《前編》 より

 

 

【女性性エネルギーと男性性エネルギー】
 男性にも女性にも、男性性エネルギーと女性性エネルギーの両方が備わっています。
 まず、男性性エネルギーは直線的なエネルギーで、決断力、実行力、実現化を促すエネルギーです。
 これに対して、女性性エネルギーの方は螺旋を描くようなエネルギーで、創造性、育てる(この場合は子どもに限らず植物や動物をはじめ、新しいプロジェクトや社会、あるいは会社などのグループも含まれます)、癒す、継続する、分かち合う、強調する、ということを促してくれます。
 一見すると男性性の方が強いイメージを受けるのは、より直線的エネルギーであるために急速的でストレートなイメージになるからで、決して強いわけではなく、むしろ繊細です。
 それに対して、女性性エネルギーは、いつもカーブを描いているために急速的なイメージではありませんが、非常にパワフルなエネルギーと継続する粘り強いエネルギーを共に含んでいますから、女性の寿命が長いのもうなずけますよね。で~んと構えて強いのは女性性エネルギーなのです。(152-153)

 男が男らしくあるためにも、女が女らしくあるためにも、女性性エネルギーにも男性性エネルギーにも、コンプレックスを持っていないことが大切です。(p.155)
 男性と女性のエネルギーの違いについては、下記リンクにも詳細に記述されている。
   《参照》   『I LOVE YOU 1』 アーリオーン・北川恵子 (扶桑社)
             【男と女】

 また、制約の多い地球文明において、男女とも長らく傷ついた状態が続いていることも理解しておいた方がいい。
   《参照》   『迫り来る地球大変容で《レインボー・トライブ/虹の民》に生まれ変わるあなたへ』キーシャ《前編》
            【傷ついている男性性と女性性】

 本来のエネルギーの質がどうであれ、男性は、社会人として仕事をする過程で、否が応でも男性性エネルギーの使い方を学ぶことになる機会が多いだろう。チャンちゃんはこれによって、善し悪しは別にして、かなり地が崩れてしまったように思っている。その結果、進化と劣化の両方が進行した。
 いずれにせよ、エネルギーは両刃の剣なのだし、男性性と女性性は相補的なものなのだから、「男だから・・・」「女だから・・・」というような単純な割り切り理解は、エネルギー混在という事実を無視する愚かさが招くものであって危険。というか意味がない。

 

 

【待ち望んだパートナー、そして、醍醐味】
 もし彼女があなたの魂やスピリットが約束した相手であれば、どんなことがあっても別れられないのです。
 あなたがどんなにドギツイことを真っ正直に言ってしまっても、大丈夫。彼女はそれを真摯に受け止めて、ちゃんと自分自身に向き合って、解決するとまたあなたの元に帰ってくるのです。これがあなたにとって待ち望んだパートナーです。(p.177)
 「傷つけるのが怖い」を理由に、恋愛未満を順守している人々が、これを読んだら、恋愛をする気になるかも。
 言霊サドがこれを読んだら、ターボがかかって“刺しまくり”になっちゃうかもね。
 本来、パートナーシップは、現実を共有し合いながらお互いの違った視点や感性を分かち合う事で、自分自身の気づかなかった力や才能、性質、あるいは深い傷などに気づくチャンスを与えあう関係です。
 それが一番の醍醐味なのです。
 あなたが、自分の奥底に押し込んでしまったもう一つの自分の性質や価値観に
「気づくべきときがきたよ、その性質を再び活かさなければ、より豊かな人生を切り開くことができないんだよ」
 とパートナーを通してあなた自身のスピリットが教えてくれているのです。(p.178)
 自分自身を知るために・・・聖なる恋愛。
 ひいては、魂の気づきを得るための・・・聖なる恋愛。

 

 

