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 本を読まないようにしようと思いつつ、立ち寄ってしまった古書店で見つけた活字の大きなこの著作。『・・・思考が停止・・・』という左脳を起動させなさそうなタイトルならと思いつつ、ついつい購入してしまった。「光の源の大計画」と題されたこのシリーズ本は、現在 Part1~4 まで出ているらしいけれど、古書店にあったのは、この Part2 と Part3 の2冊。2012年11月初版。

 

【地球が 変わって来ている】
 今までと 地球の様子が違う 何か 変わっている
 三次元の地球に住む 私も そして 個人も 国家も 人類も 地球も 太陽も 天体も ・・・
 皆 何か おかしい・・・ 何か・・・ それは・・・
 光の源の大計画によって 地球が 光と化しているからです。
 この事実を 今 知った皆さんは 光の地球を
 受け入れるか 否かではなく どう対応するかのみです  (p.30-31)
 本文の最初に記述されている内容。
 「今までと 地球の様子が違う」のは、誰もが感じているだろう。
 テレビで報道される国内外で起きている自然災害の様子や、インターネットで確認できる世界中の異常な事態は言うまでもなく、近年は、昼夜を問わず空の様子が根本的に変化している。地球のみならず太陽系全体が特殊な空間に入ることで、宇宙線の状況が変わり地球の空の輝度が増していることは、アセンション系の著作に書かれていることだけれど、実際にその通りの事象が生じているのである。
 地球の輝度が増している現在、人間の魂の輝度も増さない限り、つまり闇を抱えたままの状態では、人であれ組織であれ国家であれ、存続が危ぶまれる状態に直面するのだろう。

 

 

【特に深い闇:宗教】
 あらゆる 既成を取り除き 真っ新な白紙の心になるのです。
 そこには 光へ向かう 熱き思いを阻む 大小の障害が 大闇 小闇として待ち受け
 足元を掬われます。
 その中でも特に深い闇 それは 地上に蔓延る 宗教に捉われている人々の闇です。
 光の地球は 光でないものを 光と信じ込まされている者達をも 光で照らし
 光へと引き上げて行くのです。  (p.48-49)
 そもそも「裁きの神」という概念は、「闇の支配者」達が人類を陥れるために作ったものである。人類は、「裁く・裁かれる」という二元性思考の外に出なければならない時に来ている。
    《参照》   『タオの法則』 千賀一生 (ヒカルランド) 《後編》
              【二元性の轍を出る】

 「裁きの神」という概念は、特に中東起源の宗教思想の根本にあるものだけれど、宗教がもたらす意識の排他性は洋の東西を問わないだろう。大抵の人々は、自分が属する宗教(教団)のドグマに合うかどうかが、常に思考の起点となって排除を意図するのである。この愚かしさに気づけない。唯一、誤りなき判断基準は、“手前勝手なドグマ”ではなく“光か否か”である。
    《参照》   『ハートの聖なる空間へ』 ドランヴァロ・メルキゼデク (ナチュラルスピリット)
              【光】
 光の地球へ適応する為の、捉われの重い障害の足枷は、地上に蔓延る宗教です。立派な理論体系を編纂し、多くの聖(きよ)い先覚者がその時代に応じて、偉大な教えを残されたことでしょう。
 しかし、有史以来

 光を 垣間見た者は 多し されど 光の道を 歩んだ者は 皆無なり

 この深き 光からの言葉を 刻みましょう。  (p.52-53)

 

 

【自らの決断によります】
 地上に存在する すべての 既存する価値観が 変わります
 国家も 個人も 三次元にある 物質界の あらゆる今までの 既得権益に
 執着する者達にとっては 自らが 光を求める決断をするまで
 多くの試練を超えることでしょう
 地球の光への変容は どんな 高邁な理論を論じても
 もはや 人間界での 選択肢は 光を求めるか 三次元の物質界に留まるか
 個人の自由意思による決断に 委ねられているのです
 誰の 命令も 強制も ありません この日までという期限も ありません
 自らが 今この一瞬 決断するだけです (p.54-55)
 意識し決断することは、パラレルワールド間を移動するための梯子を架け渡ることに相当するだろう。
 地球時間で数十年後、あなたが破局する世界に直面していたのなら、それはあなたが光を求める選択をしなかったから。
    《参照》   『分裂する未来』 坂本政道 (ハート出版) 《後編》
              【パラレル・ワールド】

