先日、5編にわたって「続・関越道中車栗毛」と題し新潟への家族旅行日記を書いた。

 

 

 

 

 

今回はその番外編である。新潟に到着した初日は深夜の2時過ぎだったので、ビールは少なめにして床についた。

 

翌日は夕方から今回の旅行のメインイベント、家族共々お世話になった割烹料理店に伺うことにしていた。27年間営業した店を閉めてしまうので最後に行っておきたかったからだ。

 

その日の午前中は特に何もすることはないのでのんびり過ごした。昨日は遅かったので風呂に入っておらずサッパリしたい。妻は朝一番で入ったそうなので昼前だが私もひと風呂いただくことにした。

 

実家の風呂は最高。我が家のマンションの小さな風呂の倍はありそうな風呂場でゆっくり湯船に浸かった。酒を飲むのもそうだが風呂に入るのも早い時間にするのは悪くない。私は小原庄助さん気分で実家天国を満喫した。

 

そういえばお母さんが今朝、風呂の追い焚きをしたらリモコンの電気が消えてしまったと言っていたのを思い出した。その後もう一度電源を入れるとついたそうで、私が入った時は問題なかった。

 

昼過ぎに子供達も風呂に入ると言ってきたので追い焚きのボタンを押したらまた電源が切れた。今度は電源をもう一度押してもリモコンがつかない。ムムッ!私は先日、東京の我が家で起きた給湯器ご臨終事件を思い出して少し焦った。以下のブログに書いた事件だ。

 

 

 

 

しかし、実家の給湯器は交換してさほど時間がたっていない記憶だ。私は外にある給湯器本体を見に行ったが、とくに変わった様子はない。ただ、屋外コンセントがだいぶくたびれているように見えた。

 

 

給湯器のコンセントを抜くとパラパラとプラスチックの破片が下に落ちてくるのを見て不調の原因はこれかもしれないと思えた。

 

 

抜いたコンセントを違う差し込み口にさすとバチっといって給湯器が動き出すのがわかった。良かった、復活だ。お母さんにリモコンの状態を確認すると問題なく電気がついたそうだ。原因が特定できたので近所のホームセンターで購入し新しいコンセントに交換して一件落着。

 

その日の夜、思い出の詰まった割烹料理屋に家族で伺い最高の料理と酒に舌鼓をうちつつ別れを惜しんだのは先日のブログにも書いた。

 

 

 

空けて翌日。その日も急ぐような用事はなく、ゆっくりと過ごしていたのだが事件は起きた。お母さんがキッチンで洗い物をしていたら、また給湯器の電源が入らなくなったというのだ。ナヌッ!これはさすがにおかしい。昨日原因を特定してコンセントを新品に交換したばかりではないか。

 

私は急ぎ屋外コンセントを見に行った。しかし異常は感じられない。昨日やったようにコンセントを抜いてもう一度差し込んでみたが状況は変わらなかった。マジか。

 

ここで初めて事態は軽くないことがわかってきた。先日のブログで何度か書いたが、楽しい家族旅行を揺るがすよくない出来事とはこの事だったのだ。

 

持っている。私は持っているぞ。ブログネタに事欠かない神がかりなトラブルに見舞われる何かを!先日、東京の我が家で給湯器が壊れたばかりではないか!一週間のうちに給湯器が2回壊れるなんてそうそう経験できないことだ!ヤルネ。私は選ばれし戦士!

そんなものなど選ばれたくないのだが、、、

 

こうなると私にはお手上げなのでプロフェッショナルに頼むしかない。まずは知り合いの電気屋さんに見てもらうことにする。電話してみると夕方にしか来れないというのだが、ヤキモキしていても仕方がないので買い物などに出かけた。

 

電気屋さんは予告通り16時頃にやってきた。よろしくお願いします!