【長続きしないパターン】
「どーして私の恋愛は長続きしないんでしょう」
 これは、本当に多い質問です。・・・(中略)・・・。
 いろいろ考えられると思いますが、共通して言えることは、「他力本願」「受身」「人のせい人生」など・・・自分が全ての現実をつくっているということを忘れてしまっている状態です。
 長続きしないほとんどの理由は。あなたが女性性エネルギーを上手く使えない状態にあるか、お互いの関係が上手くいかなくなったときに「辛いから逃げよう」と、現実から逃避してしまうからです。
 心当たりのある方は、比較的簡単に変えることができますが、ない方は、いつも同じ行動パターンになってしまいます。(p.193-194)
 恋愛に限らず、「根源的な問題を抱えているから、長続きしない」、というパターンもあると書かれている。
 まずは、自分が生きていることを素直に喜んでいるでしょうか?
 この点をチェックしてみてください。
 これは恋愛に限らず、すべてのことが続けられない人の根本的トラウマとしては多いものです。自分が地球で人間なんてやっているのは許せないとか、ショックだとかいうトラウマです。このトラウマを持つと、いつも自分を被害者にしてしまいます。(p.194)
 例えば、パートナーの転勤だとか、浮気だとかの理由で一人になったとしても、
 本当は、運命や宿命や相手が悪いのではなく、信じがたいかもしれませんが、自分が幸せになることが怖いのです。(p.195)
 この地球で生きることなんて、嬉しいわけないじゃん、とチャンちゃんは思う。
 そもそも、人は本当に“幸せになるために生まれてきたのだろうか?” という問いに対して、人生の目的は「幸せになること」と言っている人の方が圧倒的に多いけれど、下記の著者のように、「そうではない」という見解を持っている人も決して少なくない。
   《参照》   『霊止乃道』 内海康満 (たま出版) 《前編》
            【人生の目的】

 故に、「幸せになることが怖い」というよりは、「人生で幸せになることって、必要?」と思うのだけれど、心の奥底で、「幸せなしで、大丈夫?」と思う気持ちが寂滅しているのではない。
 「求道」という視点でいうなら、
 この世的な幸せに満たされてしまって、求道的な向上が絶えてしまう人。
 求道的な向上を目指しながら、この世的な幸せが得られぬまま、目的も達成できていない人。
 この二つのパターンが殆どである。
「幸せを求めるのか」それとも「向上を求めるのか」は、截然と区別できるものではなく、要は、表現の向きが違っているだけで、目指すところは明らかに同じはずである。つまり、いずれかが正しくていずれかが間違っているのではない。自分自身が、擦り切れてしまわないように、二つを交互に使い分ければいいのだろう。

 

 

【恋愛の優先順位を上げよう】
 恋愛はあらゆる人間関係の基本です。だから、この関係をマスターすることができれば、それ以外の人間関係も全て上手くいくはずです。
 なのに、この最も重要な恋愛を、「たいした問題じゃない」と何かの犠牲にしてしまうようなプログラムがあるのです。
 恋愛=色恋沙汰=浮ついている、SEX=不浄というプログラムが多く、恋愛が持つ本来の重要性に気づいていないのでしょう。
 これが社会意識の恐るべきプログラムです。
 社会意識というのは、多くの人にとって疑うこともなく当たり前に信じられている常識的概念です。たとえば、努力すべきである、男は強くなくてはいけない、女は気が利かないといけないなど、挙げていったら切りなくたくさんあります。
 中でも特に「責任」というプログラムは、皆さんを非常に不自由な状態にして、幸福から遠ざけている代物です。(p.234-235)
   《参照》   『タオ・コード』 千賀一生 (徳間書店) 《後編》
            【 「無欲以觀其妙」 : 観念的性欲なき性行為 】

 

 

【人間の意識活動に多大な影響を与えている地球の周波数の変化】
 私たちが地球から受ける影響は、気象や天変地異などの目に見える現象ばかりではありません。一番ダイレクトに受けるのは、実は地球の周波数、つまりエネルギーの状態なのです。
 地球は長い間、ほぼ一定の周波数のエネルギーを保ってきました。
 ところが、1983年頃から急激にこの周波数が上昇し始めています。そしてこれは、人間の意識活動に多大な影響を与えます。(p.239)
 このことが分かっていて本を著しているのでないなら、正直なところ読む価値のない本といえるだろう。ただ、そのことを知らないとしても、誰もが地球の周波数変動を無意識でキャッチしているから、そのような内容が込められている著作は勿論ある。
 現在の地球が遭遇している状態を知っていて、それを踏まえて著している人々は、扇動しているのではなく先導している叡智ある人々なのである。
 遠くない未来に、地球は、大きく変貌するだろう。
 

 

