北京妄想王国 -21ページ目

タクシー運転手殺人事件



タクシー内

今日乗車したタクシーの後部シートより。


 

運転席と助手席の間にツイタテのようなものが

映っているのがおわかりだろうか。

分かりにくいだろうが、後部シートとの間にも

透明プラスチックでツイタテをしている。


以前はほとんどのタクシーに

このツイタテがあったように記憶しているが

最近はあまり見かけなかった。


北京では

昔から走っていた真っ赤なタクシーが姿を消し、

ツートーンカラーのきれいな車が増えている。

新車なので、乗り心地良し。音響良し。

ワタクシはなるべくそのタクシーを選んで乗っている。


その新しい車種の車にはツイタテをつけるのは

禁止だと聞いたような気がする。


 

なのになぜ?

 


その答えは、最近聞いた事件に関係あるのかもしれない。


 

中国人から聞いた話。

 


最近タクシー運転手を狙った殺人事件が

頻発しているらしい。


3人でタクシーに乗り込み、

後ろと横から、運転手を動けないように押さえつけ、

抵抗できない運転手の首を刃物でザックリ。

車の中にある現金を奪って逃げるのだそうな

 


初乗りが10元。

多少遠くに行ったとしても、

日本の電車賃と変わらない金額。

 

車の中の現金は多くて、数千元だろう。

その金額のために命を奪われてしまう・・・。

タクシー運ちゃんがそんなに危険な仕事とは。 


ツイタテは自衛のために、

自分でつけたのではないだろうか?

 


 

親切な運ちゃんにばかり乗り合わせる今日この頃、

胸が痛くなる話だ。

 


車社会

今年3月 赤い車が旧タクシー


ダウンオーダー

北京の厳しい寒さに備えて

ダウンのオーダーにチャレンジしてみた。


今デパートではカラフルなダウンが

所狭しと並んでいる。

日本の色彩感覚とはちょっと違う。

毒々しいピンクだったり、蛍光ペンみたいな色・・。

 

色キチガイといわれたワタクシでさえ、

あまり買う気にならない。


その点、オーダーだと生地もデザインも

自分の好きなようにできる。

 

教えてくれたお友達に感謝!


早速行ってみた。


 

マイキーママ

マイキーママのお出迎え


 

友達の紹介じゃないと

絶対足を踏み入れないカンジの店構え。

 

とっても小さい店内に、接客の女の子が一人。

そして奥には二人ほど、ミシンの前で

一心不乱にダウンを縫っている。


日本人客が多いのか、

言葉ができなくても、

要領よく対応してくれる。

助かる・・。


 
ダウン店内
ダウンの見本が沢山吊ってある



超冷え性のワタクシは

今回のダウンオーダーのテーマを

「南極越冬隊風 ホワイトアウト・織田裕二」

と決めていた。


が、見本や生地をいろいろと見ていると

何がなんだかわからなくなり

結局おとなしくまとまってしまった。

 

デザインと生地が決まると

採寸をし、前金を払って終わり。



それが2週間前の話。


 

で、出来上がってきたのが

コレ


ダウン

裏地をブルーにしてみた。

 

 

しめて300元。

安いよな~。


お友達は1シーズン2,3着作っている。

ヘビーに着まわすのでその位作ってもいいかも。


ただ、やっぱり生地が中国人好みなのか

私の希望の質感のものがナイ。

 

今度は生地市場で好みの生地を買って

ロングダウンオーダーに挑戦・・

できればいいのだが。


 

トレーサビリティ ~天津甘栗~

 

北京から天津へは

汽車だと90分、

車だと高速を使って2時間。

とっても近い。


ワタクシは

秋になったら天津に行きたい!

と、常々殿に言っていた。

なぜなら、

天津といえば甘栗。


お取り寄せより産地で喰らえ!

天津で本場の甘栗を食べたかったのだ!!


北京でもいたるところで

栗の炒った芳ばしい香が漂っている。

シーズン到来!

早速行くべしっ!!

