、「行為」自体に重点がある感じです。
「結婚する」に近いのは get 結婚する もget married ですね。


 

もうちょっと前回のつづき居酒屋やまふじの場面から。
詫間先生にさらにヒロミがお酒をすすめて、



どんどん飲んで下さい。
Drink your ( f        ).


答えは、full じゃやくてfill.
fillは「満たす」だから「お酒をつぐ」意味もありますが、
グラスに満ちている「お酒」自体を指す場合もあります。
「グラスのお酒を飲んで下さい。」ってこと。
ちなみに、お酒のお代わりは 
refill になります。

でも勧められたた詫間先生は、



「もうこれくらいにしておこう。」
That's (        )(        ) me.

 

これは日本語とは全く違う発想。
That's it for me.

itというのは日本語の「それ」では表しきれない独特の機能がある代名詞で、
その人が置かれている状況、やろうとしていること、いいたいことをズバッと一語で表す代名詞です。

「やったね!」
You made it!
「(あなたのしようとしていること=It)を(成し遂げたmade)ということですね。」

「ぐずぐずするな。」
Get with it!
(今の状況)itに(おくれず一緒に) with ついてこい)
ってことですね。映画の一番最初の場面で使われてた表現です。

That's it! (それだ!)

「それが私がいいたかったこと(=it)だ!」
「それが求めていた答え(=it)だ!」
といった場合に大変よく使われる表現です。

この場合は、
That's it. it=「私が今日はこれだと思うお酒の量」って感じでしょう。

今回は前回の続き、
クリスマスの計画がうまくいって、みんな上機嫌でやまふじで飲んでいます。



「もう、今日は私のおごり。」
It's (       ) me today.



前置詞1語で行けちゃいます。


答えは、

It's on me today.

onの基本は「上」ではなく「接触」
There is a picture on the wall.
(壁に絵がかかっている。)

There is a fly on the ceiling.
(天井にハエがいる。)

と横でも上でも接触してればon
で、「頼る」「基づく」も
頼ったり、基板にしたりするものには接触するのでonを使います。

The guy still depends on his parents for his living expense.
(あの男はまだ親に生活費を当てにしている。)

頼る相手にべったりくっついている感じですね。

This story is based on the facts.
(この話は事実に基づいている。)

離れないようにしっかりくっついて「元ずく」です。

だから、「払いは私に頼っていい、あてにしていい」

→私につけていい
で、It's on me. となります。

「店のおごり」の決まった形で on the house って決まったいいかたもあり。


 

今回は淳之介くんの所にサンタ来訪場面。
万年筆が欲しいとずっと思っていた淳之介のところに、クリスマスにサンタが来訪。万年筆をプレゼントしてくれます。

びっくり大喜びの淳之介くんが茶川に、



「(サンタなんて)僕ずっと嘘だと思ってました。
I always thought he was ( p             ).

lie は基本的に人をだますための悪い「うそ」なのでここでは不適切。

こたえは、
I always thought he was pretend.

pretendは「ふりをする」ことですが、
pretend jewelry おもちゃの宝石  a pretend friend 仮想の友達
など、想像上の、偽のといった形容詞にも使われるので、「創造しただけ」でpretend ですね。

実はサンタは茶川が医者の詫間先生に頼んで扮装してもらってました。
淳之介くんが眠ってから居酒屋で落ち合い、

詫間先生が茶川に



「うまくいきましたか。」
「いやもうすっかり信じ込んで。」
" Did it ( w          )?
" He ( b           ) it completely.

どちらも基本動詞です。さて?

こたえは
" Did it work ? " 
" He bought it completely. "

work は、「働く」だけでなく、
The medicine worked. 薬が効いた。
His advice worked.   彼のアドバイスが役に立った。

と主語がその「役割、目的を果たす」意味ではば広く使われます。つかいなれると便利な動詞。
「計画は思った通り目的を果たしましたか?」ってことですね。

buy  はお金なしでも「獲得する」意味で使われます。
buy praise by good deed

「よい行いで賞賛を得る。」など。
この場合は「サンタの話を」得た→信じ込んだという意味で使われてます。
日本語でも、「彼のことは買っている。」=「評価している」って感じで使いますが、あれとにていますね。

 

今回は、一平が継のあたった服着せられる場面。


「次のあたったふくなんでいやだよ。」
I hate ( m          ) clothes.


 

 

答えは、
I hate mended clothes.

