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 You-Tubeの動画でアセンションのことを語っている人々は何人もいるけれど、その中でも「なぜかキーシャには惹かれてしまう」という日本人はいっぱいいるのではないだろうか。
 いくつもある動画の中で簡略に語られているキーシャの生い立ちや考え方や実践してきたことが、この本には詳しく書かれている。ちょっと意外だったのは、キーシャ自身、あ・ま・り・に・も・過酷な家庭環境の中で育ってきたのだということ。
 第3章には、迫り来る地球大変容のビジョンも描かれている。2013年5月初版。
 キーシャについては、この本の訳者であるサアラさんの下記著作内に書かれている。
     《参照》   『宇宙パラレルワールドの超しくみ』 サアラ (ヒカルランド) 《後編》
               【「叡智の伝承者」という12使徒たち】

 

 

【見えないものや説明しがたいものに、心を開き、感じることが大切】
 合理性優先のハイテク社会に生きる現代人にとって、非常に難しい課題ですが、私たちはもう一度、自分の感覚や直感や想像力を信じなければなりません。その力によってこそ、地球上の生きとし生けるものたちとつながることができるのです。
 母なる地球との正しい関係をとりもどすためには、自分の感覚を信じなければなりません。見えないものや説明しがたいものに心を開き、もう一度、感じること。それができれば、動物たちのほうから、「待っていました!」と言わんばかりに手を差し伸べてくれるでしょう。そのとき、わたしたちは、自分がどれほど大きくて豊かな家族の一員であるかを思い出すのです。(p.47-48)
 第1章には、酷い大人たちから逃れて、自然の中で動物たちと過ごしていた子供時代のことが描かれている。その中でも、キーシャの胸の中に飛び込んできたミミズクの最後の様子を読んだら、涙が出てしまうだろう。

 

 

【愛情と敬意】
 生き物に語りかけたければ、あなたも自分の心とつながればいいのです。自分の気持ちに素直になって、相手に何を伝えたいのかを感じてみてください。動物も昆虫もあなたや私とたいしてちがいありません。多くの人間は、生き物に対する自分の振る舞いや感情に無頓着すぎます。・・・中略・・・生き物と付き合うには愛情と尊敬の念が必要なのです。(p.121)
 チャンちゃんがシケ桃に対して、「毛むくじゃらであることをいつも愛して尊敬しているよと」言ったとしても、多分、そこそこ愛していることは認めているだろうけど、本当はぜんぜん尊敬なんかしていないことはキッチリばれてしまう。
 シケ桃は犬なのに運動神経はいまいちで、ジャンプして後ろ足が目的地点まで届かないというようなことをしばしば見ているからゲラゲラ笑ってしまうのだけれど、ちゃんと跳べたとき「かっこい~~い。すご~~い」と拍手してあげると確かにご機嫌である。こんなことで敬意を示してあげないかぎり他に敬意を示せるところがない。でも、それじゃあなんだから、明日からは、丁寧語で話すことで敬意を示してあげよう。そういえばシケ桃っていう呼び方自体、敬意に欠けているよね。桃太郎君にしよう。
   《参照》   『日本の個性』 八木秀次 (育鵬社) 《後編》
              【敬語は、「和」と「愛」の精神の表れ】

 

 

【植物にも愛を】
 ロシアでは『響き渡るシベリア杉』というシリーズ本が出版されています。その1冊に登場するアナスタシアという驚くべき女性は、自分の体内に必要な植物を育てるために、土と種にみずからのDNAを刻印する方法を語っています。はだしで土の上を歩き、種を口に含んでから播くことで、自分の汗と唾液から細胞に関する情報を種に吸収させます。すると、情報を組み込まれた種は、その人のニーズに合わせて成長するのです。
 この技術は私がこれまで受け取ってきた情報とも一致しています。植物、とりわけ私たちの滋養になる植物には、心を込めて接しなければなりません。草木にも魂があり、私たちの役に立とうとしているからです。こちらのポジティブな感情にも、ネガティブな感情にも植物は感応します。(p.369-370)

 

 

【誰かを愛し、誰かの愛を受け取ることは、生きる力に変わります】
 あの日の苦い経験から私は学びました。生きているのがつらいときは、誰かのためにいきてみること、そして自分がどれほど必要とされているかに気づけば、自分も救われるのだということです。誰かを愛し、誰かの愛を受け取ることは、生きる力に変わります。(p.102)
 親族の大人たちに虐待されるというような、余りにもひどい人間世界の中で、キーシャの弟たちは障害者だったという。キーシャを必要としていたのは、そんな弟たちだった。
 精霊は「障がい者とは、人類の進化に必要な高い波動を維持するためにやってきたライトビーイング(光の存在)であり、正体を見破られる心配も、行方を捜索される心配もない場所を選んで生まれてきたのだ」と言います。かりそめの姿で、彼らは私たちには想像もできないほどこの地球に貢献しているのだそうです。
 ・・・中略・・・知的障がい者もまた、ちょうどクジラやイルカがそうであるように、この星の波動を高く保つために宇宙の別の場所からやってきたのです。(p.254)
 障害者で、高次な魂をもつ子供として、7,8年前まで多くの著作が出回っていた 日木流奈くんの例がある。
 キーシャのように高度な霊的資質を身に着けている人々に共通しているのは、たいそう過酷な幼年期を過ごしているということ。だからこそ、清らかなものや純粋なものに対する感度が冴えわたるんだろう。
 壮絶な体験やつらい体験は、あなたに大きな宝物をもたらし、人生の壮大な目的を果たすための強さを、今よりいっそう人の心を動かす力を与えてくれるでしょう。・・・中略・・・。
 未来はあなたの選択次第です。家庭や環境に恵まれなくとも、自分のなかの至高の愛と光にそむかず、高い志を持って生きていくのです。・・・中略・・・。
 母なる地球はあなたを必要としています。
 あなたがあなたでいてくれるだけで、この世界に光が灯されるのです! (p.105)