と思っていた矢先、

ショックな事を聞いてしまった。


天津甘栗の由来。

 

諸説あるらしいが、定説と言われているのが、


「ただ単に天津港から各地に運ばれたから」


つまり天津産の栗では無いのだ。

どちらかというと北京寄り。

 

栗の産地は河北省。

遵化・興隆など、

万里の長城東北部の山麓付近が

中国で最もウマイといわれる

栗の産地なのだそうだ。

 

新鮮さで言うと北京の方が勝っているかも・・。


・・・

というワケで

ワタクシの天津小旅行は却下。

そして殿は今日も天津出張に行っている。

くそ~。

  

 

天津甘栗

500gで6~9元くらい ウマイ!!

 

怖いはなし ~野菜編~

 

 コレが何かお分かりかな?


残留農薬


コレ・・

たぶん残留農薬&食品添加物だと思われる。


小白菜を洗った残り水だ。



日本とアメリカで特許を取った

食品の添加物を吸着、除去するという

薬剤をいただいたので、早速試してみた。


水にその薬剤1gを溶かし、

野菜や魚、果物を10分程度つけておく、

という簡単なもの。

添加物は薬剤に吸着され沈殿する。

原料は貝殻なので、その後洗い流すこともナシ、

というシロモノだ。

 


日本の水道水がどうなのかはわからないが、

蛇口の水に溶かした段階ですでに濁り、

野菜を浸した後はこの有様。

ものすごい量の沈殿物がッ!!


コワ~~ッ!!

こんなモノ食べてたんだ~・・・。


野菜はちゃんとしたスーパーで買ったもの。

市場で買うよりはマシかな~と思っていたけど

甘かった・・・。


北京っ子の友人が、


「中国の農薬は取れにくいので

野菜は30分流水で洗った方がいいですよ」

 

と言っていた。


そんな大げさな~と思っていたけれど、

あながち嘘ではなさそうだ。


 
帰国時、日本ではやっていた"解毒"

そう、その解毒をしなくてはっ!!


体の中から有毒物質を排出だ!!

 

ゲルマニウム温浴、ヨガなぞなぞいろいろあるが、

北京でも可能な、てっとり早くかつ簡単なモノ・・

 

解毒作用のある食品を積極的にとる!

で、

もっとも解毒効果のある食材は~

 

・・・

パクチーッ(香菜)


またお前かッ。


 

犯罪者インタビュー

北京のテレビのチャンネルは

思った以上にたくさんある。


共産国だから、

すべて国の管理下で

製作された番組だろうけれど、

バラエティに富んでいて面白い。

 

ワタクシが気になったモノ。

 

 

◆歴史ドラマ

太刀まわりが日本と違って、アクロバティック。

飛んで、回って、

・・そう、映画「HERO」の世界。


◆子供番組

ポンキッキーズのような子供番組。

何を言っているのかわかりやすく、

たまに見たりする。


しかし、ワタクシは見逃さなかった!

お姉さんの服に値札らしきものがついていた!!

スタイリスト!! しっかりせんかい!!

・・と思っていたらかなりの頻度で発見。

中国ではそういうのあんまり気にしないのかな?


◆アニメ

「トムとジェリー」、などの米アニメから

日本の「ドラゴンボールまであり。

ただ、漫画好きのワタクシの見る気をそぐのが

キンキン声の声優陣。


ゴクウが「ピンクの電話」のデカイ方の声に似て

頭が痛くなる。


◆クイズ

雰囲気はみのもんた

ファイナルアンサーのノリ。

一対一で答えていく回答者。

どんな問題なのかわからないけれど

一緒に手に汗握っている。


 

そして、ワタクシが度肝を抜かれた番組。

 

 

犯罪者番組

犯罪者インタビュー

 

 

アナウンサーが犯罪者にインタビューをする番組。

どういう背景で犯行に至ったのか、

また、そのときの様子、心情を

スタジオ内で直接聞いていくのだ。


一応ツイタテはある。

そのツイタテは、

犯罪者と正面カメラとの間に据えてあり、

違う角度のカメラからだと後姿、

斜め後ろなんかが丸見え。


顔がちょっと映ったりすると

一応ボカシが入るのだが、

カメラの動きが間に合わず、

思い切り映ったりすることも!!

