牛乳を考え直そう | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

Animal Rights Center のライブ配信 「牛乳を考え直そう」 より。

 

37:25から、酪農の虐待の詳細が語られています。

 

 

 

 

乳牛は放牧によって飼われていると思い込んでいる人が多いと思いますが、

飼育される牛の70%以上は、つなぎ飼いという拘束飼育をされています。

 

 

 

 

さらに、25%の乳牛は、生まれてから死ぬまで、一生つなぎ飼いです。

 

 

 

 

 

つないで飼うということ自体が虐待であるにも関わらず、つなぎ方にすら配慮のない農家もあります。

 

 

この農家では、かなり短いロープでつながれており、ほとんど身動きが取れず、顔を上げて上を見ることすらできません。

 

 

 

 

この子はつながれているだけでなく、上にギザギザの金属があります。

これはカウトレーナーといい、電流が流れています。

触ると感電し、当然、痛いわけです。

 

前に行きすぎたり、後ろに行きすぎたりすると、

牛はこのカウトレーナーに触れ、痛みを感じ、元の位置に戻ります。

 

 

なぜ、このような虐待をするのか?

糞尿の位置を調整するためです。

 

牛の動きを制御することで、糞尿を溝に落とさせ、牛の衛生面、快適性を保つなどと言っていますが、

快適なのは手間が省ける人間側であって、

牛はつながれて、電流まで流されるのに、快適なわけがありません。

 

つなぎ飼いに加えて、カウトレーナーをつけられた牛は、物理的にも、精神的にも動きを制御されます。

 

 

 

この子は、首に鎖をつけられているだけでなく、足に拘束バンドをつけられています。

農家側は、股開きになって、股関節脱臼になるのを防ぐため、と主張しています。

 

 

 

この子は、産まれたその日にロープでつながれ、おそらく一生、歩くこともなく、このままです。

 

この子の隣りの隣りにお母さん牛がいたそうですが、つながれているため、お互い触れ合うことはできません。

子供もお母さんも、悲しくて2日間くらい鳴き続けていたそうです。

 

 

 

 

この子も、一生つなぎ飼いでした。

 

 

この子は、さんざん利用されたあげく、体調不良になると、餌も水もない別の場所に連れていかれました。

 

このまま3日間、餌も水も与えられないまま放置され、

体をブルブルと震わせ、顔も上げることができない状態になり、

さらに、画像の牛の横にある、板が頭に倒れ、それが傷口を作り、肉をえぐっていたそうです。

 

そして、4日後、と殺場へ送られ、殺されました。

 

このゴミのような扱いが、何年間も人間の生活を支えるために尽くした乳牛の最後です。

 


 

 

以前、記事で紹介した、つなぎ飼いにより生涯を終えた、アカネ。

 

つながれたアカネは、立ったり座ったり、体勢を変えたりを、同じ場所で繰り返しつづけ、

重たい体重が関節にかかり、皮膚を摩耗し、
毛が抜け、傷ができ、膿がたまり、血が出て、肉が見え、骨まで見るほどの大きな穴が、飛節部分(膝)に空いてしまいました。

 

 

 

 

 

つなぎ飼いは、様々な病気をもたらします。

 

 

 

牛は、人間の164倍の糞をするため、特につなぎ飼いは、非常に不衛生な状態になります。

 

 

この不衛生な状態の中で、固い床に、巨体を擦り付けることになり、怪我をしたり、病気になりやすくなります。

 

 

 

この子は、関節炎になっています。

 

 

 

この子は、後ろ足の膝がふくれあがり、腰のあたりも関節炎になっています。

 

 

この子は、筋断裂となって立てなくなり、殺されました。

 

 

 

この子は、蹄(ひづめ)の裏に炎症がおき、出血しています。

 

 

 

 

 

 

牛は、本来1000kgしかミルクを出さないのですが

品種改良により、8000~12000kgもミルクを出すように、変えられてしまいました。

 

それにより、牛たちは色々な病気にかかりやすくなっています。

 

 

 

まず、第4胃変位。

 

 

牛は胃が4つあるのですが、4つ目の胃にガスが溜まって、胃が左右に移動してしまう病気です。

毎年3000~4000頭の牛が、第4胃変位によって死亡しています。

 

 

