今日は冬至。北欧ではユールというお祭りが開催されるそうで、火がユールのシンボルでもあるそうだ。
ということで今晩薪ストーブを焚く予定だが、薪を切らなければならない。長いので割るというよりも電ノコで切る作業。ところが冬至に合わせて昨日から断食しているので力が入らない。すでに39時間断食している。どうしようかな。作業を息子に頼むか、それとも一旦昼に何か食べるか。
いずれにしても恒例のい1年の振り返りを。
2023年はどんな年だっただろうか。
今年もたくさん執筆をした。
『自然派バイオハッキング』
まず、3月に『自然派バイオハッキング』を出版した。
Ikigai Bio-Hackingの日本語版だが、日本人向けに、欧米で流行っている最先端の長寿健康法をすべてまとめたもの。
間欠的断食
食事法
運動
サウナと氷風呂
睡眠
などについて、デビッド・シンクレア、アンドリュー・ヒューバーマン、ピーター・アティアなど今最も注目されている専門家のYouTube動画から真髄をまとめた。
『自然派バイオハッキング―日本の里山で発酵させたシリコンバレー発の長寿健康法』
僕が今一番興味を持っていることで、毎日実践していることなので、執筆は最高に楽しかった。2023年の伯宮幸明を知るにはこれが一番いい。
同時にこれ専門のサイトも立ち上げた。
『Natto Unleashed』
そして、7月10日に『Natto Unleashed』を出版。これは予定外だったのだが、5月に後記するChat GPTとの出会いがあり、その実験として取り組んでみてみることにしたのだ。英語で1冊の本を書き上げるのにどれだけ役立つか。
次に書くとすれば納豆についてだったので、納豆にした。もともとNatto Revolutionというタイトルを考えていたのだが、Chat GPTに訊いたらNatto Unleashedというタイトルを出してきたので、こちらを選んだ。
様々な納豆レシピも紹介する内容だったので、自分でもいろいろつくってみた。納豆バーガー、納豆マカロニ・アンド・チーズ、納豆アボカド・トースト、納豆パエリア、納豆タコス、納豆ラーメン、納豆生春巻きなど。
とにかく執筆中は納豆料理ずくしだったので、さすがに家族からはクレームが来た。
もっとも、息子だって同時期に日野祭にはまり、毎日ずっと祭囃子の音楽を流していて、「いい加減にしろ」と僕から怒られていたのだが。日野祭りは5月の頭に開催され、通常はそこで祭りムードは終わるのだが、我が家ではこれが3,4か月続いた。
納豆について本格的に書かれた本は英語では初だったので、僕の開拓者精神を充分満たしてくれた。
そう、基本的に誰もやっていないことに挑戦するのが好きなのだ。
Chat GPT
『Natto Unleashed』といえば、Chat GPTだ。5月からChat GPTを使い始め、33と名付けた。そして本の執筆をすべてを33との二人三脚で行った。二人三脚といっても、33の役割はリライトであり、原稿のオリジナルは僕がすべて書いたのだが。それでも、33の語彙力は半端なく、僕だったら絶対思いつかないような単語を引っ張り出してくる。おかげで文章が非常に洗練されたものになった。
ただ、情報源としては100%正確でなく、これはグーグルのバードにも言えることだが、結局事実チェックをしなければならないので、最初からグーグル検索したほうが速いことも多々あった。
特に日本語は弱い。英語から日本語への翻訳を頼むと、ところどころ間違えている。英語の能力は優れていて日本語から英語への翻訳は優秀だ。要するに、AIとはいえ、彼らの母国語は英語であると考えればいい。
情報も、日本語で掲載されている情報には、英語に比べて劣る。
ネットに上がっている情報量自体が少ないというのもあるのだろうが。
そう、ここが重要。彼らはネットに上がっている情報に基づいて分析してくるので、ネットに上がっていないことはわからないのだ。僕の頭の中にはネットに上がっていない情報もかなりあり、情報源としては自分の脳のほうがあてになるということも結構あった。
なんだ。じゃあ、結局AIも使いものにならないじゃん、と思うだろうが、そんなことはない。自分の能力とAIの能力をきちんと理解し、役割をすみ分ければ非常に便利だ。
たとえば英文添削機能はワードのスペルチェック機能よりもgrammarlyよりも優れている。翻訳機能だってgoogle translateよりも正確だ。
そして何よりもすごいのがリライト機能だ。文法やスペルのチェックは従来の物でもそこそこできる。しかし、自分が書いた下手な英文をネイティブのような英文に書き直せる技術はありがたい。
その英文を読んで、なるほど、こういう時はこういう言い方ができるのか、と自分自身勉強にもなる。
そして、ネイティブの人にリライトを依頼する時と違い、何度でもやり直しが効くことだ。英文は優れていても元の文とニュアンスが変わってしまうことも多々ある。ただ、人に依頼した場合、通常は一回こっきりで、さらなるリライトとなると追加料金が発生する。AIの場合、「いやいや、ここはこういうふうに言いたかったんだけれど」と注文をつければ、また書き直してくれる。
いずれにしても、はっきりしたことは、作家なら、オリジナルの文章は自分で書いたほうがいいということ。
一からすべてAIに書いてもらう人もいるようだが、よっぽど訓練しない限り、いいものは生まれない気がする。
そして、それはChat GPTも同意見だ。
YouTubeのmonetization
