
今宵は私の窯場のある
岐阜県多治見でも
中秋の名月を愛でることができました

天の原 ふりさけ見れば 春日なる
三笠の山に 出でし月かも
阿倍仲麻呂
阿倍仲麻呂は19歳の頃、
遣唐使として唐へ渡りました。
時の玄宗皇帝に気に入られ、
50年以上仕える中、
一度帰国を許されましたが、
途中で船が難破し、結局帰れぬまま
唐の地で没しました。
天を見ると美しい月が昇っている。
あの月は、遠い昔、遣唐使に出かける時に
祈りを捧げた春日大社のある
三笠山に昇っているのと同じ月なのだ。
ようやく帰れるのだなあ。
と阿倍仲麻呂が望郷のおもいで
詠んだ歌です

そんな三笠山は
春日大社の側にあります

その近くにある依水園
茶室 清秀庵を裏千家十二代 又妙斎が
茶室 清秀庵を裏千家十二代 又妙斎が
手掛けていますが、ご存知ですか

奈良の都を離れて暮らした阿倍仲麻呂
京の都を離れて暮らした又妙斎
きっと
同じ月🌔を見ていたのでしょう
