2026年9月22日火曜日は国民の休日。

 

月曜が敬老の日で水曜は秋分の日だということは分かっていたが、はて火曜日は何の休日だったかな?などと考えて調べたところ、オセロ休日であることが分かった。祝日と祝日が飛び石で並んだらその間の平日が休みになるという何とも素晴らしい日なのであった。どおりでシルバーウィークが長期連休になるはずである。そういえばいつだったかもシルバーウィークが長期連休で熱い年があった。次は2032年、6年後に訪れるようである。

 

そんな連休の終盤、最終日はすでに予定が入っていたのでその前日であるこの日、4か月に1回の定例行事の予約を取った。そこへ行ってあることをすると、容量の小さなモバイルバッテリーと簡易血液検査の結果がもらえる。そう、献血である。献血はしょっちゅうできる訳ではなく一定の期間を置かないといけないルールになっており、この日がちょうど前回の献血から4か月が経った日だったのですぐに予約を入れた。もちろんモバイルバッテリーがもらえるキャンペーン中だということも確認済みである。

 

私の行きつけにしている献血ルームは立川にある。立川と言えば大酒飲みブロガーのLotusさんと大酒飲み悪友のT川氏、あとは大酒飲みロックバンドのモスバーガーズメンバーたちと定期的に大酒を飲む我々の聖地である。なので立川に行くとなると胸騒ぎの腰つきになるのは言うまでもない。献血を予約するとすぐ大酒飲み仲間に連絡を取った。

 

「明日、立川で献血予約を取ったので昼飲みしませんか?」

 

ラインにメッセージを入れると3秒後にLotusさんから返信があった。

 

「明日は用事があるので明後日はどうですか?」

 

明後日は私の方に用事があるということを申し伝えると、残念、無念、ボクイケメン、また次回、という話になった。大酒飲み悪友のT川氏は行けるということだったので、Lotusさんには申し訳ないが二人で行くことにした。行くことにしたのだが、大酒飲みロックバンドのプロモーターであるO場氏も念のため誘ってみた。当日はあいにく仕事が入っているそうだが午前中で終わるので行けるだろうということだった。

 

連休中は雨がずっと降っていたので全く身体を動かしていない。私は毎日大酒を飲むために身体を動かさないと、世にも恐ろしい生活習慣病というやつが暴れ出して、血圧が上がったり、血管の中にコレステロールが増えて血の通りが悪くなり、それが原因でナントカ卒中になったり、ナントカハイウェイじゃなかった、ナントカ梗塞になったりと、とんでもないことが起こるのである。そんなことが起こると分かっているのだが大酒を飲む量を減らしたり、休肝日などという意味がよく分からない、おまじないなどは信用していないのでやらない。とにかく体を動かして大酒を飲みたいのである。

 

という訳でこの日は歩いて目的地まで歩くことにした。時間にして2時間ちょっとの散歩道、牛は連れていないが、テレビもね、ラジオもね、おまわり毎日グールグル、オラ東京さ来ただ、なのである。

 

 

天気も良く汗ばむ気温である。久しぶりの多摩川は前日の台風で水量が増しているようだ。いや、ちょっと待てよ、も、もしかしてアレは、、、

 

 

さ、詐欺だーーーーーッ!

 

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無事に献血会場に到着すると、さっそく血圧測定、諸々の手続き、問診などを済ませた。その後は事前の血液検査をしなくてはならない。以前、ここで血液の要素が足りずに門前払いをくらったことがある。

 

 

そんな過去があるので、この検査の時は毎回緊張するのだがその後は問題なく合格している。あの時は何が悪かったのか、、、

 

連休中に献血に行くなど、どれほどのヒマ人なのだと思われる私なのだが献血ルームの中は普段の3分の1程度の人しかいない。なのですぐに順番が回ってきた。専用のベッドに横たわり針を刺されて10分ほど待つと献血完了である。その後は少し待機時間を設けて身体を休めてからお役御免という流れになる。もちろん今回最大の目的であるモバイルバッテリーをゲットしてから外に出た。

