前回のブログが息子のインフルエンザで、

 

1か月ぶりのブログですがまた同じような内容です。

 

始まりは先週の火曜日です。

 

妻が38度の熱を出し内科へ。コロナ陽性となりました。

 

私は慌てて寝室のマットを1Fの和室へ運びだし、妻を2F寝室へ隔離するための準備をしました。

 

マットは重いので息子に手伝いを頼むと快く引き受けてくれました。

 

(何気にうれしかった)

 

 

 

水曜日。

 

娘が38度の熱を出しました。

 

私は有休を取って娘を内科へ連れていきました。

 

予想通りコロナ陽性。

 

この時点で私はパニックです。

 

帰って息子に事情を説明しました。

 

息子「やば。やばいやん」

 

私「やばいな。パパは二人の面倒見るのにいっぱいいっぱいやから、自分でできることは自分でやってくれ」

 

息子「わかった」

 

そんな息子が洗濯物を干してくれたのはうれしかった。

 

 

 

木曜日。

 

息子に家のことを頼もうか・・・

 

いやいや無理無理。

 

その日も有休を取りました。

 

私は隔離部屋とリビングの間を、いろんな物資(水分やヨーグルトやおかゆや何やかんや)を持って行ったり来たり。

 

その度にあちこち消毒。

 

食べた食器を片づける時が一番緊張。

 

本当に疲れました。

 

 

 

金曜日。

 

妻がなんとか動けると言うので私は仕事へ。

 

定時で上がって帰宅すると、

 

息子がまたもや洗濯物を干してくれていました。

 

感動です。

 

 

 

土曜日。

 

ようやく妻と娘も食べられるようになってきました。

 

ところがその夜、

 

息子が39度の発熱。

 

まじか。。。何の試練なんだこれは。

 

「でもさ、これならまだ耐えられるで」

 

「え、そうなのか」

 

「こないだのインフルに比べたら全然耐えられる」

 

「まじか、39度なのに?」

 

「うん。インフルは41度でマジでやばかった。記憶もほとんどないねん。だからまだいける」

 

「すげーな。何か頼もしく感じるわ」

 

 

 

とはいえ、次の日に息子を病院に連れていきました。

 

結果はインフルもコロナも陰性。

 

でも発熱から間もないためウィルス反応が出にくいのだとか。

 

結局、みなし陽性ということでコロナとなりました。

 

はぁ。。

 

これで一家3人コロナか。。

 

もうどうにでもなれ。

 

 

 

月曜日。

 

妻と娘は自宅待機5日を過ぎたので部屋から出てきました。

 

娘が外に出たいと言うので久し振りに犬の散歩に出掛けました。

 

 

 

一方息子は、

 

ひょっこりリビングにやってきました。

 

「お、おい、、」

 

「治ったみたい」

 

「え?」

 

「もう熱もないし、喉も頭痛も治った」

 

「え、、ええ!?どゆこと?」

 

「よう分からんけどただの風邪やったんかな」

 

「いやぁ、風邪で39度は出んやろ」

 

「腹減ったからこのカツ丼とオムライス食べていい?昨日の夜から何も食ってないから」

 

「ええけど、とりあえず部屋に戻っといて。温めて持って行くから」

 

「わかった」

 

 

 

というわけで、息子は1日で回復したのですがこんなことってあるんですかね?

 

噂に聞く無症状ってやつ?

 

でも39度いったし、昨日の夜は喉も頭も痛いってうなされてたんだけど・・・

 

息子のことが頼もしいのを通り越して宇宙人に見えました。

 

 

 

(感染しなかった私も宇宙人なのかも)

昨年末12/27からの話になりますが、

 

息子が夜0時頃、リビングに下りてきました。

 

マスクをして、しんどそうに熱を測りはじめました。

 

「どうした・・・しんどいのか?」

 

「めちゃしんどい。うわ、40℃ある」

 

「40℃!?他に症状は?」

 

「咳がめちゃ出る。あと頭が痛い」

 

「咳と頭痛がするんやな」

 

 

 

それって・・・コロナなんちゃうの・・・

 

 

 

「40℃はしんどいな。救急車呼ぶか?」

 

「・・・どうしたらいい?」

 

「よし、とりあえず救急に電話するわ」

 