 

まずは一緒に屋外の給湯器をみてもらう。すると咄嗟に「あれ、水が漏れてるね」と言われた。私は気づかなかったがそういえば地面が濡れている。電気屋さんは大体原因が分かったようですぐさま給湯器のネジを外して蓋を開けた。

 

「やっぱりそうだなー」中身を見ながら言うのであまり良い状況でないのは察しがつく。なんでも北国の冬など寒い時、お湯が温かくなるにつれて凍っていたプラスチックの部品などが温まり負荷がかかってしまう。経年劣化してそこから水が滲み出てきて最後は噴き出すそうだ。ナント!

 

残念ながら電気屋さんもみることができるのはここまで。あとは専門家に頼むしかないことになった。クソッ!

電気屋さんの知り合いのガス屋にお願いして翌日に来てもらう約束をした。

 

となると、その日は風呂に入れないことが確定したことになる。幸い妻のお姉さんの家が車で30分ほどはなれた街にあるのでそこにお邪魔することに決めた。子供達はその家が大好きなので大喜びだ。最近建て替えたとても大きな家で暖炉があり最新の設備がそろっている。素敵な家で、可愛いワンちゃんもいる。私も楽しみが増えた。

 


我々は夕方にお寿司屋さんで夕飯をとり、お土産を持ってお姉さんの家に行った。旦那さんもいて歓待してくれ最高だった。

 

さっそくお風呂に入れてもらうのがだ、ここのお風呂がまた格別で、風呂桶、洗い場共にとても綺麗でまるで温泉のような感覚に陥ってしまう。こんなお家に住みたいものである。感謝の気持ちで心を込め、身を清めた。

 

そして翌日。その日は以下に書いたように実家のキッチンにある蛇口交換をした。ヤルネ。

 

 

綺麗な蛇口に生まれ変わったのだがお湯が出ない。なんとも寂しい蛇口の試運転だったが仕方ないのだ。

 

その日、給湯器を見てもらった電気屋さんとガス屋さんがやって来て、新品に交換するしかないという判決が下された。立派な給湯器だったので、交換するにも在庫が無いだろうと言われた。立派でなくても在庫が無いのは先日の我が家のトラブルでよく知っている。さて、どうしようか。

 

我々は明日帰るので良いが実家の給湯器が使えないとなると困る。しばらくお姉さんの家にお世話になるか、などと考えながらとりあえずガス屋の提案を待つことにした。そんな深刻なことが起きても私はその日、当たり前のようにオジサンと飲みまくり、素敵な夜を過ごしたのは言うまでもない。グヒヒ。

 


そして迎えた最終日。この日、我々は東京に帰ることに決めていた。前日の酒で二日酔い気味の頭を抱えながら、まだ頭が動いていない時に突然インターホンが鳴った。出てみるとガス屋さんではないか。おお!そうだ!給湯器が壊れていたのだ!

 

ガス屋は昨日の夕方訪ねてきたが誰もいなかったので、小さなメモを残して帰ったそうだ。よく見てみると絶対に気付かない場所に小さなメモが置いてあった。コノヤロウ。


ガス屋の話はこうだった。奇跡的に在庫があった。しかし3年前の型落ちである。かなりグレードが高い。現在取り付けられているモノよりも良いやつだ。問題なければ今日取り付けられる。値段は3年落ちということを考慮してそれなりに値引きする。工事は昼をまたいで少しくらいで終わるのではないか。

 

なんとも良い条件ではないか。私たちはすぐさまお願いすることにした。そして業者の職人さんは9時ちょうどにやってきて取り付け工事を始めた。

 

工事中は水が止まったり人が家の中に入ってきたりするので出かけることはできなかったが、私たちは東京に帰る準備などが必要だったのでちょうどよかった。

 

12時前にガス屋が、これから昼休みを取ると言ってきた。私は午後一くらいで東京へ帰る予定であり、工事もそれくらいで終わると思っていたのでそのことをガス屋に伝えた。すると困った表情でちょっと待ってほしいと言う。職人さんのところに相談に行った様子だ。

 