 

あらかじめ連絡を取っていたT川氏とO場氏だったがT川氏が多少遅れるということだったがO場氏とはジャストタイミングで合流した。T川氏から先に飲んでいるようにと言われたので店を探すが、真っ昼間から開いている店はほぼ決まっている。とりあえず私が知っている中で一番おすすめであり、O場氏が行ったことのない店をチョイスした。

 

入り口が地下にあるその店は立川でも繁盛店であり、暖簾の前には2組の待ち行列ができていた。T川氏と合流するまで待とうか、ということになり最後尾に並ぶ。10分ほど待っただろうか、T川氏がやって来たのとほぼ同時に「酒亭玉河」の店内へ案内にされた。

 

 

ドーン!

男は黙ってサッポロビール、もちろん大ジョッキだ!

 

乾杯ッ!

ブハーッ!

献血した分を取り戻すぜ!

 

 

最近高値が続き高級魚化しているサバの塩焼きは定番。旨し。

 

 

刺し盛りもいっとこー。なんとなくいつもよりボリュームが欠けるような、、、

 

 

大ジョッキに続いては大瓶オールスターズ。私はヱビスをチョイスでナイスなイケオジっす。ここの大瓶は1本700円ととってもリーズナブルなのだ。しかし私はヱビスで人柄、品格、および、リッチ度が他人より1ランク上なので750円なり。

 

 

その後、黒ビールを頼んだ。実はサントリーのマスターズドリームのようにもうワンランク上のビールと勘違いしていた私だが気にしない。冷たく冷えた瓶ビールでマズいものなどこの世に存在しないのである。

 

その後に頼んだ料理の写真はもちろん全く撮っていない。ニラ玉、鶏のから揚げ、その他たくさん食べたような記憶はあるような、無いような、全てはビールの泡と共に消えていったのである。

 

 

トイレには店側の切実なお願いが貼り付けられていた。

 

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会計を済ませ、まだ明るい立川の街に出るとそのまま解散という訳にはいかないのが大酒飲みの掟。どこへ行こうかと散々迷った挙句、T川氏から秘密の会員制大酒飲みアジトがあるので行かないか?というご提案をいただいた。一同ヨダレを垂らしながら大賛成、挙国一致でレッツゴー3匹!詳しい内容はここでは書かないが、素晴らしく素敵な場所で、大量のビール、芋焼酎、鶏のから揚げ、ナマ牡蠣、柿ピーなどが振る舞われるという夢のような時間を過ごした。しかし、あとで思い返すとかなり割り勘負けしたような気がするのであとで強く抗議しなくてはいけないのである。グヒヒ。

 

友よ、別れの時が来た。

 

 

ガシッ!

 

 

ガシッ!

おかわり!

 

良い連休だった。

 

 

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連休は終わったが、あっという間に週末がやって来た

 

なんと今日は華金ではないか!

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

であるからして

 

やっぱり今宵も

 

キンキンに冷えたビールで

 

乾杯ッ!

 

なのである

ムフフフフ。

 

 

 

形あるものいつかは必ず壊れるという儚すぎる自然の摂理については前回のブログに書いた。

 

 

最終的にはビールの話になってしまうのだが、永遠に続くものなど、この世に存在しないということは間違いない。先日の我が家の冷蔵庫の話もしかりだ。

 

 

22年間連れ添った、いや、連れ添いすぎてしまった我が家の冷蔵庫の冷凍機能が使えなくなり、やがて冷蔵機能も全て壊れて買い替えを余儀なくされるという記事を書いてから、まだひと月も経っていない。

 

私の両親は糖尿病だった。正確には父は過去形、母は現在進行形である。過去形にしているのは、すでに他界したという意味だ。私は糖尿病家系のサラブレッドなのである。なので食事には結構気をつかっている。白米は家でほとんど食べない。頭の中でざっと昨年1年間の統計をとってみると、家で白飯を食べたのは2日か3日くらいではないだろうか。それも子供たちが残してもったいないからという理由でである。

