アップノーズ 鼻翼退縮(Alar retraction)の手術治療:術後6ヵ月
19年前、他院でL型シリコンプロテーゼを留置し、4年前に別のクリニックでI型シリコンに交換、鼻尖に耳軟骨を移植しました。2年程前、アップノーズになったと感じ、修正希望で来院されました。L型シリコン留置前の真顔の正面、側面写真が残っておらず、鼻の穴の見え方がわからなかったのですが、元々Alar retraction(鼻翼退縮)の可能性があり、それに加えて、L型シリコンでAlar retractionが増悪したと考えられました。Alar retractionは、下外側鼻軟骨(鼻翼軟骨)の形態や鼻尖部の拘縮によって、鼻翼が頭側に引っ張られる状態で、正面から鼻穴が見えます。Upturned nose(アップノーズ)の原因と言えます。修正術は・シリコンプロテーゼ交換術 (鼻根厚さ3.3mmから2.8mmに変更)・鼻尖部瘢痕拘縮解除術 (シリコンの影響で拘縮を認めました)・鼻尖部移植軟骨摘出術・耳甲介軟骨による鼻中隔延長術・上外側鼻軟骨変形性陥凹部への細片耳軟骨移植術・・・でした。左:術前 右:術後6ヵ月↓術前 正面↓術後6ヵ月↓術前 斜位①↓術後6ヵ月↓術前 斜位②↓術後6ヵ月↓術前 側面↓術後6ヵ月Alar retractionでは、鼻中隔延長術によって鼻尖鼻柱を斜め下方に向けることはできますが、鼻孔縁を下降させることが難しく、その原因は、下外側鼻軟骨の形態にあると考えられます。東アジア人には、よく見られ、鼻尖形成術やL型シリコンプロテーゼで発症することも多いです。ー手術料金ー・シリコンプロテーゼ摘出術 176,000円(税込)・シリコンプロテーゼ留置術 275,000円(税込)・鼻中隔延長術(耳軟骨) 1,210,000円(税込)・鼻尖部耳軟骨移植術 165,000円(税込)・鼻尖修正加算 330,000円(税込)別途術前検査料、診察料、麻酔料、薬剤料を要します*上記料金は2025年6月1日時点の正規料金です*モニター割引があります銀座すみれの花クリニック 院長 横山才也日本美容外科学会(JSAPS)専門医日本形成外科学会専門医ホームページhttp://ginza-sumirenohana.com/ 手術サテライトhttps://ginzasumirenohana.wordpress.co