多治見市のオリベストリートにある
ハナタロウ商店をお借りして
1/17日
第九回「かまわあん」茶道教室を開催しました。
新年を迎えた多治見は、穏やかな晴天に恵まれ
すでに立春の陽気を感じます。
◼️日本のもてなしの準備と実践
1.〈茶杓だけで、茶を掃く 〉
良くふるった一番大切な茶を
固めずに棗の中を美しく室礼できる男。
茶杓だけで茶を掃いた事が無い方が
ほとんどだと思いますが、これは大切です。
2.〈花入を見立、花を入れる 〉
真行草の花入を見立、
良いように花を入れられる男。
地元、土岐や多治見で採れた
椿や木瓜、松を用いて良い景色を作ります。

ばんさん の初めての投げ入
3.〈軸を扱い、軸を掛ける 〉
軸は御染筆された方そのものです。
軸を敬い丁寧な扱いをして掛けられる男。
今回の軸は 令和四年 壬寅年の
「かまわあん」茶道教室初稽古という事もあり
地元岐阜県稲葉郡(現:各務ケ原市出身)の
川島昭隠/昭隠会聡禅師
慶応元年1865 ~大正13年1924は、
明治40年(1907)大徳寺僧堂家となり
表千家十二代家元 惺斎宗匠、
裏千家十二代家元 又玅斎宗匠の
参禅の師として知られております。
大正8年(1919)裏千家と大変縁の深い
4.〈季節の菓子を用意する 〉
歳時記を學び、季節にふさわしい菓子を
用意できる男。
和菓子屋さんに行って、何故いま
この菓子が置いてあるのかわかりますか?
その中から季節に一番ふさわしい菓子を
選びます。
餅ろん裏千家ですから
初稽古には「花びら餅」です。
多治見でもこんなに美味しそうな
今月の歳時記は来月の「👹節分 」を學びました。
5.〈旨い茶を点てる 〉
美しい姿や点前もご馳走。
一心不乱に茶筅を振、旨い茶を点てられる男。
それはまず家族をもてなすためで良い。
6.〈旨い茶で一服する 〉
一日の仕事を終えた肉体や精神は
疲労困憊しています。
そんな中でも敢えて稽古をする男の美学。
わかるか?わからないか?
そう
今はわかってもらえなくて構わない。
独座観念(どくざかんねん)
茶会が終わって客が帰ったあと、
亭主が独りで釜に対座し、
その日の茶会をふりかえり、
やがて無一物の境界にいたること。
井伊直弼が『茶湯一会集』のなかで強調し、
茶の湯を悟りを得た境地になぞらえて述べた言葉。
今回から新たなメンバーとして
大学時代京都に暮らした、
まちづくりの仕事をされている、
ばんさんが初参加されました。
今回あげた
「おもてなしの準備と実践1~6」は
誠に些細な事の様に感じるかも知れません。
世界に誇れる日本の総合芸術「茶の湯」で
日本男児 ご亭主自らが
お客様や家族をおもてなしする姿は
とても美しく、大変ありがたいものです。
しかし、茶の湯の動・學・実の基本を抑え
稽古を繰り返さなければ
形にすらならない事は、
茶の湯をしている方には分かるはずです。
皆さん仕事を終えた後、夜の稽古という
大変な状況で一年間実践してきました。
稽古を通じて皆さんの成長を
感じられた新年のスタートとなりました。
◼️新・東京市ヶ谷茶道教室オープン!
生徒さん募集中!
九段教室移転に伴い、本格的な茶室を完備した
新しい「市ヶ谷茶道教室」をオープン致します。
初心者の方、経験者の方など
新しい生徒さんを募集致します。
引続き、月毎の和歌と歳時記を
まとめた資料をお配りし共に學びます。
・講師
・場所
少人数で本格的な畳の茶室と炭火🔥で
学べる教室です。
東京都新宿区2-7-15
市ヶ谷クロスプレイス9階
※JR市ヶ谷駅より徒歩6分
外堀通り(大通り)よりお入りください。
・稽古日 :2022年3月13日
以降 毎月第2日曜日(予約制)
ご見学料:お一人様(菓子・抹茶つき)2000円
*ご予約の上、お越しください。
・会費
お月謝(参加時のみ): 8,000円税込
年会費(年一回) :12,000円税込
入会金(初回のみ) :10,000円税込
・お申込み方法
「見学申込」の旨と
お名前・希望日時・お電話番号を記載のうえ
海老澤宗香 までご連絡ください。
WAXWANE29.5@gmail.com
※WAXWANEは小文字にしてメール送信してください。
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