 

その他、炭水化物全般を極力取らないようにしているし、もちろん甘いものも控えている。しかし食べるときは食べる。チートデーと名付けて大酒飲み友達や会社の仲間との飲み会はリミッターを取り除いて、これでもか!というくらい無限大に飲み、食べるのだ。

 

話が逸れたが、私は食べない家での白米なのだが私以外の家族は三食きちんと食べるので米は毎日炊く。在宅勤務の時は私が米を研いで家族が帰る時間に合わせて炊飯器のタイマーをセットしたりもする。そんなある日、PCで仕事の資料を作ったりしながら集中していると、なにやら聞きなれない音がしてきた。

 

「プシーーーーッ!」

 

ムムッ!な、なんだこれは?音のする方に目を向けると、決められた時間に炊き上がるように先ほどセットした炊飯器が運転を開始しているのだが、フタの隙間からもの凄い水蒸気が上がっているのである。我が家の炊飯器は圧力式のやつなのでおそらくフタのパッキンか何かに寿命が来たのだろう。音と共に蒸気を拭き上げる姿。やれやれなのだ。フタの裏についているゴムパッキンをのばしてみたり、よーく掃除したりしたが気休めにもならず、その後ご飯を炊くときは毎回激怒した機関車トーマスのような爆音を立てて炊飯完了という流れになってしまった。

 

今年の夏はなんだか変な夏だった。例年と比べると夏の始まりに曇りの日が多く、気温が低い日が続いたのでラッキーなどと思っていたのだが7月の終わりになると酷暑続きとなった。ほぼ40度の日が続くようになると、リビングで在宅勤務していると絶対にエアコンをつけなくてはならない。つけないと確実に死んでしまうであろう日中帯の昼下がり、我が家のエアコンは冷蔵庫と同様超ベテラン選手であった。運転を開始すると「ブォーン」という唸りと共に「カタカタカタ」と振動でカバーが小刻みに揺れ始める。それがうるさいので養生テープでカバーをとめてみるのだが、しばらくするとまたうるさくなってくる骨董品なのだ。

 

そして致命的なことが起きた。ある日、カタカタカタといつもの音をたてながら運転しているエアコンの方から「ポタ・ポタ・ポタ」と聞きなれない音がし始めたのである。ムムッ!なんだ?音がしている方を恐る恐る見ると、リビングの床が濡れているではないか。おお!雨漏りか!?こんなに天気がいいのに!などと無理やり違う方に気持ちを逸らせてみるのだが何の足しにもならないことは、なんとなくわかっている。上を見上げるとエアコンの端の方から一定間隔で水滴が落ちてくるのである。クソーッ!お前もか!

 

幸い我が家は狭いマンションなので、ドアを開けて各部屋に付いているエアコンのどれかをつければそれなりに家全体が冷える。そのようにして誤魔化していたが、これからは季節が移り変わり寒い冬を迎えるとなるとそうはいかないだろう。ちゃんとリビング用にエアコンを構える必要があることを悟った。

 

そして8月の終わりから9月にかけてもなんだか気候がおかしい。とにかく雨が多いのだ。快晴の日は数えるくらいで、ほとんど曇りか雨が続いている。そうなるとどうなるかというと、洗濯物が乾かなくなるのは自然の成り行き。そういう我が家は5年ほど前に洗濯機を買い替えた。

 

 

買い替えた理由は単純に前の洗濯機が壊れたからなのだが、洗濯機は毎日使うモノであり、空白期間を作ることは許されない。まして我が家は子供が2人いて部活動などをやっているのでただでさえ洗濯物が多い。なので壊れている間はコインランドリーに行って洗濯すれば良いなどと悠長なことは言っていられないのだ。

 

急いで近所の家電量販店を数軒回ったが、どこも納品には1週間かかるというではないか。私はそこで考えた。アマゾンのプライム会員なので思い切って大型家電も買っちゃおう!サイトを見ると2日後に配送されるというではないか。すぐにポチって明後日に配送、設置、引き取り完了して5年間の保証がついた。なんて素晴らしいのだ!アマゾン最高!私は世の中の進歩に驚くと共に心から喜んだ。その当時は。