【神聖な領域を持って生きる存在】
 スピ恋愛に取り組むときに陥りやすい落とし穴として、スピ恋愛の相手とは必ず分かり合えるとか、全てを共有し合えるはずだと思いこんでしまうケースがよくあります。
 むごい言い方かもしれませんが、お互いを知れば知るほど。逆にお互いの踏み込むべきではない深遠な領域を見ることになるでしょう。
 そうなったときに孤独感や疎外感を感じるでしょう、
 でもここで、この孤独感から逃げようとしてしまうと本来の目的には到達できません。
 お互いに神聖な領域を持って生きている存在であり、それがどんなに美しい宇宙の計画であるかということを理解できる自分に育てていくことが、むしろ本来の目的です。
 そして、このことが理解できるようになると、不思議と相手との分離感がなくなり、孤独感や疎外感などの感覚からは永久に解放されます。 (p.258)
 チャンちゃんは、「分かり合える」という期待なんて、生まれてこの方、持ったことがないけれど、それは「神聖な領域を持って生きる存在だから」ということをきちんと認識していたからではない。ただ、アレキシス・カレルの著作ではないけれど、『人間 ―― この未知なるもの』 としての深遠さを前に、「分かり合える訳がない」と最初から分かっていただけである。
 そもそも、「神聖な領域を持って生きている存在」ならば、根源的に“ひとり”を尊ぶ気風があるはずであり、それは言霊的には、“火の鳥”に通ずるだろう。同胞として共に過ごすのであるならよし。そうでないから煩わしいだけである。
   《参照》   日本文化講座⑧ 【 武士道 】
            『 武士道は不死鳥である 』

 周波数が上がりつつある地球に連動して、人間の周波数も、宇宙の周波数に調和することができれば、恋愛を通じたSEXというエネルギー行為も、強いて必要ではなくなるのではないだろうかと思うことがある。
   《参照》   『宇宙戦争 ソリトンの鍵』 光悠白峰 (明窓出版) 《後編》
             【魂が成熟していなければ、結婚してはいけません】

 ただ、地球に生まれてきたということは、わざわざ肉体を持ってこの物質過程の世界を生きることを選んだということなのだろうから、肉体を介したエネルギーの交流が思わぬ効果を発揮する可能性は否定できない。

 

 

【光への道「叡智の旅」】
 誰にとっても、最も満たされた幸福感を得ることができるのは、今世で自分の本質をいかんなく表現しているときです。
「自分にとっての幸福は何だろう?」
「自分が求めているのはどんなことだろう?」
 と考えてみること、感じてみることは、自分の今世の目的やテーマを見つけていく作業です。

 ただ、自分に夢をいだかせるというだけで、人間の脳はその機能を徐々に開こうとします。
 そして、全てのボディーはそれに合わせてどんどんエネルギーの振動数を上げ始めます。
 これが光への道「叡智の旅」なのです。
 真の「81(幸福)」は絶対的な世界にしかありません。
 誰かと比べて何かに恵まれているということでも、何かが優れているということでもありません。
 だからこそ、今世の目的を見つける作業は、純粋に自分自身に向きあうことを要するのです。
 これを助け合い、その道を容易に進めるようにサポートし合えるのが、スピ恋愛の効果です。

 あなたがこの本に出会い、スピ恋愛を知ったのは、きっとあなたの魂やスピリットがパートナーを用意しているからでしょう。(p.259-260)

 

 

【「81」】
 この本を手にとってくださった皆さんは、本来「81」の示す光を放つ存在です。
 実は、皆さんはこの本を通して、私と共に執筆してくれた、「81」の聖数パワーを持つ、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)という女神と出会ったのです。(p.261)
 「い・ち・き・し・ま」= 5+20+10+15+31 =「81」
 「81」と「言霊と数霊の変換表」に関しては、下記リンクを。
    《参照》   『数霊に秘められた宇宙の叡智』 深田剛史・はせくらみゆき (徳間書店)
              【国番号81】
              【人間の本質を示す81】


 

<了>
 
 

  サアラ (Masako)著の読書記録

     『光と闇 二元の統合』

     『覚醒への道』

     『聖なる恋愛コード81』

     『空なる叡智へ』

     『世界支配者vsライトワーカー』

     『宇宙パラレルワールドの超しくみ』

     『アセンションの超しくみ』