ガス屋は曇った表情で戻ってきた。このまま突貫で工事をしてもそれなりに時間がかかるので昼をゆっくりとって工事を再開させてほしいと言う。交渉決裂だ。しかしここで駄目だと言ってもどうしようもないので渋々その話をのんだのだった。



出発が遅くなることを伝えると娘が大喜びした。その姿を見てなんだか心がスッとした。時間ができたのでゆっくり昼寝などして待っていると、ついにガス屋が家の中に入ってきてリモコンを交換し始めた。仕上げの作業である。試運転をさせてほしいと言われたようで、すでにお風呂にお湯がたまり始めていた。

 

そしてお待ちかね、全ての工事が完了して操作説明を受けた。時間は15時半。予定通りである。工事のお礼に職人さんの分と合わせてジュースをガス屋に渡した。

 

これで東京へ出発できる状況になったのだが、一つだけ心残りがある。新しい給湯器の試運転でお風呂にお湯がいっぱいが沸いているのだ。このまま帰るのはもったいないし、気持ち的に入っておきたかった。お母さんも是非と喜んでくれている。妻は「マジ?今から?」といった表情だったが気にしない。私が帰りの運転をしなければ帰れないのだ!グヒヒ!交換後の一番風呂が最強・最高であったことは言うまでもない。



 

メシツブ、メシツブ。

 

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どうでもよいような内容を長々と書いた。

最後までお付き合いいただいた方、感謝なのである。

 

ブログの更新があいてしまったが、毎日非常に忙しい。もっと簡単な記事を書けばよいのだが、書き始めたら最後まで書きたくなったのだ。

 

本日は華金。

晩酌はどんなに忙しくても毎日欠かさずやっている。

 

ビールをこよなく愛する皆さま。

今宵は久々にみなさまと

 

乾杯!

なのである。

 

ムフフフフ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



私の父はすでに他界している。
そのDNAをしっかり受け継いだ私を見るとわかるが、大酒飲みだった父。外で飲む事はほとんどなく、毎日家で晩酌をしていた。最初だけビールのレギュラー缶を1本飲んでそのあとは芋焼酎のお湯割りと決まっていた。私の記憶の中で父親が晩酌をしなかった日は数日間入院した時と、晩年難病を患い母親に禁酒を命じられてからの記憶しかない。入院したときは家に居なかったので飲まずに家に居た日は私の中で記憶ゼロだ。

そんな父だったが、年に2回だけ外へ飲みに行く事があった。職場の仲間と集まって忘年会なのか新年会なのか覚えていないが冬に一回、暑気払いだろう夏に一回だ。父はそれを何故だか「えんくゎい」と発音していた。宴会である。

その日はいつもより少し洒落た服装で家からは少し離れた駅の近くにある宴会場に出向いた。いつもは家で晩酌している父が機嫌を損ねると昭和の激怒オヤジに変貌する。私は幼い頃からそれが怖くて酒を飲む父の姿にビクビクしていたのだが、宴会に行った日はその心配がない。安心の夜が訪れるのだが、父が酒を飲む事はなぜだか嫌いではなかった。

ある宴会の日の夜、22時頃だったろうか。父親がおでこから血を流して帰って来た。意外と上機嫌である。流血の原因は擦り傷だった。2センチ四方くらいの擦り傷で、なんでも帰りに千鳥足で歩いていて転んだと言っている。側溝に足を踏み入れたのか靴が片方汚れていた。

いくらなんでも飲んだ帰り道に転んで怪我するなんて飲み過ぎだろう。さすがに私はそのような事を起こした事はない。

今朝、洗面所で顔を洗いながら、ふとそんなことを思い出したのだった。


朝、目覚めると右のこめかみから頬にかけてなんだかヒリヒリする。起き上がってライトをつけると白い枕カバーに小さな点がいくつか付いているではないか。急いで洗面所に向かい鏡を見ると右のこめかみと頬に見覚えのない細い線が斜めに入っている。合計3本。私は昨夜酔っ払ってアディダスの入れ墨を顔にいれたのか?いや、アディダスのマークにしては細すぎる。