 

悪天候が続く今日この頃、洗濯物が部屋干しになってしまうのが煩わしいので、タオルなどは乾燥機にかけてしまう方が便利だし清潔である。在宅勤務時の私は掃除洗濯家事オヤジに生まれ変わるので、家族の衣類を分類して部屋干し組と乾燥機組とに分けて洗うことにしている。部屋干し組の洗濯が終わったら、タオル類をドラムにブッこんで、洗いから乾燥まで一気通貫コースのボタンをピピッと押すと、あとは楽ちん仕上がりを待つだけである。

 

その後、部屋干し組を部屋の中に干し終わったら仕事に取り掛かるのが在宅勤務時のルーティンである。リモート会議などでPCと向き合っていると突然「ピピピピピピッ」という聞いたことのないビープ音が鳴って家の中が静かになった。私はすぐに立ち上がり、音がした方に向かうと、乾燥が完了するにはあまりに早すぎる時間帯に洗濯機が止まっていることに気づいた。しかも液晶画面には見たことのないエラーコードが出ているではないか。嫌な予感だ。

 

とりあえず電源を一度切って入れなおし、乾燥モードを開始させるといつも通りの音がし始めて運転を開始した。ホッとしながらも一抹の不安を感じながら仕事を再開したのだが、私は明らかな異常に気づいていた。洗濯機を再起動させる前にドアを開けてドラムの中を見てみたのだが全くと言っていいほど温かくなっていなかったのである。洗濯物が冷たいまま湿っているだけなのだ。エラーコードも調べてみたがヒートポンプの異常を示すものだった。

 

そして恐れていたことが起きた。再起動した洗濯機がまた同じビープ音を鳴らして止まったのである。同じエラーコードも出ているし、ドラムの中も冷えたままだ。とりあえず業者に出張修理を依頼して、タオルは部屋の中に干した。保証は延長して5年にしていたのだが、1年ほど過ぎている。なんというタイミングなのだ、クソーッ!

 

3日後にやって来た修理業者に状況とエラーコードを伝えると、私と同年代と思われるその作業員は手際よく電源ボタンなどをいろいろ押してチェックを始めた。ものの5分もかからなかっただろう。

 

「あらーっ、お客さん、ヒートポンプがダメですね。交換だと8万円くらいです」

 

とどめを刺された。事前に調べておいた最悪パターンの修理費用とぴったり、トシちゃん、じゃなかった、マッチしたからである。本日3回目のクソーッ!

 

こんなこともあろうかと、生成AIにいろいろ相談済みだった私。修理費用がいくらだったら修理する、いくらだったら買い替える、という基準を設けていたのだが、あっさり買い替えパターンとなってしまったのである。クソーッ!!(4回目)

 

修理の作業員が帰ると半ギレの頭の中で考えた。あー!もうすぐ購入だ。もちろんネットショップで。私はこれまた事前に調べておいた最悪の買い替えパターンの場合に購入するであろう機種を選定済みなのである。そしてすぐにポチった。2日後に到着する予定なので楽しみである。

 

その日、仕事が終わるとすぐに近所の家電量販店に向かった。こうなりゃヤケだ。全部買い替えてやる!私は鼻息を荒げ白眼を剥きながらスキップで目的の店に向かった。たのもー!

 

まずはエアコンだ。東京都はゼロエコミッションキャンペーンと銘打って古い家電を新しいエコなモノに買い替えるように補助金を出している。先日買い換えた冷蔵庫もそれを使ってかなり割引になった。エアコンもその補助金が使える条件を満たしているので店員に相談して、かなりお得になるような価格にしてもらった。

 

「ああ、そうだ!炊飯器もだった!」

 

