ふとした思いつきから作り始めた「クランクプロテクター一体型AirTagケース」ですが、一応の完成形が出来ました。
参考リンク:
先にも書きましたけど、とにかく「外しにくさ」と「邪魔にならない」を追求した結果が「クランクに付けちゃえ」だった訳です。それまでは「見つかりにくさ」を優先に考えていたので、「2ピースクランクのシャフトに入れられないか?」とか「クランク固定ボルト一体型が作れないか?」とか考えていて、結局は「サドル下に結束バンド固定」に落ち着いていた次第。
参考リンク:
思い立ったら吉日という訳で出来たのが下記のもの。
フィラメントはPLA+を使ったのでハードタイプです。研磨できるので見た目に関しては良く出来ます。まぁ、研磨自体が大変ではありますが...。
取付けるとこんな感じでした。収まりは良いです。見た目もさり気ない感じになります。作っているときはもっと目立つのではと思っていたのですが、遠目には付けているとは見えないでしょう。
ただですね、作ってみて付けてみて「もっと工夫できそうだよね?」とか気づいてしまった。上記画像を見てもらうと分かりますけど、クランクに「ケイデンスセンサーが付けてある」のですよ。
ラバーバンド固定なので電池交換の都度バンドはずさないといけない。何と言うか地味に面倒なんですね。
クランクへの取付時に、滑り止めというか傷防止なのかゴムのマットを挟むのですがこれが結構メンドクサイ。
という訳で、クランクプロテクター自体にセンサーのマウント付けちゃえばラクじゃないかと考えたわけです。そうしてできたのが下記のモノ。
とりあえずFARNAに付けてみたのが下記の画像。
前回書いたように、FC-RS200でもちょっと緩めです。まぁ、とりあえずの試作なのでしかたありません。ここからさらに改良です。特に4700TiagraやR2000Clarisのクランクは先端部とシャフト側で形状が変化しています。単純な角棒じゃ無いのです。それにぴったりフィットさせるのは結構難しいので、すこしタイトな感じに設計します。
この部分にフィットさせるのにはちょっとコツが要りましたが、被せるのに少しタイトかなという程度ですんなりと取り付け可能なように出来ました。
この作りのお陰でずれる心配もなさそうです。ただ、TPUなので長期にみれば伸びてくると思いますし、定期的に作り直しは必要でしょう。
ハードタイプと比べると付けている感がありますが、利便性ではコチラが断然上です。何と言っても「ケイデンスセンサーの脱着がラク」になっています。
上記画像、撮影側から差し込むだけでケイデンスセンサーを取り付けできます。もちろん脱落対策もしてあります。
ケイデンスセンサーを差し込むと、ストッパーに引っかかってカンタンには抜けないようにしてあります。高さ2mm程度のストッパーですが、そこそこ強く押し出さないと外れないのでライド中の脱落というのは心配しなくて大丈夫でしょう。
私のように「複数台の自転車でセンサーを使いまわしたい」場合にはこの方法は便利と思いますし、電池交換も楽になります。最も、ケイデンスセンサーよりもAirTagやLiTagの電池のほうが速く消耗する気はしますね。
前にも書いたと思いますが、取り付け可能なスマートトレッカーはAirTag以外では下記のものが無加工で対応します。
おまけ:
ついでと言ってはなんですが、以前にに使っていた「DIGL」用のケースも作ってみました。ただし、ケイデンスセンサー取付部はないタイプです。
DIGLはグリーンハウスから発売されているAirTag互換かつ専用アプリでAndroid端末でも使用可能なスマートトレッカーです。
参考リンク:
DIGLは「バッテリー消耗が早い」「意外と大きい」という事からほぼ使わなくなりました。ただ、サドル下に結束バンドで取り付けたい場合は「ペットの首輪用ケース」を使うと見えにくく取り付けは可能です。
ですが、クランクプロテクターと一体化したケースがあればやはり便利かなというわけで、需要云々でなく「自己満足目的」で作ってみた次第w
どちら向きでも入れられるのはAirTag用と同様。クランクに付けたままで電池交換したいなら上側画像のように取り付ければおそらくは可能。AirTag用は、電池フタが外に向くようにしても回しにくく出来ているのですが、DIGLはコインで回せるのでおそらくは開けられます(電池交換しやすいかは別問題)
自転車用としてDIGLを使っている人がどのくらいいるかは不明ですが、安価に購入できるので発売されてすぐに使い始めたという人はいるのではと思います。一応は自転車用のケースも発売されていましたから。
2025/01/18追記:
クランクプロテクター一体型エアタグケース(XOSS VORTEXマウント付き)の3DデータをBOOTHにて販売開始してみました。


























































