思い出した。

昨夜は悪友T川氏と高幡不動で飲んだのであった。昼飲みにハマったオヤジ2人は夕方と呼ぶには早すぎる時間から飲み始めて2軒ハシゴ。泥酔して帰って来たのだった!最後は最近新潟ナイズされた私が不覚にも日本酒をクイクイ煽ったのをなんとなく思い出してきた。帰り道の遊歩道を千鳥足で歩きながら、鋭角に曲がる場所の植え込みに頭から突っ込んだ記憶が蘇った。いったい私は何をやっているのだ、、、

まるであの時、宴会から帰って来たオヤジと同じではないか、、、

【昨日のビール】

メガジョッキ:1杯

中ジョッキ:5杯

日本酒:3合




やって来たのは高幡不動。電車で来たのは初めてだ。なんだか勝手に小さな駅をイメージしていたのだが、ものすごく立派な駅だった。新しく建て替えたようである。



不動様への参道はこちらからだが、私達の目的地は右側の線路沿いにある。



ドーン!

またもややって来ましたドリンク激安焼肉店。アプリを持っていると一杯目の生ビールがメガジョッキになる。ハッピーアワーだとこれが199円。サワー類はなんと29円なのだ!私はこの系列店へ2度目の来店だった。



おかわりし放題キャベツ。T川氏オススメはしそ風味である。ベジタブルスライサーズの一員として今日は消費活動に専念した。



メガジョッキ上からの眺め。泡は神がかってはいなかった。



しかしそんな文句なんて言ってられない。ビールの神様には違いないのだ。



お待ちかねの乾杯!久しぶりのような、この前会ったばかりのような、、、

乾杯っ!



ササッと注文。改めて見るとレバー好きおじさん2名ということがわかる。センマイ刺しと牛ハツも頼んだ。



ハツは私の大好物。ジュージュー焼くのだ。



こちらはニンニク。中身のごま油?がなくなるくらいまでコンロの上にのせておく。これは非常に旨かった。


この後いろいろと注文したのだがもちろん写真は撮り忘れている。ご機嫌でお喋りに夢中だった。和牛のカルビがやはり旨かったのはよく覚えている。



ビールと黒霧島を注文。2時間制がきちんと守られてラストオーダーを聞きに来た。そこでビールと焼酎を頼んだのだ。旨かった。


ここで終わりにすれば良いのだがもう一軒行きたくなる病が顔を出す。よせばいいのにハシゴ酒。



ここのお店はいっぱいで入れなかった。良い雰囲気だったのだが、、、



そして見つけたこのお店。昭和をインテリアにしている店でいきなり日本酒から始めた。これが良くなかった。



メンコとカルタか。あまりに古すぎて私の世代より随分前の遊び道具が並んでいる。



け、健さん!

ファンです!



お猪口で一献傾けようではないか。藤娘は高知、四万十の酒。フォローしているブロガーさん、ビール大好きおっさんさんがお住みの街の近くか。甘くておいしい酒だった。もちろん大変飲み過ぎます。



焼きとりも旨かった。キャベツにつけるマヨベースのたれ?も非常に旨かった。


楽しい夜は瞬く間に過ぎてゆく。泥酔おじさんの出来上がり。この店の後半の記憶はゼロ〜。お勘定はT川氏に任せたようだ。次回払います!そしてメガネをこの店に忘れたかは謎のままである。あとで電話してみよう。



電車の中で訳のわからない写真を撮っていた、、、汗


そして順調に降車駅も乗り過ごしていたようだ。アプリで確認した。トコトコと千鳥足のオジサンはこの後、先ほど書いたように遊歩道で転んでしまうアクシデントに見舞われる。


しかし七転び八起き、途中のコンビニに寄ることは忘れなかった。頭に枯葉をたくさんつけた、顔に傷のあるオッサンをコンビニの店員はどのように思ったか。想像すると恥ずかしくてたまらない、、、


今朝起きてシャワーを浴びた時に頭から大量に枯葉が出て来た。コンニチワ!



