夕飯の献立ってどうやって考えています？私の場合、牛、豚、鶏、ミンチまたは食肉加工品（ベーコンやソーセージなど）、魚、この５つのメイン食材をサイクルさせながら、選んだ食材で作れるものを晩御飯の献立にしています。
もっとも、これと決めてスーパーに行ったら別の物がセールになっていて、２日続いて同じ食材になることもあるし、ラムのような特別なお肉が割り込んだり、野菜オンリーの献立の日もありますけれど．．．（野菜オンリーは滅多にない肉食夫婦！
）
昨日はそろそろミンチの日かなぁ．．．で、国産の合い挽きを４００ｇ弱買って来ました。ミンチは炒めたり煮たりするよりも、やっぱ、ハンバーグ、コロッケ、そしてメンチカツなど、成形ものが我が家は好き。ってことで、久々にこれです！
メンチカツ
ミンチの成形ものには
飴色たまねぎがマスト！
これを加えると、全く別物の美味しいハンバーグ、コロッケ、メンチカツが作れます！これさえ加えたら、味付けなど塩とこしょうだけで十分ってくらい、兎に角美味しいんだなぁ．．．
たまねぎを飴色になるまで炒めるは時間のかかる作業。放置調理で他のことも出来ず、オニオンスープのように大きなたまねぎを４つ５つ飴色にする時、以前は私も１時間位立ちっ放しでフライパンのお守りをしていました。
でも、調理方法を変えたら、意外に短時間でたまねぎは飴色になるってのが分かってから、今では全く苦にならない作業になりました。
１つ目のコツは、底の面積が出来るだけ広いフライパンや鍋を使うこと。バターを熱したら、粗みじん切りしたたまねぎ大１個を加えて底面いっぱいに広げます。
私もそうだったんだけど、大概の人が焦げたら大変と常時混ぜながら炒めると思うんです。これが時間のかかる原因。混ぜるからなかなかたまねぎの水分が飛ばない。混ぜたい気持ちを抑え、１分に１回くらい混ぜるのが２つ目のコツ。５分でこれくらい色づきます。
ここまで色づいたら、ハンバーグなら小さじ１、コロッケやメンチカツなら小さじ２の三温糖を加えます。砂糖を加えると焦げやすいので、ここからは火力を落とし弱めの中火で、もう少し混ぜる回数を増やします。調理をスタートしてから１０分で、この通り飴色になりました！
仕上げに、あればブランディ、なければ酒でも飲み残しの白ワインでも、大さじ２ほど加え２、３分炒めて水分を飛ばすと、飴色たまねぎの出来上がり。
後は冷まして肉種に加えるだけ。私はこの作業を朝一、ブログの更新をする前にいつも済ませています。
メンチカツの肉種のレシピはこちらにあります。但し、今回は飴色たまねぎの仕上げにブランディを使ったので、肉種に酒は加えていません。
肉種が出来て衣をつけたら、最低でも３０分くらい冷蔵庫で寝かせます。衣もこれでしっかり固定するし、肉もしっかりたまねぎや調味料の風味を含みます。
うちはいつも揚げ焼き。たっぷりの油を使うともったいないし、後の処分も大変なので。ただし、揚げ焼きはあまり火を強くしない方が良いですよ。一気に焦げちゃうし．．．
トンカツソースやウスターソースで食べるとソースの風味が強すぎ、せっかく美味しく出来たメンチカツの味を台無しにしてしまうので、うちはいつも優しい風味の即席デミグラスソースを添えています。
一昨日手羽元をボイルした牛乳、これを使って白菜のクリームシチューを作りました。最初から牛乳で煮るとアクがでてきたなくなるので、少量のコンソメスープで胸肉や野菜を蒸し煮してから、この牛乳で作ったルーを加えて仕上げたクリームシチューです。
１個１００ｇ強のメンチカツを２個ずつを晩御飯に。計６個作れましたが、残りの２個は間違いなくその夜の内に旦那の胃袋に消えてしまう、彼の大好きな洋食の１つ。
割高なのは承知で、ハンバーグやメンチカツ用には絶対に国産の合い挽きを買います。輸入ものはいっくら形よく成形しても、加熱と同時に水が抜けて変形してしまうのが嫌だから。
割ると、中はこの通りとってもジューシー！飴色たまねぎの優しい甘味と芳ばしさが効いていて、もう、最高にうまかっちゃん！！！
パン粉をつける作業が私は大嫌いなんだわ。んなもんで、ミンチの成形ものと言うとハンバーグになってしまうんだけれど、その大嫌いな作業を頑張ってやったら、コロッケもメンチカツも、美味しいお肉屋さんの揚げたてを上回るものが、飴色たまねぎの効果で作れます。
おまえが言うほど美味しくないじゃないかっ！と叱られても責任はとれないけれど、一度、私に騙されたと思って飴色たまねぎを加えた肉種で、ハンバーグ、コロッケ、メンチカツを作ってみて。我が家的には最高に美味しい調理法なのです。
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