おはようございます。
恋愛がうまくいかない。結婚できないのには必ず原因と解決法があります。
恋愛・婚活の悩みを解決する心理カウンセラーの吉田亮介です。
カウンセリングの効果というのは実感しにくい面もあります。
実は、大きく変化していても、本人は気づかないということもあります。
以前、こんなことがありました。
ある自己主張が苦手な女性がカウンセリングにいらっしゃいました。
カウンセリング前に、「その後はどうですか?」
と毎回聞くのですが、その時も、聞きました。
僕「その後はどうですか?」
女性「正直あまり変化は感じていませんね・・。」
僕「そうなんですね。」
女性「はい。あ、強いて言えば、最近、家族や友人に怖くなったねと言われることはあります。」
これ、わかるでしょうか?
元々自己主張が苦手な方だったのです。
そんな人が自己主張し始めると周囲の人はどう感じると思いますか?
「なんか、最近●●さん、怖いよね。」となります。
今まで、何も言わなかった人が急に言い出すとそのギャップに周りが戸惑うということがあります。
つまり、十分に変化しているのです。
だけど、その女性本人はなかなかそのことに気付かないということがよくあります。
これは、その女性がものすごい劇的すぎる変化を期待しているので、ある程度の変化では気付かないのです。
ある時、また別のカウンセリングに来ていた女性に、こんなことを言われたことがありました。
「まあまあ変化はしてます。」
この気持はわからなくはありません。
やっぱり人間、短期間に、簡単に、劇的変化を起こしたいというのが本音でしょう。
それは僕も同じです。
でも、そもそもカウンセリングを受けなければ何も起きなかったかもしれません。変化ゼロです。
でも、カウンセリングを受けることで心が『まあまあ変化した。』 これって実はものすごいことです。
何十年と変わらなかったことが4,5回のカウンセリングで『まあまあ変化した。』 のです。
それが、場合によっては、「大したことないな」と思われてしまいます。
僕のカウンセリングが過小評価されるのはいいとしても(まあ、悲しいことではありますが。。)、
その方は、自分の人生を変えるチャンスを過小評価してしまうのです。
ボーリングってありますよね。
レーンの左右に溝がありますが、体育館のようなところでボーリングの玉を転がしたと思ってください。
角度が数度違うと10m、20m先ではかなりの開きになりますよね?
カウンセリングも同じです。
今、まあまあの変化だったり、たとえ少しの変化であったとしても、その後の変化は大きな差になっていきます。
新聞紙って、厚さどれくらいかご存知でしょうか?
0.08mm程度だそうです。
その新聞紙を43回折りたたむとどれくらいの厚さになると思いますか?
答えは・・・
70万キロメートルです。
地球から月までの距離が38万キロメートルだそうです。
つまり、余裕で月を超える距離ということになります。
※物理的に折るのは不可能ですが、理論上はそうなるそうです。
0.08ミリを折ると0.16ミリになる。
それをさらに折ると0.32→0.64と倍、倍ゲームで増えて行くのです。
少しの変化はバカにできないということですね。
カウンセリングの変化は倍々ゲームではありませんが、
長い人生にわたって『変化した自分』か『変化する前の自分』かで大きく変わってくるのです。
一生を左右することもあるわけです。
1ミリの違いを笑うものは1ミリの違いに泣くこともあるかもしれません。
ぜひ、1ミリの違いを大切にしてくださいね。