ビールをこよなく愛する皆さま


旨い酒だが、ほどほどにとはこの事だ。

しかし懲りないcornはここにいる。


今宵もそろそろ乾杯の時間が来たようだ。


乾杯っ!

なのである。


ムフフフフ。




ついにというか、やっぱりというか、、、

やはりこの日がやって来るのだなと、そう思った。訃報の知らせはある日突然やって来るとよく聞くがその通りだ。悲し過ぎる出来事。


生前は大変お世話になった。いつでも我々を暖かく迎え入れてくれた。この家に越して来た時に知り合ったので長いお付き合いをさせていただいたのだ。


かなりお年を召されていたので老衰だったのだろう。理由までは聞かなかったが、お疲れ様でしたと言った。口に出して。


しかし心の中は違う。老衰と言われても私には納得できない。もう蘇生術のような施しようは無いとその人は言った。電話の向こうで。






我が家の給湯器がついに壊れた。私がシャワーを浴びている時にだ。給湯器。ここではQちゃんと呼ぼう。Qちゃんは私の背中のあたりで力尽きた。その体温はどんどんと低くなってゆき、そして最後は氷のように冷たくなった。


おい!大丈夫か!?こんな所でどうしたというんだ。死ぬな!死なないでくれ!まだまだやり残した事があるはずだ!せめて、せめて、こ、この私だけでも、お、送り届けてくれないかい、、、切実。


Qちゃんはそんな私をよそに静かに息を引き取った。浴室にある心電図リモコンが無機質に点滅している。ダイイングメッセージなのか「112」の文字だけがこの世に残された。



笑ってほしい。甘く見ていた。先日、給湯器が怪しい事はすでにブログに書いていた。



そしてついに壊れた。夜の21時頃だったか。私はとりあえず最後までシャワーを浴びる事ができたので、なんとなく楽天的に構えていた。翌日は休みだったこともあり、家族も今日くらいは風呂に入らないで良いだろうと。1、2日は近所のスーパー銭湯に行こうかな?などと少し楽しんでいるような自分もいた。


風呂場から出ると家族にその事を告げてPCを開いた。家族は犬が怒った時に見せるような「ガルル〜ッ」と言いながら歯茎丸出し顔で眉間に皺を寄せながら私を見た。おお、わ、私は信頼されている。汗


とりあえずもう遅い時間なのでネットに出て来る給湯器交換業者のサイトを片っ端から見て見積もりを送るようメールした。6社ほどが我が街でも対応してくれそうだった。CMでよく見る会社も入っている。メールを送り終え一段落したので心地よく晩酌し、その日は眠った。



翌朝起きると給湯器が壊れたのが夢だったのではないか?もしくはまたお湯が出始めるのではないか?と思い、洗面所で顔を洗う。しかし出てくるのは氷のように冷たい水だけだった。夢じゃなかったのだ、、、くそっ。


10時を過ぎても見積もりのメールが来ない。多少の焦りを感じて私が勝手に第一候補にしていた見積もりが安くて在庫もたくさんあると書かれていたサイトの業者に電話してみることにした。


女性の声が聞こえる。私は昨日見積もり依頼した事を説明すると焦った様子で答えが返って来た。

すでに送ったはずなのだがもう一度送ります、と。要は誤送信していたようだった。な、なんということを、、、こんなところで怒ってもしょうがないので見積もりを待つことにした。


そうこうしているうちに他の業者からも何件か見積もりが届いていた。電話をした会社からも届いた。中身を見てみると、、、


在庫は持っていないのでメーカー問い合わせ後、その返事次第で取り付け日を相談させてほしい、最速でも二週間程度かかる、といった内容が全ての見積もりに書かれているではないか!


私は焦りの色を濃くする。さっきまでグレーだった焦りの色がこげ茶色くらいの焦りになった。家族には口が裂けてもこんな納期内容の事を言えないのだ。どうしよう。私はリビングの上に座禅を組んで両手の人差し指をペロリと舐めてから頭の表面にクルクルと円を書いた。


ポクポクポクチーン!