知人なら確実にわかる!


・・ヤラセなのかな~?

 

 

他にも

中国のTVCMには興味深いものがっ!!!

 

それはまたいずれ・・・。


北京FM

我が王国にようやくコンポが来た。


 

「電化製品を買う」ことは、

ワタクシの中国語レベルでは、

とても難易度が高く、

いままでずっと我慢していた。


・・・


結局中国人に買ってきてもらった。

CDプレイヤーのついた小さい奴、

という条件。


 

コンポ

下段、MDプレイヤーと思ったらテープだった



当たり前だが、ラジオが聞ける。

備え付けてくれたおじさんに言われて気づいた。

北京ではFMが20局くらいあるらしい。

(と、おじさんは言っている)


全部局をあわせてもらって早速聴いてみる。


洋楽をガンガン流している局もあれば、

NHKの教育講座のように、

英会話をやっているところもある。

さらに、

サクラ笑いを使った漫談チックなものもある。


 

雑多な番組いろいろで、

日本のAMFMになったカンジだ。

途中、日本同様、

交通情報、天気予報もあり、

中国語の勉強にもなる!!


おお~!!  これは何やら面白そうだ。

いろんな番組を聴きまくるぞ~!!

 

 

・・そこでちょっと困るのは、

北京の新聞には番組欄が無い。

テレビの場合は、日本で言う

「テレビガイド」のような雑誌を別途で購入する。

ラジオ版は見たことなかった。

 

馴染みになった新聞屋のおじさんに

「ラジオの番組表がほしい」

と一生懸命説明したところ

おじさんがニヤリと笑い、

ワタクシを奥に招き入れた。


 

「これはオレの秘蔵だ。

これがほしいのか??」


出してきたのは

使い込んだボロッボロのラジオだった・・・。


 

我が語学力、未だ力不足。


 

冬が来た

唐突に寒くなった。

最低気温はマイナス1度。

遅れに遅れていた冬の到来だ。


気温がマイナスになったらいただこうと思っていた

ロイズのチョコレートドリンク。

早速開封だッ!!


チョコレートドリンク

ロイズ万歳!!

 


さらに今日は仕事で日本に帰国していた

殿のご帰還の日。


 

今回の帰国でぜひ買ってきてほしかったもの。



静電気除去グッズ


聞かザル


最近入国 聞かザル


 

北京の静電気はハンパでない。

ドアの開け閉めで静電気の出ないときはナイ、

と言っていいくらい頻繁だ。

とくにワタクシの手は乾燥しまくっているからか

火花が散るときもある。


北京では見たことない静電気除去グッズ。

さすが日本。

地味~な快適グッズだけど

探せばあるんだな。コレが。

 

冬場の北京へお越しの際は持ってくることをお勧めします。


 

そして今回は食料品だの薬だの

定番モノに加えて、

サプライズ土産をリクエストした。


食玩 だ!!


今コンビニではどんな食玩が並んでいるのかな~??

何シリーズを買ってきてくれるのかな~?


と、楽しみにしていた。

 
が、しかし

帰ってくるなりひと言


「無かった」


 

・・・うそだ~!!

祝!!ご結婚

今日の新京報。


日本のおめでたい記事が

片面に大きく掲載されている!!

 

紀宮さまご結婚!

オメデトウございます!!

 

 

紀宮さまご結婚


 

見出しには

 

「日本の皇女がお嫁入り。●●に変身」


と書いてある。


 
●●がわからない。


  
 

灰姑娘/huiguniang


灰・・・・・灰色・グレー・しっくい・不運な・落胆した

姑娘・・・未婚の娘・女の子


「日本の皇女がお嫁入り。不運な娘に変身」

 

 

そりゃ失礼だ。

いくら紀宮さまが、

皇族から一般家庭に嫁ぐとしても

不運な娘ってどうよ・・・?