救急に電話して、症状を伝えました。

 

先方の説明では、

 

夜間はコロナかインフルエンザの検査はできないらしい。

 

救急で行っても解熱剤を飲んで朝の診察まで待つことになるそう。

 

それを息子に伝えると、

 

「それなら解熱剤飲んで家におるわ」

 

「わかった」

 

ということで救急は断りました。

 

息子はフラフラになりながらロキソニンを飲み、氷枕を持って部屋に戻っていきました。

 

息子はコロナワクチンを一度も打っていません。

 

既に症状がやばそう。

 

大丈夫かな・・・

 

ああ、年末にコロナか・・・

 

娘は明日帰省してくるし・・・

 

我が家はどうなるんだろう・・・

 

 

 

寝ていた妻を起こし、明日息子を病院へ連れていってくれるよう頼みました。

 

私と妻は心配でほとんど眠れませんでした。

 

 

 

次の日、

 

息子はほとんど寝れなかったらしく、

 

熱は少し下がり38.5℃。

 

妻と朝一で病院へ向かいました。

 

コロナとインフルエンザの検査を同時に行い、

 

車内で待つこと数十分。

 

結果は、

 

 

 

インフルエンザA型

 

 

 

え、え、、そうなん!?

 

インフルエンザなん?

 

 

 

ラ、ラッキー(ごめん息子)

 

 

 

息子は不登校になってから予防接種なるものを一度も受けていないので、

 

一度発症してしまうとえらいことになるのだと思います。

 

しかもインフルエンザになったのは人生初でした。

 

 

 

息子は薬をもらいましたがそこから3日は熱が続き、

 

元気になったのは元日の朝でした。

 

これこそハッピーニューイヤー

 

 

 

バイトも1週間休んだためか、

 

元旦から3日間連続で12時間労働してました。

 

 

 

息子が語った感想

 

「熱が40.6℃までいってビビった」

年の瀬が近づいてきましたね。

 

20歳の息子はあと1ヶ月ほどで21歳になります。

 

専門学校を半年で辞めてからフリーター歴2年半。

 

バイト歴は3年半になります。

 

もし大学へ行っていたら3回生かぁ。

 

息子は自分自身のことどう思ってるんだろう。

 

正直、親としては息子の将来が気になります。

 

一方で、不登校時代のことを振り返って今は働いでいるだけで良しとも思えます。

 

どん底の時代に、とあるお母さんが言いました。

 

「うちの子バイトしかしないんですよ」

 

私は

 

「バイトが出来ているだけで十分じゃないですか」

 

と答えました。

 

だから今息子がバイト出来ているだけで十分と思わないとね。

 

息子の将来を気にしつつ、自分の趣味を楽しむようにしています。

 

 

 

そんな息子ですが、おとといの土曜日の朝、

 

「またカラオケ行ってくるわ」

 

「お、今日もカラオケか。またK君?」

 

「いや今日はK入れて4人」

 

「4人で行くんや。マクド仲間?」

 

「うんそう。でさ、あのお店さ、飲食持ち込み自由やねん。カップラーメンとお湯持って行ったらいけるかな?」

 

「あー80度ぐらいで出来ると思うで。パパも昔スノボ行った時やってた」

 

「やった、我ながらナイスアイデアやわ」

 

「せやな。ナイスナイス」

 

 

 

そのあと息子は妻とも話していました。

 

「昨日、楽しみすぎて寝られへんかったわ」

 

「そうなんや。ってことはバイトから帰って徹夜明け?」

 

「うん」

 

「すご。バイトして徹夜して朝カラって元気やなぁ」

 

「ファンタグレープとモンエナがあるからいけるで」

 

 

 

息子は9時に出ていき、17時頃に帰ってきました。

 

「おかえりー」

 

「あーもう限界」

 

「歌いまくった?」

 

「うん。あいつら体力無限大やわ」

 

「そうかみんな元気なんやな。ラーメンいけたか?」

 

「あーいけたいけた。ちょっとぬるめでガツガツいけたわ」

 

「そうかガツガツいけたか。他の子は何食べたん?」

 

「あいつら何も食わんと歌い続けてた」

 

「まじ!なんも食わんと!?」

 

