牛乳を飲む方、乳製品を食べる方は、以下の動画をご覧ください。
牛が倒れ、苦しそうに息をしています。
しかし、彼女の乳房には搾乳機が取り付けられています。
最後の最後まで、人間が欲する牛乳のために、母乳を絞り取られました。
動画には
Exploited until her last breath.
(彼女は息を引き取るまで搾り取られました。)
Switch to plant-based milk now.
(今すぐ植物ベースのミルクに切り替えてください。)
と書かれています。
これはカナダの動物解放団体が撮影した酪農の実態です。
「カナダの酪農家はひどいのね」
そんな声が聞こえてきそうですが、酪農がひどいのは日本も全く同じです。
この牛は、日本のとある酪農場で、一生のほとんどを短いロープでつながれて過ごしました。
そして さんざん母乳を吸い取られたあげく、体調不良になると、餌も水もない別の場所に連れていかれました。
このまま3日間、餌も水も与えられないまま放置され、
体をブルブルと震わせ、顔も上げることができない状態になり、
さらに、画像の牛の横にある、板が頭に倒れ、それが傷口を作り、肉をえぐっていたそうです。
そして4日後、と殺場へ送られ、殺されました。
このゴミのような扱いが、何年間も人間の生活を支えるために尽くした乳牛の最後です。
日本では死体の処理にお金がかかるので、農家たちは弱ったら死ぬ前に屠殺場に送ります。
****************引用****************
その日は一頭の牛が牛舎ではなく、外の別の場所に横たわっていた。
「なぜあの牛だけあそこに居るんですか?」
「あぁ、こいつはもうダメ。死にかけ。死なれたら赤字だから困るんだよな、勘弁してくれよ」
通常、肉に出す前にそこの牛舎で死ぬと、農家は35000円を払って処分しなくてはならない。
だから生きてるうちに肉に出さないと農家は赤字になる。
その2日後に私はまたそこの牛舎に行った。
呼吸を荒げて横たわり、頭も上げずに目だけで私を追っていたあの牛はもう居なかった。
「しおみさんが来たその日の夜に、急に弱ったからすぐ屠殺場に送ったよ!
ああなると立てないから、押し込んでトラックに入れるんだよ、死にかけられると大変だよ、ギリギリセーフだったけどさ!
もうどこにも居ないよ」
笑顔で話していた農家さんを見て、
「可哀想だとは思わないんですか?」
私が初めて農家さんに、農家さんを否定する言葉を投げかけた一言だった。
「可哀想も何も産業動物だから!こいつらは産業動物なんだよ?いちいち感情移入なんかしてらんないよ、あなたが僕を養ってくれるのかい?」
牛舎のど真ん中で。
共感性の強い繋がれた牛たちがこちらを見て、こちらの会話を聞いているその中で、
その農家さんは彼らを産業動物だと言い切った。
私に声を荒げて、牛の前で煙草を吸いながらね。
****************引用終****************
日本の酪農家たちは、建前では牛たちを家族と言います。
残念ながら、それを本気で信じている日本人が大多数ですが、本音は大抵こんなもんです。
こちらの記事では、日本の農場で、2頭の子牛が死んで放置されていた話を載せています。
その時の農家の発言。
「また産ませりゃいいから大丈夫だ!」
こちらの記事では、臆病な牛に初めて搾乳を行う時などに暴れないように用いる拘束器具を紹介する農家の話を載せています。
「うるさいヤツはこれで黙らせる!」
感情のある生き物に対して、完全に麻痺している状態です。
逆にいえば、いちいち気にしていたらメンタルが持たず、このような商売はできないのです。
なので 中には、割り切らなきゃできない、経済動物だから仕方がない、と正直に言う酪農家もいます。
「愛情を持って育てるとは自分は聞いたことが無い
本当に愛情を注ぐとしたら殺す事は出来ないから【経済動物】として割り切って仕事をしている」
「すぐだよ。産まれたらすぐに引き離す。
一度でもお乳を飲んでしまうとお乳しか飲まなくなってしまうから。
牛乳は誰が飲む?人間でしょ。
お母さんと一緒にいるのは人間だけよ。
この子達は経済動物だからね」
「ストレス与えると牛乳たくさん出してくれない、だから愛情持って飼育してます」
と言う言葉をきくことがあるが、私には口が裂けても「愛情」なんて言葉は言えなかった。
これが自分に正直な方々の本音です。
もし、本気で家族と思いこんでいる酪農家がいれば、
牛たちを搾取するのがもはや当たり前になっていて、色々な感覚が完全に麻痺してしまっている状態なんですよ。
乳牛は放牧によって飼われていると思い込んでいる人が多いと思いますが、それはメディアによる刷り込みです。
実際は、飼育される牛の70%以上は、つなぎ飼いという拘束飼育をされています。
見ての通り、ほとんど身動きができない、ひどい飼育方法です。
40%以上の農場が、24時間365日、ずっとこの状態です。
