息子は高校1年で不登校になり、留年して通信制へ転入し、何とか卒業して専門学校へ通うも、1年生の8月で退学しました。

 

退学の話をする時、息子が言いました。

 

「前期の授業料50万円はバイトして返すから」

 

この時私は月々の返済額を息子に決めさせました。

 

「月2万円なら払える」

 

 

 

あれから2年と2ヶ月。

 

先週の朝、

 

息子が最後の2万円を渡してきました。

 

息子「これで最後やんな?」

 

私「うん、そうや。これで最後や」

 

妻はずっとつけてきた返済メモを見ながら、

 

「うん!50万円ピッタリや!よぅがんばったなー」

 

私「ほんま、ようがんばった。今度の土曜日にちょっと話したいんやけどええか?」

 

息子「うん」

 

 

 

そして土曜日。

 

妻はパートでいません。

 

息子は15時からバイトで14:45に起きてきました。

 

寝起きで不機嫌そう。。

 

(時間ないし不機嫌そう。こりゃ話は無理かな)

 

と思いながら一応、

 

「ちょっと話したいんやけど時間あるか?」

 

「んー。5分ぐらいなら」

 

おー

 

昔の息子なら確実に「今無理」ときたはず。

 

これだけでも成長してるー

 

「わかった。5分で話すわ」

 

 

 

私は息子とソファーに並んで座りました。

 

重い話ではないので横に並んで寄り添うように、です。

 

「よく50万円完済してくれたなぁ。パパは誇りに思うぞ」

 

「うん」

 

「ママもゆうてた。少ないお給料でよく完済してくれたって」

 

「うん」

 

「で、これはパパとママの考えなんやけど、この50万円は○○(息子)のために使ってもいいと思ってる」

 

「え、、」

 

「例えば、何かをやってみたいとか、どこかへ行ってみたいとか、何かの資格を取りたいとか、そういうことならこのお金から出してもいい」

 

「うん」

 

「ママはな、将来就職する時のために車の免許がいいんちゃうかなって言ってる」

 

「あ、それ俺も思った」

 

「そうか。車の免許もいいな。ちなみに車の免許取ったら原付の免許も付いてくるで」

 

「へーそうなんや」

 

「よし、じゃぁ今日はこの辺で。また考え聞かせてくれな」

 

「うん」

 

 

 

というわけで5分話は終わりました。

 

このことを妻に話すと、

 

「まじ!?○○も免許のこと思ってたんやー話してくれてありがとう!」

 

さて、ここからもう一歩行動を促すか、じっと待つか。

 

1週間に1回ぐらいのペースで、機嫌の良さそうな時に声掛けしていこうかなと思ってます。

 

高校や専門学生の時と違って今の親子関係は良好なので色んな話しもできるはず。

 

焦らずじっくり進んでいこう。