「まじ。だからあいつら体力無限大」

 

 

 

息子はすぐお風呂に入り、

 

帰りに買ってきたマクド(どんだけ好きやねん)を食べて

 

すぐ寝るかと思いきやオンラインゲームで騒いでいました。

 

息子も無限大やん。。

 

 

 

今日カラオケに行ったK君以外の2人の友達のことは知らないけど、

 

K君以外にも遊べる友達ができたんやなぁ。

 

しみじみ。

先週の土曜日のことです。

 

いつもは夕方まで寝ている息子が朝から起きてきました。

 

シャワーを浴びて着替えています。

 

「おはよう。その格好はバイトじゃなさそうやな」

 

「うん。カラオケ行ってくるわ」

 

「お、朝カラやな」

 

「うん、お昼は食べてくるから」

 

「わかった、K君と?」

 

「うん、後で家に連れて来ていい?二階で遊ぶから」

 

「ええよ」

 

 

 

K君のことを少し説明します。

 

今の息子にとって、おそらく唯一のリアル友達だと思います。

 

中学生の時は同じ陸上部でした。

 

息子は毎日ハードなトレーニングをしてました。

 

顧問が厳しくて嫌々ながらもやらされていた感もありました。

 

一方、K君は部活を休みがちで一時は学校も休みがちでした。

 

そんなK君のことを息子はこう言っていました。

 

「あいつは気が小さくて嫌なことからすぐ逃げる」

 

 

 

私も正直に言います。

 

あの当時、K君はダメな子って思ってました。

 

私も普通の親だったということです。

 

 

 

それから二人は別々の高校に入学しました。

 

息子が高校に入り不登校になって数か月、

 

我が家がどん底の時に3人の友達が遊びに来てくれて、その中にK君がいました。

 

3人は息子を地元のお祭りに連れ出してくれました。

 

K君は挨拶がちゃんと出来て礼儀正しく、ニコニコして、うちのワンコも可愛がってくれる素晴らしい高校生になっていました。

 

3人とも普通に高校に通っていて眩しいぐらい輝いて見えました。

 

ワンコがK君になつきすぎてK君に嬉ションしてしまい、息子が半年ぶりに笑いました。

 

あの時からK君は我が家にとって救いの神様なんです。

 

 

 

そして現在、

 

K君は息子と同じマクドナルドでバイトしています。

 

おそらく学生ではなく息子と同じフリーターだと思います。

 

バイトでは息子の方が先輩でいろいろ教えているようですが、

 

二人はとても仲が良く、息子が出掛ける時は必ずK君と一緒です。

 

(出掛けると言っても半年に1回ぐらいですけど)

 

 

 

息子がここまで回復できているのはK君のおかげかもしれません。

 

K君には感謝以上に、人に対する見方を教えられた気持ちがしています。

 

 

 

さて、

 

カラオケに行った息子が帰ってきたのは17時でした。

 

「めっちゃ疲れたーKも疲れすぎて帰ったわ」

 

二人で7時間もカラオケって・・・

前回ブログの、

 

息子と妻の会話の続きです。

 

「ところで、ママは年末までパートが忙しくなるから夕方に帰って来ることが増えるよ」

 

「うん」

 

「暗くなる前に洗濯物を取り込んどいてくれたら助かる。気付いた時だけでいいから」

 

「わかった」

 

そして妻は晩御飯を作り始めました。

 

数分後、

 

ふとリビングを見ると、

 

なんと息子が洗濯物を畳んでくれているではありませんか!

 

「え!畳んでくれてるん!??ありがとう、めっちゃ助かるぅ~」

 

息子が生まれて20年、はじめてのことでした。

 

洗濯物を取り込んでくれたことはあっても、畳んでくれるなんて。

 

しかも頼んでないのに。

 

 

 

妻「パパのパンツもちゃーんと畳んでくれてたで」

 

私「ふふふ」

 

妻「やっぱり子供ってな、親の姿を見てるんやで」

 

私「そうかもな」

 

我が家は子供に家事を頼むことをほとんどしません。

 

妻はこう言います。

 

「家事は自分が思った時にやってくれるだけでいいねん。親は家事をして子供はその姿を見てる。それでいいねん」

 

「ふぅん」

 