皆さんが放牧のイメージを抱いているであろう、北海道ですら60%がつなぎ飼いであり、放牧はわずか10%以下。
北海道だけで約27万頭もの牛が、繋ぎっぱなしで飼育されています。
すなわち日本の牛たちは、ほとんどが繋ぎっぱなしで飼育されているといっていいでしょう。
繋ぎをするだけでもひどいですが、さらに繋ぎ方までがひどい農家がいるのです。
冒頭の牛舎の牛は、上体が四方から縛られ、足かせまでつけられて拘束されていました。
こちらの牛舎の牛は、顔を動かすことすら制限されています。
牛の位置を制御するために、カウトレーナーという電流を流す器具を用いて、牛たちに電流を流して痛みを与えることで、さらに動きを制御する農家もいます。
牛たちに電流を流して痛みを与えることで、さらに動きを制御しているのです。
糞を同じ場所に落とすようにして掃除を楽にするため、と言った理由でしょう。
出産する時ですら繋いだままにする酪農家もいます。
牛の出産では、人間が牛の出産の介助をしているシーンをよく見かけます。
しかし、牛は本来自力で出産が可能とのことです。
つなぎ飼育を行うことにより、母牛が運動不足となり、
体力と筋力がつかず、ストレスから無気力となり、出産が困難になってしまうことも原因であるようです。
牛は、人間の160倍以上の糞をするため、掃除をしても追い付かず、床が糞尿まみれであることがほとんどです。
牛の体が汚れているのをよく目にしますが、掃除が行き届かず、糞尿で汚れてしまうためです。
こちらは繋いだまま出産させ、糞尿だらけの床に産み落とされた子牛です。
糞尿まみれのため、ひづめの間に菌が入り込み、
炎症になって、出血したり、足を引きずって歩くようになることもあります。
この足を痛めて、ひきずって歩くことを跛行(はこう)といいます。
不衛生な環境下で、不自然な動作で寝起きを繰り返すことで、炎症がおきます。
ひどくなると、穴があき、中の肉や骨が見えてしまうことまであります。
立てなくなってしまう牛もおり、こうなってしまえば農家にとって使い物にならないので、と殺場に送られ殺されます。
農場で不要になった、牛を殺す場合もあります。
パコマという消毒薬を注射し、30秒で泡をふいて死亡します。
業界は、このようなものを安楽死などと言っています。
恐ろしいことに、生きたままレンダリングに出して圧死する牛も一部いるとのことです。
酪農では、生まれた子牛は母牛からすぐに引き離されます。
酪農家によって、どの程度で引き離すかは様々ですが、
↓この画像の 日本の酪農家の元で生まれた子牛は、わずか50分で母牛から引き離されました。
↓この画像の子牛も、日本の酪農家の元で生まれましたが、なんと母牛が生んだ直後に連れ去られました。
なぜこのような事を行うのかというと、
子牛が母牛の母乳を飲むことを覚えると、哺乳瓶でミルクを飲まなくなってしまうからです。
人間が飲む牛乳とは、牛の母乳。
牛乳を売る事で、酪農家は儲けているわけです。
なので 酪農側は、子牛に母乳を飲ませてはならないのです。
そのため、親子をすぐに引き離して、カーフハッチと呼ばれる小さな牛舎に隔離し、
初乳をバケツや、哺乳瓶などで与えます。
お腹を痛めて産んだ子供が、あっという間に奪われるのです。
人間同様、子供を奪われることで、母牛は精神的苦痛を感じます。
人間に、目の前で子供を連れ去られた母牛。
それを見て、あとを追いかけます。
子牛が捕らえられた車のまわりをウロウロして、気にかけています。
走り去る車を追いかけます。
母牛は最後の最後まで、車を追いかけました。
しかし、もう二度と、この親子が会う事はないでしょう。
この動画の母牛は、子牛を奪われ、精神的苦痛で悲痛な鳴き声をあげ続けています。
以下は日本の酪農家による投稿ですが、同様に子牛の方を見て悲痛な鳴き声を上げています。
子供を取り上げられた後、子牛のための母乳は、人間のために奪われ続けます。
牛乳のために乳房はパンパンに膨れ上がり
1日2回、妊娠直後の乳牛で25~30L、少ない牛で3~5Lの乳が絞りだされます。
乳牛は品種改良により、母乳を大量に出す体に変えられてしまっています。
肉牛の年間乳量が1000kgほどに対し、乳牛の年間乳量は8500kg以上もあります。
中には、年間2万kg以上も出す乳牛もいます。
牛の乳は、牛の血液からつくられています。
牛乳1パック分のお乳をつくるのに必要な血液は400~500リットル。
1日に約30リットルの乳を出す牛は、毎日約1万リットル以上もの血液を乳房に送り込んでいることになります。
カロリーの高い濃厚飼料が与えられ、
大量の乳を出すことにエネルギーを費やす体にされてしまった牛は、代謝機能が阻害されるため、
乳房炎、ケトーシス、第四胃変位などの様々な病気にかかりやすくなっています。
こちらは、北海道で、2020年に、乳牛を診療した頭数と、病名の上位20位を表したものです。
