こんにちは!学習塾チェックマンです。
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12月ですね。
今月からチェックマンにも強力なメンバーが加わり、バリバリ燃え上がっています
たまたま地元が同じだったんですが、同郷トークはいつまでもできますね。
なつかしさに心も暖まります。この寒さもちょっと和らいだかもしれません。
さて、今回は国語の解説です。
大問1 出典は辻村 深月『島はぼくらと』

医者のいない島、冴島。
そんな島で移住者の本木が医師免許を持っていることが分かる。
研修医時代、あまりの激務のため参加するはずの手術に寝坊してしまい、
人の命を扱う医師の仕事の重さを痛感する。
それをきっかけに医師になることをやめた本木が、
体調の悪い女の子の様子を見てあげて周りに感謝されるというストーリー。
個人的な話ですが1番好きな作家さんです。
全作品読みました笑。
ちなみに去年の埼玉県入試の出題は辻村深月さんの『この夏の星を見る』。
これまでにも
『1992年の秋空』
『サクラ咲く』
『ロードムービー』
『かがみの孤城』
『東京會舘と私』
など多くの作品が入試問題に取り上げられています。
今回出題された『島はぼくらと』は「島に伝わる伝説の脚本を探す」というのが
メインのストーリーです。
4人しかいない島の同級生が、卒業のタイミングでバラバラになってしまうんです。
最後の思い出なんです。
面白いです
語り出したら止まらないので気になる方は是非読んでみて
問1
本木は両親からむけられる期待と、自分の自信のなさに葛藤していました。
両親は「医者になって病院を継ぐ」と言うが、自分は「向いていない」と思っていました。
問2
記述問題。聞かれているのは「起きられなかった理由」です。
前半は「休みを取れないまま激務が続いていたから」でOK。
空欄のあとに「その気持ちがふっとゆるんだ」とあるのでこれに続く言葉を考えましょう。
「ふっとゆるんだ気持ち」を探すと、
1ページの後ろから8行目に
「本木の気持ちはふっとゆるんでしまった」とあります。
そして、そのすぐ直前に
「命を、人を扱う現場なんだと覚悟して」とありますね。
指定語句『覚悟』も使えるのでここをまとめましょう。
問3
傍線③直後で
「もしこれが、緊急の手術だったら?考えたら、震えが止まらなかった。医者は、たかが遅刻で人の命が奪われる仕事なんだって」
と遅刻してしまった手術について思い出しています。
この発言と一致するのはウの「恐怖心」ですね。
問4
書きやすい記述ですね。傍線④の前後に指定語句も固まっているので、まとめましょう。
①医師免許を持っている。
②その人が大丈夫と言ってくれた。
③安心感を得た。
の3つの内容があれば問題ありません。
大問2
漢字の⑵「豊沃」正答率低いでしょう。
社会で「肥沃」という言葉が出てくるので、そこからひねり出せるかどうか。
漢字一つ一つの読み方を覚えましょう。
問2
それ=「バッハが音楽の父と呼ばれていること」になります。したがって「それは」が正解。
問3
ア:技を演じる(下から上に読むかたち)
イ、ウ、エは似た意味の漢字です。
大問3 出典は中村 千秋『アフリカゾウから地球への伝言』

出題部分は、
人間が生んだ文化や伝統が自然を破壊するのであれば、
その文化や伝統はやめにするか、代替品を用いるべきという主張です。
かつての文化はその地域の自然を狩りつくすことなく、循環できているものでしたが、
利重追及、資本主義の考えから自然への金銭的な価値づけが行われると、
文化と呼ばれてきたものがお金儲けの道具となってしまいました。
具体例として挙げられているのは、象牙、クロサイの角です。
どちらも生き物の命を奪っています。
そうまでして文化を守る必要はないのではないか、と訴えています。
問1
傍線①のあとで、
生活する場所の自然環境と新陳代謝をくり返していくのが文化だ、と述べています。
ここでいう新陳代謝とは熟れた木の実を食べ、種をまく。
大きな魚を捕り、小さな魚は海へ返す。
と繰り返しが可能であるものです。
問2
傍線②「人間社会が自ら文化の首絞めを行う」とはどういうことか。
このたとえが何を示しているかを考えてください。
「自分の首を絞める」とは「悪い結果となる原因を自ら作る」という慣用句です。
「スター選手をトレードに出すとは自分の首を絞めるようだ。」というふうに使われます。
今回は「資源を使い果たすことで自分の首を絞めてしまう」という内容なので、
指定語句を使って「文化を停止せざるを得ない」とまとめていきましょう。
問3
対比の問題なので表を作りましょう。

頭の中を見えるように整理すれば勘違いや、思い込みがへります。
ここは得点したい問題です。
選択肢のアは「以前はまったく知られていなかった」が×です。
「まったく」「必ず」「全て」などの表現は間違いになりやすいので注意してください。
問4
文化・伝統は大自然に合わせてかたちを変えるべきと傍線④のあとにあります。
自然にダメージを与えてしまう素材を使っているのであれば、
別のものを使えばいいじゃないか、
別のもので代わりにならないのであれば、
そんな文化は停止すべきだと述べています。
逆に言うと、素材へのこだわりをなくせば文化を受けついでいくことはできるのです。
問5
一貫して文化の素材を見直そうという主張です。
「身の回りの自然」と「大自然」に差をつけていません。
どちらの自然だろうが、自然破壊につながる場合は見直さなくてはいけないのでウが誤り。
大問4 古文
問1
家へのおみやげとして持ち帰るのは、他に持ち帰るものがなかったからですね。
2行目に「不漁にて昼過ぎになれど魚を得ず」とあるので
魚が獲れなかったからきつねを持ち帰ろうとしたのだと分かります。
問3
A「喜んで立ち去った」のは船に逃げてきたキツネ。
B「もう一度網を打とうと望んだ」と言ったら漁師に反対されています。
したがって、選択肢の候補からアの大久保清左衛門だと分かります。
大問5
「災害に備えて話し合っておきたいこと」というテーマ。
こういうお題の場合は、体験のパートでは
「~を授業で学んだ」「~をテレビで見た」「~の記事を読んだ」など
伝聞のかたちが書きやすいです。
常に自分で直接経験したことを書く必要はないので、柔軟に対応していきましょう。
以上、国語の解説でした。
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