中国では紀宮さまの結婚は

都落ち~という感覚でとらえられているのかしら・・?


と思ったら

灰姑娘は「シンデレラ」のことだった。


晴れの日を迎えた紀宮さまへの

賛辞のことばだったのね~。


 

しかし・・・

シンデレラは

貧乏な娘が玉の輿に乗って幸せになる~

というストーリーのはず。


紀宮さまに例える言葉としては不適切な気が~・・。


 

もしかしたら中国では

シンデレラは花嫁の代名詞なのかな??


想定外食材

インドネシア料理、タイ料理、ベトナム料理・・・

すべてワタクシの好物だ。


が、しかし、

それらの国に共通して使用する食材の中に

ワタクシが苦手なものがある。


香草(パクチー)だ。


中国名 香菜/xiangcai 

 

トイレの裏に生えていた

どくだみ草の臭い。

どんなに小さく刻んでいても

その存在を主張するところもキライ!

 

料理の中に入っていたら、チマチマ取り出す。

どうしてそれで前出各国料理が食べれたんだろう・・・。

 


意外なことに

北京で食べる料理の中には

かなりの頻度で香菜が入っている。


水餃子の具の中に、

冬の定番メニュー、火鍋のお供に、

旨そうな野菜炒めの中に

は・・入ってやがる~!!!


中でも

四川料理


 
羊肉とパクチー   唐辛子と鶏肉
香菜と羊肉の炒め物           唐辛子と鶏肉の炒め物 


 

          坦坦麺

          坦坦麺 小さく刻んだ香菜入り

                北京では殆どゴマペースト無し



赤と緑のコントラストがとてもキレイ。

見た目とてもおいしそ~ッ!!

でも香菜入り・・・。


四川と香菜、

日本ではお目にかかったことのない

取り合わせ。


「香菜が無いと物足りないよね~」

と言える様になれば北京通。


そりゃ負けられん。


ワタクシ只今香菜を食べられるようになるべく、

トレーニング中だ!!


汚い話 ~トイレ編~

女子校、女子更衣室、女風呂・・・

こう並べると隠微なカンジだ~。

野郎どもが立ち入ることができない聖域。

今日は中国の女子トイレを赤裸々に報告だ!!


渡中前から聞いていた中国のトイレ事情。

臭い、汚い、ドアが無いなどなど

とにかく酷いと。

 

しかし実際に来てみると

ワタクシの行動範囲内は

日本のトイレにはとても及ばないものの、

思ったほどではなかった。


ただ大分慣れてはきたけれど

使う側のマナーには驚いた。



●音を気にしない

日本人が気にし過ぎなのかもしれないな~。

中国では「音姫」の存在意義は無いだろう。


●並ばない

コツを覚えたらなんとかなる。


●流さない

オオモノくらい流せ!と思う。

 


ワタクシが何よりイラッとするのが


●トイレが長い


決して腹を壊しているワケではない。

お友達同士がトイレに入り、

壁越しに仲良く話をしているのだ!!

で、なかなか出てこない。

膀胱MAXのときは死ぬ思いだ。


要領の悪いワタクシは

ひとつのトイレに狙いを定め、

ドアの前でひたすら待つ戦法で

順番を守らない中国人と対決する。

それがお話中トイレだとおしまい。

延々と待つしかない。


トイレが少なく、かつ人が多いところでは

膀胱貯尿量を考慮しつつ行動すべしだ。


もちろんマナーの良い場所もあるけどね。


 

そんな話をしている折、

ちと、男トイレの様子に興味が湧き

どんなものか殿にお伺いしてみた。


殿 「ドア越しに激しく下痢ってる音と

   そりゃないよ!っていうくらい豪快な屁を

   こいている人がいたトイレあったな」

我 「ほ~。そりゃスゴイ。

   どこのトイレ?」

殿 「JR●●駅」


・・・・

日本ですか・・・。

   

トイレ