診療された牛の合計を見ると、約61万頭となっています。
北海道の牛は、約83万頭なので、およそ73%の牛が何らかの病気にかかっているということになります。
全く診療にかからない牛の方が圧倒的に少ない、ということです。
病気が増えるのは、本来の牛の生理生体には合っていない穀物主体の食事にも原因があります。
また、ホルスタインは暑さにも弱いです。
このように人間都合の品種改良によって、不自然な体、病弱な体にされてしまった事も決して無関係ではないでしょう。
牛乳は牛の母乳です。
母乳を出すために、牛は何度も何度も妊娠させられます。
メスの牛は、好みのオスの牛と交尾させてもらって妊娠するわけではありません。
人工授精 つまり 人間の手によって、妊娠させられるのです。
その方法は、非常におぞましく、
人間が、牛の肛門から腕を突っ込んで糞を掻き出し、腸の中から膣を掴んで、器具を用いて精子を注入します。
人工授精は、別名レイプ繫殖と呼ばれています。
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当然、牛は嫌がります。
これを業界の人間は喜んでいるといったり、受け入れているなどと言って、嘘をついています。
オス牛も強制的に精子を採取されます。
擬牝台(牛の皮で作った乗駕用の台)や人工膣などを用いて精子を採取します。
老齢や肢蹄故障で採精できないという時は電気ショックが用いられることさえあります。
擬牝台にうまく乗らないという場合は生きた牛が乗駕用に連れてこられ
雌牛だけでなく、おとなしい雄牛、去勢雄牛が使われることもあります。
これらの非常に気持ちの悪いことを、当たり前に行っているのが酪農業界です。
また、乳牛は約73%が、麻酔なしで角を切断されます。
生後3ヶ月以内の牛の場合は、角芽を焼くために、熱された焼きゴテで、皮膚をやけどさせられます。
角が育ってしまった牛の場合は、ワイヤーのこぎりで、神経を含めて角を切ってから、焼きごてを押し当てられます。
除角の時の牛の痛みは相当なもので、失神してしまうこともあります。
首を固定した状態で大きな恐怖と苦痛を与えることで、頚椎脱臼・骨折などでショック死させてしまうこともあります。
麻酔なしで、しっぽを切られることもあります。
尾を切断された牛は慢性的な疼痛を感じています。
さらに、麻酔なしで鼻輪をつけられることがあり
麻酔なしで耳標を付けられます。
乳牛たちは、これらの苦しみを経て、
レイプ→妊娠→出産 のサイクルを3~4回繰り返し、
乳量が減って用済みになれば、と殺場へ送られます。
北海道から東京までの長距離だろうと、夏場のうだる暑さ、冬場の凍える寒さであろうと、体調不良や病気や骨折で立てなかろうと、
ぎゅうぎゅう詰めにしたり、紐で結んだりして、荷台に乗せられ、
どれだけ辛かろうと、動物達の都合で休憩することもなく、長距離を人間のペースで移動させられます。
と殺場に着いた頃には、ぐったりして動けない牛もいれば、死んでいる牛もいます。
こちらは、カナダで撮影されたトラック輸送の際に、ケガをして血まみれになった牛です。
動けない牛や、死んだ牛は、このようにして、片足を吊り上げられ運ばれます。
どちらも日本の映像です。
と殺場では、短い紐で繋ぎながら、水を飲むこともできず、一晩中、放置されることがあります。
この子は立てないほど疲弊してぐったりしているのですが、
短い紐でつながれていたため、寝ることはおろか、座る事すらできませんでした。
そして最後は、眉間にと畜銃を打たれ、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。
牛乳を飲む人、乳製品、牛肉を食べる人は、動画をしっかりご覧ください。
日本人はすぐに、感謝すればいいとか、いただきますと言えばいいなんていいますが、
殺された後に感謝してくれれば、このような悲惨な一生を送ってもいいという、おかしな方がいらっしゃれば、ぜひ名乗り出てください。
感謝やいただきますなんて言ったところで、牛には伝わることはありませんし、
伝わったところで、牛からすればあなたの感謝なんて何の役にも立ちません。
感謝しなくていいから、子供を奪わないでほしい、母乳を奪わないでほしい、殺さないでほしいと願っていることでしょう。
人間は、牛乳や乳製品を摂取しなくても生きていけます。
・ 菜食の始め方
・ 人間の体と食べ物
以下、ちょっとだけ乳製品の料理や代替品をまとめておきました。
ドリア? | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~ (ameblo.jp)
牛乳を飲むのをやめ、乳製品を食べるのをやめましょう。
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