私はこれ見よがしにその店員に告げると炊飯器コーナーに向かう。店はどうも半期に一度の安売りをやっているようで在庫処分のお値打ち価格の機種が結構並んでいるのが分かった。古い炊飯器は日立製を2世代使ったので今回は老舗の象印かタイガーにしようと決めていた。同じ圧力式のもので良さそうなお値打ち品があったので即決。店員に指定するとともにもうひと声お値引きよろしく!と告げた。

 

「お代官様もワルですねー」

 

そんな表情でニヤけた店員は、任してくれ!と言わんばかりにレジの方に素早く走って行った。私もそれについていこうと歩き始めた途端にすぐに足を止めた。非常に重要で、かなり見覚えのあるモノが目に入ったからである。それは何かというと、さっきネットで注文した洗濯機と同じものが売られていたのである。しかもネットの金額より1万円安いではないか。私がその洗濯機の前に釘付けになっていると洗濯機コーナー専門の店員が近寄って来た。

 

店「お客さん、何かお探しですかー?」

 

すぐに返した。

 

C「いや、これ安いですねー。実はさっきコレと同じのをネットで買ったんですよ」

 

私はそう言って店員にスマホの画面に出した商品ページを見せた。

 

店「ああ、お客さん、これ似てますけどメーカーが違いますね」

 

おお、私は勘違いをしていたのである。

 

店「お客さんが買ったのは古い機種なのでウチにはもう在庫がないですねー。ちなみにお客さんが買ったやつの一つ新しい機種がコレです」

 

店員はそう言って近くにある洗濯機を指さした。おお!そうか。私がネットで買ったやつは型落ちだったのだな。そういえば24年モデルと書かれているではないか。だから安いのか。目の前にある最新型の洗濯機を見ながら納得していると、店員が続けた。

 

店「実は10月にまたコレの新しい機種が出るので今、在庫処分でお値打ち価格なんですよー!」

 

価格を見るとネットで買った金額より5万円ほど高かった。

 

C「いや、ちょっと高いですね。もう少し安くならないですかね?」

 

私はダメもとで言ってみた。

 

店「ちょっと待ってくださいね。ネットの金額はいくらだったんですか?」

 

C「設置引き取り5年保証込でこの金額です」

 

店員にスマホの注文画面を出して見せながらそう言った。

 

店「お客さん、ここまでだったら下げられます」

 

店員が弾いた電卓の液晶画面に出た金額はネットの価格より1万円高い金額だった。しかし現在の最新型で6年保証付き、設置引き取りも込みなので悪くはない。

 

C「もうちょっと頑張れないですかねー?今日はエアコンと炊飯器も買ったからなー」

 

私は急遽、悪代官ぶりを存分に出したネゴシエーターCornに生まれ変わる。

 

店「分かりましたお客さん、ではネットの価格と合わせます。それならどうですか?」

 

C「ありがとうございます。交渉成立としましょう!」

 

私もおおいに納得した。

 

店「あっ!お客さん、洗濯機のドアの向きですが右開きで大丈夫ですか?在庫はそれしかないんですよ」

 

おいおい、ここへ来てなんだよ。我が家の洗濯機置き場は狭く、構造上左開きのドア限定なのである。

 

C「いや、ダメです。ドアの向きはそれじゃダメです。でも、この展示品は左に開くじゃないですか。コレ売ってくださいよ。」

 

店「ちょっと待ってくださいね」

 

店員はそう言ってレジの方に駆けて行った。上司に相談するのだろう。

 

店「お客さん、これで大丈夫です」

 

息を切らせて戻ってくると、30代前半に見えるオタク系の店員がそう言った。

 

C「でもなー、展示品だからなー」

 

私は後ろに手を組んで下を向き、足はサッカーボールをゆっくりけるような、困った仕草でそう言った。

 

店「分かりました、あと1000円下げます」

 

いいね、話が分かるオタクだ!

 

店「展示品ですが傷はないと思います、、、」

 

店員が言い終える前に私が遮る

 

C「ありますねー」

 

全く気にならない小さな傷を見つけてそう言った。

 

店「分かりました、あと1000円下げます」

 

ガシッ!

