月日が経つのは早いもので、もう来週には10月です。
9月が今年1年のなかでも非常に重要な年であることは
これまでの記事でご紹介した通りではありますが、
その9月を無事にくぐり抜けた先の10月は
ホッと一息つけるのかというと
そうは問屋が卸さない(古)ようです。
2022年がそういう年なので仕方ないですが。
9月の月サイクルは「6」で、いよいよ自分の進むべき道が決まる月となりましたが、
その次の10月は月サイクル「7」になります。
6で色々バランスを整えて綺麗な状態に収めたものを
ドカーンと突き破るのが、7です。
もっと先へ、もっと深く、もっと高く、もっともっと…と
過剰になりやすいエネルギーといえます。
この過剰なエネルギーこそが7の持ち味とも言え、
探究・研究等に向かえばいわゆるオタク的能力の開花となり
本能や感情等に向かえばネツァック=怠惰に変わります。
この6から7への移り変わりは生命の木で見るとより分かりやすくなります。
生命の木の中心にあった6(ティファレト)から
右側の7(ネツァック)に移動することによって、
均衡の状態から不均衡の状態になります。
生命の木の見方のひとつに「3本の柱」があり、
3・5・8を結ぶ左の柱を「峻厳の柱」
1・6・9・10を結ぶ真ん中の柱を「中庸(均衡)の柱」
2・4・7を結ぶ右の柱を「慈悲の柱」
と呼びます。
これらの柱は私たち人間の女性性と男性性を表しています。
西洋占星術等でも取り入れられている区分で
女性性:受容、受動、内向的な力、受け取る力
男性性:発信、能動、外向的な力、与える力
などを性質を持ちます。
峻厳の柱は女性原理・男性性の柱。
潜在的(霊的)には女性性であり、
顕在的(肉体・思考)には男性性となります。
逆に、慈悲の柱は男性原理・女性性の柱。
潜在的には男性性であり、
顕在的には女性性ということになります。
中庸の柱はその名前の通り、男性性と女性性のちょうど間。
エネルギーの均衡が取れた状態であり、
私たちが目指すべき立ち位置、といえます。
自分自身と向き合い覚悟を決めた9月=6の月から、
女性性が顕在化しやすい10月へ移行することで、
やると決めたことに対して
「やはり自分にはできないのではないか」
「もうちょっと状況を見たほうが良いのではないか」
と急激にブレーキをかけやすくなるかもしれません。
また、7(ネツァック)は人間の本能を司るため
集合意識とつながりやすくなります。
自分の意志より社会的常識や世の中の動きが気になる。
そんな変化も、気持ちのほうに傾いてしまう要因かもしれません。
ただ、前述のとおり7のエネルギーは
探究・研究等に向かえば”オタク的能力の開花”
につながりますので、心がざわつきやすい10月は
無我夢中で自分のやりたいことに没頭する
のが良いだろうと思います。
そうは言っても仕事や生活など、
他にやらなければならないことがたくさんある
という場合は、なるべく未来に意識を向けず
”今現在”に意識を向けるマインドフルネスが大切です。
7はタロットカードでは「The Chariot」、戦車のカードです。
戦車は今でこそ戦争で使う乗り物のイメージですが、
もともとは人の魂を乗せて運ぶ神聖な乗り物でした。
私たちの魂が乗る戦車は自分で操縦するのではなく
背後から渦巻く大きな運命の流れによって前進します。
自分で事を動かしたり辞めようとしたりせず、
粛々と自分のやるべきことに専念していれば
自然と戦車は動き出していきます。
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