“この頃痛切に感じますことは、開祖様は『火と水とお土のご恩を悟れ、これを知らなんだら最後に人民が苦しまんならんときがくる』と一代おっしゃった。またお筆先にも出ているように、最後には火の雨が降るぞよ。とか、また人民三分になるぞよ、と警告されていますが、最近の公害問題を見るにつけ、いよいよ大変な時代が来たと痛感します。
太平洋戦争末期に大阪で空襲に会ったことがあります。家内の実家である布施市にいて見ていると、南大阪の方へ何百という飛行機が焼夷弾を落としている。それがちょうど火の雨が降るような格好に落ちている。間もなく、火の手が上がってきた。そうしたら今度は北の方へ飛んでいったと思うと、今度は北の方へ雨のように焼夷弾を落としていった。これを見ていて、『お筆先にいわれている火の雨といっしょやな』と実際に感じました。
その後、綾部の山水荘にて聖師さまに面会したとき、「先生この間大阪でお筆先の火の雨が降るというのを見て来ました。あれがほんまの火の雨ですね」といったら『アホいえ、そんなものは人間が降らしたやつやないか、お筆先に示されている最後の火の雨とはちがうぞ。空気の働きが狂うてしもうて電気がおこって火花が散って火の雨が降る。そのときには人民三分になる。どうした者が残るかというと、土の空気を吸う。三分間土に口をつけておった者が残る。それほど皆が天地のご恩を忘れてしまっている。それが最後の時や』と聖師さまがおっしゃった。このように開祖さま、聖師さまのお示しを考えつつ、世界的に大問題となっている公害のことを思うと、まさに現代こそお示し通りの時代であると痛感します。”
(「おほもと」昭和45年12月号 佐藤尊勇『開祖の精神に還るとき(下)』より)
“聖師さまのお示しのなかに『毒ガスよけには、梅干しとラッキョウ、松葉をかむこと、大根やネギを生で食べると良い』とある。ことに終戦前夜、二代教主は『最後になって空気(酸素)がなくなったときには、土に穴を掘って梅干しを口に入れて顔を突っ込んでいたら助かる』などと、笑いながら真顔で話されたことを思い出す。”
(三浦一郎「健康法再発見」たま出版より)
*「霊界物語」の中にも、宣伝使たちが草の根に口をあてて地中から湧き出る精気を吸う場面がありますが、物語を読んでさえいれば、まさかの時には内流によって、直感的に為すべき事を悟らせていただけると教えられています。それにしても出口聖師は、「3分間」と言われましたが、果たして全地球的な破局が訪れるとして、それがたった3分間ですむのかは疑問です。しかし、ガラバンダルの聖母のメッセージでも、「大警告」は5分間くらいと告げられておりますので、時間的には短いのだと思います。
*ただ、出口王仁三郎聖師は、「誠の者はどこにいても神様が救い上げて下さる」とも言われています。開祖様や聖師様が常に強調しておられたのは、神を信じ、常に正しい生き方を心掛けること、天地のご恩に感謝することであって、決して神様を無視してあれこれ物質的な備えをすることではありません。
“聖師さまはしばらくしてから真面目なお顔をなさり、
「もうわしの言うことは全部『霊界物語』と『神霊界』に言い尽くしてある。神典として残してある。だから、わしが恋しくなったら物語を読め。」
とおっしゃいました。そこで私は、
「読んでも、片っぱしから忘れてしまいますので……」と申し上げました。すると、
「忘れてもかまへん。読んでさえおけば、それが血となり肉となって、まさかの時にご内流となってでてくるのだから、読んでさえおけばそれでよいのだ」
と申され、……”
(三浦玖仁子「花いろいろ 出口王仁三郎聖師側近七年の記録」より)
・「大警告(忠告)」 (ガラバンダルの聖母のメッセージ)
“おくさんは、コンチータと共に教会への道をたどりながら、「ねえ、コンチータさん、わたしのために祈ってください。わたしは、とてもこわいのです」といいました。
「そのとおりですよ、忠告は、とてもおそろしいものです、地震の千倍もです」とコンチータは答えました。
またおくさんは、尋ねました。
「その忠告っていうのは、具体的にいって、いったい、どんなものでしょうね?」
「火のようなものでしょう。その火は、わたしたちの内の体をやくことはありませんが、わたしたちは、それを肉体的にも内的にも感じるのです。感じない人はひとりもいないので、ふだんは神を信じなかった人も、そのときは、神に対する恐怖を感じるでしょう。それを見ないために自分の部屋にとじこもっても、窓をしめても、何にもなりません。容赦なく、見せつけられます、感じさせられます。聖母は、その現象の名をわたしにおっしゃいましたが、それは、スペイン語の辞書にあります。Aではじまるということだけ、うちあけますが、それ以上のことは言うことができません」とコンチータ。
「ああ、何と恐ろしいんでしょう」と、おくさんは、恐怖に青ざめていました。
「それは、そうです、とても恐いにはちがいありませんが、でも、忠告のあとで、あなたは、今までより、もっと深く神さまを愛するようになられるでしょう」とコンチータ。
「では、奇跡は?」とおくさん。
「それも間もなく起こるでしょう」とコンチータは、答えました。
1966年3月にコンチータは、「この忠告が空に現われる非常に恐ろしいものである」といいました。かの女は、すべての人々に、この忠告のことを知らせてほしいと、いろんな人にたのみました。”
(デルコル神父「天の母の警告」(聖ヨゼフ修道院司祭館)より)
・「ガラバンダルの聖母」のHPより
1973年
質問:それはどのくらい持続するのでしょうか。30分、1時間?
