患者様は、以下の悩みがあり、

韓国で初回手術を受けられました。

 

・鷲鼻

・斜鼻

・団子鼻

 

ところが結果はご自分の想像と異なり、

 

・鼻先は上に向きアップノーズ

・鼻が高すぎてピノキオのようになった

 

ということで来院されました。
 

韓国の病院では、

以下の手術を受けていたようです。

 

・ハンプ削り

・斜鼻修正

・団子鼻を軽減する鼻中隔延長術

実際この患者様の手術は、

肋軟骨による鼻中隔延長でしたが、

鼻中隔軟骨も採取され、

これらが鼻尖に追加移植されていました。

なぜ耳珠軟骨移植を

選択しなかったか疑問です。


また多くの肋軟骨が鼻中隔部に移植されており、

そこまで必要だったのか理由がわかりませんでした。
 

術前と術後6ヶ月

 

この患者様は、当院で、

延長軟骨の全摘を希望されました。
 

鼻中隔軟骨が採取された上、

残存鼻中隔軟骨は、

広範囲で肋軟骨で挟まれ、軟化を認めました。

その影響で鼻尖の高さを維持することができないため

鼻中隔から摘出した肋軟骨をさらに薄くして

脆弱な鼻中隔軟骨を補強し、

鼻中隔再建を行いました。

 

そして下外側鼻軟骨(鼻翼軟骨)を修正し、

耳珠軟骨を使って軟骨形態を修正しました。

また韓国ではハンプの減量を受けていたのですが、

鼻背に凹凸を認めたため、

さらに削ってスムースに形成しました。

画像は、術前と、術後6ヶ月後のものです。

鼻先は希望通り低くなり、

鼻中隔を補強したので鼻尖の高さは維持され、

アップノーズも発症しませんでした。

初回手術の前の自然な鼻を再現できました。

 

 

この方は、

初診時に直近に空きがあったので、

術後1ヶ月16日で修正ができました。

 

韓国での手術前の

鼻形態を再現できたのは、

手術から46日であったことも

考えられます。

 

また鼻中隔軟骨が著しく軟化していたのですが、

摘出して肋軟骨に骨化がなく

さらに薄くすることができたことも

良い結果が得られた要因になっています

 

しかし、

この症例の結果を見て、

過度に期待しすぎないでください。

 

元に戻るかどうかは、

以下に大きく依存します。

 

・前医が過度な手術をしていないか

・軟骨膜を温存して手術を行ったか

・瘢痕増殖と拘縮の程度

 

修正では完全に元に戻らなくても、

可能な限り

元の鼻に近づけるようにはします。

 

早期の手術希望者の中には、

パニックになっているだけで、

6ヶ月待つべき方もいらっしぃます。

当院が早期オペをするのは、

来院前の手術によってQOLが一気に下がり、

日常生活に支障が出ている方です。

 

少し気に入らない、

ちょっと大きいかも、

ちょっと突っ張る、

という程度で

安易に早期修正は考えない方がよいです。

待てば良い結果が出る可能性もあります。

 

 

 

ー手術料金ー

・ハンプ修正 385,000円(税込)

・鼻中隔延長・全摘 440,000円(税込)

・鼻中隔再建(摘出肋軟骨) 220,000円(税込)

・下外側鼻軟骨修正術+耳珠軟骨移植術 550,000円(税込)

別途術前検査料、診察料を要します

**上記料金は2024年6月時点の料金として換算されています

 

 

 

 

 

銀座すみれの花クリニック

 院長 横山才也

日本美容外科学会(JSAPS)専門医

 

日本形成外科学会専門医


ホームページ
http://ginza-sumirenohana.com/


手術サテライト
https://ginzasumirenohana.wordpress.co