27年間サラリーマン生活での個人的な損得勘定を考えてみると、得した記憶は殆どありません。営業職として事前に準備されていたのは片手落ちのカタログ一枚という状態で、販売資料等皆無に等しい営業環境の中から自身の経験だけを頼りにして、真面目に顧客探しをして会社という法人に対して大きな利益を提供したと思います。そういう日常を27年間送ったのですが、会社は大いに得をしても自身は社内規定による給与しかもらっていなかったので、今更ながら考えると自身は大いなる損をした気持ちです。
損得勘定を考えたら、仕事をしないで社内で忙しそうにしている振りをして過ごして定年を迎えた方が余程賢かったかもしれないとも思います。バカのチョンのと言われようと、カエルの顔に小便とばかりの態度で日常を過ごしている社員も多数いたのは何もしない社風からくるものでしたが、自身はとうとうそのような社風にはなじめなかった者として過ごしたのが大きな損をした気分にさせていると思っています。
個別の仕事ぶりは以前のブログでも紹介しているので割愛しますが、50歳の時に事業部長によるパワハラで全ての顧客を外されて何も無くなった時には一番嫌な思いをして精神的にも落ち込み、この時に大腸がんが発症したものと推測しています。大腸がんは自覚症状がなかったので退職後こぶし大にまで成長して癌を切除したものの、他の臓器に転移しているので今も治療中という状態なので、これが27年間のサラリーマン生活で得た一番大きな損失だと思います。
情報処理業に無知なるのを自ら認識しない管理者や役員がうち揃っていて、情報処理業の業務というものは個人的資質寄与が大きいという認識が皆無なので、頓珍漢な経営目標を標榜して毎年業績が殆ど向上しないという事が続いていました。個人よりも組織体を重視する社風というで、大汗かいて仕事をしても個人的な努力を認めない職場なのに何故ワーカーホリックとして毎日を送っていたのかというのは、社風というものを理解しないで我武者羅に勝手な目的に向かって進むだけの野武士的な精神状態だったかもしれないと思っていますが、それは自身にとっては莫大なる損をしていたのだと昨今気づきました。
50歳を過ぎてからは新興企業の顧客に対しては長年自腹接待をしていたので個人会社を経営しているような感じでいて、業績も順調に上がったのですが上司からあれこれいちゃもんが付けられると、自身の努力を無視されているように感じる事もあり、これも精神的に損をしたと思っています。
役所体質の顧客については、サラリーマン最後の仕事としてシステム開発案件の契約に向けて惜しみない努力をしましたが、担当した事業部の無知無謀により顧客に多大な迷惑をかけて散々な結果に終わったのも、個人的な努力が全て無駄な努力となって大きな損をしたという気持ちでした。
肉体的には大腸がんを引き起こし、金銭的は個人的な多大な支出をして、精神的には嫌な思いを散々させられ、上司の保身から定年後とは言え無理に退職させられて、よくも27年間勤務できたものだと自身でも呆れるばかりのこの頃です。