 

次に、難産。

 

 

大型化により、産道を通りづらくなったこと

高泌乳化により、カルシウム不足、陣痛が弱くなったことが原因の1つ。

 

難産が原因で、神経麻痺になることもあります。

 

 

また、分娩のときですら、つなぎ飼いのまま分娩させる農家もいます。

上の画像は、糞尿だらけの床に産み落とされた子牛です。

 

 

 

子牛は、生まれて間もなく、母牛から引き離されます。

母牛の母乳を飲むことを覚えると、哺乳瓶でミルクを飲まなくなるからです。

母牛の母乳は、人間のための牛乳として使われるため、それでは困るわけです。

 

なので、すぐに引き離し、初乳をこうしてバケツや、哺乳瓶などで与えます。

 

 

 

 

また、85%以上の農家で、除角といって、牛の角を切りとっています。

 

 

 

 

途中ワイヤーのこぎりで切ることもありますが、最後は、焼きゴテで焼き切ります。

 

 

角には神経が通っており、あまりの痛みに、失神したり、ショック死する牛もいます。

 

 

 

 

 

農場で不要になった、牛を殺す場合もあります。

 

 

パコマという消毒薬を注射し、30秒で泡をふいて死亡します。

業界は、このようなものを安楽死などと言っています。

 

 

 

以上が動画で語られた、酪農の虐待の詳細です。

 

 

 

 

さらに付け加えておきたいのは

メスの牛は、好みのオスの牛と交尾させてもらって妊娠するわけではありません。

人工授精 つまり 人間の手によって、妊娠させられるのです。

 

その方法は、非常におぞましく、人間が、牛の肛門から手を突っ込み、膣から子宮に器具を使って精子を流し込むのです。

 

 

人工授精は、別名レイプ繁殖と呼ばれており、当たり前ですが、牛は嫌がります。

99%の牛は、このレイプのような行為をされ、妊娠させられています。

 

 

オスも、このようにして精液を採取されています。

このような気持ちの悪い行為が当たり前のように行われているのが、酪農という産業ですね。

 

 

 

 

そして、乳の出が悪くなったり、体調不良になったりして、使い物にならなくなれば、と殺場へ送られます。

 

 

北海道から東京までの長距離だろうと、夏場のうだる暑さ、冬場の凍える寒さであろうと、体調不良や病気や骨折で立てなかろうと、

ぎゅうぎゅう詰めにしたり、紐で結んだりして、荷台に乗せられ、

どれだけ辛かろうと、動物達の都合で休憩することもなく、長距離を人間のペースで移動させられます。

 

 

と殺場に着いた頃にはぐったりしていることもあれば、死んでいることもあります。

 

ぐったりして動けない牛や、死んだ牛は、このようにして、片足を吊り上げられ運ばれます。

 

 

 

 

 

そして最後は、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。

 

上記の動画は閲覧注意ですが、牛乳を飲む人、乳製品を食べる人はしっかりご覧ください。

 

 

 

日本人はすぐに、感謝すればいいとか、いただきますと言えばいい、なんていいますが、

この牛への虐待が、感謝やいただきますの一言で正当化されるなら、世の中で起きている大抵の犯罪は感謝の一言で正当化されるでしょうね。

 

感謝やいただきますなど、何の意味も価値も中身もない、自己満足な言葉です。

そんな言葉で済むと思っている時点で、命や現実と何も向き合っていない証です。

 

 

 

牛乳が体に良いは嘘であり、牛乳はもはやただの嗜好品です。

 

栄養学最先端のカナダの食事ガイドからは乳製品は削除され、乳製品が体に悪いことが広まったアメリカでは、大手牛乳メーカーは倒産しています。

 

 

さらに、ご覧いただいたような不衛生な農家のミルクには、膿や大腸菌が含まれていてもおかしくはないでしょう。

 

 

なので、健康のため、というのは一切理由になりません。

牛乳を飲み、乳製品を食べる理由は、美味しいという欲のみです。

 

 

牛乳の代替品は沢山あります。

 

 

代替品があるにも関わらず、美味しいという欲だけのために、牛をいつまで苦しめますか?

 

 

牛乳、乳製品を摂るのをやめましょう。

 

 

 

 

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10/13 ブルーコーブデイ