コンチータ:よくはわかりません。5分くらいが適当な時問と言えるでしょうか。
1977年2月
質問:あなたはいつ警告について教わったのですか。そして、それは誰から?
コンチータ:私がはっきりと覚えている唯一のことは、警告について語られたのは聖母マリアだということです。
質問:警告についてあなたがご存知のことを私たちのために繰り返していただけないでしょうか?
コンチータ:今、覚えていることはこういうことです。奇跡の前に神は私たちに警告をお与えになり、それは私たちを清めるため、もしくは奇跡を見ることを準備させるためであり、このようにして、私たちは自分の生活を神に立ち返らせるお恵みをいただくことになると聖母はおっしゃいました。聖母は警告の内容を私に教えてくださいましたが、その日付は教えていただけませんでした。私は具体的に警告の詳細を語ることはできませんが、それがどのようなものであるかということであれば、なんとか申し上げることができます。それは世界のどこにいても見ることも感じることもできる現象です。私はいつも衝突する二つの彗星の例を示してきました。それは私たちに肉体的なダメ一ジを与えるものではありませんが、その瞬間に私たちは自分の霊魂の状態を眺め、自分がしでかしてきた害悪を悟るため、私たちは震え上がります。私たちは苦悩に悶えますが、そのせいで死ぬことはありません。でも、自分の実態を知ったショックや恐怖から死んでしまう人もいるかもしれません。私がそのものずばりの説明をしていないなら、聖母がお許しくださいますように。これでも私はその日にどのようなことが起きるのか一所懸命に説明しているつもりです。
質問:あなたは警告を見たり聞いたりしましたか?
コンチータ:聖母は警告の到来を告げられただけです。
質問:警告が短い時間しか持続しないとすれば、世界はそれを神からのものとして受け止めるでしょうか。それとも、夢や幻として片づけてしまうのでしょうか?
コンチータ:私は警告が短い時間だと言ったことはありません。私が言ったのは、ほんの一瞬であったとしても非常に強烈で恐ろしいものだということです。誰もが疑いなく、これが人間によってもたらされたものでなく、神から来たものであることを悟ります。警告が何かを知っている私はその日が来るのをとても恐れています。
1980年8月
質問:それ(警告)は肉体的ダメージを伴わないものでしょうか?
コンチータ:はい。私にとって、警告とは衝突した二つの彗星が凄い音と光を発して、それでいて落ちないようなものです。警告は肉体的なダメージを与えませんが、私たちはそれを見ることになります。その瞬間、私たちは自分の良心の状態を見ます。皆さんは自分がしている悪行と自分がしていない善行を見ることになります。
1982年10月19日
質問:警告に先立つとされる共産主義者による抑圧について聖母がおっしゃったことを覚えていらっしゃいますか?
マリ・ロリ:あたかも共産主義者が全世界を支配したかのようになり、司祭がミサを立てたり、人々が教会の扉を開くといった宗教行為が非常に困難になるでしょう。
質問:この現象は人々が宗教上の教えを実践することをやめてしまうからではなく、共産主義者の迫害によって起こるわけですね?
マリ・ロリ:はい。とはいえ、多くの人々が宗教から離れるでしょう。宗教上の教えを実践する人は誰でも隠れなければならなくなるでしょう。
*ガラバンダルの聖母のメッセージでは、「大警告」のときには肉体的なダメージはない、ということですので、もしかしたら出口聖師の言われる「大峠」とは違うのかも知れません。しかし、どうやら『彗星』が関わっているらしいことは皇道大本でも言われていましたし、何らかの関連があるのは確かなように思われます。
*ガラバンダルでは「大警告」とともに「大奇跡」のことが予言されています。幻視者のコンチータは、その「大奇跡」の8日前にそれが起こることを世界に向けて発表することになっています。その発表は彼女の友人であるGlenn Hudson(グレン・ハドソン)氏の主宰するFacebookのグループ、「ガラバンダルのメッセージ The Message of Garabandal」を通じて行なわれます。日本語でも読めますし、誰でも参加可能です。