私はオタクと固い握手を交わし、商談は成立したのであった。

 

レジ横にある商談用の椅子に座り、百年間のローンを組んで会計を済ませた。すぐに振り返ると満面の笑顔でヨダレを垂らし、白目を剥きながら超高速スキップで帰宅した。そして青ざめた。

 

あ、ネットショップのキャンセルをしていないではないか。急いでスマホを手に取り注文画面を見ると、一層青ざめた。商品はすでに発送済みのステイタスになっており、キャンセルする画面がどこを探しても出てこないのである。注文画面からいろいろと探しまくって、やっとたどり着いた画面を見て再び青ざめる。

 

「今回の注文にキャンセルできる商品は存在しません」

 

そこには冷たいメッセージのみが現れるだけだった。ど、どうしよう。この際だ、2台置くか!いや、アホか!そんなことできるほど我が家は広くない。いや、その前にそんなお金などどこにもない!焦る気持ちを押さえて頭をフル回転させる。とりあえず2台買って1台はすぐにメルカリかリサイクルショップに売るか。いやいや、メルカリでどうやって発送するのだ?リサイクルショップなんかかなり足元を見られて買いたたかれ大損するに決まっているだろう。誰か知り合いに買ってもらうか?

 

あーでもない、こーでもないと一人冷や汗をかきながら困り果てていると妻がやって来た。

 

「電話して断ればいいでしょ。返品できないお店なんてないと思うよ」

 

彼女は冷静にそう言った。なるほど、確かにそうだ。私は早合点しすぎる傾向が強いようである。洗濯機の到着予定は明後日、明日朝一番でキャンセルの電話すればよいだろう。

 

翌朝、ネットショップに連絡すると配送会社に連絡するように言われたのでタライ回し先の電話番号を教えてもらう。そして、そこに電話して都合の良い嘘八百の事情を話すと心よくキャンセル対応をしてくれた。返金もバッチリである。やれやれなのだ。

 

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その日の夜

 

 

チートデーとして設定し、祝杯。

 

 
ピザだけだと罪悪感が強すぎるのでブロッコリーを大量に添える。
 
新しい家電が我が家にやって来るのが楽しみなのである。
 
 
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ここ2カ月間で家にある家電が壊れまくった
 
なので全て受け入れることにしようではないか
 
今までの経験上、このようなことは多々ある
 
買い替えた炊飯器は大活躍している
 
エアコンも電源がついているのか分からないくらい静かになった
 
そして残る洗濯機が明日やって来る!
 
楽しみで仕方ないのだ
 
ええぃ!今日は前夜祭だ
 
ビールをこよなく愛する皆さま
 
であるからして
 
やっぱり今宵も
 
キンキンに冷えたビールで
 
乾杯ッ!
 
なのである
ムフフフフ。

 



 

 

形あるものいつかは壊れてしまう。永遠に続くものはこの世に存在しないのだ。何千年も前から人類が創造してきたものすべてである。古代文明の時代には信じられないような巨大な建造物が建てられたが、時が過ぎると共に風化してゆく。石は割れたり風雨にさらされ削られたりして原形をとどめなくなってゆく。地震で倒壊したものもあるだろう。火山の噴火で出た噴石や溶岩、火山灰で埋め尽くされた街もたくさんあるだろう。洪水や津波もまた同じだ。

 

もっと視野を広げよう。我々が存在するこの宇宙もしかりである。138億年の昔に生まれたと言われているのだが、有力な説として出来上がった瞬間からどんどん膨張しているというのが一般的な考え方だ。その過程でたくさんの星や銀河が生まれた。その中に我々の住む天の川銀河があるのだが、巨大なその銀河の中の一つに太陽を中心とした太陽系があり、その中の地球という星に人類が生まれ、今私たちがここにいるのだ。

 

永遠に続く命はあるはずもなく、我々もいつかはこの世を去る日が来る。星だって同じだ。太陽もいつかは燃え尽きて爆発してしまうという。銀河も同じであり、この宇宙全体もいつかは滅んでしまうのだろう。儚い。実に儚い話だ。