「私もそうやって育ったねん。そしたら大人になって家事するようになった」

 

「そうなんや。トイレ掃除も毎日してくれてるもんな」

 

「うん、あれはおばあちゃんを見て育ったから」

 

「トイレの神様的な?」

 

「そやで。私、結婚式の当日の朝もトイレ掃除してきたんやで」

 

「まじ!?ほんまにトイレの神様やん」

 

「せやろ~」

 

「俺もそういう姿を見てるから時々トイレの拭き掃除してるねんで」

 

「あーそうやったん。最近トイレがあんまり汚れてないと思ったわ。ありがとう」

 

 

 

 

 

 

そして昨日、

 

妻が帰ってくると、リビングに洗濯物が入ったカゴが置いてありました。

 

妻はめっちゃ喜んでました。

 

 

 

息子が不登校の頃、

 

家でゲームしかしないのならせめて家事だけでもさせようとしたことがあった。

 

でも妻はそんなことしなくていいと言った。

 

そういうことだったのか。

 

あの時しなくてよかった。

 

妻はやっぱりすごいと思う。

昨晩のことです。

 

妻がパートから帰ってくると息子がリビングにいました。

 

ここから妻に聞いた内容です。

 

「マクドにさぁ、新しい高校生のバイト男子が入ってきたねん」

 

「お、新人君やな」

 

「そいつがさぁ、仕事が全然あかんねん」

 

「あら、そうなん」

 

「教えても教えても、ちょっとやるだけで横でボーっと立ってるねん」

 

「ふーん」

 

「自分で動かないっていうかさぁ、そんで今日はさすがにキレたわ」

 

「え、キレたんや」

 

「うんキレた。キツく言うたった」

 

「キツく言うたんや」

 

「そいつな、不登校から○○の通信制高校へ通ってるらしいねん」

 

「あ、そういえばあそこにも通信制高校あるね」

 

「やっぱさ、俺もそうやけど不登校のやつって仕事ができんわ」

 

 

 

え、、

 

それ息子が言う?

 

 

 

「そいつな、挨拶もせぇへんねん」

 

「そうなん」

 

「挨拶についてはバイト仲間のヤンキーママがゆうてる」

 

「ヤンキーママ?」

 

「俺の髪の毛バリカンで切ってくれた人」

 

「ああーあの人!」

 

「その人がそいつに『挨拶しなさい』とか『はっきり返事しなさい』とか、めっちゃゆうてる」

 

「ふぅん」

 

 

 

これを聞いて私は思いました。

 

息子は他人に文句を言えるほどに回復しているんだな。

 

でも、

 

その不登校の子に共感してあげてほしいなぁ。

 

息子がバイトへ行きはじめた頃、おばちゃんからの小言がめっちゃ嫌やったって言うてたやん。

 

あれと同じやん。

 

 

 

まあ、私はその場にいないのでこれ以上の想像はやめておきます。

 

でもその子の両親の気持ちが私にはよく分かります。

 

どうかバイトをがんばって続けてほしいと祈っているはず。

 

がんばれ新人君。

最近ブログの頻度が落ちていますが、いつも読んでいただきありがとうございます。

 

息子については、不登校時代のような暗黒感はありませんが不安や心配は常にあります。

 

でも息子の前では明るく会話だけを心掛けています。

 

妻はそれをやりすぎてヨイショ感が出ますが私がサラっとバランスを取っています。

 

 

 

さて先日、私の会社の年末調整で管理部から聞かれました。

 

「息子さんは扶養から外れいていますが社会保険には加入していますか?」

 

「えーと、はっきり分かりませんがたぶん加入していないと思います」

 

「健康保険証はお父さんの扶養になっているようなのですが」

 

「え?そうなんですか」

 

「バイト先がマクドナルドでしたら社会保険に加入するように勧められているはずです。一度確認してみてください」

 

「はい」

 

 

 

よし、これは干渉ではなく堂々と聞けるいい機会だ。

 

 

 

その夜、息子に話しました。

 

「というわけや。パパの会社に答えないとあかんから社会保険に入ってるかどうか確認してきて」

 

「うんわかった」

 

 

 

数日後の夜。

 

バイトから帰ってきた息子に会えました。

 

「社会保険には入ってなかった」

 

