経済動物だから仕方ない | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

親子で牧場に見学に行かれた方のレポートです。

 

 

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訪れた牧場。



産まれたばかりの赤ちゃんたちは一人ぼっちで小さな小屋にいた。



「産まれてどれくらいまでお母さんと一緒にいるんですか?」
と牧場の方に尋ねると

「すぐだよ。産まれたらすぐに引き離す。

一度でもお乳を飲んでしまうとお乳しか飲まなくなってしまうから。

牛乳は誰が飲む?人間でしょ。
お母さんと一緒にいるのは人間だけよ。
この子達は経済動物だからね」
と答えました。

「だから無駄にせず感謝して頂いてね」と。

酪農では最大でも2〜3日で親子が引き離されることは知っていたけど、ここの牧場では産まれた瞬間引き離すそうで、ショックだった。

初乳だけ、哺乳瓶で与えられ、その後は調整された人工ミルクを飲む。
画像にあるボトルで。



ただ栄養補給としてお乳を飲むだけでなく、おしゃぶりすることも心の安定に繋がる。

だけど、ここでは赤ちゃんがお母さんのお乳を直接飲めることは一度たりともないそう😢 

わたしたちがヴィーガンだとは知らないから牧場の方は、娘に
「アイスクリーム好きでしょう?
アイスクリームは牛さんのお乳でできてるの」
と話しかけてくれた。

娘は首を縦には振らなかった。

色々お話を聞かせてもらったけど決してその方は悪い人じゃない。  
牛達を苦しめたいとは思ってないはず。

でもわたしはやっぱりどうしても 

お母さんと離れ離れで過ごす赤ちゃん、


産後、赤ちゃんを奪われ

毎日2回人間のためにお乳を絞られる日々で

 

乳房がパンパンになっていたお母さん、


出産を控え、薄暗い部屋で座り込んで
床ずれして膝から肉が見えていた妊婦さんを見て、



"経済動物"だから仕方ない。
残さず感謝して頂けばいい。
とは思えなかった。

だって
人間の母乳が人間の赤ちゃんのため
犬の母乳が犬の赤ちゃんのため
ゾウの母乳がゾウの赤ちゃんのため
であるように
牛の母乳は牛の赤ちゃんのためだけのもの
であるべきで、
わたしたちの体には全く必要がない。

乳製品は確かに美味しいけど
美味しいという理由だけで
彼女たちの一生の苦しみに加担したくない。

同じ女性として、子を持つ母として強くそう思う。

わたしたちと同じように、心があります。
どうぶつたちは、モノじゃない。
母性もある。
愛情も寂しさも恐怖も痛みも感じる。

牛さんたちの姿を見て何か感じることがあるならば

どうか乳製品をやめる選択をしてほしいです🙏



クオリティの高い代替品は沢山ある✨

 

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レポートにある通り、酪農では多くの場合、生まれた子牛は母牛からすぐに引き離されます。

 

 

子牛に母乳を飲まれると、人間のために搾り取る牛乳が減ってしまうからです。

 

 

女性の皆さん。そして母親の皆さん。

 

自分の赤ちゃんを、奪われたらどう思いますか?

苦労して、お腹を痛めて生んだ子供が、ある日突然いなくなったらどう思いますか?

 

それが母牛たちは、生涯のうちに、何度も何度も行われるのです。

 

 

 

以下は、自分の子供が目の前で奪われた母牛の動画です。

 

 

人間に、目の前で子供を連れ去られた母牛。

 

それを見て、あとを追いかけます。

 

子牛が捕らえられた車のまわりをウロウロして、気にかけています。

 

 

走り去る車を追いかけます。

 

どれだけ辛いのかがよく分かります。

 

 

 

こちらも、子供を連れ去られ、追いかけています。

 

 

 

母牛も、人間と感じることは全く同じです。

自分の子供を取り上げられることは、精神的苦痛を伴います。

 

 