 

私は50歳になった年に転職をした。そして私が働くその会社では今まで述べてきたような、そのような自然の摂理を常日頃から大切に思い、そして受け入れる。逆らうことなく、親切丁寧に扱っていこうという社風が根付いている素晴らしい会社である。今日はそんな素敵な会社で起きたことを書く。

 

人生や地球、宇宙を語ることのように非常に重要で大切なこと、そして非常に重大で会社の今後の運命を左右するような出来事が起きたのだ。すなわち一大事なのである。何が起きたのかって?そんな事も分からないのかね、チミは?我が社に期限切れのビールが大量に出てしまうという絶体絶命の大ピンチに見舞われたのだ!!しかもプレモルというではないか!それを聞いて、私は恐れおののき震えが止まらず、ただただ雨に打たれて濡れる小鳥のように独り立ち尽くした。社員用冷蔵庫の前で。

 

我が社には社員がコミュニケーションを有益に取るため、フリースペースに大きな冷蔵庫を置き、その中にビール、酎ハイ、ハイボール、ワイン、ジュース、ノンアルビールなどを冷やしている。なんて素晴らしい会社なんだ。仕事が終わって軽く一杯飲んで帰ろうか?なんて言うタイミングに有効活用するように会社が飲みニュケーションを推奨しているのだ。ただ、持ち帰りは、キャッシュ、じゃなかった、厳禁である。

 

そのようにしてコミュニケーションの手段としてビールを飲んでもいいですよ、という会社が準備してくれたビールが1ケースまるまる期限切れを迎えるというのだ。私はすぐに立ち上がった。社内の有志を募り、期限切れのビールを飲み干そう会、会長に立候補した。満場一致で可決成立一気飲みである。気を付けろ、飲み過ぎるな!1ケースしかないんだからな。


日程はすぐに決まった。よし決行だ!ツマミは会社に相談して費用を出してもらうことにした。なんてったって期限切れになって飲めなくなったビールを捨てるのではなく、コミュニケーションの場として有効活用してグビグビ飲み干し、泥酔する会の会長が言っているのだから、会社も私に全面的に協力してくれるという当たり前の対応をしてくれた。タマランチ快調なのだ。

 

 

お言葉に甘えてピザをたくさん頼んだ。ここで朗報が飛び込んできた。期限切れのビールを全て飲み干したら、新しいビールに、プレイステーション、じゃなかった、スイッチして良いという指令が舞い降りてきたのだ。俄然やる気が出てきたぞ。

 

 

チーズがたくさん入っていて生活習慣病の私にとっては致死量に達しているボリュームだ。

 

 

今年に入って体脂肪率が赤丸急上昇の私にとって、絶対に摂ってはならない揚げ物ボンバー、最強!

 

 

キミとだったら死んでもいいと思えるくらい美味しそうなからあげ様。美しい。

 

 

ハイでは、いただきましょー!

 

 

いただきましたー!

もちろんノルマ達成、ニュービールもなくなる勢いで飲み干したのであった。

 

 

そして、もちろん二次会。

 

 

生ビールおかわりも止まらないぜ。

 

会社ではイケオジでシゴデキのジョージクルーニーという愛称で親しまれている私だが、形あるものいつかは、いや、すぐに壊れる。あっという間に酩酊、および泥酔状態に推移して、うら若き女子社員の前で、音を立てて崩れていくウブで真面目な大酒飲みの私なのであった。

 

 

ギョーザも焼きすぎると焦げる。

 

だが旨し。

 

自然の摂理は摩訶不思議なのだ。

 

 

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ああ、吞み会じゃないけど今日は出社だ

 

しかたがない

 

イケオジでシゴデキの私は会社から引っ張りダコのスルメイカ

 

噛めば噛むほど味が出るのだ

 

昼も過ぎれば晩酌の事しか頭にないぞ

 

ないのだぞ!

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

であるからして

 

やっぱり今宵も

 

キンキンに冷えたビールで

 

乾杯ッ!

 

なのである

ムフフフフ。