技術を要する専門家の修理は repair 。鈴木オートは車の repair 会社ですね。
家でできるちょっとした直しが mend 。ついでに、どれにも使える便利な「なおす」は fix です。

ごねる一平に鈴木オートが、



「ぜいたくいうんじゃない。」
Don't act (           ).


答えは
Don't act spoiled.

spoil は、腐った食べ物でもでてきましたが、「外見は大丈夫でも中身がだめになってること。」でしたね。

「ぜいたく」とは直接関係ありませんが、「甘やかされてだめんなったようなことをするな。」ってことですね。

大人数で育ったろくちゃんも、




「わたしなんかおさがりばっかりだったんだよ。」
I only got ( h       )-me-( d         ).


答えは I only got hand-me-downs.
downは「時代が下っていく」ことにも使われます。
hand down to は「次の時代に手から手へと伝えていくこと。」
ですね。そのまま名詞に使って複数形で
hand-me-downs と複数形で使っちゃってます。

お下がり、hand-me-down
ほんとに背の高くなった上の兄弟から「下げ渡し」そのままですね。

 今回は鈴木オートが注文していたテレビがついに到着。

テレビを見ようと近所の人が詰めかけます。お祝いなんかもってきてお相手に大わらわになっている奥さんに、

 

「大変ですな」

 You   (          )  your hands ( f         ).

 色んな「大変」があるでしょうが、奥さんの手の状態がヒント。

 

答えは

 You've got your hands full.

 「~の状態になっている」は have, get  どちらも使えます。

「手が一杯(full)の状態ですね。」ってこと

 have  は「状態がある」 get は「来たぁ~」って感じがあります。自分のところ状況、状態がドンとやってくる感じが強いのが get 

 いっぱいのお客さんがどっとやってきて大変!といった感じです。

 

みんな力道山のプロレスに夢中。

 

ところが途中でテレビがプツンと切れちゃって、文学茶川が「おれは東大出てるんだ。!」となおしにかかり全部バラバラに!ガーン

 

 

 

ひきとりに来た電気屋さんがコンセントの接触だったのに(ちなみにコンセントは outlet  )「こんなにバラバラにしちまって。

You ( di            ) the whole thing.

 

答えは

you dismantled the whole thing.

dis-は否定の接頭辞。mantleは「マント」です。

マントを脱がすイメージから「設備を取り除く、分解する」と使われます。

 

ちなみに建物をバラバラにするのは demolish  。

 

今回は茶川さんに引き取られた淳之介君が小学校に通ってる場面。

淳之介君がノートに冒険小説を書いてるのに気づいた鈴木オートの一平達がそれを取り上げて読んでみると、未来を描いたSF小説でこれが面白い
びっくり



主人公のコウイチ少年が未来の世界に入り込んでしまって、





「空中にはチューブが張り巡らされています。
Many tubes are ( su           ) in the space.

答えは、

Many tubes are suspended in the space.

susーは「下」pend はpendant で分かるようにぶら下がっていること。
下にぶらさげて、宙ぶらりんの状態にすることです。

「ズボン釣り」のサスペンダーの動詞ですね。
物理的に「ぶら下げる」だけじゃなくて、
「ちゅうぶらりん→一時停止」にもよく使います。

suspend a license 免許を一時停止にする。
The railroad service was suspended . 鉄道が一時不通 など。

けっこうよく使う動詞です。

そしてコウイチ少年は、見たこともないような乗り物や建物をみて


「回りのものに夢中になってしまいました。]
He was ( tra               ) by everything else.
これは難しいですね。


答えは
He was transfixed by everything else.

trans-は
transport 「輸送する」
transmit 「伝える」
translate 「翻訳する」
と「あるとこから別の所へ」移ること

fix はとても幅広く使われる語ですが、もともとは
fix a mirror to the wall 
「鏡を壁に固定する」
としっかり取り付けること

Fix the fact in your mind.
「事実をよくおぼえておきなさい。」

と、心に「固定」にも使います。
fix the date 「日程を決める」
She fixed me with an angry state.「怒って見つめる」
と日程や視線の「固定」もfix

fix a problem 「問題を解決」にも使えますが、これも「ぐらぐらしているものをしっかりさせる」ことから。

「決まってないもの、定まってないもの」→「固定」のイメージで便利に使える動詞です。

だから be transfixed は、「(心が)trans-(未来の世界に行っちゃって)fixed(そこに釘付けになること」→夢中ってことですね。