こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
「ストレスを決定的にして悪化させるのは
感情への抵抗である。」
と言えます。と前回お話ししまたね。
感情の場合で言えば、そのまま感じれば
その感情はあるがままに展開してやがて消化
されて行きます。
多くの人は「抑圧」してしまうので余計に
悪化させる傾向があります。
ということも話しました。
では、どうすれば「抵抗」せずに「発散」
あるいは「消化」「解放」できるのでしょうか？
これにはいくつかの方法があります。
先ず、誰でも思いつくし、多くの方がやっている
方法で言うと『カラオケ』がありますね。
発声するということはエネルギーを放出することにも
なるので、怒りを感じながらそれを歌に乗せて
放出すればスッキリします。
これはこれでありと言える方法です。
特に怒りの感情についての発散が目的であれば
有効な方法と言えるでしょう。
さらに「怒り」の感情を「発散」「消化」「解放」
する方法についてお伝えしますね。
いくつかあります。
１，クッションや枕を叩く
２，イスを新聞紙で叩く
３，プチプチ(エアクッション)を潰す
順に説明していきます。
まず、
１，クッションや枕を叩く
ですが、
怒りを感じます。
身体のどこに怒りの感覚を感じるか特定して下さい。
何となくでもいいです。
どうしてもわからないという方は飛ばしてもいいです。
次にその部位に意識を向けて感じながら、
クッション（枕） を拳で叩きます。
激しく叩くというよりも、怒りを感じながら
ゆっくりしっかり 叩いてください。
ゲンコツで叩く感じです。
怒りを爆発させるのではなくて、
怒りを感じながらじっくり 外に放出させる
つもりで叩くのです。
怒り任せに叩いてはよくありません。
なぜかというと、怒りが沸騰して、そのまま
クッションを 投げたり、壁を殴ったりすると、
ケガをしたり、 ガラスを割ってしまったり、
危険だからです。
なので、怒りを沸騰させずに、しっかり
感じながら着実に 出すのがポイントです。
次にやり方は同じですが、
２，イスを新聞紙で叩く
のもありです。
イスの上にクッションをおいてもいいでしょう。
その上を新聞紙を丸めて棒状にして、
その新聞紙の棒でイスを叩くのです。
さきほどと同じように身体の中で怒りを感じる場所を
特定して、それを感じながら着実に、ゆっくりと怒りを
放出していきます。
新聞紙の利点は先ずケガをすることがない点です。
怒り沸騰したとしても、新聞紙でイスやクッション
を叩く という行為を逸脱しなければケガをしたり、
ものを壊す こともほぼありません。
強いて言えば、あまり激しく叩くと腕を痛めますので、
やはり、怒りを爆発させないようにしてください。
しっかり感じて、しっかり着実に出すことが大切です。
最後に
３，プチプチ(エアクッション)を潰す
これは地道ですが、１や２で説明したように
しっかり怒りを感じながら「プチッ」「プチッ」
と潰して行きます。
これも怒り沸騰ではなく、着実に出して行きます。
利点は大きな音もしないですし、ケガをする心配が
ないのがいいですね。
ただ、やはり、１や２に比べると出しにくいのは
否めませんが、何もしないよりしっかりやれば
効果はあります。
続きはまた次回お話しますね。