天の原 ふりさけ見れば 春日なる 
三笠の山に 出でし月かも
安倍仲麿




多治見市のオリベストリートにある

ハナタロウ商店をお借りして


9/14日

第五回「かまわあん」茶道教室を開催しました。

多治見もすっかり陽が短くなり、

透き通る虫の音に秋の深まりを感じます。






前回 に引き続き、
掛け軸の扱い方を學び
🇯🇵日本の旦那衆としての嗜みを身に付けます。

季節に相応しい
掛け軸を選ぶ「眼」を養い

掛け軸の扱いをしながら、
床の間や壁に相応しい軸を掛ける。

そしてそれを家族や子供達と共有することで
家風に清新な風が流れます。

家長としての旦那衆はそのように
日本🎌の節目や伝燈を大切にしてきました。

その経験が0の子供達は
本当に日本人としての誇りが
育つのでしょうか?



何も言わず自由に
花入と花を選んでもらいました所

偶然にもケンタは
焼締の徳利に🍶
酔芙蓉と水引の花を入れました。

軸は江戸後期、京都で活躍した
松村呉春の赤壁賦です。

北宋の政治家であり文豪の蘇軾(そしょく)が
赤壁に友と遊んだおりに作った賦です。

壬戌(じんじゅつ)の秋、
七月既望(きぼう)、
蘇子(そし)客と舟を泛(うか)べて、
赤壁の下に遊ぶ。
清風徐(おもむろ)に来たりて、
水波興(おこ)らず。
酒を挙げて客に属(すす)め、
明月の詩を誦(しょう)し、
窈窕(ようちょう)の章を歌ふ。
少焉(しばらく)にして、
月東山の上に出で、斗牛の間に徘徊す。
白露江に横たはり、水光天に接す。


古の隠者が友と酒を交わし
赤壁の月を眺める境地を心に感じながら






心新たに
節に合う軸を掛け

野の花を摘み

窯の炎🔥で焼いた器に

湯をわかし
茶を点てる

友を招くも良し、独服も良し



清流と大自然に囲まれた
ヤキモノの聖地 多治見だけが
できることではなく、
窯場は全国にありますから
皆さんの地域でもできるのです。

心だけを侘びさせてはなりません


茶の湯を學び現代の茶室建築に挑む




そして
岐阜の秋の菓子と云えば
全国的に有名で、人気急上昇中の
「栗きんとん」ですね。





ここだけの地元情報をいただいたので、
皆さんにお伝えします。





などは、
京都の茶の湯でも良く知られていますが、




今回は「杉原千畝さん 」の八百津からです。

みどりやかめきうめや

??
これがなんと
八百津栗きんとん御三家
らしいですぞ

調べてみるとこうでした。
「緑屋老舗」さん
「亀喜総本家」さん
「梅屋」さん
そして「藤乃屋」さんもあり

なんと。


ぜひ皆さんも、
岐阜の銘菓「栗きんとん」を
お試しください!

座学と実技の稽古のあとは
旦那衆の着付けです。