Tarasque Guild(タラスクギルド):自分たちを邪龍の子供、末裔だと信じる竜信者*から成る教団。タラスクギルドは竜信者から派生した、邪龍を一神教とした邪龍信者が集う秘密結社である。大陸社会において帝国主義的な侵攻を繰り広げるハンターズギルドが統治した世界は悪そのものであり、そのギルドの創り上げた物質世界を破壊する「運命の戦争」の意を定義する黒龍を救済者に位置づけている。広義では黒龍がもたらす厄災と滅亡こそが、善なる大陸創造への誕生だと考えており、邪龍を討ち滅ぼそうとするハンターズギルドこそが、大陸にとってのあらゆる悪や害毒を創造する元凶とみなしている。タラスクギルドは決して武装勢力ではなく、信者繁栄、信教の拡大こそが大陸を支配するという統制理念を持つ。組織の幹部には各方面の資産家が多く、反ギルド勢力への資金援助も秘密裏で行っていることから、ハンターズギルドは彼らもまた立派な暗黒商会の資金源とみなし、タラスクギルドを公にすることで、その幹部を捕らえることが出来れば、暗黒商会をはじめとする反体制派との繋がりを知ることが出来ると考えている(タラスクギルドを抑圧、脆弱化することで、反体制勢力をまとめて一網打尽にしようという計画のようだ)。その実態、教義が掴めないことから、世間一般からは淫祠邪教のレッテルを貼られている黒の教団。現在、彼らが行っている活動で分かっていることは、オクサーヌ・ヴァレノフを反体制派の象徴、パブリックエネミーに仕立て上げ、ギルドの敵視が彼女に向けられている間に、その裏で自分達の組織拡大を図ること、また私兵団を持つ暗黒商会をブラックギルドとしてハンターズギルドに対抗すべく反体制組織として確立させることである(ジーナ・ジラントはこれに貢献)。

*2021/10/1現在、過去記事内では、竜信者のことをドラゴニアという造語で表現していましたが、世界観におけるその言葉の定義が曖昧なことから、今回、ドラゴニアという言葉を削除、竜信者で統一することにしました。

■資金源:信者からの会費や寄付金をはじめ、布教活動における物品販売等(薬物の製造業や密売も含まれる)から調達。Royal Rumble☆in the Island編にてフィクサーを演じたカルポテネはタラスクギルドのメンバーであったが、活動資金調達の捨て駒でもあった。おそらくはその時の作戦が順当にいけば、幹部に入れてやろう等と、嘯かれたのであろう。薬物製造に関してはドスパパヴェルの栽培を行っていたアーロン盟主時代の白の同盟(ムーア時代は同素材をローゼンクロイツ等、製薬会社と取引)、ドスコカの製造を行っていたフェイリンメイリン国などを利用していた。

■三頭会:新大陸を中心に通常物資の売買を行う裏で、邪龍教の布教を行うキャラバン隊。三頭会はその邪龍教徒が結成した秘密結社「タラスクギルド」の下部組織。
「パンドラウイルスPSV脅威編」

■あたモン世界観におけるタラスクとは?
邪龍教の教典「アジ・ダハーカ」に書かれている、邪龍の眷属である伝説上のカニバリズムの怪物であるという。これに基づけば、教典に仕える竜信者をタラスクと位置づけ、同じ人類、種族を信仰によって種内捕食するという意味にも捉えることができる。パンドラウイルスPSV脅威~PART2

■邪龍教の経文:黒龍伝説にみられる詩を引用。また公式ゲーム世界観ではこの黒龍伝承(おとぎ話として伝わっているようだ)には続きがあり、「蘇りし伝説は無限の勇気を持つ英雄により討ち滅される*」とあるが、これがあたモン世界観の黒龍伝説にどう影響しているのか、あるいは反映されるのかは現段階では不明。

*MHP、ココット村の入り口付近にいる女性(男性と談話としている)の台詞から確認。プレイしていた頃から年月が経ってしまい作者の記憶がうろ覚えなのですが、このNPCの台詞は黒龍クエスト達成後に発生?するものと思われます。



Member


■Anya・Khan(アニャ・カーン)
タラスクギルドに属する初期メンバー。頭にターバンを巻いた茶トラ猫。カーン家(獣人種)は古くからの邪龍教徒の一族で。キングスラムウォールで商人を務める傍ら、王都内外の情報収集や布教活動を行っていた。ジーナからの信頼も厚く、歌劇事件前後にわたって情報収集の才能を発揮した。歌劇事件後、ジーナの命を受け、ウー家と商談を行う。その過程でジーナ・ジラントに興味を抱いたジェイソン・ウーにより捕縛され、彼女の情報について口を割るようヴィリエから苛烈な拷問を受けるも彼は一切、秘密を漏らさず忠義を貫いた。最期は自白剤を飲まされ、獄死させられた。彼の死を聞かされたジーナは「アニャ・カーン氏こそ誠の忠臣にして気骨の士」と評し、その報復を息子であるアニャニャ・カーン二世とスヘイラに託した。

