今日は、恐怖の感情がうまく解消できない、スッキリしない場合について書きます。
おはようございます。
恋愛がうまくいかない。結婚できないのには必ず原因があります。
恋愛・婚活の悩みを解決する心理カウンセラーの吉田亮介です。
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不安な気持ちや恐怖を
うまく解消できない・・
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先日から、一連の記事として、こちらの記事を書いています。
時間に余裕のある方は合わせてお読みいただくと理解が深まると思います。
今日は、昨日に引き続き、
不安な気持ちや恐怖をうまく解消できない・・
そんな、場合の対処方法について書きます。
こちらの記事をまだ読んでないという方は先に読むことをオススメします。
(昨日の記事)
先日まで、「感情を特定する方法」そして、「怒り」「悲しみ」「寂しさ」「恐怖」「不安」
を解消する方法について書いて来ました。
上に、一連の記事のリンクを貼ってあります。
自分1人でモヤモヤやストレス、不満や不安の解消ができるように書きました。
さて、手順通りやっているはずなんだけど、全然スッキリしない・・
うまく解消できない・・
そんな場合にどうすればいいのか?
ということについて書きます。
今回は、前回の『怒り』の感情がうまく解消できない・・
というケースにつづいて、『不安』や『恐怖』がうまく解消できないケースを扱います。
先ず、昨日の『怒り』の感情のところでも説明したように、
ひとつの可能性として、
『不安』『恐怖』 という感情を感じることを自分に禁止している可能性があります。
※ちなみに、『不安』というのは、『恐怖』の感情が弱まったものなので、ここからは全て『恐怖』として書きます。
無意識に『怖がってはいけない』と想っているので、ブレーキがかかっている状態です。
車の運転に例えるなら、サイドブレーキを引きながら、アクセルを踏み込むようなものです。
サイドブレーキがかかった状態で、アクセルを踏んでいるので、どうも進まないな・・
という状態になるわけですね。
ただ、こんな風に言う人も多くいます。
「ブレーキがかかっていると言いますが、私は、いつも怖いんですけど・・」
「ちゃんと怖さを感じていますが・・」
あなたがいつも怖いとしたら・・、
むしろちゃんと『怖さ』を感じられていない、解消できていない可能性が高いです。
どういうことかというと、コップを想像してみて下さい。
あなたの『心』がコップだとします。
そこに、『恐怖』という水を注ぎます。
すると、一定量まで水はこぼれることなく溜まって行きますよね?
ところが・・
既にコップの水がいっぱいだったとしたらどうなるでしょうか・・
そうですね、水はすぐにあふれてしまいますよね。
言ってみればあなたの『心』はこれと同じような状態です。
既に、あなたの心は『恐怖』『不安』でいっぱいなのです。
だから、しょっちゅう、『心』というコップから、
『恐怖』という水が流れ出しているような状態なのです。
ですが、もし、コップが空だったり、
空とまでは言わなくても、水が半分以下だったらどうでしょうか?
そうですね。受け入れる余裕があるので、そんなに簡単にあふれ出ることはありません。
それにためこまないように、その都度、しっかり『恐怖』を感じて、解消していれば、
そもそも、溜(た)まりすぎてしまうことがなくなるのです。
でも、なぜ、わざわざ、自分が『恐怖』を感じることを禁止してしまうのでしょうか?
それは個人個人、色々な理由があると思いますが、
よくあるケースで言うと、
例えば、両親が怖かった場合です。
怖いというのは、厳しい場合もありますし、
両親の精神状態が不安定でヒステリックな場合もあります。
その他には、昨日、『怒り』のところでも出て来ましたが、
両親がケンカしている場合も当てはまることはよくあります。
さて、そんな状態だとすると、まだ小さい、小学生とか小学生に入る前くらいの子供はどう感じるでしょうか?
いつも『不安』な気持ちになります。
いつ、お母(父)さんが、怒り出すのか、叩かれるのか、あるいはケンカしだすのか・・
わからない・・
こんな状況では怖くないはずがないですよね。
いつもビクビク緊張していないといけませんね。
また、両親がケンカをしていた場合は、
両親が『離婚』してしまうのではないか・・
いなくなってしまうのではないか・・
という不安に苛(さいな)まれることもあります。
そうなると、『恐怖』『不安』の大元がたまたまあった1回限りの出来事ではなくて、
両親といういつも一緒にいる存在ということになります。
こうなると、『恐怖』『不安』から逃れることが難しくなります。
いつも、緊張して、身体を固くしていて、恐怖を解消するヒマがないのです。
もしも、両親以外の大人が、
しっかり感情を感じて解消する方法を教えてくれていれば大分違うと思いますが、
まず、そんなことはありませんよね・・。
だから、『恐怖』『不安』を感じないようにすることが当たり前になってしまうのです。
平たく言うとずっと怖いので、
それをグッとこらえて我慢するクセがついているということですね。
では、実際に、こういう状態の時には、どうすればいいでしょうか?
自分自身に「怖くてもいい」と許可してあげるといいですね。
こちらの手順を見ながら、
「怖くてもいい。」
「怖くても大丈夫。」
「怖さをしっかり感じれば時間はかかるとしても少しずつラクになっていく。」
「怖さに向き合おう」
という風に自分自身に言い聞かせてあげるといいですね。
ただ、強い恐怖の場合は、
よほど慣れていない限り、ひとりでやるのはオススメできません。
できればカウンセリングを受けるか、専門知識がある人の下でやってください。
最低でも、恋人や親友、家族など、
何かあれば安心して助けを求められる人がそばにいる環境でやってください。
次回は、「悲しみ」がうまく解消しない場合について解説します。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。