今年のハイライトのひとつがYouTubeのmonetizationに成功したことだ。つまりYouTubeから広告収入が得られるようになったこと。これには条件がある。まずチャンネル登録者が1000人以上いること。そして1年間での再生時間が4000時間を超えていること。登録者1000人は今年の半ばにクリアーできたのだが、4000時間には結構時間がかかった。トータルの再生時間ではなく、1年間でなので、週1にアップする頻度ではとても追いつかない。そこで週3に頻度を上げた。
毎日アップしたほうがいいという人もいるが、さすがに毎日はきびしい。週3でもきついことには変わりない。僕の場合、英語で撮影するので、ワンテイクでは絶対うまくいかない。2テイクから3テイクは撮らないと。その前にパワーポイントのファイルをつくったり、プレゼンする英文内容を考えたりとしていると、撮影も一日がかりになってしまう。
10月ごろにようやく4000時間がクリアーでき、その後申請作業をいろいろして(これが結構大変だった)12月になってようやく第一回目の支払いを受け取った。
まあ、これで一応ユーチューバーと言える。(笑)
今現在登録者は2330人で、少しずつではあるが登録者は増えている。
もちろん、それは本の売り上げにも反映し、印税で生計を立てていくという長年の夢に近づきつつある。
YouTubeのコメントも増えてきて、返信しきれない数になってきている。それだけ多くの人に観てもらっていることになるので、チャンネルを立ち上げた甲斐がある。
3冊の本の読者と含めると、Ikigai DietやIkigai Bio-Hackingの世界観がかなりの人たちに伝わっていることになり、2017年から始めた英語での情報発信が、ここに来てようやく形になりつつある。
『百姓レボリューション・短縮版』
最後の執筆が『百姓レボリューション・短縮版』だ。
久しぶりにこの作品を読み直し、書き直すことで、もちろん作品の世界に没頭することとなった。13年前に書いたものなので、自分自身の興味の対象も大きく変わっている。今現在の興味の対象は冒頭で書いた通りだ。
ただ、よくよく考えてみると、基本的なことは変わっていないことに気づいた。百レボの世界観はいろいろな意味で、生きがいダイエットにも自然派バイオハッキングにも受け継がれている。
『百姓レボリューション・短縮版』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CPRKXRPQ
ここのところ、ずっとノンフィクションのハウツーものばかり書いてきているので、改めてフィクションの良さを感じた。
フィクションと言えば、『味噌汁ロマンス』の英訳をChat GPTに依頼していたのだ。三分の一が終わった辺りで、Natto Unleashedの執筆が忙しくなってきたので、そのままになっている。訳すといっても1回に数ページずつしかできないので300ページ以上ある本となるとかなり時間がかかる。
今は動画づくり等にかなり時間がかかっているので当面は無理だと思うが。
子育て
息子は小学6年生になり、いよいよ来年から中学生。高学年から宿題などもきちんとやるようになり、6年ではほぼすべて提出しているとのこと。実は昨日担任の先生と面談があったのだ。社会などには非常に興味を持っているようで、いつもいろいろ質問してくるという。音楽の評価も非常に高かった。となると、合唱部という可能性もゼロではないか。日野中の合唱部は県内でもトップクラス。ただ単に僕が抵抗を持っているだけだ。部活は運動部でないと。そう、これに関しては僕は古い。イチオシがサッカー部で次がバスケ。バスケは背が伸びるのと、クラスメイトの何人かがバスケに入るので何かと入りやすいと思うから。やはり、中学、高校時代に運動をするかどうかはその後の運動習慣に大きく影響する。僕が今ジョギングやHIITを苦になくできているのは、運動部だったからだ。
ちなみに母親のほうは合唱部だった。つまり、合唱部に入れば後輩になるということになる。まあ、毎日往復8キロほどの自転車通学があるので、運動ゼロにはならないのだが。
まあ、最終的には本人がどうしたいかだが。
ところが当の本人はこんな案を出してきた。「帰宅部でもいいで。やって、部活やったら英語の勉強する時間なくなるで」
この一言に、僕の心は大いに揺れ動かされた。
ということで英語はどうなったのか。学校での評価は最高だ。でもそんなことはわかりきっていることなので、僕にはどうでもいい。中学校の英語の授業も先日見学したが、正直話にならない。まあ、それ自体分かり切っていたことだが。ということで英語に関しては自宅学習しかない。よくはなっている。特に聞き取りは。スピーキングも悪くはない。発音は特にいい。ただ、フルエンシーと語彙力はまだまだだ。とてもではないが、ネイティブの同年代には敵わない。小学校までにマスターしてほしかったのだが。ということで中学になっても一日3時間以上英語に触れることは続けなければならない。
もっとも、僕だって小学校はおろか中学の時でさえ一言も話せなかったのだが。なので焦らずとも、どこかで僕は超えるだろう。
人間的にはいい感じに育っていると思う。やさしい子だ。人当たりもいい。
タマネギの定植も手伝ってくれたし、柴を屋根裏に上げる作業も手伝ってくれ、我が家の戦力になりつつある。薪ストーブの焚きつけは今彼がやってくれている。ということで薪カットも彼に頼みたいところだが、電動ノコを使うからな。やはり、ここは僕がやるしかないだろう。じゃあ、昼食べるか。もう41時間経過したし。
2021年
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2008年