「そうか」

 

「店長に『入りたいんですが』って言ったら、『あと1年以上ここで働いてくれるんなら加入していいよ』って言われた」

 

「え?そうなん?なんか変な条件やな」

 

「うん。1年経ったらどうせまた店長変わると思うけど」

 

「そうか、まあとにかく加入できるんやな。パパの会社にもそう答えとくわ」

 

「うん。あとさー」

 

「ん?」

 

「(車の)免許取りたいと思っててさ」

 

「うん」

 

「調べてみたら今からの時期は高くなるみたいやねん」

 

「あー、卒業シーズンでみんな殺到するからなぁ」

 

「うん、なんか7,8万円ぐらい高くなるねん」

 

「そんなに!?」

 

「うん、もう30万は超える感じ。だから5月ぐらいに取ろうかと思う」

 

「そうか、その頃は安くなるんやな」

 

「うん。合宿行って取ろうかと思うねん」

 

「お、合宿か。いいね」

 

「場所は俺も調べるから、どっかお勧めがないか調べてほしいねん」

 

「わかった、ママと調べてみるわ」

 

「これから1年ぐらい掛けて免許取ったり、就活もしていこうと思う」

 

「(しゅ、就活!?) そうか、わかった」

 

 

 

最後の言葉にはちょっと驚いたけど、

 

まずは免許に向けて、だね。

 

でもまだ半年ぐらい先かぁ。。

 

 

 

家の愛車は既に23万キロ。

 

しっかりメンテナンスは行ってきたのでまだまだ快適に走ります。

 

あと5万キロは走ってくれるはず。

 

息子が免許取ったら練習用に使おうと思ってます。

 

それまで持ってくれ、愛車よ。

息子は高校1年で不登校になり、留年して通信制へ転入し、何とか卒業して専門学校へ通うも、1年生の8月で退学しました。

 

退学の話をする時、息子が言いました。

 

「前期の授業料50万円はバイトして返すから」

 

この時私は月々の返済額を息子に決めさせました。

 

「月2万円なら払える」

 

 

 

あれから2年と2ヶ月。

 

先週の朝、

 

息子が最後の2万円を渡してきました。

 

息子「これで最後やんな?」

 

私「うん、そうや。これで最後や」

 

妻はずっとつけてきた返済メモを見ながら、

 

「うん!50万円ピッタリや!よぅがんばったなー」

 

私「ほんま、ようがんばった。今度の土曜日にちょっと話したいんやけどええか?」

 

息子「うん」

 

 

 

そして土曜日。

 

妻はパートでいません。

 

息子は15時からバイトで14:45に起きてきました。

 

寝起きで不機嫌そう。。

 

(時間ないし不機嫌そう。こりゃ話は無理かな)

 

と思いながら一応、

 

「ちょっと話したいんやけど時間あるか?」

 

「んー。5分ぐらいなら」

 

おー

 

昔の息子なら確実に「今無理」ときたはず。

 

これだけでも成長してるー

 

「わかった。5分で話すわ」

 

 

 

私は息子とソファーに並んで座りました。

 

重い話ではないので横に並んで寄り添うように、です。

 

「よく50万円完済してくれたなぁ。パパは誇りに思うぞ」

 

「うん」

 

「ママもゆうてた。少ないお給料でよく完済してくれたって」

 

「うん」

 

「で、これはパパとママの考えなんやけど、この50万円は○○(息子)のために使ってもいいと思ってる」

 

「え、、」

 

「例えば、何かをやってみたいとか、どこかへ行ってみたいとか、何かの資格を取りたいとか、そういうことならこのお金から出してもいい」

 

「うん」

 

「ママはな、将来就職する時のために車の免許がいいんちゃうかなって言ってる」

 

「あ、それ俺も思った」

 

「そうか。車の免許もいいな。ちなみに車の免許取ったら原付の免許も付いてくるで」

 

「へーそうなんや」

 

「よし、じゃぁ今日はこの辺で。また考え聞かせてくれな」

 

「うん」

 

 

 

というわけで5分話は終わりました。

 

このことを妻に話すと、

 

「まじ!?○○も免許のこと思ってたんやー話してくれてありがとう!」

 