新右衛門さーん!スマホーっ!スマホ持って来てーっ!

とんちんかんちん のんべえさんは、片っ端から業者に電話することを閃いたのだ!最初からそうしろっ!


どこも同じような内容の回答だった。焦りが増す。家族は今日にでも給湯器がつくのではないか?と思っている。水風呂なんて入れる季節ではない。それは死を意味するキーワードだ。


4軒目の電話。営業歴12年目です、ハイ、と言った感じの好印象男性が出た。サイトからLINE登録して給湯器や風呂場の写真を送ってほしいと言ってきた。私は速攻で対応する。そして相手からはお待ち下さいというLINEの返信が来て、そこからパッタリと連絡がなくなった。


私は気を取り直して電話をかけまくる。7軒ほどかけただろうか。タイミングが悪いことにこの日は休日でメーカーが休みだから在庫確認ができず、返事は明日になるという業者ばかり。ついに諦めムードになり近くの数軒あるスーパー銭湯の情報などを調べ始めた。


距離的に行ける風呂が近所に3軒ほどあった。料金を見ると一番近いところが箱根高級旅館の日帰り温泉よりも高い値段だった。1日なら良いかもしれないが数日通う金額では無い。残りの2軒は現実的な料金だったのであらかた行く風呂は決まった。


家族にその事を説明すると、主に女性市民から猛烈な非難を浴びた。自分だけ昨日シャワーを浴びておいて呑気なこと言うな!はやく給湯器をつけろ!要約するとそのような事が書かれたプラカードをもって家の中を独裁国家のマスゲームのように行進しているようだった。ウゥッ、、、



と、その時である!私の電話が鳴った。見るとLINEのやり取りをした業者の営業君ではないか!私は家族に「静かに!」という意思の目配せをして電話に出た。


「ハイ、ハイ、ハーイ」


家族が固唾を飲んで私を見守る中、電話を切った私の言葉に注目が集まる。


「非常に残念なお知らせです。。。明日の午後、取り付けに来るそうです、、、」


ふざけて家族にそう伝えると、家族全員が一斉にバンザイした。


「やったーっ!」


私に対するデモ隊の列は歓喜に沸き、cornコールが鳴り止まない。マウンドの中央に連れて行かれ、ヌートバー選手の次に胴上げされたのは私なのである!みなさん!アホか。


よく調べると、我が家のQちゃんは現役生活27年間のベテラン中のベテラン。いつあの世に行ってもおかしくない骨董品だったのだ。業者に在庫があり、2種類あるうちのランクが低い方しか我が家にはつけられないそうだ。私がリクエストしていた機械だと風呂桶ごと改造しないと付けられず、工事完了まで2週間ではきかないだろうと言われた。1秒でも早く暖かなお湯を手に入れたい我が家に選択の余地などない。なんでも良いから明日取り付けられるモノをお願いしたのだ。


この日は夕方から息子が小学生の時に入っていたサッカークラブの親子が集まる同窓会が開かれる日だった。楽しみのその前に家族でスーパー銭湯に行って同窓会に出ることにした。


翌日、無事に業者がやって来て我が家に新しいQちゃんが仲間入りした。


お湯が出るって本当に素晴らしい。当たり前の事なのだが、、、




同窓会はプレミアムモルツだった!



久しぶりに見た顔、大人は変わらず、子供は全くわからないくらい成長していた!









同級生の中にはフットサルの日本代表に選ばれた子や、Jリーグの下部組織で活躍する子もいた。我が息子にも頑張ってもらいたいものである。


【この日のビール】

中ジョッキ:7杯

ロング缶:1本

芋焼酎ロック:2杯


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T川氏との反省会を開く事が決定された。

ビールをこよなく愛する皆さま。


まだまだ乾杯は鳴り止まないのである。

ムフフフフ。