 

【光の馬】
 次に、太平洋プレートの地震の震源地が浮かんできました。深い深い海底なのに、宇宙空間に浮いているように見えるのです。そこに次々と、三次元の人間が住む物質界の光でない者達が、集まってきては、固まるのがよく見えました。その〈しこり〉のようになった部分の上に、光の馬が一頭立ち、足を踏みならすように、その上でくるくる回りながら、ステップを刻むのです。そして、蹄でそのしこりを蹴散らしていると、その固まった所が少しずつ砕けて、砂のようになり、地球の土地から宇宙空間へと零れ落ちて行きました。最後には、そのしこりのような固まりが消えたのです。それでも、その馬は、そこを立ち去ろうとはせず、〈番〉をするかのように、そこに立ち止まって、足を踏みならし続けていました。
 一回消えても、またそこに、次々と地球上の人間が生み出す思考の闇が、集まって来るのを、防いでいるように感じられてなりませんでした。今でもそこに意識を集中して、知抄の光を注ぐと、確かな感覚として、光の馬のステップのリズムが、心地よく、私には響いてくるのです。(p.110-111)
 光のお馬さん、あんがとね。
 それにしても、光のお馬さんが防いでいるのが「人間が生み出す思考の闇」であることに、注意を払う必要があるだろう。

 

 

【知抄の光】
 救い主、知抄の光は、1996年7月11日に、地上に降臨されています。この地球を光と化す具体的な内容は、時が来るまで、光の源の御意思により伏せられてきました。以来、毎年7月11日を迎える度に、光が増し、より光化へと、人類を光へと誘って、今日を迎えていることが、認識できるまでに地球が変容しております。(p.147)
 たいていのグループは、いずれであれ、勃興の頃はひそやかに育まれるものだろう。強力・盤石とはいえない時期に世に出てしまうと、たいていは潰されてしまう。
 「知抄の光」に則して生きる人々のことを「光人〈ヒカリビト〉」というらしい。
 この本の、最初、「はじめの言葉」は、
 人間とは何か ・・・ それは“本来 光そのものです” (p.1)
 から始まっているのだけれど、アメリカにおいてニール・ドナルド・ウォルシュさんが担っていた役割を、日本国内では、著者さんが、言葉を用いることなくより根源的なやり方で担っていたのかもしれない。ニール・ドナルド・ウォルシュさんは、“光への帰還”という主旨で、下記のような分かりやすい著作を出している。
    《参照》   『神との対話 フォトブック』 ニール・ドナルド・ウォルシュ (サンマーク出版)

 

 

【宇宙の中心として・・・地球を光と化す大計画】
 〈光人〉としての今世での使命遂行は、地球を知抄の光で統一するだけでなく、さらにもっと壮大なスケールで、宇宙的な深い意味のあることを感じました。単なる次元上昇のみでないことが判ります。
 〈大地を受け継ぐもの〉としての使命遂行、必ずやり遂げる誓いを立てるうち、地球の姿が鮮明に浮かび上がってきたのです。地球のすぐ側に光の源の目映い黄金の光があり、地球を照らしており、宇宙全体も昼間のように明るくなっているのです。光化とは、いずれ地球が知抄の光で統一されることにより、宇宙の中心として、地球が輝き始めることを感じました。・・・中略・・・。地球を光と化す大計画は、それくらい、光から見た時は、偉大な光の源の絶対世界の絶対の、揺るぎもない偉大な威力によって、進められていることがはっきりとしています。もはや、人間が、三次元で論じても全く届かない、遥か彼方の垣間見ることも不可能な、至純至高なる光の旅路に、地球はすでに、核から変容して燦然と輝いているのです。(p.159-160)
 アセンションが宇宙規模の事象であることは多くの著作に書かれているから分かっているけれど、地球が宇宙の中心としての役割を持っていることは、あまり書かれていない。
 量子論的な考え方を理解している人々や、多次元宇宙の概念を理解している人々は、普通の人々が持つ“認識の一方向性というような狭さ”を超え出ているだろうから、地球が宇宙の中心であるという表現に違和感はないはず。
    《参照》   『2013:人類が神を見る日』 半田広宣 (徳間書店) 《中編》
              【意識進化とは・・・】
              【思考と愛:力と方向】
              【人間型ゲシュタルトが生むもの】

 宇宙は、認識によって転ずるものであるから、光と化す計画に参加している人々は、おのずとその事実を知るようになるのだろう。

 