Recollection No.1_22


■Anyanya・Khan Ⅱ(アニャニャ・カーン二世)
アニャ・カーンの息子。頭にターバンを巻いたパープル毛のメラルー。タラスクギルドの忠臣であった父にも勝るとも劣らない商才と情報収集能力を持ち、第一次ヒンメルンの龍災前後にわたってジーナをサポートした。父カーンの報復を果たすもウー家に対する憎しみは消えておらず、反撃の機会を押し殺しながら任務に忠実であった。ニャ・モンド閉店後、跡地を買い取ったウー家の支援も受けながらAntique shop NyaNya堂を任され、これを窓口に情報交換や薬物の密売を行っていた(当然、その取り分はウー家にも配分されていたと思われる)。ニャ・モンドのマスターに影響を受け、紅茶をいれるのが趣味であった。ジーナに紅茶を褒められ、感極まり、店前に置かれた獣人猫用の「お椀型爪研ぎ」に群がる猫たちの「後ろ頭」をドレミファの音階で連続にひっぱたくなど、陽気な一面もあった。Recollection No.1_55

またニャ・モンドが閉店したことを知らず外街にやってきた吾郎に同情し、ジーナに救いの手を差し伸べてもよいか懇願するなど、同族に対しても優しい男であった。
Recollection No.1_46

第一次ヒンメルンの龍災後、しばらくして寝たきりの状態となっていた(病状、その容態が悪化した時期は不明。考えられるのは、龍災後、ヴェルドを去っていったと思われるジーナの存在と、彼女より託された任務遂行による喪失感からだろうか)。その後、ウー家(この時の当主は影武者であるベックフォードが務める)より派遣されてきたキャロルムーアと対面。二回目の対面時、ムーアのルーツに纏わるヒントを授けた後、奇怪な最期を遂げ、死去。


■Suheyla Camara(スヘイラ・カマラ)
代々カーン家に仕えるカマラ一族の末裔。父はアル・カマラ(悪夢の歌劇事件の際、カーンの命を受け、ジーナの脱出を支援。~Recollection No.1_14)。ジーナと共にヒンメルンを脱出し、リーヴェルに潜入したアル・カマラはそこで出逢った共和党の獣人との間にスヘイラを授かる。その後、カマラは死亡、母親もまた追うように死去したことにより、スヘイラはジーナによって育てられた(このカマラ夫妻の馴れ初めが任務上のものであったかどうかは不明だが、ジーナの回想から察するに、夫婦ともにリーヴェル工作に一役買っていたことは確かなようだ。~Recollection No.1_18

以上からスヘイラは現在確認できるジーナの希少なオトモの一人であり、誰よりもジーナを慕っており、リーヴェル工作の支援活動を行っていた様子も窺えることから、生粋の邪龍教徒でもあるようだ。

二世と共にカーンの報復を果たすなど、カーン家に対しても忠誠を誓う(二世にも敬意を払いながらも、彼との関係性は重大な任務を背負う運命共同体であり、戦友にして親友という印象を受ける)。

隠密毛のメラルーで、まつエクが特徴的。父同様、両手の甲には黒い邪龍のエンブレムが着色されている。一人称は「あちき」で独特な喋り方をする。


■Scarface(スカーフェイス)
首元に唐草肉球柄の紺色マフラーを、腰には革性のベルトを巻き、衣類は纏っていない部族的な「雄らしさ」を感じるスカーフェイスのメラルー(作品内では「スカーフェイス」とだけ呼称)。容態が悪化していた二世に代わり、NyaNya堂を任されていたと思われるが、彼がタラスクギルドのメンバーであったかどうかは現段階では不明。おそらくはジーナの命を受けた二世より、その任務を一任され、ウー家との連絡係も任されていた。ベックフォードに神薬(トリップ)を渡したのも彼である。
Recollection No.5_116

ベックフォードに手紙を渡すクエストを最後にウー家との連絡係を解かれ、王都を去る(同時にAntique shop NyaNya堂も一切の証拠品、痕跡もなく閉店)。その際、同じくウー邸を訪れていたムーアと遭遇し、彼女が同家と関わりを持っていたことを知ると、彼女の未来を察してか、これ以上関わるなと強く警告し、去り際には、ささやかな手向けの言葉を送るなど、ムーアに対して特別な感情を抱いて様だ。

ムーアが持っていた紙幣に混ざっていた偽札を簡単に見極めたその所作から、ナーフィア一族の猫であることが予想できるもストーリー内での言及はない(ムーアは彼を鑑定士とみていたようだ)。またスカーフェイスはルチア・ロッティのことを「姐さん」と呼んでおり、彼女には敬意を払っていたようだ。Recollection No.5_60

ナーフィア一族:セクメーア地方で有名な獣人技師の一族。その匠な技能は偽札の製造、文書偽造など闇社会で暗躍しているようだ。その名前はこちらのブログ内検索より確認できる。




今後もタラスク・ギルドに関する情報が収集、まとまり次第、追記していきます。





みんなの激アツ一票でしっかり応援してほしいミャオ♪チュー

★次回の登場人物紹介は
「ジェイソン・ウーとその関係者」だミャオ!
11/11(木)0時更新予定だミャ★



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