 

 

【傷ついている男性性と女性性】
 みずからを癒さない限り、地球を癒すことはできません。私たちの心の奥深くで男性性と女性性は傷ついているのです。その2つのエネルギーは文明社会の中であまりにも長いあいだバランスを失ってきました。そのために、ほとんどの人間は深く傷ついていながら、そのことに気づいていません。大きく崩れてしまったバランスを元に戻し、傷を癒すことをしない限り、私たち人間はもとより、この星が生き延びることも不可能です。(p.148)
 このような状況は、男尊女卑が徹底していた欧米社会においては、よりひどい状況になっているはずである。
    《参照》   『不幸な少年だったトーマスが書いた本』 フース・コイヤー (あすなろ書房)
 地球がなぜ「男尊女卑の星」になったのかについては、
    《参照》   『宇宙パラレルワールドの超しくみ』 サアラ (ヒカルランド) 《前編》
              【地球における女性性の問題】

 キーシャ自身にとっても、女性性はひどく傷つけられていた。第1のチャクラであるムラダーラ・チャクラが開くとき、幼少期に受けていた性的虐待が、尋常ならざる苦しみとなって感受されていたことが記述されている。裏切りに傷ついている人なら第4のアナハタ・チャクラが詰まってしまっているだろう。心の傷は、それぞれの人の高次化(チャクラ開花)の障害となってしまう。だから、癒しが必要なのである。
 人々のアセンション(進化)にとって、心理的な傷の他に、霊的な穢れも強烈な障害となるらしい。
     《参照》   『生命と宇宙』 関英男 (飛鳥新社)
               【アセンションを妨げる祖先のマイナス意識】

 

 

【水晶を身に着けるように】
 現在、母なる地球の内部では多くのパワフルな水晶が目覚め始めています。それと同時に、水晶の中に封印されていた古代の叡智も目覚めつつあります。ですから、私たち人間も小さな水晶を身に着けなければなりません。水晶は最強の伝導体であり、小さなかけらを首から下げているだけで、地球内部のマスター水晶の中で覚醒しつつある膨大な宇宙エネルギーとつながれるからです。水晶が人のエネルギー・フィールドに働きかけると、その人は宇宙エネルギーを吸収したり、意識を覚醒するために利用したりできるようになります。
 私は、年齢を問わず、できる限り多くの人が小さな曇りのない水晶を身に着けるように、とのメッセージを託されています。(p.248)

 

 

【反重力の原理とピラミッドの役割】
 私は、ピラミッドが音エネルギー振動と反重力技術を使って建てられたとも教えられました。音エネルギー振動は万物の中を8の字を描くように流れています。それが逆向きに流れると反重力が生まれます。スタービーイングの宇宙船もこの反重力技術を応用しているのです。
 さらに、ピラミッドとは、科学者や考古学者が考えるような壮大な墳墓でも権力の象徴でも天文台でもなく、地球上のエネルギーの波動を高く保つために存在しているそうです。ピラミッドの発する高周波の波動が私たちの進化を支えているのです。そのエネルギーの波動は、建設にかかわった他の星系の住人とのつながりを示しています。とくにプレアデス星人とシリウス星人がピラミッド誕生にかかわっているのですが、そのことはいずれ明らかになるでしょう。(p.316)
 出口王仁三郎さんの仕組みを継承している(?)といわれている深見東州先生は、2001年の年末、エジプトに行き、封印されていたピラミッド・エネルギーを解除し、数か月後には、日本で、富士山とピラミッドを繋ぐ「8の字」神事を行っていた。その時以来、次元の扉を繋いで、世界中どこででもピラミッドのエネルギーを活用することができるようになっているらしい。
 今この時代、地球に強く関与しているシリウスやプレアデスをキーにしてこの読書記録内を検索すれば、テンコ盛りヒットするけれど、暇な人はそれらを全部読んでみればいろんなことが分かるだろう。ひとつだけリンク。
   《参照》   『ネオスピリチュアルアセンション』 エハン・デラヴィ/中山康直/白峰由鵬/澤野大樹 (明窓出版)
              【シリウスの太陽周期】