 

【日本列島の光化】
 南極には、宇宙の星々、特に地球を見守り、光の仲間としてある〈星友達〉が、集まって来ている気配が鮮明になってきています。
 北極は、磁場が揺れ動き、変動している真っ只中にありました。今も不安定な感じが強く、地球の地軸が、これからさらに変動していくことを感じました。
 日本列島は、南北に長いせいか、この地軸の動きの影響を直に受ける感じがします。ただ、この動きの度に、日本列島自体が、地球からどんどん黄金に輝いて行く様子もはっきりと見て取れ、地下からものすごい黄金の光が放出され、日本列島自体が発光していく様子が鮮明でした。(p.172)
 日本列島は世界の雛型だから、日本列島が発光してゆくということは、世界(地球全体)が発光してゆくことになる。つまり、地球が“光化”されるのは既定の事実。故に“闇化”されたままの人々や組織は、今年あたりからジャンジャン暴かれて、その実態が人々に知らされることになる。「闇の支配者」が経営しているマクドナルドがそのいい例である。
    《参照》   マクドナルド 人肉から人間の歯まで無駄なく使いお客様に提供

 

 

【真の自由と、真の平等】
 地球上で、軍事力に頼り、強権力を今までのように、固持すればするほど、その国は中から衰え、貧しくなっていく様子がはっきりと判りました。物質的な経済の通年も、真の自由と、真の平等と、真の平和をもたらす知抄の光が作動しているので、一人ひとりに相応するように、すべての人々に、自然に与えられるようになって行くのでした。・・・中略・・・。三次元で今まで人間の思考によって決められ、与えられてきた規則や既成概念は、全く通用しなくなります。一人ひとりの本性が、すべて隠しようもなく曝け出され、恥ずかしくなります。必要な物質が地球全土に、平等に分配されて行き渡ることが見て取れます。(p.177-178)
    《参照》   『次元変革と量子跳躍』 フランツ・ヴィンクラー (徳間書店)
              【新時代の様相】

 

 

【東京直下型地震】
 日本政府を中心に、永田町に光を注いだ時、永田町一帯の東京都の地面の下に、何か得体の知れない気配を感じました。蠢くエネルギーのようで、東京直下型地震が、都心の地下で起こることが、本当にあり得ることが、よく判りました。この大難を小難に食い止め、知抄の光で平定して行かねばなりません。(p.193)
 日本は、過去何度も、大難を小難や無難に差し替えて守られてきたのだけれど、それは本書を著している方々などの尽力によるところが大きいのだろう。
    《参照》   『M9.0東京直撃の日』 中丸薫 (あ・うん)
              【4年以内に70%】
 
【脱宗教】
 私が、魂の光輝への道標、〈智超法秘伝〉を学び始めた5年前、〈宗教〉であると、とんだ思い違いされ、主人や両親の猛反対に遭った、あの頃からは考えられない変容です。
 今では、健康に良いと、私の父までもが、毎日〈智超法気功〉の実技の一つである、オーバーシャドウを、熱心に実践している有様です。(p.310)
 「智超法気功」がいかなるものか知らないけれど、光に向かう目的で運営されている本書の組織はまともだろう。近年、日本国内に起こっている新しいスピリチュアルな活動は、必ずや光に向かって平等仕様の「脱宗教」になっているはず。ところが従来のコテコテ宗教は、組織がヒエラルキーで維持されている。それこそが新時代のひな型ではない何よりの証拠である。
 統一教会や創価学会のような、在来の巨大宗教団体などというものは、『日本の魔界』 リチャード・コシミズ (成甲書房) にあるように、「闇の権力」によって支配されている「特に深い闇」であることは明白である。このような団体に属し、なおかつ布教に尽力しているような人々の魂の輝度はいかほどか、確認するまでもないだろう。
 高度にスピリチュアルな人々は、現実界で説明可能な三次元的な営為によって世界を変革するような方法を用いない。高次元だからそんな低次元な手法を用いない。高次元スピリチュアルは先天の世界をフィールドとして世界を救済する。低次元まやかしスピリチュアルは後天の世界(現実界)で金集めや政治活動といった行動をするのみである。

 

 

  知抄・著の読書記録

     『地球人類は光命体になる Part4』

     『新人類の生誕 Part3』

     『人類の思考が停止する日 Part2』

 

<了>