さて、ここからもう一歩行動を促すか、じっと待つか。

 

1週間に1回ぐらいのペースで、機嫌の良さそうな時に声掛けしていこうかなと思ってます。

 

高校や専門学生の時と違って今の親子関係は良好なので色んな話しもできるはず。

 

焦らずじっくり進んでいこう。

とある市長が不登校についての発言を巡りニュースになっていますね。

 

「不登校の大半は親の責任」

「フリースクールは国家の根幹を揺るがす」

 

このような発言をしたようで、色々バッシングを浴びているようです。

 

私はこれを読んで特に驚きはしませんでした。

「うんそうだろうね」と。

 

私は専門家でもないので他人へ意見することはしませんが考えだけ書きます。

まず、私は人を3つに分類しています。

①不登校(本人もしくは子供)の経験がある人

②経験はないけど勉強している人(専門家含む)

③経験も勉強もしたことがない人

 

国民のほとんどが③なので選挙で選ばれた政治家は③です。

今回の市長が悪いわけではなく今の日本ではしょうがないこと。

謝罪も周りに押されただけで何の意味もない。

むしろ謝罪せず貫いた方が議論が活性化されてよかったかも。

 

それより私が願っていることは、

「どこかに①の政治家がいないかな」

ということです。

 

いたら注目するんだけどなぁ。

でも世間のイメージを気にして公表しないだろうなぁ。

と思ってググってみると、

 

いた!

 

政治家はさすがにいないだろうと思っていたけど何人かいるんですね。

すごく応援したくなりました。

 

寺田静さん、加賀ななえさん など

 

気になる方はググってみてください。

一昨日のラパンさんのブログを読んでふと思い出したことがあります。

 

(↓一部抜粋させていただきます)

 

*****

引きこもっている子供たち

せめて罪悪感を持たず

楽しく引きこもっていて欲しい

 

周りの大人たち

焦らず笑ってみてあげて欲しい

*****

 

少し前、

 

テレビのニュースで不登校の話が取り上げられていて、

 

それを見ながら妻と話していたら息子がチラッと見て言いました。

 

「おれが不登校やった時は、楽しい事やってたら高校時代が終わってたって感じやったわ」

 

「そうやったんや」

 

 

 

私は一瞬こう思いました。

 

(楽しい時間?何も考えずゲームに明け暮れてただけってこと?)

 

 

 

でも今日、ラパンさんの言葉を読んでこう思いました。

 

楽しく引きこもれてたからこそ今があるのかもね。

 

 

 

あと、

 

焦らず笑ってみてあげて”

 

これは無理でした。

 

表面上はそう振舞っていましたけど、心では出来ませんでした。

 

息子への干渉をやめ、正論を封印し、ひたすら見守ることに努力した結果、

 

少なくともマイナスな親ではなかったと思います。

 

時には対応を失敗したり後悔したこともありましたが、

 

それも全部ひっくるめて今はプラスになっています。

 

 

 

あと、息子の不登校を通じて成長したこと。

 

①世の中の働いている人全てを尊敬し認めることができるようになった

 

②出世欲がなくなった

 

 

 

これは個人的な感想ですが、

 

出世欲がなくなると仕事のストレスが減りました。

 

 

 

さて、息子の方ですが、

 

月見バーガーが始まってから再びマクドを食べてます。

 

弁当も言わなくなりました。

 

先日の日曜日の朝、

 

我が家にマックの配達が来ました。

 

「ん?うち?」

 

息子「あ、俺やから」

 

息子が受け取りに出ていきました。

 

私はワクワクしながらこっそりカーテンの隙間から覗きました。

 

配達人はバイト仲間のようで息子と何やら話しています。

 

見てるだけで嬉しくなりました。

 

戻ってきた息子、

 

「あーこれで家の場所バレたわ」

 

「はは、バレたな。バイト仲間?」

 

「うん。今日昼からシフト入ってるから後で行くわーって話してた」

 

「そうか」

 

「月見マフィンは朝しか食えんから。俺いつも昼からやから食ったことなかったねん」

 

「あーそうか、マフィンは朝だけやもんな」

 

 

 

月見マフィンひと口もらいましたが、めちゃうまかったです。

 

自分のバイト先の人に配達してもらうって何か笑えました。