この動画の母牛は、子牛を失い鳴き続けているところです。

彼女の必死の訴えを聞いてください。

 

 

こちらの母牛は、何度も自分の子供を取り上げられたため、生まれた子供を茂みに隠しました。

 

 

理由はシンプル。子供を取り上げられるのが辛いからです。

 

 

牛と人間が感じることに違いなどないのです。

 

 

 

子供を取り上げられた後、子牛のための母乳は、人間のために奪われ続けます。

 

 

牛乳のために乳房はパンパンに膨れ上がり

 

 

1日2回、妊娠直後の乳牛で25~30L、少ない牛で3~5Lの乳が絞りだされます。

 

 

 

牛乳のために飼育される牛の70%以上は、つなぎ飼いという拘束飼育をされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このような不衛生な環境で育てていると、牛は乳房炎になりやすいです。

 

 

 

固いコンクリートに関節が当たり、擦り傷ができて、糞尿が傷口につき、最近に感染して、化膿、腫瘍化、壊死したり

糞尿まみれのため、ひづめの間に菌が入り込み、炎症になって、出血したり、足を引きずって歩くようになったりします。

 

この足を痛めて、ひきずって歩くことを跛行(はこう)といいます。

日本では35%がこの跛行になっているそうで、多くの牛が足の痛みを抱えたまま、過ごしているわけです。

イギリスでは虐待とみなされる跛行ですが、動物が物扱いの日本ではただの病気扱いになっています。

 

 

乳牛の80%以上が、無麻酔で角が切断されます。

 

角の中は神経が通っているので、激痛です。

 

 

 

麻酔なしで、しっぽを切られることもあります。

 

尾を切断された牛は慢性的な疼痛を感じています。

 

 

 

さらに、麻酔なしで鼻輪をつけられることがあり

 

 

 

麻酔なしで耳標を付けられます。

 

 

 

牛乳は牛の母乳です。

母乳が出るということは、牛は妊娠しているのです。

牛は、ずっと妊娠させられ続けているのです。

 

メスの牛は、好みのオスの牛と交尾させてもらって妊娠するわけではありません。

人工授精 つまり 人間の手によって、妊娠させられるのです。

 

その方法は、非常におぞましく、人間が、牛の肛門から手を突っ込み、膣から子宮に器具を使って精子を流し込むのです。

 

 

 

そして、レイプ→妊娠→出産 のサイクルを、3~4回繰り返し、乳量が減って用済みになれば、と殺場へ送られます。

 

 

 

 

これが、乳牛の現実のほんの一部です。

この残酷なシステムを支えているのは、牛乳を飲む人、乳製品を食べる人たちです。

 

経済動物だから仕方がない。

皆さんは、生まれた国籍や、性別や、外見や、年齢などで差別されても、いじめられても、仕方がないで割り切れるんですか?

望んで生まれたわけでもない、たまたま生まれたらその立場だっただけで、扱いを決められて納得できるんですか?

それとも自分はされたくないけど、他者のことはどうでもいいということですか?

 

感謝すればいいとか、いただきますと言えばいいなんていいますが、感謝されたらレイプされて、妊娠させられて、子供を取り上げられてもいいんですか?

差別されても、いじめられても、感謝されたら許すんですか?

何の意味も価値もない、自己満足な言葉です。

 

 

牛乳が体に良いは嘘であり、牛乳はもはやただの嗜好品です。

栄養学最先端のカナダの食事ガイドからは乳製品は削除され、乳製品が体に悪いことが広まったアメリカでは、大手牛乳メーカーは倒産しています。

 

健康のため、というのは一切理由になりません。

乳製品を食べる理由は、美味しいという欲のみです。

 

 

牛乳の代替品は沢山あります。

 

 

 

代替品があるにも関わらず、美味しいという欲だけのために、牛をいつまで苦しめますか?

 

 

牛乳、乳製品を摂るのをやめましょう。

 

 

 

 

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