前回ブログの、
息子と妻の会話の続きです。
「ところで、ママは年末までパートが忙しくなるから夕方に帰って来ることが増えるよ」
「うん」
「暗くなる前に洗濯物を取り込んどいてくれたら助かる。気付いた時だけでいいから」
「わかった」
そして妻は晩御飯を作り始めました。
数分後、
ふとリビングを見ると、
なんと息子が洗濯物を畳んでくれているではありませんか!
「え!畳んでくれてるん!??ありがとう、めっちゃ助かるぅ~」
息子が生まれて20年、はじめてのことでした。
洗濯物を取り込んでくれたことはあっても、畳んでくれるなんて。
しかも頼んでないのに。
妻「パパのパンツもちゃーんと畳んでくれてたで」
私「ふふふ」
妻「やっぱり子供ってな、親の姿を見てるんやで」
私「そうかもな」
我が家は子供に家事を頼むことをほとんどしません。
妻はこう言います。
「家事は自分が思った時にやってくれるだけでいいねん。親は家事をして子供はその姿を見てる。それでいいねん」
「ふぅん」
「私もそうやって育ったねん。そしたら大人になって家事するようになった」
「そうなんや。トイレ掃除も毎日してくれてるもんな」
「うん、あれはおばあちゃんを見て育ったから」
「トイレの神様的な?」
「そやで。私、結婚式の当日の朝もトイレ掃除してきたんやで」
「まじ!?ほんまにトイレの神様やん」
「せやろ~」
「俺もそういう姿を見てるから時々トイレの拭き掃除してるねんで」
「あーそうやったん。最近トイレがあんまり汚れてないと思ったわ。ありがとう」
そして昨日、
妻が帰ってくると、リビングに洗濯物が入ったカゴが置いてありました。
妻はめっちゃ喜んでました。
息子が不登校の頃、
家でゲームしかしないのならせめて家事だけでもさせようとしたことがあった。
でも妻はそんなことしなくていいと言った。
そういうことだったのか。
あの時しなくてよかった。
妻はやっぱりすごいと思う。